日本の原風景を巡る旅へ！自然溢れる絶景で心をリフレッシュしよう！

日本には、自然があふれる美しい原風景の名所がたくさんあります。美しい景色をながめたり、自然の中に身を置く事で、日々の疲れを癒して心をリフレッシュしませんか？日本各地にある自然あふれる原風景の中から、厳選した7ヶ所をご紹介していきますので、気になる名所があればぜひ、お出かけください。

「原風景」とは、人の心の奥にある、最も古い記憶として残っている風景の事をいいます。実体験に基づくものなので人によって「原風景」はさまざまですが、今回は「日本の原風景」という事で、田畑や茅葺屋根の家など、昔ながらの自然があふれる懐かしい風景をご紹介します。

「五箇山」は、これぞ日本の原風景！といった懐かしい風景が残る富山県の名所で、世界遺産にも登録されていて、四季折々の景色が楽しめます。山あいにある合掌造りの家では現在も人々が住んでいるので、実際に生活しているようすを見る事ができるのが魅力ですが、住民の方の迷惑にならないようマナーを守って巡りましょう。

五箇山では散策以外にも、合掌造りの家での民謡鑑賞、こきりこの踊りやささら編み体験、伝統工芸の和紙作り体験、五箇山豆腐・岩魚などの地の物を食べたりと、さまざまな楽しみ方があります。合掌造りの民宿もあるので、宿泊して合掌造りの家の生活を体験できるのも魅力のひとつです。また、日帰り入浴ができる施設などもあります。

JR新高岡駅または高岡駅から、JR城端線で城端駅下車し、城端駅から五箇山行きバスで40分ほどです。バスの場合はJR高岡駅から世界遺産バスで1時間15分ほどです。車の場合は東海北陸自動車道・五箇山インターから車で2分ほどです。雪景色も魅力ですが、雪道の運転に不慣れな場合はバスがおすすめです。

住所:富山県南砺市菅沼 電話番号:0763-66-2468（五箇山総合案内所）

「美山・かやぶきの里」は京都府南丹市美山町にある、茅葺の民家が残る地域で、国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されています。日本の原風景の名所として人気のスポットとなっています。かやぶき民家の食事処やお土産屋さん、民宿などもあり、自然を満喫しながら散策が楽しめます。

北山型かやぶき民家や農機具などが展示されている「美山民俗資料館」、かやぶき民家で藍染めに関する展示などをしている「ちいさな藍美術館」などがあります。土曜日にはかやぶきの里の周辺を散策する「美山語り部ウォーク」も行われているので、かやぶき民家について知りたい人におすすめです。

電車とバスの場合は、JR園部駅・JR日吉駅・JR和知駅から、南丹市営バスを利用となります。そのほかにも予約制のバスもあります。車の場合は、京都縦貫道・園部インターから約30km（40分ほど）の場所にあります。無料の駐車場完備です。また、駅からタクシーやレンタカーなどを利用する方法もあります。

住所:京都府南丹市美山町北

「大山千枚田」は、千葉県鴨川市にある山の斜面に作られた棚田で、平成11年に日本の棚田百選に選定されました。雨水のみで耕作をおこなっているため、植物だけではなく貴重な生物も見る事ができる、自然が多く残る場所です。東京からもアクセスしやすい事もあり、原風景が見れる人気の絶景スポットとなっています。

大山千枚田では四季折々の絶景が楽しめるだけでなく、田植え体験や大山千枚田の生物を観察する体験プログラムなどもあります。また、棚田がライトアップされる『棚田のあかり』や、ステージイベントやライトアップ、花火の打ち上げなどがある『棚田の夜祭り』も行われているので、イベントに合わせて訪問するのもおすすめです。

電車とバスの場合は、JR安房鴨川駅・東口から市内バス・平塚本郷行き、または金束行きで釜沼バス停で下車し、徒歩20分ほどです。車の場合は、館山道鋸南保田インターから20分ほどの場所にあります。無料の駐車場が20台ほどありますが、イベント開催時などは混雑する場合もあるので、お気を付けください。

住所:千葉県鴨川市平塚540（棚田倶楽部）

「白米千枚田」（しろよねせんまいだ）は、石川県輪島市白米町にある棚田です。日本海に面した1000枚以上の棚田が続く絶景は、日本の棚田百選・国指定文化財名勝に指定されています。また、2011年に日本で初めて世界農業遺産に認定され、日本の原風景を見る事ができる人気の観光名所となっています。

白米千枚田のイルミネーションイベント「あぜのきらめき」は、2万個以上の太陽光発電のLEDが設置される、人気のイベントです。日没とともに点灯し、時間ごとに色が変わるイルミネーションは絶景で、カップルにもおすすめです。寒い時期の夜間に行われるイベントなので、あたたかくしてお出かけください。

電車とバスの場合は、金沢駅から北鉄バス・輪島特急便に2時間ほど乗って輪島ふらっと訪夢へ行き、北鉄バス・町野線に乗り換えて20分ほど乗って白米バス停下車となります。のと鉄道・穴水駅から北鉄バスに30分ほど乗ってで輪島ふらっと訪夢へ行く方法もあります。車の場合は、能登空港インターから40分ほどで、駐車場もあります。

住所:石川県輪島町白米町

岩手県にある「遠野市」は、人々が自然とともに暮らしてきた事から、多くの原風景が残る地となっています。カッパが多く住んでいたといわれる土淵町にある『カッパ淵』、昔ながらの水車小屋『山口の水車』、銀河鉄道の夜のモチーフにもなった『めがね橋』（宮守川橋梁）などがあります。

また、入場料がかかりますが「遠野ふるさと村」という、遠野の昔の集落を再現した施設もあります。緑豊かな自然の中に建てられた茅葺屋根の家や田畑などがあり、昔の暮らしを身近に感じる事ができます。草木染めや陶芸、そば打ち、曲り家での昔話しを聴く体験プログナムなどもあります。

「遠野市」へのアクセスは、電車の場合は、東北新幹線で新花巻駅へ、そこから釜石線で1時間ほど。高速バスの場合は、池袋から岩手交通の遠野・釜石号で8時間30分ほど。車の場合は、遠野インターから10分ほど。飛行機の場合は、いわて花巻空港から、エアポートライナー（要予約）で1時間15分ほどとなります。

住所:岩手県遠野市附馬牛町上附馬牛5-89-1

「JR五能線」は日本海の海沿いと世界自然遺産の白神山地の近くを通る、秋田県・東能代駅と青森県・川部駅を結ぶ人気のローカル線です。全長147.2kmで駅の数は43あり、語りべの実演や津軽三味線の生演奏なども行われています。日本の原風景を車窓からゆっくりと堪能したい人におすすめです。

奇岩や日本海、白神山地の山並みなど車窓からの景色も人気ですが、五能線にはフリーパスがあり、フリーエリア内の普通列車と快速の普通車自由席が乗り降り自由となるので、途中下車をして散策するのもおすすめです。ローカル線ならではの昔ながらの駅舎や、その地の名物・名産品などを楽しむ事ができます。

フリーパスを利用する場合は普通列車と快速列車がおすすめですが、本数が少ないので事前に確認しましょう。電車でゆっくりという場合には『リゾートしらかみ』がおすすめです。秋田駅、または新青森駅からリゾートしらかみに乗れば、五能線を堪能する事ができます。

静岡県と山梨県にまたがる「富士山」は、日本一高いだけあって遠くからでもその姿を見る事ができるので、日本の原風景として心に残っている人も多いのではないでしょうか。飛行機や列車、車や高層ビルなど、さまざまな場所から身近に感じる事ができる日本の原風景として、おすすめのスポットです。

富士山周辺から日本の原風景を堪能したい場合は、料金がかかってしまいますが『西湖いやしの里屋場』からの景色がおすすめです。茅葺屋根の家や水車小屋などがあり、背後の富士山とともにながめると、タイムスリップしたかのような絶景が広がる名所となっています。ほうとうなどがいただける食事処もあります。

住所:山梨県南都留郡富士河口湖町西湖根場

富士山は2つの県にまたがっているので様々なアクセス方法がありますが、ここでは山梨県側の富士山観光の玄関口ともいえる『河口湖』へのアクセスをご紹介します。電車の場合は富士急行線・河口湖駅下車、車の場合は中央自動車道・河口湖インター下車となります。

日本の原風景をご紹介してきましたが、行ってみたい場所はありましたか？ぜひ、自然あふれる絶景や懐かしさを堪能できる名所を巡って、身も心もリフレッシュしてください。ただし、日本の原風景を守るため、その地に暮らしている人の迷惑にならないように気を付けて、楽しく観光しましょう。