山梨「ほったらかし温泉」とは？日帰りもOK！アクセスや営業時間は？

自然や農産物が豊かな山梨県には、今注目の「ほったらかし温泉」という人気スポットが話題を集めています。ちょっと普通とは違う、富士山や甲府盆地を臨む圧巻の絶景や、ご来光や初日の出をも拝める美しすぎる癒しの温泉なのです。そんな温泉を、山梨の魅力と共にお伝え致します。

山梨県の人口は、およそ88万人です。これは、東京で言えば、世田谷区のおよそ86万人に匹敵する規模です。県庁所在地のある甲府市は、およそ20万人。山梨県の8割ほどは、山や森林ですので、それを考慮すると、人口も多そうですね。

山梨県と言えば、東西南北全てを海抜2,000m級の山に囲まれている絶景のイメージが強い土地です。東は奥秩父山地、西は南アルプス、南にはあの富士山、北には八ヶ岳。山梨県の中心地は、大変広い盆地です。

甲府盆地などの国中地方は、夏は非常に暑く、冬は八ヶ岳からの強い季節風により、非常に寒いという特徴があります。また県境いの八ヶ岳や富士山麓周辺は、とても過ごしやすい涼しい夏なので、避暑地に最適です。その反面、冬場は非常に寒くなります。

夏は暑く冬は寒いという山梨の気候は、果物の農園に最適です。山梨県には、観光用の農園も多いのが特徴です。山梨県が生産量で日本一を誇るのは、誰もが知るブドウ、そしてその他には、モモやスモモもそうなのです。

またあまり知られていない生産量日本一に、ミネラルウォーターもあります。でも言われてみれば納得ですよね。山梨という地は、美しい山々に囲まれた県であり、大変質の良い湧き水が豊富に得られるのです。

また、ミネラルウォーターの消費の多い都市部にも近郊というだけあり、売り上げにも影響するのですね。「サントリー天然水南アルプス」や「富士山のバナジウム天然水」などがよく知られるところです。

山梨では、皆さんもご存知、富士山や富士五湖の周辺は、通年観光客でにぎわっています。アクセスも便利にできています。周辺には、人気の富士山が背景の絶景遊園地「富士急ハイランド」などもあります。「ええじゃないか」や「FUJIYAMA」などの絶叫マシンも世界的に知られています。

実は山梨県には、ぜひ行ってみたい温泉地がいっぱいあります。美しい山々に囲まれた地には、いろいろなタイプの温泉がありますので、こだわりに応じて選んでみるといいでしょう。アクセスも便利で、気軽に日帰りで行ける温泉も多くあります。

露天風呂からの絶景が評判の、日帰り温泉「みたまの湯」です。見晴らしの素晴らしい丘に建ち、ゆっくり浸かりながら遠くを眺めるととても癒されます。八ヶ岳連峰に南アルプスなどなどが一望でき、夜になると甲府盆地の夜景で癒されます。四季を通じて来てみるのも楽しいですよ。営業時間が10:00～23:00というのも嬉しいですね。

住所：山梨県西八代郡市川三郷町大塚2608 電話番号：55-272-2641

増富温泉郷の自然いっぱいの場所にある日帰り温泉「増富の湯」です。山々に囲まれマイナスイオンも豊富。25℃、30℃、35℃、37℃の低温の4種類の温泉を選べます。内臓疾患に好影響を与え、血液の循環も良くしてくれます。営業時間は10:00～19:00あたりですが、時期により変更ありますのでご注意ください。

住所：山梨県北杜市須玉町比志6438 電話番号：551-20-6500

JR中央本線など中心街に近く、アクセスに大変便利な日帰り温泉「瑰泉」。石和温泉駅から5分、一宮御坂ICからは10分という簡単アクセスで人気です。自然の名湯「石和温泉」を利用している温泉です。自律神経を調整し、身体へ栄養分を取り入れたりと、さまざまな医学的効果も期待できます。営業時間が24時間というのも嬉しいですね。

住所：山梨県笛吹市石和町四日市場1679 電話番号：55-262-1830

そんな自然美しい山梨県には、とても人気のある日帰り温泉があります。その名も「ほったらかし温泉」。あの富士山を一望でき、甲府盆地を見下ろせるという、絶景の温泉なのです。山梨県山梨市矢坪にある日帰り温泉施設で、年間なんとおよそ45万人もの人々が訪れるというのだから驚きですね。

所在地：山梨県山梨市矢坪1669-18 電話番号：0553-23-1526

「ほったらかし温泉」だなんて、とてもユニークな名前で、一度聞いたら絶対に忘れません。その由来は、宣伝やサービスなど一切ナシで、勝手にくつろいで温泉に浸って楽しんでもらいたいというところから付けられたと言われています。

別の説として、その昔、山の地主がこの温泉付近を掘っていたところ、温泉が湧いてきたにも関わらずほったらかしにしていたということもあったそうです。本当のところは不明ですが、ゆっくりする温泉では、ほったらかしは非常に嬉しいですよね。

日帰り温泉の「ほったらかし温泉」は、アルカリ性単純温泉ですので、肌の弱い方や小さい子ども、年配の方々にもやさしいお湯です。PH10.1の強アルカリ性温泉温泉ですので、浸かるとその優しい肌触りを感じることでしょう。一度温まると、ずっと体がポカポカという特徴もあります。

「ほったらかし温泉」は、元湯の「こっちの湯」と新湯の「あっちの湯」から成っています。山梨自慢の絶景を美しく眺められる最高のスポットでもあります。

温泉の効能は、神経痛、筋肉痛、関節痛をはじめとして、うちみや痔疾、冷え症などなどです。絶景の地に位置しますので、温泉の湯で体を休めながら、美しい景色で目も癒されることでしょう。日帰りではもったいないくらいの効能と絶景です。

こちら日帰り温泉の「ほったらかし温泉」では、営業時間がとてもユニークにできています。ここでは日の出が絶景のひとつとなっているため、季節ごとに日の出の時刻に合わせて、営業時間も変化します。日の出の絶景を堪能したいのであれば、営業時間に注目してください。

日の出の1時間前からオープンするという嬉しい営業時間システム。12、1、2月のオープンは6:00前後、3月のオープンは5:30前後、4月は4:30前後、5、6、7月は4:00前後、8、9月は4:30前後、10月は5:00前後、11月は5:30前後となっています。早くからの開場ですが、日の出を見る価値は十分にあります。

なお、この日の出時刻に合わせてのオープンに適用される営業時間は、「あっちの湯」です。「あっちの湯」は、眺望がだんとつに素晴らしく、富士山や甲府盆地の絶景を一望しながら、美しい日の出を見ることができます。

「ほったらかし温泉」へのアクセスは、移動手段により、さまざまなアクセス方法があります。電車でのアクセス、車でのアクセスに分けてご紹介します。

JR中央本線「新宿駅」から特急があり、約90分の移動で「山梨市駅」に到着します。そこで下車し、タクシーを利用する方法があります。タクシーでは笛吹川を通過し、「山梨県笛吹川フルーツ公園」や「フルーツパーク富士屋ホテル」などを右手に通過し、「ほったらかし温泉」へ。タクシー料金は、「山梨市駅」からだと片道約2,400円です。

「中央自動車道」の「勝沼IC」を利用してのアクセスは、ICから温泉まで約23分。勝沼バイパスから県道303号線、県道216号線を経由し、「フルーツ公園入り口」の交差点を右折。そこから温泉まではすぐです。

また甲府市方面から温泉へアクセスする場合は、国道20号線を利用します。最速で約30分の道のりです。「広瀬」の信号から左へ入っていき、 国道140号線から「山梨県笛吹川フルーツ公園」を通過し、「ほったらかし温泉」へ。

秩父市内からのアクセスで、国道140号線を利用し、途中「雁坂トンネル」を経由した場合は、約90分で温泉へ到着します。「雁坂トンネル」からは約40分です。国道31号線を通過して「山梨県笛吹川フルーツ公園」方面へ。そこから温泉はすぐです。

「ほったらかし温泉」は、気軽に日帰りできる温泉です。2か所ある浴場は、「あっちの湯」と「こっちの湯」。お好きな方を選んで入浴いただけます。どんな景色や雰囲気を望むかにもよります。

まずは入り口の横にある販売機で入浴券を購入します。2か所ある浴場の1つが大人800円、0歳から小学校6年生までの子どもが400円です。浴場は全て男女別です。受付で入浴券を見せたら、設置されている靴箱に靴を収納して、温泉へ向かいます。

男女別の脱衣所もあり、棚にカゴが付いています。貴重品等は、ロッカー(100円)にしまっておけます。また、ドライヤーなども数個完備されています。そこからは、内湯と露天風呂への入り口につながります。

内湯にも大きな窓があり、富士山を眺められる作りになっています。ただ湯気で見えにくいときもあります。その場合は露天風呂へ行ってくださいね。内風呂には、シャワー、シャンプー、リンス、ボディソープもたくさんあります。身軽に来ることができ、日帰りにはぴったりですね。

「ほったらかし温泉」には、「気まぐれ屋」という売店があり食事が頂けます。温泉後はとてもお腹がすく人が多いので、山梨県の郷土料理である「ほうとう」やソフトクリームなどの軽食を食べることができたら嬉しいですね。また甲府盆地の絶景を眺めながら休めるスペースもあります。

「ほったらかし温泉」では、2種類の温泉から選べますが、元湯であるのが「こっちの湯」です。温泉に行くと、写真のような標識がありますので、ご希望の浴場へ。「こっちの湯」では、木造りのゆったり露天風呂に浸かりながら、富士山が眺められます。

ゆっくりと静かに景色を堪能しながら、気持ちの良いお湯に入りたいというのであれば、「こっちの湯」をおすすめします。年中無休で、季節を問わず営業時間は10：00～22:00です。アルカリ性単純温泉で、神経痛や筋肉痛、うちみ、冷え症などなどの効能があります。

露天風呂は木造りと岩造りです。さらに内風呂は木の香りが一面に漂っています。落ち着きいっぱい漂う雰囲気は、静かな空間を好む人や、日々訪れる地元の人々からも人気です。正面にそびえる富士山に、右方向には兜山、そして甲府盆地を見下ろすことができます。

ご来光や初日の出などの絶景を見たいのなら、「あっちの湯」をおすすめします。太陽が昇ってくる瞬間を拝める感動的なスポットです。しかも気持ちの良い温泉に浸かりながらという、最高の瞬間ですね。また目を疑うような美しい夜景も見事です。

ご来光や初日の出という特典付きの「あっちの湯」は、比較的「こっちの湯」よりも混雑しています。元旦の初日の出は、かなりの混雑を見込んで、前売り券を発売しているようですので、ご希望の人は予め確認をしておきましょう。営業時間は、日の出の1時間前～22:00です。

元湯である「こっちの湯」よりも2倍のサイズで、眺望も倍のスケールです。右のほうを見ると富士山があり、左方向には、大菩薩嶺が。そして甲府盆地を眼下に見渡せる素晴らしい景色です。夜は頭上一面に広がる星空に魅了されるそうです。

絶景スポットとして、山梨県の観光地としても知られるようになった「ほったらかし温泉」です。あまりの素晴らしい景色に、シャッターを押さずにはいられません。そしてSNSやネット、ネディアでもそれは広まっています。みんなの素晴らしい絶景をご紹介します。

一日の始まり、朝の５時。ナイトビューと太陽のうっすらとした光が混ざり合う、希望に満ち溢れた時間帯。もうすぐご来光を拝みます。

ご来光の瞬間は、本当に感動的。目を疑うほどの美しい太陽が、真っ直ぐに温泉に浸かる自分に向かってきます。自然の壮大さ、神秘さを体験してみてください。

吸い込まれてしまいそうな大空。こうして見ると、壮大な山々や富士山までもが小さく感じてしまいます。自然の大きさに圧倒されてしまいそうです。この絶景はいつまでたっても忘れられません。また来たくなってしまう理由が分かりますね。

紅葉シーズンは、温泉の行き帰りも心が弾みます。四季の移り変わりが手に取るように分かる地でもあるのです。

忘れてはいけない夜景です。甲府盆地のナチュラルな輝きが温泉と共に心地いい。一日の疲れを癒しましょう。

「ほったらかし温泉」でゆっくりと休んだら、ぜひ近郊のグルメを堪能してみてください。山梨らしい絶景や、こだわりの食材もいっぱいです。

こだわりの自然の元で育てられた食材「富士山麓牛」、「富士桜ポーク」、「信玄どり」、旬の美味しい野菜や果物もいっぱい使用しています。絶景富士山を眺めながらの、美味しいひと時を過ごせます。和洋折衷、ドリングも豊富です。

住所：山梨県山梨市江曽原1488笛吹川フルーツ公園内くだもの工房3F 電話番号：0553-39-8379

本物の「ほうとう」をいただけるのがコチラ「ほうとう蔵歩成」です。それもそのはず、ここは「ほうとう日本一」のタイトルを獲得したというほうとうの専門店なのです。食材にもこだわり、山梨県産を厳選。とても美味しいと評判も高いです。他にはお酒に合う一品料理や、甲州名物の馬刺し、鳥もつ煮も大人気です。

住所：山梨県山梨市万力1091 電話番号：0553-23-1567

自家農園の美味しい桃をふんだんに使ったカフェです。こんなに多くの桃のメニューはなかなか見ません。緑の多い店内に、山梨の風を感じられるテラス席、子連れにも嬉しい2階のお座敷席もあります。桃が丸ごと入っているパフェや桃のサンドイッチなど、桃ずくしです。

住所：山梨県山梨市正徳寺1131-1 電話番号：0553-22-8899

「ほったらかし温泉」は日帰りでも十分にくつろげ楽しめますが、遠方から来ていたり、山梨県をもっと旅行したいというのであれば、ぜひ温泉周辺で宿泊することもおすすめします。「ほったらかし温泉」周辺の宿泊施設をご紹介します。

「ほったらかし温泉」より6.8kmほどの距離でアクセスできる宿泊施設で、大変評判高いホテルです。「石和温泉駅」より徒歩で行くことも可能という好立地。山梨県では最大の温泉郷にあり、ゆったり広々の大浴場に、岩とヒノキでできた大露天風呂も魅力のひとつです。

宿泊には美味しい料理でもてなしてくれます。甲州ワインビーフ、本鮪、焼肉、旬彩懐石、薬膳、70種類和洋中バイキングなどなどプランに応じてさまざまな料理を堪能できます。近場での宿泊ですと、「ほったらかし温泉」での夜景も急がずにゆっくり楽しめますね。

住所：山梨県笛吹市石和町市部822 電話番号：055-262-2161

「ほったらかし温泉」からは、5.9kmほどのアクセスという好立地な宿泊ホテルです。石和温泉最大級の大岩風呂が宿泊者を魅了します。夏場は暑い山梨で、プールにも浸れることができます。ゆったりできるカフェやバー、スパで大満足です。

和洋中創作バイキングや、料理長がこだわりにこだわる和食会席も堪能できます。揚げたての美味しい天ぷらやステーキも大人気です。リピートする宿泊者が非常に多いのもうなずけます。リゾート気分でクオリティの高い宿泊を!

「ほったらかし温泉」からは8.1kmほどのアクセスである「スパランドホテル内藤」という宿泊施設です。2016年7月にリニューアルオープンしたばかり。リゾート気分の味わえる宿泊施設で、岩盤浴「ロウリュウ」が大人気です。宿泊中にいろいろなお風呂を体験できます。

またリラクゼーションサロンも充実していて、疲れた体を癒してくれます。宿泊中には、本格和食や本格洋食、豊富な種類のワインも堪能できます。居酒屋や大広間もあり、ゆっくりと落ち着いて宿泊できることでしょう。

四方を雄大な山々に囲まれる自然豊かな山梨県。美味しい水や果物、観光地が多いのも納得です。そんな中で近年特に注目を浴びている絶景とくつろぎのスポット「ほったらかし温泉」。早朝から昼間、夜までいつ来てもそれぞれの魅力があり、四季を通じてもその美しさに魅了されることでしょう。