群馬で食べるもつ煮がおいしい！通販でも楽しめる！行列もできる食堂紹介！

もつ煮といえば、皆さんどういったものを思い浮かべますか？もつ煮込み、どて煮、どて焼きと言った方が親しみ深い方も多いでしょうか。多くの方にとっては、「酒のアテ」「居酒屋の鉄板メニュー」といったところでしょう。たしかに甘辛いこっくり味のもつ煮は、ビールにピッタリです。

だけど群馬ではもつ煮だって立派なメインおかず！どんぶり一杯のもつ煮で白米をかっこむ。そんなもつ煮定食の名店が沢山存在するのです。人気店は毎日行列ができるほどの盛況ぶり。地元の方々はもちろん、遠方からもグルメな客がわざわざ訪れるほどの人気なのです。

群馬といえばもつ煮。もつ煮といえば群馬。なぜこんなに群馬でもつ煮が愛されているのか？群馬は養豚業が盛んで、安価で日持ちのしないもつは地元で消費されていくからだと考えられます。つまり新鮮なもつが内々で大量に出回るのです。またよく入っているこんにゃくも群馬が日本一の名産です。そんな群馬のもつ煮、美味しいに決まっています！

もつ煮の具材ですが、どの部分を使うか特に決まりはないとのこと。つまり、お店の采配によって同じ群馬もつ煮と言ってもいろんな味が楽しめるということ。牛・豚の心臓（ハツ）・肝臓（レバー）・胃（ミノ、ハチノス、センマイ）・小腸・大腸（テッチャン、シマチョウ）あたりがよく使われます。煮込みベースの味も白味噌・赤味噌・辛味噌はたまた醤油ベースとさまざまです。

そんなモツですが、栄養もたっぷり。特にビタミン類が豊富で、ビタミンAは皮膚や粘膜を守ってくれ、ビタミンB群の働きで疲労回復効果も。鉄分や亜鉛も豊富で貧血予防にも効きます。鉄分は精肉では案外摂取しづらいので、これは嬉しいポイントです。そして何よりコラーゲンが豊富。しかも低カロリーで、例えば小腸なら普段食べているバラ肉の約半分のカロリーで抑えられるのです。女性には嬉しいことづくめ！

もつ煮食べたくなってきた。でも群馬のどの辺で食べられるの？その答えは、「名店は群馬中に点在している」です。なのでたとえ車で行こうが、電車で行こうが、どこか近くにお店があるはずです。ただし群馬もつ煮はガッツリ系B級グルメ、トラック運転手達に愛されて発展した店が多いため国道沿いがメイン立地となります。以下で群馬中まんべなく、人気店を紹介します！

まずご紹介するのは、群馬もつ煮不動の人気店「永井食堂」です。”うまい、安い、早い、もつ煮は日本一”というキャッチフレーズに偽りなしとの声が多数。ご覧の通りの行列が連日できる人気店です。なかなかの行列ですが回転も早いですし、並んでも一度は食べてみたいもの。平日午前と夕方は比較的空いているよう。メニューは並んでいる途中で聞かれるので、早めに決めておきましょう。

こちらのもつ煮はこっくり濃いめの味噌味でちょっとスパイシー。にんにく入り。ネギは別添えなのでお好みで。ご飯は大盛り、だけど皆ペロリと平らげてしまうそう！煮込みの具材はモツと、こちらも群馬名産のこんにゃくのみ。これで５９０円は破格です。混んでいる時間帯は、トレイは縦置きでいただきましょう。

そんな美味しいもつ煮、お土産にすることもできます。食堂の隣がお持ち帰り用もつ煮「もつっ子」の売店になっています、なおもつっ子は冷蔵品なので、持ち帰りの際は保冷バッグを用意するのがベター。その場で保冷剤付きの発泡スチロールを購入することも可能です。群馬土産にもつ煮、家族や友達にも是非！

また、お店の前にはなんと自動販売機が！これなら営業時間外でも購入することができます。だたし朝は販売していないのと、夜は売り切れることがあるので要注意。売店よりも比較的自販機の方が空いているので、行列を避けたい方はこちらで購入されるといいでしょう。

車なら、関越自動車道新潟線、赤城ICから15分。電車なら、JR上越線渋川駅から関東交通バスにて20分の暮沢停留所より徒歩4分。（地図上で見ると津久田駅が近いですが、川を迂回する必要があるため歩くと1時間以上掛かりますのでご注意を。）なおもつっ子の売店のみ、世界遺産に登録された富岡製糸場から徒歩5分の所にもあります。

営業時間：平日9:00～18:00(ラストオーダー17:45)、土曜日9:00～15:00、定休日は日曜・祭日。もつっ子の売店のみ日曜・祝日も営業。向かって右側が売店になっており、左側が食堂です。駐車場は広いです。

こちらは少し市街地寄りにある「もつ煮屋日の出食堂」。もつ煮メインの和定食屋さんですが、それ以外のメニューも充実。店内はテーブル席と小上がりの席があります。こちらも群馬もつ煮界で永井食堂の向こうを張る人気店でいつも賑わっており、車で入るのも大変なほど行列ができることもあるとか。

こちらの煮込みは白味噌ベース。赤くて辛そうな見た目に反して意外とマイルドで、ちょっとピリッとする程度です。トロットロに柔らかく煮込まれたもつに臭みは一切なく、くせになる味わい。一緒に添えられる冷ややっこをもつ煮に入れて、ご飯とかっこむのが通だそう！こちらもお持ち帰り用の販売もあります。一袋1kg1080円で約三人前。

車の方は国道17号線の流通交差点を伊勢崎方面へ曲がり、200m。電車の方は新伊勢崎駅から3kmほどあるのでタクシーがおすすめ。営業時間：ランチ10:00~15:00、ディナー17:00~20:00。定休日は日曜日。

廃墟かと見間違うような佇まいですが、バッチリ営業中です。こちらが3軒目にご紹介する群馬もつ煮の知る人ぞ知る名店「越後屋」。「どこの店よりもうまい！」という熱いファンが多いのも特長。ご夫婦で営業なさっていて、味のある接客も愛されています。ご主人は80歳以上の高齢なので、いつまで続けられるかわからないとのこと…。

お席は4台の掘りごたつのみです。畳が敷かれ、まるでおじいちゃんの家に遊びに来たような落ち着く雰囲気。メニュー数はかなりありますが、おすすめはやっぱりもつ煮定食。また肉どうふも絶品だとか。両方ついてくるセットもあります。

こちらの煮込みは玉ねぎが一緒に煮込まれていてやや甘めの優しいお味。よく煮込まれてタレがドロッとしており、口の中でとろけるほどに柔らかいです。こちらもトラック運転手御用達のお店なので、基本的に全てが大盛り。ちなみに漬物も自家製で絶品だとか。食べてみたい方は、ぜひ早いうちに訪れてみてください。

お車の方は国道18号線横川駅付近。電車の方はJR信越本線の終着駅、横川駅より400m弱。営業時間は10:00~18:00。定休日は木曜日です。余談ですが横川駅はこれまた群馬名物「峠の釜飯」でも有名です。

ちょっと車で群馬通りかかるだけ。それでも美味しいもつ煮にありつける場所があるんです。もつ煮が美味しいと、食べログでも高評価を得ているパーキングエリア・サービスエリアが関越自動車道新潟線を中心に存在します！関越道は実は群馬もつ煮の隠れたスポットなのです。

みなかみエリアの関越自動車道新潟線、谷川岳ICより車で1分。通りかかったら絶対に食べる！という方もいるほどの絶品もつ煮込みが楽しめます。もつ煮と田舎そばがセットになって880円。もつ煮は少し甘みのあるスープ。お持ち帰り用のレトルトパックも販売されています。

関越道のもつ煮ならこちらも外せません。上りならもつ煮定食650円。下りならもつ煮丼680円。もつ煮丼は白味噌仕立てのもつ煮が初めからご飯にかかっているスタイルです。たっぷりのネギと紅生姜、つゆだくの猫まんま系もつ煮。こちら乳脂肪分25％の高級ソフトクリームも名物なので、デザートにおすすめです。昭和ICより車で4分。

こちらのもつ煮込みはしっかり辛め！しかも鉄鍋で提供されるので、いつまでも熱々を楽しめます。辛いもの好きな方におすすめです。もつはゴロゴロ大きめにカットされており、そこにたっぷりのネギが入っています。関越道吉井ICより車で13分。

すっかりもつ煮が食べたくなってしまったけれど、群馬は遠すぎる…。という方もご安心ください。先にご紹介しました永井食堂のお持ち帰り用パック「もつっ子」は、なんと通販もできるんです！あの行列に並びたくない方にもおすすめ。公式サイトからインターネット上で注文が可能。

一袋1070円で、3袋から通販可能です。送料は全国一律1000円なので、合計で最低4210円からになります。もつ煮にこの値段は高い…。と思われるかもしれませんが、一袋はたっぷり1kgで約3人前のボリューム。具材ももつとこんにゃくのみなのでコスパ良しです。もつ煮好きのお友達やご家族と分け合いましょう。

パーキングエリアのスナックコーナーなのに異様に美味しい谷川岳PAのもつ煮、こちらも通販が可能です。「い〜もつ煮ドットコム」のサイトからインターネット通販が可能。400gで680円、800gで1328円などサイズのラインナップが豊富。オンライン注文なら5000円以上で送料無料です。

ここまで読まれた方なら、間違いなくもつ煮が食べたくなっているはず。もつ煮のために群馬まで遠征するのもいいかもしれませんよ？人気店の行列に加わってみるもよし、お家でらくらく通販するもよし。ぜひ一度ご賞味ください！