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北見ハッカが大人気!ハッカ油に飴など種類も豊富で効能は?お土産に!

北見ハッカが大人気!ハッカ油に飴など種類も豊富で効能は?お土産に!
投稿日: 2017年2月7日最終更新日: 2020年10月7日

北見のお土産として有名なのがハッカ。ハッカ飴などをお土産にもらった経験がある人も多いのでは。実はハッカはすごい力を持った植物なのです。ここでは北見のハッカの効能とそれを利用した製品について調べてみました。お土産選びの参考になれば幸いです。

北見のハッカは有名!見出し

北海道旅行のお土産でハッカ飴をもらったことがある、という方も多いのではないでしょうか。このハッカ飴をはじめとするハッカ製品は北見の特産品として高い評価を得ています。でも、ハッカ商品は飴だけではありません。たくさんの種類の商品が開発されて今日に至っています。

今回は、北見とハッカの深い関係に迫ってみたいと思います。ハッカを使った商品の種類の多さや効能に改めて目を向けてみましょう。

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自然を体験したいという観光地としておすすめなのが北見です。春を迎え咲き誇る花も冬の流氷も、キタキツネなどの野生の動物も、他の土地ではなかなか見る体験ができません。そんな北見を観光するときにおすすめの場所についてまとめてみました。

そもそもハッカって何?見出し

ハッカ(薄荷)とはシソ科ハッカ属の植物のことを言います。狭い意味ではニホンハッカという植物のことですが、一般的にはミント系の植物のことを日本語で「ハッカ」と呼んでいます。

というとなにやら難しく感じますが、みなさんがよく知っているペパーミントやスペアミントのことをまとめてハッカと言うのです。よくガムやハミガキ粉などに含まれている、ハッカの香り、ミントの香りというのがこれに当たります。

ハッカにはメントールが多く含まれていて、爽快感や清涼感がある香りと味を持ちます。そのため、料理やミント茶などの飲み物、薬用酒などの原料として使われます。さらに香りをいかして精油(エッセンシャルオイル)が作られており、食品、ハミガキ粉のほかアロマテラピーなどにも使われています。また薄荷葉は漢方薬でもあります。

植物としては繁殖力が強く、とても育てやすい植物です。ペパーミントやスペアミントはハーブとして種が売られていますので、鉢植えなどで育てたことがある方もいるのではないでしょうか。

北見はハッカの産地なの?見出し

スペアミント、ペパーミントといった名前、ハーブの一種ということから、外国産のものだろう、と思う方も多いのではないでしょうか。なぜ北見とハッカが関係するのか?と思う方もいるかもしれません。

ハッカはもともと江戸時代に岡山県や広島県で換金作物として栽培が始まりました。その後北海道開拓に伴い移住者によって栽培がおこなわれるようになりました。1902年、野附牛村(現在の北見市)で、屯田兵だった伊東伝兵衛らにより、ハッカ栽培が始まりました。ハッカは反収が高かったことから開拓農家に一気に受け入れられるようになります。1939年には世界一の生産量を誇るまでになったと言われます。

しかし第二次世界大戦後、安価な輸入物や合成物が入ってくるようになり、北見のハッカ栽培は衰退します。北見に作られたハッカ工場も閉鎖される憂き目にあいました。しかし近年になり、ハッカの歴史を途絶えさせないという目的と、天然ハッカが見直される気運が高まり、ふたたび製油工場が稼働し、さまざまなハッカ商品が作られるようになっているのです。

北見のハッカの種類は?見出し

現在、北見で作られているハッカは、ニホンハッカといわれるものです。別名ワシュハッカとも呼ばれ、日本の在来種のタイプです。ペパーミント系に属しており、香りの成分であるメントールが多いのが特徴ですが、その中でもニホンハッカは「ハッカ脳」と呼ばれる主成分がハッカ草の中で最も多く含まれます。

ハッカはもともと混種しやすく、世界には600種類以上あると言われます。北見では現在、1982年に命名された「ほくと」などの品種が育てられています。ハッカ油の収油量が多い、改良種です。

ハッカにはどのような効能があるの?見出し

ハッカはハーブとして育てやすいので、育てたことがあるという方もいるかと思います。でも、効能を感じたいならば、やはり精製したハッカ油などを利用するほうがいいでしょう。ハッカの成分であるメントールにはさまざまな効能があります。

抜群の虫よけ効果

特に夏になると、蚊などの虫に悩まされるという方も少なくないと思います。実は虫はハッカの成分が大嫌いで、虫よけ効果が抜群です。蒸留水にハッカ油を数滴たらして作ったハッカスプレーを肌の露出する部分にかけておくと、蚊を防ぐことができますし、ティッシュや脱脂綿などにハッカ油をしみこませて虫が来たら困るところに置くと効果があります。天然成分なので、敏感肌だったり、小さい子どもが近寄る場所に使っても安全なのがいいですね。

強い消臭効果

玄関マットやトイレ、たばこの消臭などにも使えます。ハッカスプレーを一吹きすると爽やかな香りが漂い、すっきりします。

抗菌作用も

ハッカに含まれるメントールには強い抗菌作用もあります。ですから、おしぼりなどに含ませると食事の際に衛生的にもいいですね。特に夏は爽快感とともに抗菌効果が期待できるので、おすすめです。お風呂にハッカ油をたらしても爽快感が味わえます。入浴剤は商品化されているのでそれを使うのもいいでしょう。

眠気覚ましにも安眠にも

眠気覚ましと安眠だと、反対の効果のようにも思えますが、使い方により両方の効果が得られます。枕などにハッカ油をたらすと安眠効果を得ることができます。一方、こめかみに一滴つけると、その清涼感で眠気覚ましの効果があります。ハッカ油は効果が高いので、使用量には注意を。

なんと体の不調にも!

湿布などのスーッとする感触はまさにハッカの効能。肩こりや筋肉痛でつらいとき、お湯にハッカ油を数滴たらして、それにタオルなどを浸して患部にあてると症状がやわらぐと言われます。

また、胃腸の調子を整える効果があるとされています。なんとヒポクラテスの医学書にまで健胃薬、気付け薬として出て来るとか。消化不良など、おなかの調子がすっきりしないときに試してみてもいいでしょう。

北見のハッカで作られるもの見出し

前述したように、ハッカは植物そのものとしてのほか、精製することで「ハッカ油」「ハッカ脳」に加工されます。ハッカを収穫し、乾燥させた後、水蒸気蒸留を行い、ハッカ原油を取りだします。この原油をさらにろ過し、遠心分離にかけることで、結晶と油に分離します。この結晶をさらに脱油し、乾燥させたものが「ハッカ脳(L-メントール)」、油をさらに再蒸留したものが「ハッカ油」となるわけです。これらから多くの種類の製品が製造されています。

ハッカ脳

クリスタルペパーミントと呼ばれ、メントールの結晶です。

ハッカ油

ハッカ油をビンに入れたものです。そのままハンカチなどにつけて香りを楽しんだり、リキュールや紅茶などの飲食物にたらして使うことができます。またお風呂に数滴たらしたり、ハッカスプレーにしてにおいが気になるところなどにも使えます。

コスメ商品

メントールの天然の香りを生かす形で、石鹸、入浴剤のほか、馬油と混ぜたクリームなどが作られています。

食品

ハッカを使った食品として有名なのはハッカ飴です。昭和初期から知られており、現在も砂糖、水飴、ハッカ結晶のみというその時のレシピを守って作っています。程よい清涼感があり、人気の商品です。

また、北海道産大豆にハッカ入りの砂糖でコーティングをした「ハッカ豆」、ミントタブレットの「メンタブ」、ミントティーなどもあります。いずれもハッカ特有のすっきりした味わいが爽快感を与えます。北海道産小麦を100%使ったラングドシャークッキーに、ミントいりのホワイトチョコとセミスイートチョコをはさんだ「メンビス」はお土産にもいいですね。

雑貨類

ハッカをしみこませた楊枝やおしぼりなども作られています。ハッカの爽快感が油物の料理の後に最適とされ、人気が高まっています。

北見のハッカの特徴は?見出し

北見のハッカであるニホンハッカはメントールの含有量が非常に多いのが特徴です。また、10℃以下で結晶化するという性質を持ちます。そのため、外国のハッカは油を直接加工品の原料とするのに対して、ニホンハッカの場合は結晶である「ハッカ脳」を作り出す目的の副産物として「ハッカ油」を作り出すことができる、という利点があります。そのうえ、北海道の厳しい寒さは結晶化の点では有利だったということも言えます。それだけ成分の効能が強いといえるわけです。

北見のおすすめお土産として見出し

北見のお土産としてハッカはとても適しています。なんといっても北見で作られたものであり、天然成分でありながら効能が高いのですから。特にハッカ飴やハッカ油はお土産として人気です。虫よけや消臭のために使うならばミントスプレーの方が使い勝手がいいですが、スプレーのタイプも販売されていますので、手軽なお土産にはおすすめです。

近年では、ハッカを使った商品の種類も増え、選択の幅も広がってきました。メンビスやミントティー、入浴剤などはギフトセットもあります。手軽に楽しめる飴やメンタブなどはちょっとしたお土産にもいいですね。

北見のハッカの注意点見出し

北見のハッカですが、成分が濃くて効能が高いのが特徴です。そのため、ハッカ油を原液のまま使うと、時によっては濃すぎる場合があります。身体に直接つけてももちろん無害ではあるのですが、つけすぎると目が痛くなったり、肌が荒れたりすることがあります。料理などに混ぜる時も入れ過ぎるとハッカの味しかしなくなってしまいます。

もう一つ、ハッカ油を入れる容器ですが、材質によっては腐食が起こって破損することがあります。お土産のハッカ油のビンはそのためにガラスのビンを使っているのです。ガラスなどの種類のものを使うことをおすすめします。

北見のお土産にぜひハッカ製品を!見出し

ハッカ飴にハッカ油、北見のハッカを使った製品は効能が多く、好まれます。北見で作られ、天然成分でできたハッカ製品はお土産としても最適と言えるでしょう。ぜひお気に入りの一品を選んでくださいね。

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投稿日: 2017年2月7日最終更新日: 2020年10月7日

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