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笠ヶ岳の登山案内!山荘紹介・日帰りルートやアクセス情報もあり!

笠ヶ岳の登山案内!山荘紹介・日帰りルートやアクセス情報もあり!
投稿日: 2017年11月22日最終更新日: 2020年10月8日

笠ケ岳は岐阜県高山市にある飛騨山脈の山で、中部山岳国立公園内にあり、槍ヶ岳、穂高岳とともに日本百名山に選ばれています。高山盆地から仰ぎ見る北アルプスの山々の中にあって、ひと際均整の取れた優美な姿の山が笠ケ岳です。この山は岐阜県内の最高峰の山でもあります。

笠ケ岳に登ろう見出し

笠ケ岳は岐阜県高山市にある標高2898メートルを誇る飛騨山脈の山で、中部山岳国立公園内にあり、日本百名山及び新・花の百名山に選定されています。また、この山は信仰の山としても有名で、1674年に円空上人によって開山されました。ここでは、そんな岐阜県の笠ケ岳について、登山ルート、山荘、日帰りルート、アクセスなどを中心に紹介します。

岐阜でドライブ!絶景や観光スポットを巡るルート!日帰りもOK! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
岐阜でドライブ!絶景や観光スポットを巡るルート!日帰りもOK! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
岐阜県でドライブをしたいと考えているみなさん。ドライブのルートはお決まりですか?今回は、岐阜県でおすすめしたい、絶景や観光スポットを巡り、日帰りでも行けるルートをご紹介いたします。岐阜の絶景を見て思い出に残る旅にしましょう。

笠ケ岳へのアクセス見出し

笠ケ岳の登山口である新穂高駅までのアクセスは、新宿駅から電車で行く場合、新宿から松本駅まで中央線特急で約2時間半乗り、松本駅から新穂高温泉までは濃飛バスまたはアルピコ交通バスに乗り換え、約2時間半で着きます。新宿から高速バスでアクセスする場合は、バスタ新宿から平湯まで、京王バスまたは濃飛バスで約4時間半、平湯から新穂高温泉までは、濃飛バスで約30分で行けます。

マイカーでアクセスする場合は、東京方面から中央道、長野道で松本インターまで約3時間、松本インターから新穂高温泉まではルート158を通り、安房トンネル経由で約1時間半かかります。登山口に近い駐車場は市営穂高第3駐車場で、登山者用無料駐車場となっています。ただし、混むことがありますので、早めの到着をおすすめします。

笠ケ岳登山前の準備と注意事項見出し

笠ケ岳は標高2898メートルの高山ですので、稜線を長時間歩くことになります。そのため、防風対策や保温対策が必須となります。厚手のものを着用し、ホッカイロ等を携帯することをおすすめします。また、標高差が大きく樹林帯が多いため、気温に合わせて着脱できるような重ね着対応が必要です。高山病や遭難の恐れも考え、日帰りの場合でも薬やチョコレートなどを携帯しましょう。

笠ケ岳開山の歴史見出し

笠ケ岳は1674年に円空上人がこの山を開山し、その後1782年に南裔(なんねい)上人によって、阿弥陀、薬師、不動、大日の4尊の奉納が行なわれました。そして、1823年に、播隆上人により、登山道が開かれ、山頂には小祠が作られ仏像が安置されました。その場所で念仏を唱えていると虹色の輪の中に阿弥陀仏が雲の中から出現したそうです。今で言うブロッケン現象でしょう。

笠ケ岳への登山ルート見出し

山頂への登山ルートは二つあります。一つ目は奥飛騨温泉郷の一番奥にある新穂高温泉を起点に、左俣林道を歩き、笠新道を登るルート、二つ目は、中尾高源口を起点に、鑓見館の裏の登山口を出発し、クリヤ谷に沿って登るルートです。どちらも標高差が大きく健脚者でないと登れない山です。特にクリヤ谷を登ってアクセスするコースは岩がごろごろしており歩き辛いコースです。

笠ケ岳への登山ルート1:笠新道コース

笠新道コースは、多くの登山者が登る一般的なルートです。笠新道登山口近くにあるワサビ小屋に宿泊すれば、翌日のコースタイムを稼ぐことができます。ジグザグの急斜面を登ってゆくと、標高2000メートルの地点から樹林が多くなり、展望が開けます。槍ヶ岳や穂高岳の美しい山容を眺めながらの登山が楽しめます。

笠新道コースは、体力にあまり自身のない登山者も、左俣林道をそのまま登り、鏡平山荘に―泊し、弓折岳から南下して登頂を目指せば、比較的楽に登ることができます。まず、小池新道登山口を通ってわさび平、新穂高方面に進みます。秩父沢出合は、冷たい水が流れ、風が涼しい場所です。ここで休憩を取る人も多いようです。

弓折乗越で双六岳方面と鏡平方面に分かれます。その場所にはベンチがあり、眺めの良い休憩場所となります。笠新道の途中にある杓子平まで登ると、迫力ある岩やお花畑が広がるカール地形の秩父平に着きます。カール上部では、夏頃まで雪渓から流れる清流の水音が響きます。また、この冷たくて美味しい水を飲むこともできます。

その左手奥に笠ケ岳の雄姿が現われます。そして、急坂を辛抱強く登ってゆくと、やがて抜戸岳に出ます。笠新道分岐のある抜戸岳からは、かなり平坦な稜線が続きます。距離的には長くなりますが、鏡平小屋と笠ケ岳山荘に宿泊すれば、二泊三日のゆったりした周回コースを組むことができ、双六岳や弓折岳に登ることもできます。

新穂高温泉から笠新道を登って山頂に着くまでの時間は、およそ6時間ほどを要します。朝、6時に出発すればお昼頃の到着となります。帰りは4時間半ほどで下山できますので、新穂高温泉からの日帰りは何とか可能です。ただ東京からの登山となると、新穂高温泉あたりで一泊しないと日帰りはできません。

笠ケ岳への登山ルート2:クリヤ谷コース

岐阜県にある笠ケ岳への登山で、クリヤ谷を登るコースは標高差が1900メートル以上もある上、たくさんの岩が転がっており、その上を松の根が覆っているため、滑り易く、かなり歩き辛い登山道です。コースタムは約10時間と長く、しかも、途中に山小屋が無いため、体力に自信の無い登山者にはおすすめできません。また、クリヤ谷を4度渡り直す必要があり大変タフなコースです。

クリヤ谷コースを登り、山頂が近付くにつれ視界が広がり、回りの山々が見えてきます。また、近くにある大岩、雷鳥岩が一際目立ちます。笹やハイマツに覆われている場所が多いため、登山道を見失わないようにしなければなりません。山頂直下はガレ場になっており浮石が多いため、十分に注意して歩行する必要があります。日帰りはちょっとむずかしいコースと言えます。

笠ケ岳山頂見出し

岐阜県の笠ケ岳山頂からは360度のパノラマの眺望が広がります。その場所からは、槍や穂高を抱合する北アルプスは勿論、中央アルプス、南アルプスまでをも見渡せます。また、この山の周辺の山稜では、春から夏にかけて豊富な残雪や高山植物を見ることができます。この山頂のすぐ下には笠ケ岳山荘があり、更に5分ほど下ったところには、テント場があります。

笠ケ岳山荘見出し

笠ケ岳山荘は、1932年に、岐阜県の笠ケ岳山頂直下に開業した山小屋で、100人程を収容できます。営業期間は、6月下旬から10月中旬までとなっています。この山荘はかなり混み合いますので事前の予約が必要です。1階にはトイレや売店、食堂があり、居室はすべて2階にあります。また、廊下には本や漫画が数多く並べられており、天候不順時にも退屈しないで過ごすことができます。

笠ケ岳山荘の部屋は2段ベッド式と普通の部屋に分かれています。部屋と言っても何人かが一緒に雑魚寝をするスタイルとなりますが、蒲団は一人に一枚が配られます。更衣室もありますが、開いている部屋に「更衣室」の張り紙をしたものです。夕食は、唐揚げ、魚、野菜、おでんなど、十分満足できるものが用意され、お酒の種類も各種揃っています。

笠ケ岳山荘では、8月中旬頃までは残雪を利用した水場がありますが、それ以降は雨水利用のため、玄関前にある大きな黄色のタンクから水汲みをして利用しています。また、山荘から5分ほど下ったところにあるテント場は、数が25張りほどあり、一人500円でテントを張ることができます。また、テント場下の雪渓が残る場合は、その水を使用することができます。

笠ケ岳・笠新道ルートの山荘見出し

笠ケ岳・笠新道ルートの山荘1:わさび平小屋

わさび平小屋は、新穂高温泉から林道を1時間ほど歩いた場所にあり、笠ケ岳や双六岳への登山口として知られています。収容人数は60名で、テントは30張りです。客室は6畳から10畳の個室があり、食事は喫茶での軽食となりますがカレーやかつ丼などが味わえます。また、お風呂があるため登山者には大変喜ばれており、ここから登山をせず、日帰りで帰る旅行者も増えています。

笠ケ岳・笠新道ルートの山荘2:鏡平山荘

鏡平山荘は標高2300メートルの地点に位置し、笠新道コースの中継点にあります。ここで一泊して疲れを癒せば、翌日の登山は元気良く出発することができます。この山小屋は、7月中旬から10月中旬までオープンしています。食事は、ラーメン、カレー、牛丼、うどんなどがあり、かき氷が名物です。この鏡池に映る逆さ槍ヶ岳と、穂高岳の紅葉は絶景です。

笠ケ岳の麓の温泉見出し

新穂高温泉の新穂高の湯は、奥飛騨温泉郷を代表する絶景露天風呂で、JR高山駅から濃飛バス、新穂高温泉行きに約85分乗り、中尾高原口で下車後、徒歩2分のところにある温浴施設です。この温泉は、脱衣場は男女別となっていますが、混浴露天風呂となっています。この露天風呂では、蒲田(がまだ)川を横手に見ながらのダイナミックな風景が楽しめますし、東京からの日帰りもできます。

笠ケ岳を楽しもう見出し

岐阜県の笠ケ岳は、標高2898メートルの高さを誇る飛騨山脈の山です。北アルプスの山々の中でも、笠のような独特の形をしているため、一目見てすぐ笠ケ岳とわかります。山頂までは、どのコースにしてもかなり厳しい登山となります。ここでは、笠ケ岳の登山ルートやアクセス方法、山荘、日帰りルートなどについて説明してみました。

投稿日: 2017年11月22日最終更新日: 2020年10月8日

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