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荒島岳登山のコース・駐車場やテント泊情報も!難易度や所要時間もチェック!

荒島岳登山のコース・駐車場やテント泊情報も!難易度や所要時間もチェック!
投稿日: 2017年12月8日最終更新日: 2020年10月8日

福井県にある荒島岳は夏には新緑、秋には紅葉が楽しめ冬は雪に包まれる景色豊かな山です。トトロの木や、連なる山々が綺麗に見渡せるシャクナゲ平など見どころも満載です。今回は荒島岳のコースや難易度、所要時間、周辺でテント泊ができる場所などまとめてご紹介します。

福井の岳・荒島岳見出し

福井県にある荒島岳はご存知ですか。新緑や紅葉が楽しめるため、登山シーズンには毎年多くの登山客で賑わいを見せる人気の山です。新色や紅葉以外にも見どころがあり、トトロの木と呼ばれる面白い木もあります。麓には駐車場やキャンプ場もあり、テント泊のできる施設もあります。今回は荒島岳の難易度や所要時間、また周辺の駐車場や施設までまとめてご紹介します。

日本百名山の一つ・荒島岳見出し

荒島岳は日本百名山の一つです。山の姿、かたちが美しいことから別名・大野富士とも呼ばれる標高1523メートルの山です。登山コースは複数あるのですが、一番メジャーで距離の長いコースは、傾斜がかなり長く続くため、初心者の方にはすこし体力が必要な山となっています。荒島岳の中にはブナの原生林などがあり、時期よって新緑や紅葉もたっぷりと楽しむことができます。

また見晴らしの良い場所では、石川県と岐阜県にまたがり富士山、立山につづいて日本三名山の一つと言われている白山や、北アルプス連峰などもみたわすことができます。荒島岳の近くにはキャンプ場などもあり、夏の時期などは前日からテント泊などをして登山に備える方も多くいらっしゃいます。では荒島岳の複数ある登山コースを分けてご紹介していきましょう。

荒島岳・一番メジャーな勝原コース見出し

荒島岳の一番メジャーと言われている登山コースが、この勝原(かどはら)コースです。テント泊できるキャンプ場にも近いこのコースは勝原スキー場跡駐車場からスタートします。スキー場の舗装された道を登り、登山口まで登ります。荒島岳の広いブナの原生林、トトロの木、シャクナゲ平を制覇し、途中から別コースと合流、その後「もちがかべ」という急登を超えて山頂を目指すコースです。

今回はメジャーで登山客も多い、勝原コースに焦点をあてますので詳しいコース内容は後ほどご紹介しますが、まず登山口までの道のりが長かったり、素敵な展望が眺められたりといろいろな特徴があります。難易度や登山時間は口コミをみているとかなりばらつきがあり、どれだけ休憩をとるか、また急登で時間を使うかというところで時間差があるようです。

荒島岳・中出コースもあり見出し

荒島岳の登山コース、もう一つは中出(なかんで)コースです。駐車場も用意されている中出集落というところに登山口があります。途中に急登もありますが、勝原コースと比べなだらかな道が長く続くため、地元の人々が一番利用する人気ルートだそうです。コースにある小荒島岳からみえる荒島岳の山頂なども迫力がありとても魅力的だそうです。

難易度は低いようですが、登山時間は勝原コースと同じほどかかるようです。また途中から勝原コースと合流になるため、さきほどお伝えした急登のもちがかべなどは結局登らなければなりません。ただ、勝原コースとの合流地点までは比較的人が少なく静かに登れるようです。中出コースも勝原コースに続いておすすめです。

荒島岳・そのほかのコースもあり見出し

勝原コースと中出コースをご紹介しましたが、そのほかにも荒島岳の登山コースはあります。裏道から登る佐開(さびらき)コースと2012年に新しく作られた新しもやまコースです。佐開コースは急登の階段や日を遮る場所がないところなど、なかなか厳しいコース作りになっており難易度は高めです。ただ開けた樹林帯からは綺麗な展望も眺めることができます。

ただし、台風の影響で土砂崩れを起こしているため残念ながら現在は通行禁止となっています。もうひとつ新しもやまコースは越前下山駅付近から登るコースです。こちらは勝原コースに負けず劣らず急なコースとなっており、健脚向けつまりは足腰が強い方、上級者向けのコースとなっています。難易度も高く、時間も上りは勝原コースより1時間ほど多くかかるようです。

荒島岳・難易度と所要時間は見出し

荒島岳の難易度はどれくらいでしょうか。標高は1523メートルとそこまで高くないようですが、登った方の口コミをみていると思っていたより時間がかかったというものをちらほらと見かけます。というのも、もちがかべなど傾斜が急な道が多く、そこでペースが落ちたり休憩をしたりという理由で予想タイムより時間がかかってしまうようです。

もちがかべ以外にも急な道があります。階段などで道が整えられているのですが、雨など天候が悪い時は足場が悪くなるため難易度が上がります。注意が必要です。所要時間ですが市の観光サイトによると、勝原コースで登り3時間半、下り2時間半となっています。また中出コースはそれぞれ10分ずつ長く記載されています。

親しもやまコースはさすが健脚コースともあって登り4時間40分、下り3時間10分となっています。荒島岳の登山時間はあくまで目安と考えましょう。登山当日の天候、また自身のコンディションを考慮して余裕を持った登山をするようにしましょう。登山が難しそうなことも書きましたが、きちんと登ればきれいな景色も楽しめるとても素敵な山です。

荒島岳・勝原園地でキャンプやテント泊も見出し

荒島岳は車で行くには問題ないのですが、交通の便の都合上、朝早くから登らなければ帰りに苦労することがあるようです。そのためテント泊などで前泊する登山客も多く見かけます。荒島岳の近くにある勝原園地では広い場所でテント泊、キャンプも楽しめます。利用は無料です。キャンプ時期には登山客だけでなくバーベキューやキャンプを楽しむ人たちでも賑わうそうです。

園内はトイレや簡単なベンチのようなものはありますが、お風呂と炊事場はありません。飲み水などは少し離れた場所にある公民館で汲むことができます。キャンプ場内は特に区画もなく好きな場所に設営をしてテント泊できるようです。また近くには川もあり、夏の暑い時期にはそこに降りて水遊びも楽しめます。前泊する際は勝原園地でテント泊もおすすめです。

荒島岳登山・水分に注意見出し

荒島岳ではどのようなことを注意すれば良いでしょうか。まず注意点1つ目は水分です。荒島岳の登山路には途中水場がありません。そのため荒島岳に登り始める前にしっかりと水分を確保しておくことが大切です。夏場は暑く、また冬場においても急登などで登れば汗を掻くことは間違いありません。しっかりと飲み水を用意しておきましょう。テント泊できるキャンプ場で確保もおすすめです。

荒島岳登山・気温に注意見出し

荒島岳登山、注意点2つ目は気温です。登りはじめとなる勝原スキー場跡や頂上付近は日陰が少なくなります。そのため夏場は気温が高くなります。頂上付近は登って体力も消耗している頃なのでしっかりと水分補給などを行い熱中症対策が必要です。また虫も多いので服装にも気をつけましょう。

冬になると今度は雪がかなり積もります。もともとはスキー場も近くにあるため雪が積もりやすい場所と考えられます。雪が降ると滑落のおそれがでてきます。特に傾斜が急な場所は注意が必要です。気温に合わせるのと同時に登山にあった靴や服装を選ぶようにしましょう。

荒島岳最寄り駐車場・勝原スキー場跡見出し

さてここからは勝原コースを中心にご紹介します。まず勝原コースは勝原スキー場跡から始まります。名前のとおりスキー場だったのですが、スキー人口の現象と温暖化での雪の減少もあってスキー場は閉鎖されてしまったようです。いまは駐車場や舗装された道が残っており、荒島岳登山客が集まる場所となっています。駐車場はもちろん利用できます。

スキー場の名残ともいえる舗装された道は歩きやすいといえば歩きやすいのですが、土と違ってコンクリートやアスファルトはクッション性がないため足に響くようです。行きはまだしも帰りはかなりこの舗装された道がきつかったという口コミもちらほら見かけました。駐車場には入山届出書が入った電話ボックスもあります。記帳をするようにしましょう。

荒島岳登山・登山口までが長い見出し

さて荒島岳登山の一つの特徴とも言えるのがこの登山口までの長さです。通常登山口近くの駐車場などはすぐ登山口が見える場所というのが多いのですが、こちらはもとスキー場だったということもあってか、駐車場から荒島岳の登山口までかなり距離があります。舗装された道が終わると、山道のようになりますがまだ登山口ではありません。

長くまっすぐな道を登ります。道には岩もごろごろとあり結構体力を使います。荒島岳の登山口に着く頃にはすっかり勝原スキー場の駐車場や舗装された道は見えなくなっています。ここに登るまで小一時間ほどかかるそうです。まだ登ってもないのに、と心が折れそうになるかもしれませんが頑張りましょう。

荒島岳登山コースポイント1:トトロの木見出し

さて無事登山口に到着したら、次は樹林帯の中を歩いて行きましょう。ブナの木がたくさん生えています。ところどころ陽の光も差し込むので5月などの初夏のシーズンは比較的心地よく登れるでしょう。そしてこのブナ林の中にはトトロの木と呼ばれているブナの木が存在しています。看板も設置されているようなので、よほどのことがない限り見逃すことはないでしょう。

ちなみにトトロの木と名付けたのは一般募集登山の際、登山をしていた女の子だそうです。その子がブナ林や木を見て「トトロの森みたい」といった言葉からつけられたそうです。実はこのブナは樹齢300年を誇る歴史の長い木です。トトロにでてくるような神秘的なブナ林や足元には花も増えてくるので眺め楽しみながら登りましょう。

荒島岳登山コースポイント2:シャクナゲ平見出し

トトロの木があるブナ林を抜け、またひたすらに歩きます。少し歩いたところには「白山ベンチ」という簡易的なベンチが作られており、そこから名前の通り白山を眺めることができます。看板には「白山連峰の素晴らしい展望」と書かれており、天気が良ければ言葉の通り素晴らしい景色を眺めることができます。そこからさらに木の根っこの道や階段を登るとシャクナゲ平に到着です。

シャクナゲ平は他の荒島岳の登山コースとの合流点になります。中出登山口の看板も出ています。またここから荒島岳の山頂だけでなく、小荒島岳も目指すことでき、分岐点となっています。ちなみにシャクナゲ平からも白山や別山を眺めることができます。冬には夏とは視線の高さが変わって感じるほどに雪が積もるようです。

荒島岳登山コースポイント3:小荒島岳見出し

時間や足に余裕のある方は小荒島岳の方にも向かってみてはいかがでしょうか。シャクナゲ平の分岐点からはそこまで時間をかけず数十分ほどで着くことができます。小荒島岳の山頂は360度開けており、荒島岳の山頂を眺めることができます。難易度が少し下がる中出コースを通ると小荒島岳は通りますので、2つとも確実に回りたいという時は中出コースがおすすめです。

荒島岳登山コースポイント4:もちがかべ見出し

では小荒島岳から戻って、荒島岳山頂を目指しましょう。最後の急登が「もちがかべ」です。最初は今までの登りでもあったような階段が続くのですが、だんだんと傾斜が急になっていきます。その証拠に階段には鎖もついており、それをつたって登るようになっています。最後になると本当に登山道なのかと思える道が出てきます。

夏でも十分注意が必要ですが、冬になるとこの道が凍る場合もあります。滑落事故も少なくないそうなので気をつけて登りましょう。傾斜が急なので距離としては短いのですが、登り切るとかなり高い場所にでたように感じます。一番きついですが、もいがかべを越えれば荒島岳の山頂がぐっと近づきます。気を抜かずに頑張って登りきりましょう。

荒島岳登山コースポイント5:荒島岳山頂見出し

一番難所と言われるもちがかべを越えればもう少しで山頂です。少しだけ距離があります。1415メートルに前荒島、1445メートルに中荒島の看板があり、そこを登り切るとやっと荒島岳の山頂です。山の一番見晴らしの良い場所に設置される三角点もあります。ガスで覆われることも多いようですが、天候に恵まれると良い展望を眺めることができます。

荒島岳の山頂からはたくさんの山を眺めることができます。「冬の白山連峰」と書かれた看板や、東西南北4方向に山の説明が書かれた看板もあります。ちなみに遠くには立山や乗鞍岳、御嶽山といった山も眺めることができます。看板を見ながら山々を眺めるとより一層地理がわかり面白いでしょう。景色を楽しんだ後は気をつけて下山しましょう。

荒島岳に登ってみませんか見出し

いかがでしたか。福井県にある荒島岳は日本百名山の一つで季節に応じて綺麗な景色を楽しむことができます。標高はあまり高くないため難易度もそこまでありませんが、急登が多いためしっかりと準備をして登ることが大切です。また近くにはテント泊もできるキャンプ場もあるので前泊して余裕を持って登るのもおすすめです。ぜひ福井県の名山、荒島岳に登ってみませんか。

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国民の幸福度総合評価で1位を取ったことのある福井県(2014年度)。自然にも恵まれた福井県は住民だけでなく観光客にも魅力たっぷりなんです。歴史、伝統、自然と3拍子揃った福井県の観光スポットへ思い出を作りに行きませんか。きっと、心から満足出来る旅が出来ますよ。
投稿日: 2017年12月8日最終更新日: 2020年10月8日

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