上海の治安情報！日本人が観光・夜の外出での対策やポイント紹介！

貧富の差が激しい中国ですが、上海は特に貧富の差を感じさせる街です。夜はきらびやかなイメージの反面、犯罪に手を染める人もたくさんいます。危険なポイントを知らないとタクシーに乗るとぼったくられたり、観光地でスリにあったり、夜道を狙われたりします。今回は危険なポイントを紹介しながら、対処方法まで紹介していきます。

上海は中国経済の中心になっており、経済の中心地は世界的にも治安が悪いことで有名です。なので中国の中でも上海は治安が悪いと言っていいのではないでしょうか。観光客を狙った詐欺などが多発しており、スリやキャッチ以外にもたくさんの犯罪が横行しています。特に女性は夜一人で歩くのはかなり危険です。

中国は世界的に見ていったいどれくらい治安が悪いのでしょうか。世界の平和指数ランキングでは124位になっており、下から40番目ぐらいです。他の経済が発展していないアジア地域よりも上海は豊かなのに、そうした国々と同じぐらい治安が悪いのはちょっと危険です。特に繁華街もあるので、夜はとっても賑やかですので。

しかし広東省など、中国で治安が悪いことで有名な地域はまだあるので上海はまあまあといった感じでしょう。広東省などと違って夜でも警察がたくさんいるので、取り締まっている数も多いです。人殺しが起きる確率は10万人に1件ぐらいの確率なので、多くの観光客が訪れる中国では、殺人の被害に遭う確率もなくはないのです。

飛行機で3時間ぐらいで行けるので、やはり日本人の観光客がたくさんいます。旅行に訪れている人がたくさんいるので、必然的に日本人が被害に遭う確率が増えます。また、日本人はスリなどの被害に慣れていないので、日本人観光客が狙われる確率の高いです。日本人観光客だけを狙っている悪い奴もいるので注意が必要です。

有名な被害では、日本人学生が観光に訪れた際に、上海市内の喫茶店でお茶を飲んでいるとぼったくりにあったというものです。お茶を一杯飲んだだけでなんと35000円も請求されたという事例があります。経済が発展している繁華街によくあるパターンの犯罪ですが、中国にはこうしたパターンがよくあるのです。

特に夜が危険です。それも男性の観光客に。座っただけで1万円以上取られるようなクラブや、カラオケが存在します。KTVと呼ばれており、上海に詳しい方なら誰でも知っているような危ないお店です。いわゆる日本でいうカラオケ店のことをKTVといい、女性の接客を受けられるようなお店です。 こうしたケースで被害に遭う男性観光客が多いのです。

治安の悪いスポットがたくさんあります。まずは、東昌路駅や、その周辺。地元の人も狙われることがあるようです。箸などを使ってカバンに箸を突っ込んでスリを行う人がいます。また、上海虹橋国際珍珠城という観光地も、日本観光客などを中心に被害に会いやすいです。ここら辺は夜は気をつけた方が良さそうです。

あとで危ないポイントについて詳しくご紹介していきますが、龍陽路駅などの駅も危険です。駅は観光客がたくさんいるので、目星をつけやすいのです。それから、カウントダウンイベントなどで人気で、夜景の綺麗な外灘などの観光地も治安が悪いことで有名です。やはり観光客が多いエリアが危険なのでしょう。

それと、ここもあとでピックアップしてご紹介しますが、上海火車站も危険です。中心地から少し離れた駅ですが、日本人だけでなく、世界中の観光客が訪れるスポットなので、悪い人も見分けがつきにくく、どこかに潜んでいる場合があるのです。また、南京東路では日本語を使って犯罪をする悪い人も多いようです。

上海だけでなく、世界中で最も被害に遭いやすいのがスリではないでしょうか。スリにあったことがあるという情報はたくさん聞きます。観光地などではそうした情報が飛び交っているので、近づいてはいけないポイントなどがよくわかるのですが、あまり知らないエリアだとスリに遭う可能性は高まります。

スリが起こりやすいポイントは、繁華街や観光地だけでなく、ATMや銀行の近くなどが多いです。海外の場合は路上にいきなりATMがあったりするので(日本もあったりしますが)、近くでスリを狙っている悪い奴がたくさんいます。同時に置き引きなんかもよく起こるので、エコノミーホテルなんかに泊まると従業員に盗まれたりもします。

スリに捕まらないためには、大事なものは服の中に入れておくか、バックパックは背中に背負わないようにするなどの注意が必要です。ポケットが大きなコートなどを着ていると、さえ箸などを使って突っ込まれて、財布や携帯を盗まれることもよくあります。思わぬ方向で スリをしてくるので情報収集をしておくことは大事です。

これも観光地でよくある事例です。シャッターを押してもらっている好きに、スリに遭うというものです。スリの人は相手のスキを狙っているので、自ら観光客を装って、シャッターを押してもらっているスキに、別のグルの仲間が日本人観光客に近づいてポケットを探られてしまったりするのです。

カップルで観光をしている風に見せかけて、シャッターを押してもらっているすきにものを盗んだりする犯罪者もいるので注意が必要です。また、日本語が喋れると言って仲良くなった感じになり、どこに住んでいるのかなどと話をしているうちに、物を盗まれるケースもよくあります。日本語が喋れるからといって危険じゃないわけではないのです。

先ほどの事例のように、日本語がしゃべれるような人も悪い人である可能性があるのです。親切に近づいてきて観光名所を案内してあげるなどという優しそうな人も、犯罪者の可能性は高いのです。また、宿泊場所がないなら自分の家に泊めてあげる、自分のホテルに泊めてあげるというような話も危険です。

観光地ではこうした、優しく近づいてくる犯罪者がたくさんいるのです。先ほどの喫茶店でぼったくりをされた学生も、おそらく優しく営業されて、狙われてしまったのではないでしょうか。観光客を狙って親切に近づいてくる中国人は注意した方がいいです。警戒しすぎて、日本語が喋れる人に不躾にしてしまうのも嫌ですが。

最初の方にご紹介したこちらの駅も危険です。ガイドブックにも乗っているほど有名なところなので、知ってる人も多いでしょう。スリだけでなく、物乞いも多いので、治安の悪いエリアであります。上海駅から長距離列車で訪れた人が多く、そうした疲れた観光客を狙って犯罪を犯す人がいるのです。

バスターミナルなどもあり、そこに並んでいたり、荷物を置いていたりすると盗まれるケースもたくさんあります。近隣では工事が頻繁に行われており、格差の激しいのも原因があるのでしょう。貧富の差が激しいので、身分のよくない人が犯罪に走る場合があるのです。ターミナルでぼけっと立っていると危険なので、注意しましょう。

近くには湖心亭や豫園商城といった観光スポットがたくさんあり、世界中の観光客が訪れるスポットです。こちらもやはりスリや東南の被害に遭うケースが多いようです。先ほど紹介した写真をとって、と言って近づいてくるカップルがいると噂で、写真をとっているスキにやられてしまう事件が多発しています。

また、「旅行者ですか?」と声をかけてくる日本語を使う中国人もいるようです。それからタクシーのぼったくりも有名です。相場などの情報もあらかじめ調べておいたほうがいいでしょう。また、観光地の周辺では、偽物のブランド品を販売しようとする人もいるので、そちらにも注意が必要です。

ホテルも注意すべきポイントです。観光地だけでなく、実は宿泊施設の中も危険な場合があります。治安の悪い所のホテルだと、宿泊客の荷物を盗んだりする従業員がいたりするので、ホテルの中だと言って安心してはいられません。家の中に鍵付きの金庫があっても、金庫の鍵を開けてしまって大事なものを盗む従業員もたくさんいます。

空港でも、ターミナルのスタッフが荷物を盗む事件が世界的に多いですが、日本では考えられないくらい上海でも、ホテルのスタッフが物を盗むケースがたくさんあるのです。ネットなどの情報を集めて、口コミの良いホテルを選ぶようにしましょう。盗まれたことがあるようなホテルは必ずネットに情報があります。

また、ホテルに多いのが、ビジネスマン風の男が近寄ってきて、上海の事を教えてほしいと近づいてくる人です。こうした人は、ある程度上海になれた観光客に近づいてきて、物知り顔に上海を案内しようとする日本人をターゲットにしています。一緒にお茶屋さんに入って自分の知っているお店を儲けさせようとするのです。

クレカも危険ポイントです。上海に旅行する際は、夜だけでなく、昼間も同じくらい犯罪に巻き込まれないように注意する必要があります。上海で多のがスキミングです。スキミングとは、相手のクレジットカードの情報を盗む犯罪です。旅行から帰って、カードの不正利用が発覚した、というケースが多発しています。夜だけでなく、昼間でも起こりうる犯罪です。

こうしたスキミングはホテルで起こることがあります。古い寂れたモーテルなどに宿泊するとスキミングされてしまうことがあるのです。上海だけだでなく、世界的にスキミングの犯罪は増えており、ATMにスキミングの機械がつけられているケースもあったそうです。日本の銀行を使ってもスキミングされる場合があるのです。

スキミングとはクレジットカードの磁気記録情報を盗むもので、情報を盗むためのカードリーダーが販売されており、簡単に変えたりしているのです。近年こうしたスキミングカードリーダーの機械の精度が巧妙になってきて、全く気がつかないまま、少しだけお金を取られている場合もあります。クレカが危険なポイントだとは知らなかったのではないでしょうか。

上海でよくあるのがぼったくりです。世界的にもタクシーに乗るとぼったくりにあうケースがよくありますが、上海は特に多いエリアです。相場がわからない観光客に、知らないうちにお金をぼったくられているケースがたくさんあります。タクシー会社によって料金の相場が違うので、簡単にぼったくられてしまうのです。

ホテルや駅から出てくると、すぐにタクシー運転手が営業してきて、両手を開いて金額を指定してきます。ここですでに平気でとんでもない金額を言ってくる人がいるので注意が必要です。また、メーターに通常の料金が出ているのに、降りるときに割増されるケースがあります。チップのつもりかもしれませんが、ぼったくりです。

上海で犯罪に巻き込まれるのは、犯罪をする人が多いからという理由だけでなく、プライバシーの感覚が低いこともあり。所有関係も曖昧で、人の物を取ることにそれほど悪意があると考えない人もいるのです。日本人とは考え方が全く違うの、日本人的な発想で行くと簡単にぼったくられてしまう可能性があるのです。

自分の身は自分で守るという心構えが必要です。タクシーに乗る際は、必ずその地域の相場を調べておき、適正な値段を提示してくれるタクシー運転手を探しましょう。また、初心者の観光客ぽい感じを出していると、簡単にぼったくられてしまうので、少しくらいは中国語を覚えておくと良いでしょう。

カメラを下げて歩くような人はあんまりないかもしれませんが、身につけているものが高級だとカバンを切られたり、ズボンを切られたりする場合があります。物を盗まなくても、嫌がらせでそういうことをされる場合があるので、なるべく観光に来る時は清楚な格好をしていく方が無難です。旅人風の格好をしていけば、少しは大丈夫です。

海外保険は入りたい人は入った方がいいでしょう。しかし、よく情報を整理しておかないと、必要以上の保証が付いていることがよくあるので、そうした情報を整理するのが結構難しいです。なので、わからなかったら別に入らなくても大丈夫です。どうしても入りたい場合は保険のつくツアーなどに参加するのがいいかもしれません。

保険に入るより、盗難をされた場合どこに行けばいいのかを調べておく必要があります。また、実際にスキミングされたら、どういう風に警察に行けばいいのか情報を収集しておく必要があります。もしかしたら事件が解決する可能性もあるので、盗まれたら盗まれたままにしておく保険よりも、解決する力があった方が役に立ちます。危険は避けたほうがいいですが。

いかがでしたか？危険なポイントはたくさんありました。上海は夜女性が一人で歩くには少し危険ですが、夜も昼もとっても楽しい観光地です。日本人観光客もたくさんいるので、何かあったら助けを求めることもできます。あらかじめ自分の行くエリアくらいは調べておけば、最低限の身を守ることができるので、旅行前に危険ポイントを確認したり、情報収集をしておくといいでしょう。