日本のへその場所はどこ?兵庫と群馬・岐阜など6都市の名所もご紹介!

2024/01/04

日本のへその場所はどこ?兵庫と群馬・岐阜など6都市の名所もご紹介!

日本の真ん中を指す日本のへそは、全国で20カ所近くもあります。地理的、歴史的、人口重心など、日本の中心の概念はそれぞれ異なるため、例えば兵庫、群馬、岐阜などいろいろな県に日本のへそが存在します。各県ごとの日本のへその定義や、その地域のおすすめ観光スポットをチェックしてみましょう。さまざまな県にある日本のへそはどこも魅力あふれる地域ばかりなので、全国に散らばっている日本のへそについてご紹介いたします。

日本におへそがある?

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日本の真ん中は、身体の中心である「へそ」に例えて「日本のへそ」と呼ばれています。通常、へそは一カ所にしかありませんが、日本のへそは全国各地に散らばっています。

日本のへそと名乗っている地域は一体どこなのか、どういった定義で日本のへそと呼ばれているかなど、気になる日本のへそについて学んでみましょう。

この場所こそ日本のへそ!名所を主張し合う日本のへそたち

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群馬県渋川市、栃木県佐野市、長野県辰野町など、この場所こそが日本のへそだと主張している地域はたくさん存在します。各地域がなぜ日本のへそであると主張しているのか、その理由やおすすめ観光スポットをチェックして、各所の魅力をたくさん発見しましょう。

全国に散らばる日本のへそ

日本のへそをアピールしている地域は全国に多く存在し、それぞれの地域には日本のへそを表すモニュメントや公園などがあります。日本のへそは決して日本列島の中心部分に集中しているわけではなく、バラバラの場所に散らばっているのが特徴です。

へその定義はそれぞれで異なる!

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全国各地に散らばっている日本のへそですが、地域によってそれぞれ異なる定義が存在します。地理的な理由というシンプルな定義から始まり、歴史的、中央値中心、人口重心など定義がいろいろなので、それぞれの定義を調べてみましょう。

へその定義1:地理的にへそ

日本のへその定義の中で、最もわかりやすいのが地理的な理由です。群馬県渋川市は日本の最北端部である北海道の宗谷岬と、南端部の鹿児島県佐多岬を結んだちょうど真ん中に位置しており、地理的な理由で日本のへそだと主張しています。

へその定義2:歴史的にへそ

古くから伝わる歴史も日本のへその定義になっており、偉い人が日本の中心を定めていた時代も存在します。群馬県渋川市では、征夷大将軍の坂上田村麻呂により「ここは日本の中心地である」と決められたエピソードがあります。

へその定義3:人口重心や中央値中心などでへそ

地理的や理由や歴史的な理由以外にも、人口重心や中央値中心を定義として日本のへそを主張している地域も存在します。岐阜県は人口重心、長野県飯田市は中央値中心を理由として日本のへそと呼ばれています。

日本のへそはどこにある①誰も否定できない!群馬県渋川市

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日本列島のちょうど真ん中に位置している

へその町として知られている群馬県渋川市は、日本の北端部である宗谷岬と南端部である佐多岬を結ぶと、ちょうど真ん中に位置しています。

日本列島のど真ん中にあるので、日本のへそとしてとてもわかりやすいです。毎年開催されている「渋川へそ祭り」もチェックしてみてください。

渋川市のおすすめ観光スポット:STRAWBERRY FARM 陽一郎園

STRAWBERRY FARM陽一郎園のいちご狩りでは、さまざまな品種のいちごをお腹いっぱい味わうことができます。章姫、紅ほっぺ、やよいひめ、とちおとめ、ななか、ジューシー、おいCベリーといったいろいろないちごを食べ比べしましょう。

直売所でいちごのお土産を購入することもできます。旅の思い出にマスコットのいちごビートルと、記念撮影をするのがおすすめです。外装はいちごのデコレーション、内装はいちご柄でSNS映え抜群です。

日本のへそはどこにある②どまんなかフェスタ!栃木県佐野市

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2つの線が交わったまさに「どまんなか」の地域

栃木県佐野市では「どまんなかフェスタ」や「どまんなか音頭」など、日本のへそならではのさまざまなイベントが開催されています。

群馬県渋川市は日本最北端である北海道宗谷岬・日本最南端である鹿児島佐多岬を結んだ中央にありますが、佐野市はここに更に日本海側の中心・太平洋側の中心を結ぶ線をプラスします。2つの線が交わった、まさにどまんなかの地域です。

佐野市のおすすめ観光スポット:佐野らーめんミニ博物館

佐野市のご当地グルメである佐野らーめんについて学べる「佐野らーめんミニ博物館」が、佐野駅前交流プラザ「ぱるぽーと」の1階観光案内所にあります。博物館には30店舗の佐野らーめんのフィギュアが展示されており、本物そっくりなつくりです。

各店舗の基本情報、麺やスープの特徴が書かれた資料カードも設置しているので、らーめん選びの参考にしてみてください。いろいろな店の佐野らーめんを食べ比べしてみましょう。

日本のへそはどこにある③物理的な中心地ではウチも負けてない!山梨県韮崎市

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日本列島の最北端と最南端を円で結んだ中心

山梨県韮崎市は、日本列島の最北端・北海道宗谷岬と最南端・鹿児島佐多岬の2点を円で囲んだ中央が、日本の最東端・南鳥島と最西端・与那国島との中心の経度と交差する日本の中心地です。「大草町」にへそがあり、周辺には人気観光地の「わに塚の桜」があります。

甲斐市のおすすめ観光スポット:竜王ラドン温泉

治療に良い湯として知られている竜王ラドン温泉は、血液を綺麗にする効果があるラドン専用装置で発生させた「吸う温泉」が評判です。

ラジウムから生まれる気体であるラドンは、直接血液に吸収されることで中性脂肪やコレステロールなどを綺麗にしてくれます

美肌にも効果があるので、女子旅でもぜひ足を運んでみてください。宿泊施設の「湯―とぴあ」も併設しており、四季折々の食材を使用した美味しい料理が自慢です。

日本のへそはどこにある④日本のへそです大作戦!兵庫県西脇市

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東経135度・北緯35度が交差している日本の中心

日本の中心である東経135度と北緯35度の交差点が存在することから、兵庫県西脇市は日本のへそと言われており、大正12年に「経緯度交差点標柱」を設立しました。

日本のへそ周辺にある「日本へそ公園」には、天文台やプラネタリウムがある「テラ・ドーム」や遊具がありお子さんにも大人気です。

西脇市のおすすめ観光スポット:道の駅 北はりまエコミュージアム

日本のへその道の駅である北はりまエコミュージアムには、地元の特産品が勢ぞろいしています。旬の地場産野菜、兵庫のブランド牛である黒田庄和牛や播州百日どりを使用した弁当、総菜などいろいろな商品をチェックしてみてください。

[line北はりまの旨いもんを気軽に食べられるレストラン「たにし」と地産地消の手づくりオリジナルバーガー店の「ネーブルバーガースターズ」も併設しています。地元の食材を使ったさまざまなグルメをいただきましょう。

日本のへそはどこにある⑤日本の地理的中心ゼロポイントとチコちゃんポイントがある町!長野県辰野町

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日本列島の中心ゼロポイントがある

長野県辰野町には北緯36度00分00秒、東経138度00分00秒の交点があり、日本にあるゼロポイントのまさに中心に位置しています。日本中心のゼロポイントにはウッドデッキがあり、この地の緯度経度が書かれたモニュメントが立っています。

辰野町周辺のおすすめ観光スポット:辰野ほたる童謡公園

明治時代からホタルの名所として知られる松尾峡にある、辰野ほたる童謡公園。この公園には大きな駐車場や公衆トイレ、遊具や芝生広場があるので、年間を通じてお楽しみいただけます。

また、6月上旬から中旬にかけてホタルの乱舞を観賞できます。この時期には町をあげた盛大なほたる祭りが行われるので、ぜひ足を運んでみてください。期間中、公園内は一脚・三脚の使用が禁止となりますのでご注意ください。

日本のへそはどこにある⑥中央値中心の町!長野県飯田市

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人口分布を2等分した中心にある地域

日本列島上の経度と緯度がそれぞれ人口分布を二等分したポイントを、「中央値中心」と呼びます。経度を境にした場合は「東と西」、緯度を境にした場合は「北と南」、それぞれの人口が等しい状態となり、この2つの引いた線が重なる場所が長野県飯田市です。

飯田市のおすすめ観光スポット:飯田市立動物園

ワラビーやペンギンなどの小さな動物を中心とした飯田市立動物園では、ミーアキャットやコンドルといった長野県内で唯一のめずらしい動物にも出会うことができます。

土・日・祝日には動物たちとのふれあいイベントも開催され、動物好きにはたまりません。ほかにも、ペンギンやミーアキャットのごはんタイムを観察できるイベントが人気です。ミニ列車などお子さんが喜ぶ乗り物があり、家族連れにおすすめです。

日本のへそはどこにある番外編・かつて「人口重心」で日本の真ん中だった岐阜県美並村(現・郡上市美並町)

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1980年~2000年の20年間、日本の人口重心だった街

現在の日本の人口重心は岐阜県関市富之保ですが、1980~2000年までは現郡上市である岐阜県美並村が日本の人口重心でした。岐阜県美並村には、1997年地域おこしの一環で「日本まん真ん中センター」が建設されています。

建物全体が世界最大級の日時計になっている日本まん真ん中センター

日本まん真ん中センターは、500人収容の多目的ホール、会議室、図書室などを設けた多目的施設です。人口重心地を表したモニュメントである全高37.3mの世界最大級の日時計に、注目してみてください。

美並町ゆかりの「円空さん」の生涯を、ジオラマや年表で紹介した円空研究センター、住民500余名による手作りの巨大円空像である不動明王像、身近な薬草を植栽し用途や効能について紹介している薬草木園などが見どころです。地域の方にも観光客にもおすすめのスポットです。

日本のへそ候補はまだまだ他にも!隠れ日本のへそを一部紹介

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青森県上北郡

青森県上北郡は、平安時代のお役人の「坂上田村麻呂」が日本の中心であると考えた場所。日本中心と掘った石を置いたことから、日本のへそとしてエントリーされています。約70年前に発見された「日本中央の碑」は現在も保存・公開されています。

長野県上水内郡

日本で最も美しい村を目指す長野県上水内郡にある小川村には、日本のへそならぬ「本州のHESO」という聖地があります。本州の重心であると言われているこちらのスポットには東屋と祭壇があり、かわいらしい神様が祀られています

徳島県三好郡

徳島県三好郡は四国のへそと言われており、三好郡にある池田の町では四国中から集まった手作りの品や美味しいものに出会えます。また、JR土讃線が運行している「四国まんなか千年ものがたり」という列車があります。

熊本県山都町

九州のほぼ真ん中にある熊本県山都町は、九州のへそと称されています。のどかな里山を走行する「 九州おへそロード」は、南阿蘇、上益城エリアを巡るのにとても便利な穴場ルートなので、ドライブにおすすめです。

全国へそのまち協議会はへそとへそを結ぶ団体!

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9市町村が加盟している協議会

へそのまちを表明している全国の市町村が加盟している、全国へそのまち協議会。平成9年8月、渋川市、北海道富良野市、兵庫県西脇市、熊本県蘇陽町の4市町が発起人となり設立しました。現在では、9市町村が全国へそのまち協議会に加盟しています。

災害時相互応援や観光物産展の実施を行っている

全国へそのまち協議会では、災害時相互応援、産業、文化、教育といった交流事業、全国へそのまち観光物産展などさまざまな事業を行っています。

また、日本のへそを活かした地域づくりに関する情報発信を、ホームページやフェイスブックで行っているのでチェックしてみてください。

新しい日本のへそ名所にも期待しよう!

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全国には日本のへそを表明している地域が、たくさんあります。紹介した代表的な地域以外にも日本のへそを表明している地域は多く存在するので、いろいろな日本のへそ名所を調べてみてください。

旅色編集部 おおもり

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記事企画・監修:旅色編集部 おおもり