サロマ湖の観光＆グルメ特集！人気のスポットを一挙ご紹介！

北海道の道東に位置する巨大な汽水湖「サロマ湖」は、ツーリングやサイクリングでも人気の観光スポット。北海道の大自然がすぐそこにあるサロマ湖では、渡り鳥やキタキツネなどの野生動物にも出会えます。今回は、サロマ湖周辺でおすすめの観光スポットやグルメ情報の他、おすすめの宿からアクセス方法まで、情報満載でお伝えします！

北海道で最も大きな湖「サロマ湖」は、琵琶湖、霞ヶ浦に続いて日本で三番目に大ききな湖です。海水と淡水の混じる汽水湖としては、日本最大規模を誇るサロマ湖は、「サルオマペツが流れ込む湖」という意味のアイヌ語に由来すると言われています。総面積152平方kmの巨大な湖は、海水濃度が高いため、牡蠣やホタテの養殖が盛んです。

サロマ湖は網走国定公園に含まれており、海と湖を隔てる砂嘴は全長25km。サロマ湖の南東にあるキムアネップ岬の付近では、アッケシソウという珍しい植物も群生しています。サロマンブルーと呼ばれる美しい湖の周辺には、ドライブやツーリングにおすすめのスポットがたくさんあります。まずは、人気の観光スポットからご紹介しましょう。

サロマ湖の人気観光スポットは、湧別町の上湧別地区にある「かみゆうべつチューリップ公園」です。開拓民として北海道へ移り住んだ屯田兵たちが拓いた湧別町では、国から支給された無償の土地がありました。サロマ湖周辺は、オランダに類似する気候であったことから、この土地を利用してチューリップの栽培が始まったと言われています。

その後、チューリップ栽培は衰退してしまいますが、町の観光スポットとして、かみゆうべつチューリップ公園が整備され、サロマ湖の遅い春が訪れる5月には、チューリップフェアも開催され、札幌ビールやホタテを味わいつつ、広大な土地に咲く、満開のチューリップを見ることができます。オランダの風車や大きな木靴も人気スポットです。

続いてご紹介するサロマ湖の人気観光スポットは「ワッカ原生花園」です。網走国定公園と北海道遺産にも指定されたこちらの花園では、300種類以上の珍しい海浜植物が群生しています。サンゴ草の別名で有名なアッケシソウの他、ハマナスなどが自生する自然豊かな観光スポットです。また、ワッカ原生花園は、野鳥の繁殖地でもあります。

花の開花時期は、種類によって異なりますが、例年4月から10月頃まで、様々な植物を観察することができます。広い園内は、観光コースがいくつかあり、観光客に人気の馬車「ドリームワッカ」号で回ることもできます。別名「龍宮街道」と呼ばれる花園は、その名の通り、オホーツクの大自然が満喫できるおすすめの観光スポットです。

続いてご紹介するサロマ湖の人気観光スポットは、お子様連れのファミリーにおすすめのスポット。カラフルな観覧車が目印の遊園地「ファミリー愛ランドYOU」。湧別町が町営で運営する遊園地は、1日乗り放題のチケット料金が1600円。観覧車からはサロマ湖の絶景が楽しめます！ミニコースターに乗って親子で絶叫してみましょう。

サロマ湖西岸に位置するこちらの遊園地には、ランドマークの観覧車の他、サイクルモノレールやグレートポセイドン等、18種類の遊具があり、大人から子供まで楽しめる観光スポットです。また、道の駅「愛ランド湧別」も隣接しているので、ホタテや牡蠣などの人気の北海道グルメも満喫できます。グルメも観光にもおすすめのスポットです。

先ほどの遊園地から、オホーツクラインを下っていくと、サロマ湖の南岸ほぼ中央にあるサロマ湖展望台へ到着します。この展望台からは、緑に囲まれた美しいサロマ湖と雄大なオホーツク海を一望できる絶景スポットとしておすすめです。お天気の良い日には、展望台の右手に、世界遺産に登録された知床連山も見渡せます！

展望台には3つの無料の望遠鏡が設置されているので、紅葉の季節には美しい山々や越冬のために飛来する渡り鳥等を観測することもできます。幌岩山（ほろいわやま）の山頂にあり、入り口の分かりにくい林道からアクセスしないといけないので、マイナーな観光スポットではありますが、サロマ湖の大パノラマを満喫できる穴場中の穴場です！

ホタテの養殖地として有名なサロマ湖ですが、湖面が凍る冬の間は、牡蠣を養殖しています。サロマ湖の大自然に育まれた牡蠣は、1年物と2年物があります。牡蠣は水温が低いと成長が遅くなり、本州の牡蠣に比べてサロマ湖の牡蠣はゆっくり育ちます。オホーツク海から流れ込むプランクトンが豊富な海水と、山からの養分も含んでいます。

汽水湖ならではの、いいとこどりの環境で育ったサロマ湖の牡蠣は、コクがあって、旨味が凝縮した牡蠣として人気です。11月から2月の牡蠣シーズンになると、常呂町の「鮨の安さん」や佐呂間町の「そば処ほんだ屋」などでは、季節限定で牡蠣蕎麦がメニューに登場！道の駅では、勤労感謝の日前の週末に牡蠣祭りも開催されるそうです。

「道の駅サロマ湖物産館みのり」で食べられる牡蠣の蒸し焼きは、牡蠣祭り期間中は1トンも用意されるそうです！サロマ湖自慢の新鮮な牡蠣をシンプルに蒸し焼きして、豪快にバケツに盛り付けてくれます。また、この道の駅のちょっと変わった名物グルメには、ホタテソフトクリームもあります。ホタテの塩味が絶妙で美味しいそうです。

サロマ湖で食べたい2つ目のグルメは、北勝水産のホタテバーガー！通常のホタテバーガーは、ホタテ3個にタルタルソース、スライストマトやレタスが入っています。そして、北勝水産おすすめの一品は、数量限定の新商品「ホタテバーガーBIG」。水産卸業者ならではの北海道サイズのでっかいホタテが、どどーんと入っているそうです！

続いて、サロマ湖周辺でホタテづくしのお料理が味わえるのが、「レストハウスところ」。オホーツクライン沿いにあるこちらのお店は、観光客だけでなく、地元の人にも人気のスポット。ホタテの刺身に、ホタテフライ、ホタテ鍋まで、とことんホタテにこだわった定食は、さすが、ホタテ養殖発祥の地、サロマ湖ならではの味わいです。

また、同じく北海道常呂郡佐呂間町にある「レストハウス華湖」では、サロマ湖特産のホタテをたっぷり使ったホタテ丼が味わえます！お店の一押しメニューは、ホタテとイクラがたっぷり載った「華湖丼」、お値段1000円。他にも、ホタテフライの入ったミックスフライカレー等、ホタテグルメが満載です。お土産コーナーもあるようです。

最後にご紹介するサロマ湖周辺で食べたいご当地グルメは、オホーツク北見塩やきそば！サロマ湖に面した北見市で有名なB級グルメです。サロマ湖の名産品「ホタテ」と、北見市の名産品「玉ねぎ」をメイン食材に使用し、塩味にこだわった焼きそばは、町おこしグルメとして誕生しました。焼きそば麺も北海道産の小麦粉を使っています。

オホーツク北見塩焼きそば発祥のレストランで、最も有名なレストランと言えば、ホテル黒部の「シェルブルー」。元祖北見塩焼きそばは、サロマ湖のホタテやたまねぎの他に、アスパラやじゃがいも、そして温泉卵まで、てんこ盛り！これにスープとライスが付いて900円というお値段！サロマ湖まで行ったなら、ぜひ食べて帰りたい一品です。

サロマ湖周辺の道の駅みのりは、サロマ湖にちなんだお土産がたくさん買えるおすすめのスポットです。サロマ湖からは、少し離れた一にあり、湖を見ることはできませんが、お土産を買うために、ぜひ立ち寄って下さい。サロマ湖周辺にある佐呂間町は南瓜の栽培が盛んなので、道の駅の館内にはかぼちゃちなんだお土産も並んでいます。

ホタテを使ったつくだ煮の他、オホーツク海名産のつぶ貝の珍味など、サロマ湖周辺の北海道の名産品が勢ぞろい。また、少し変わったお土産としては、北海しまえびを使ったしまえび醤油や、牡蠣醤油などの調味料も販売されています。お酒のつまみに良さそうなチーズぼっこ等は、冷凍で販売されています。地元のお土産を色々と選べます。

また、ドライブの休憩所として、イートインスペースも充実。先ほどご紹介した名物ホタテソフトクリームの他、テイクアウトにもおすすめの牡蠣の唐揚げの他、道の駅みのり館名物のジューシーな豚丼等も人気です。道の駅みのりの会館時間は、4月中旬から10月中旬が9:00から18:00、それ以外の季節は、9:00から17:00までです。

オホーツク海に面したサロマ湖では、春のキムネアップ岬のワッカ原生花園で、ノビタキやベニシマコなどかわいらしい野鳥を観察することができます。また、秋から冬にかけては、越冬のために白鳥の群れや、凍ったサロマ湖の上に着氷するオジロワシといった猛禽類等、厳しい北海道の自然の中で、たくましく生きる生き物たちと出会えます。

また人気観光スポットとしてご紹介したサロマ湖展望台や、道の駅の周辺の他、ワッカ原生花園でも、野性のキタキツネと出会うことができます。またオホーツクラインを走っていると、夕暮れ時に、エゾジカに遭遇することもあるそうです。運転の際は、飛び出してくる野生動物に十分注意して、安全にドライブを楽しんでください。

サロマ湖の絶景と言えば、巨大な湖に沈んでいく美しい夕焼けです。季節を問わず、お天気に恵まれれば、サロマンブルーを薄墨色に染めていく、息を飲むような絶景を楽しめます。また、サロマ湖周辺に宿泊すれば、冬の澄み切った北海道の空に、満天の星空を見ることができます。自然豊かな北海道ならではの美しい風景を堪能してください。

サロマ湖周辺のおすすめの宿は「船長の家」です。北海道北見市常呂町にある民宿「船長の家」は、オホーツク海とサロマ湖からすぐ近く。テーブルにずらりと並んだオホーツク海のカニやサロマ湖特産の牡蠣を始め、豪華な海鮮料理が人気の宿です。夕食で食べきれなかったカニは、茹でたもの限定でお土産にお持ち帰りもできるそうです！

住所:北海道北見市常呂町字栄浦サロマ湖畔 電話番号:0152-54-1111

サロマ湖観光におすすめのシーズンは、春なら、かみゆうべつチューリップ公園のチューリップが満開になる5月から6月頃がおすすめです。また、サロマ湖周辺で、サンゴ草（アッケシソウ）を見たいなら、紅葉の見頃を迎える9月中旬から9月下旬頃がおすすめです。サンゴ草を見れるスポットは、サロマ湖畔に4ヶ所あります。

サロマ湖の冬の風物詩、牡蠣を食べたいなら、ベストシーズンは、12月から2月になりますが、先ほどご紹介したサロマ湖道の駅の牡蠣祭りに行くなら、11月23日の勤労感謝の日直前の週末が良いでしょう。それ以外にも、双子座流星群のような大型の流星群がやってきたりする時にサロマ湖を訪れれば、たくさんの流れ星を観測できます。

飛行機でのアクセスなら、全国主要都市から、女満別空港または、オホーツク紋別空港へ飛び、そこからレンタカーでサロマ湖を目指します。女満別空港からの所要時間は約1時間ほどで、オホーツク紋別空港からの所要時間は1時間40分です。タクシーもありますが、ドライブしながらのんびりサロマ湖観光するなら、レンタカーがおすすめです。

日本で三番目に大きな湖、サロマ湖の情報はいかがでしたか？北海道には、世界遺産に登録された知床半島など、有名な観光地がたくさんあります。サロマ湖は、少しマイナーな観光地かもしれませんが、人が少ないからこそ、自然も残されており、レストラン等も並ぶ必要もありません。都会の喧騒を離れ、のんびりとした旅をお楽しみ下さい。