大宮八幡宮はパワースポットとしても有名！小さいおじさんは都市伝説？

近頃はパワースポットや御朱印などが話題で、神社仏閣が人気となっています。数ある神社の中で、都心からのアクセスも良く、注目されているのがこちらの大宮八幡宮です。さらに、こちらの｢小さいおじさん｣伝説が都市伝説として、巷で話題になっています。そんな人気スポット、大宮八幡宮をご紹介します。

東京都杉並区にある大宮八幡宮。この大宮の地からは昭和44年、弥生時代末の｢方形周溝墓｣が発掘されました。まさに、この地は古代から聖なる土地だったのです。また、その神域の大きさから｢大宮｣と名付けられたそうです。そんなパワー溢れる場所には、見かけると幸せになれると言われる小さいおじさんのような妖精伝説があるのも頷けます。

御朱印は最近、とても人気があります。神社でそのような物が頂けると知らなかった方も多いのではないでしょうか?御朱印の起源は、寺社へ写経を納めた時の受付印だということですが、江戸時代後期には今のような形で、参詣した証として頂けるようになったそうです。パワースポットの御朱印は、頂くだけでも、ご利益がありそうです。

徳川家康が豊臣秀吉から拝領した江戸。その昔は湿地帯の荒野で、とても栄える土地とは誰も思わなかったようです。しかし、徳川家康は江戸の可能性を見抜いていました。その後、数々の都市開発を経て、世界でも有数の100万都市となったのです。その繁栄の源が、この東京のへそにある大宮八幡宮からも出ていたのかもしれません。

大宮八幡宮は、｢東京のへそ｣と言われるように、東京の真ん中に位置しています。体の中心のへその下の丹田に気が集まるように、中心部分には何かとパワーが集まるようです。そんな土地のパワーが子育てや厄除け、縁結びなどのご利益となっています。また、駅からのアクセスもいいため、人々からの人気を集めているようです。

人気のパワースポット。人が大勢集まるところには、何かと問題が起きることも少なくありません。そんな人々を神様は、全てお見通しです。清浄な気が集まるところは、ますます、清浄になり、その逆も又しかりです。人を押しのけたりといったマナー違反などをしては、本末転倒になってしまいます。礼節をわきまえた行動をしたいものです。

天喜年間、朝廷の命により、奥州で勃発した前九年の役の鎮圧に向かった、源頼義がこの地にさしかかった時、八条の白雲がかかっていました。まるで源氏の旗印である、白旗がたなびいているようだったのです。頼義は喜び、乱を鎮めたのち、この地に神社を祀ることを誓いました。無事、奥州を平定して、大宮八幡宮が建てられました。

日本三大八幡宮の一つである、京都の石清水八幡宮より御分霊を勧請した大宮八幡宮。御祭神は八幡様の神霊である応神天皇、応神天皇の母である神功皇后、父である仲哀天皇です。八幡さまは、日本で稲荷神社に次ぎ二番目に多い神社です。また、天皇家ゆかりの神社である事から、門扉やしめ縄の上などには菊の御紋が飾られてあります。

そもそも、パワースポットとは、地球上の特別な場所のことだそうです。その土地にまつわった、大地のみなぎるパワーを感じて受け取ることが出来る場所です。世界的に有名な場所はエアーズロックや富士山などの自然景勝地、また、古くからの信仰の場所である神社仏閣などが、パワースポットであることが多いです。

正参道を通り、神門に入る手前の茶室の入口に、長寿をもたらすと伝えられる、御神水が湧き出るお社があります。｢広き野に霊の清水のあるところ｣と、明治時代の俳人、阿波野青畝が歌った句碑もあり、広大な武蔵野の地から神聖な水が湧き出ていた様子が、目に浮かぶようです。また、御祈祷してある延命祈祷水を頂くことも出来ます。

東京の中心(ゼロスポット)にある大宮八幡宮は、0=円=縁にちなんで、縁結びの神様でもあります。その象徴がこの御神木の銀杏の木です。神門を抜けると、男銀杏と女銀杏の2本の木が左右に仲良く並んで参拝客を出迎えます。中国が原産である銀杏は、世界古来の樹木です。また、雌雄異株の樹木で男女の性別があります。

銀杏は｢風媒花｣と言われ、ヒノキやスギと同じく、風で花粉を運びます。数キロ離れていても受精することが出来るそうですが、大宮八幡宮の2対の銀杏の木は、遥か昔からつかず離れず生きてきて、理想の夫婦像のようです。この夫婦銀杏のパワーから縁結びのご利益が頂けそうです。

拝殿の左横に鎮座している、こちらの御神木｢共生の木｣。かやの木に犬桜が寄生しています。奇跡的に、古代から共に生き続けているこの木は、｢夫婦銀杏｣と共に縁結び、また、再生のシンボルとして人気です。この奇跡の木が、今の私たちに無言で語りかけているのは、個人、社会、国家が共生出来るという事ではないでしょうか?

拝殿から右側に向かい宝物殿、大宮天満宮を過ぎると、石庭があります。こちらの石は力石と呼ばれ、明治、大正時代に近隣の若者が幸運を願って力を競ったそうです。この石を持ち上げて重いと感じるか、軽いと感じるかで願い事が叶うかどうかを占いました。最大のものは50貫(187KG)もの重さがあります。

南参道側の結婚式場･清涼殿の手前にカエルの形をした大きな石があります。｢幸福撫でがえる｣と呼ばれるこの石は、清涼殿から出ると幸せになれるから。と、名付けられたそうです。幸せな人のパワーが多ければ多いほど、そのご利益のパワーも大きいものです。ここで幸せのオーラも感じられるかもしれません。

御祭神が応神天皇、神功皇后、仲哀天皇の親子三神ということで、縁結び、安産、子育てのご利益があると言われています。ご紹介した様々なパワースポットも、なるほど、縁結びの由来が感じられます。また、八幡さまは武運の神としても崇められているところから、勝利祈願や出世開運のご利益を願う参拝客も多いようです。

御祭神である応神天皇が、神功皇后のお腹の中にいた時に、皇后が三韓(古代の朝鮮半島3国)征伐をして、無事に帰国して出産されたことから、神功皇后は安産の神様と崇められるようになりました。親子で祀られてある大宮八幡宮は、安産祈願の神社として人気がある理由が分かります。

大宮八幡宮が最近、パワースポットとして人気の理由の一つに｢小さいおじさん｣と呼ばれる妖精の目撃情報があるからだそうです。なかでも、目撃証言が多い場所は、境内の｢楠の森｣、｢大宮稲荷神社｣の狐像の土台周辺だそうです。｢小さいおじさん｣を目撃した人は幸せになれるという都市伝説があるため、人気となっています。

多くの芸能人が｢小さいおじさん｣目撃情報を証言しているようです。一説によると、子どもの純粋な気持ちに反応して出てくるそうです。芸能人は、純粋な気持ちを持ち続けられる人も多いのでしょうか?世界中に古来からある妖精伝説。目撃すると、伝説はともあれ、幸せな気分になれそうです。

都会のオアシス、大宮八幡宮へのアクセスはどうなっているのでしょうか?お勧めルートは京王電鉄、井の頭線の｢西永福駅｣下車ルートの利用が良いようです。駅を下りて、永福図書館前から南参道に入ります。徒歩で7分で到着します。バスや車の利用も可能です。都心からのアクセスも良好で参詣しやすくなっています。

住所:東京都杉並区大宮2-3-1 電話番号:03-3311-0105

新宿や渋谷からのアクセスも良い都会のオアシス、大宮八幡宮。近辺には散歩にうってつけなスポットも点在しています。隣接する和田堀公園や善福寺川緑地公園はウォーキングにいい環境です。また、和田堀公園のそばには、おくまい橋があり、その川底の湧き水は、東京の名水57選に選ばれたそうです。

都会の喧騒をひと時離れ、大地と神々のパワーをいただきに大宮八幡宮を訪れてみませんか?心身ともにリフレッシュしたら、おのずと自分が生かせれている事に感謝の気持ちがわき、清々しい心持ちになって、幸福が向こうからやってくるかもしれません。そんなあなたを｢小さいおじさん｣が微笑んで見ているかもしれません。

東京の縁結びの神様で有名な大宮八幡宮をご紹介しました。都心からのアクセス良好な場所にも関わらず、震災や空襲の被害に遭わないで、遥か古代から脈々と営まれてきた土地には確かに、その土地のパワーを感じずにはいられません。世知辛い世の中、ちょっと、息抜きと地球のパワーを感じに行ってみては如何でしょうか?