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「竜ヶ窪(りゅうがくぼ)」は伝説が息づく神秘的な池!アクセス情報も紹介!

「竜ヶ窪(りゅうがくぼ)」は伝説が息づく神秘的な池!アクセス情報も紹介!
投稿日: 2018年1月10日最終更新日: 2020年10月8日

新潟県中魚沼郡津南町は日本でも有数の豪雪地帯として知られていますが、そこに決して枯れることがないと言われる伝説の池「竜ヶ窪」があります。今日はエメラルドグリーンの神秘的な美しさを漂わせる「竜ヶ窪」の魅力を余すところなくご紹介します。お楽しみに。

新潟県津南町の竜ヶ窪をご紹介見出し

新潟県中魚沼郡津南町に、エメラルドグリーンの美しい水を惜しみなく満ち溢れさせる神秘的な池、竜ヶ窪はあります。心温まる伝説が残るこの美しい池を訪れる人は後を絶ちません。今回はいくつもの伝説に彩られた、幻想的な姿で人々を魅了する神秘の池竜ヶ窪をアクセスや周辺情報なども併せて存分にご紹介します。

竜ヶ窪の河岸段丘見出し

竜ヶ窪は決して枯れることのない池ということで知られていますが、それにはもちろん理由があります。日本有数の豪雪地帯である新潟県津南町の地形の特徴は、河川の中流から下流に沿って階段状の地形が発達した「河岸段丘」であることです。日本一長い信濃川に恵まれたこの地域の「河岸段丘」にしみ込んだ積雪が融け出し、豊富な湧き水となって竜ヶ窪の水は枯れることがないのです。

竜神伝説に守られた枯れることのない竜ヶ窪は濁ることもありません。毎分30トン、1日に約43000トンもの凄まじい量の湧き水は毎日池の水を全て入れ替えてしまうほどで、竜ヶ窪を透明な美しい池のまま保っているのです。最高深度が1メートルほどの竜ヶ窪の透明度は信じられないほど高く、池の底をはっきりと見ることができます。

竜ヶ窪へのアクセス見出し

新潟まで列車でのアクセスであれば、JR飯山線津南駅が最寄り駅です。面白いことに津南駅にはリバーサイド津南という温泉施設が併設されていますので、温泉の好きな方はぜひ入ってみてください。津南駅から竜ヶ窪までは車なら15分くらいですので、タクシーを使うのが便利なアクセス方法です。念のためにお帰りのタクシーの手配もしておいた方が良いでしょう。

首都圏などから車でのアクセスは、関越自動車道の越後川口インターチェンジから県道251号を進み60分ほどです。途中山道をくねくねと行きますが、標識に沿って走れば到着までさほど大変ではないようです。駐車場は有料で200円を払いますが、お手洗いもあり普通車なら35台ほど止められますので、車で行くのも良いアクセス方法です。

住所:新潟県中魚沼郡津南町谷内6217 電話番号:025-765-3115(津南町地域振興課)

竜ヶ窪のおすすめシーズン見出し

日本有数の豪雪地帯である新潟県津南町位置するので、真冬に竜ヶ窪を訪れることは出来ません。竜ヶ窪へお出かけするなら、やはり新緑が目にもまぶしい初夏からがおすすめでしょう。真夏でも池の水はひんやりと冷たく、周囲は森林に囲まれた散策路になっているので、心地よい涼風を感じることができます。

そして夏の竜ヶ窪ではこんな幻想的な絶景に出会えるチャンスもあります。朝霧が水面を静かに滑らかに滑っていく、まるで夢のような情景です。聞こえるのは木々の葉が風に揺れるさらさらという音と鳥のさえずりだけ。まさに一期一会、いつまでも心に残る光景は自然が与えてくれる素敵なプレゼントです。

もちろん燃えるような紅葉の秋も、伝説の竜ヶ窪の池を訪れるには良いシーズンです。木々の葉がその色を美しい赤や黄色に変え、見る者を魅了します。竜ヶ窪は終日鑑賞することができます。夏の喧騒が過ぎ去り静かな冬を迎える前の華やかな竜ヶ窪で、竜神伝説に思いを馳せてみるのも格別なひとときとなることでしょう。

竜ヶ窪の伝説見出し

竜ヶ窪に伝わる有名な伝説をふたつご紹介しましょう。その昔、船を作るため村人総出で大きな神木を切り倒し何とかそりで引き出しましたが、あまりの重さにその日は諦め翌日その場所へ行ってみると神木はどこにも見えません。そして池の中に入っていた神木を見つけた村人たちは、神木は池の主の大切な木だと考えそのままにしておいた、という伝説が残っています。

日照りが続き食べ物も水もなく苦しんでいた村人たちを助けるため、一人の青年が昼寝をしていた竜の卵を盗み村へ持ち帰ります。卵の中にいた竜の赤ちゃんを取り戻しに来た母親の竜は怒りのあまり村人たちを食い殺そうとしますが、子どもだけは助けてほしいと村人たちに懇願され、三日三晩雨を降らせ池を作り村を救った、という伝説が竜ヶ窪の名前の由来です。

竜ヶ窪で森林浴見出し

駐車場のすぐ脇から池まで散策路が続いています。ひんやりとした空気を肌に感じながらマイナスイオンを全身に浴びて歩くのは、言葉にできないほど気持が良いものです。日常の喧騒をすっかり忘れて、心も体もリフレッシュします。竜神様に守られた森の木々は、ギラギラと照り付ける真夏の日差しから私たちを守ってくれます。

お天気が良いのにこしたことはありませんが、しとしとと降る小雨の中を歩くのも心が洗われるようで落ち着きます。霧雨を顔に受けゆっくりと散策を楽しむのもまたおつなものです。どんなお天気でもそれぞれの楽しみ方があります。空気のきれいな場所ですから、もちろん禁煙を心掛けましょう。マナーを守って静かな散策をお楽しみください。

駐車場からのんびり歩くことおよそ10分で名水百選龍ヶ窪の水、という道標が見えてきます。そこが一番池に近く、竜ヶ窪をまじかに見られる場所です。陽の光にきらきらと輝くエメラルドグリーンの水面はもちろん、少しの陰りもなく澄み切った水を通して池の底がきれいに見えることでしょう。

竜ヶ窪の湧き水見出し

駐車場から池まで歩く途中に水汲み場があります。竜神様をかたどったユーモラスな水汲み場で喉を潤すのも良いでしょう。お水は無料ですが、この美しい竜ヶ窪の環境を保護するための募金箱が置かれている場所がありますのでぜひご協力ください。パワースポットとして知られる竜ヶ窪神社も近いので、ご利益があるかもしれません。

竜ヶ窪の湧き水は、1985年に日本名水百選に選ばれたとても美味しいお水です。日本中に名水と呼ばれる美味しい水は数々ありますが、なんと言っても毎分30トン、1日に43000トンもの湧き水が1.2ヘクタールの広さの池を毎日入れ替えているところはめったにありません。そんな竜ヶ窪の一味違う湧き水をぜひ堪能してください。

竜ヶ窪神社見出し

散策路をもう少し歩くと、竜ヶ窪神社に到着です。竜ヶ窪神社はとてもこじんまりした可愛い神社です。この神社でも湧き水を飲むことができますので、神社に参拝した人や散策の人たちが大勢ペットボトルにお水を汲んで持ち帰っています。竜ヶ窪神社は、最近ではパワースポットとしても人気の神社ですので、ここの神聖な湧き水でパワーアップしましょう。

竜ヶ窪温泉見出し

温泉大好きな方にはぜひ行っていただきたい、竜ヶ窪温泉をご紹介しましょう。竜ヶ窪には畳敷きでのんびりできる無料の休憩所などを備えた、竜神の館という温泉宿があります。ここの温泉は竜神の湯という岩風呂と、縄文の湯という木風呂の2つがあり、露天もとても気持ちが良いです。

竜ヶ窪温泉の泉質はナトリウム塩化物温泉と言い、腰痛や神経痛などの慢性的な筋肉や関節の痛みに効能があり、またストレスによる睡眠障害や疲労回復などにも良いそうです。竜ヶ窪で森林浴を楽しみ、その後で温泉にゆったりと浸かったら、体が大喜びする一日になりそうです。

住所:新潟県中魚沼郡津南町大字谷内7031 電話番号:025-765-5888 

竜ヶ窪周辺の見どころ見出し

中子の桜(なかごのさくら)

竜ヶ窪周辺にはとても素敵な観光スポットがあります。アマチュアカメラマンによる写真の投稿がきっかけで知られるようになった中子の桜は、割と高い標高にあるためまだ雪が残っている時季に桜が開花します。湖面に移る残雪と桜の花の調和が神秘的な光景を醸し出しています。竜ヶ窪とはまた一味違う、荘厳な神秘を感じることでしょう。

津南町ひまわり迷路

もう1か所お花の名所をご紹介しておきましょう。もともとは緑肥として使われることが多いひまわりですが、子ども達がびっくりするほど大きな花を咲かせる津南町ひまわり迷路は、竜ヶ窪からも近いので夏にはぜひ立ち寄ってみてください。地元の美味しい焼きとうもろこしも楽しめますのでおすすめです。

竜ヶ窪の神秘的な美しさを堪能しよう見出し

新潟県津南町の神秘の池竜ヶ窪を、竜ヶ窪神社など周辺の見どころやアクセスと併せご紹介してきました。いかがでしたか?絶景と呼ばれる場所は世界中に数多くありますが、竜ヶ窪もまさに息をのむほどの素晴らしい絶景と言えるのではないでしょうか。機会があったらぜひ一度、竜ヶ窪の自然が創りだす神秘的な美しさを体験してください。

新潟のパワースポット情報!有名神社・滝などのご利益を紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
新潟のパワースポット情報!有名神社・滝などのご利益を紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
恋愛、金運、健康、仕事などさまざまなご利益を受けられる「パワースポット」。新潟県にもさまざまなパワースポットが点在しており、日々多くの人々で賑わっています。有名な神社から、自然のパワーを感じる滝まで新潟県にはおすすめのパワースポットが沢山あります。

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投稿日: 2018年1月10日最終更新日: 2020年10月8日

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