すみだ北斎美術館特集！アクセスや料金に常設展や混雑状況などまとめてご紹介！

世界的に有名な浮世絵師の「葛飾北斎」。「ゴッホ」や「モネ」など印象派の画家、彫刻家などに影響を与えたと言われています。そんな北斎に関する所蔵品集めた「すみだ北斎美術館」が東京都墨田区にあります。そんな「すみだ北斎美術館」の料金やアクセス方法に常設展や混雑状況などにについてご紹介いたします。

オープン当時にテレビや雑誌などで話題になったので東京圏内に住まれている人は名前くらいは聞いたことがあると思います。でも東京圏以外に住まれている人はもしかすると名前も聞いたことがないかもしれませんね。すみだ北斎美術館は東京都墨田区にある葛飾北斎のみをテーマにした世界初の葛飾北斎常設美術館になります。

4階建ての美術館で4階が常設展示室になります。まずはエレベーターで4階に上がり北斎の生涯を学びましょう。北斎の生涯が楽しみながら学べるように色んなエピソードと共に展示されています。いたるところににタッチパネルも配置されており、作品ごとの説明を読んだりゲーム感覚で北斎の技法を学ぶことができます。

4階の一部と3階は企画展示室となっておりイベントによって違った北斎の作品が見ることができます。『北斎×富士　～冨嶽三十六景　富嶽百景　揃いぶみ～』で「冨嶽三十六景」についての展示があったり、プロの職人による浮世絵版画の摺りの実演を見ることが出来たり、餅つきなどで日本の文化に触れるイベントなどもあります。

墨田区に美術館が建てられる構想は1989年ごろからあったようですが、財政難のこともあり凍結されたままになっていました。2006年に東京スカイツリーが近隣に建設される事が決定されたことで、美術館建設計画が復活し2016年11月22日にオープンすることとになりました。

美術館建設するにあたって葛飾北斎が現在の墨田区亀沢の場所で生誕し生涯のほとんどを同じ区内で過ごしたこともあり、葛飾北斎をテーマにした美術館を建設することに決まったようです。世界的に有名な葛飾北斎で地域振興にも繋げたいとの思いもあったようです。

近隣に東京スカイツリーもあり年間来館目標者数だった20万人を半年で達成するほど人気があり週末などは凄く混み合っているようです。オープン当時に比べると落ち着いてきていますが、東京では「東京スカイツリー」「両国国技館」につぐ観光地やデートスポットとして人気があり、アクセスも良いのでたくさんの人が訪れているようです。

言わずと知れた「葛飾北斎」ですが、簡単に葛飾北斎についてご説明します。葛飾北斎は1760年に生まれ1849年に亡くなるまで浮世絵師として活躍をしました。国内だけに留まらず国外にも葛飾北斎に影響を受けた画家が多数おり、特に有名なのが「フィンセント・ファン・ゴッホ」で葛飾北斎の模写を多数残しています。

「フィンセント・ファン・ゴッホ」以外では「エドガー・ドガ」や「クロード・モネ」など印象派の画家が葛飾北斎作品の模写や技法を使った作品を残しています。また1999年にアメリカの雑誌『ライフ』の企画で「この1000年で最も重要な功績を残した世界の人物100人」で、葛飾北斎が日本人で唯一86位に選ばれています。

まずは葛飾北斎の代表作の「冨嶽三十六景神奈川沖浪裏」を生で見て欲しいですね。縦 25.7 cm・横 37.9 cmの木版画になります。1831年頃に名所浮世絵の連載「富嶽三十六景」の一つです。葛飾北斎の名前を世に知らしめた作品であり、海外では日本美術作品の中でもっとも人気があり有名な作品ではないでしょうか。

「冨嶽三十六景神奈川沖浪裏」と同じ「富嶽三十六景」の一つで富士山を描いた富士図の連作の一つでもあります。緑と青の絶妙な色使いや丸と三角で構成されている作品で葛飾北斎の奥深さを感じ取れる作品になります。葛飾北斎の作品の中では一番北斎らしい作品だとも言われているようです。

「隅田川両岸景色図巻」は全長約7メートルある肉筆絵巻になります。100年間ほど行方不明になっていた幻の絵巻でしたが、平成27年に国外で発見されて墨田区が買い戻した作品になります。常時展示作品ではありませんがイベント時に見ることができますので、見る機会がありましたら是非、抑えて頂きたい作品です。

オープン当時はテレビなどで報道され話題になっていたのでいつ行っても混雑していましたが、今は週末や祝日などは混雑しているようですが、平日は混雑もなくゆっくりと見ることができるようです。週末の混雑している場所がチケット売り場なので美術館に行かれる方は事前にチケットの購入をした方がいいかもしれません。

館内も週末などは混雑があるようなので平日に行くか週末の朝一か閉館間際に行くことで混雑を避けることができると思います。また各階への移動はエレベーターが便利なのですが、どうしてもエレベーター待ちで混雑が見られますので階段での移動でスムーズに見て回ることが出来ると思います。

すみだ北斎美術館には営業時間内だとチケットがなくても利用できるギフトショップがあります。葛飾北斎に関する書籍やここでしか買えない北斎グッズなどが購入できます。またお土産などのお菓子も多数ありますので人気の物を少しですがご紹介しますので参考にしてください！

ほとんどの食べ物が北斎の作品をモチーフにした包みや入れ物に入ったものでとても人気があるようです。その中でも人気なのが老舗洋菓子店「泉谷」とコラボしたクッキー詰め合わせになります。お値段も1800円とお手頃価格で貰っても喜ばれるとても人気の商品になっています。また自宅用に買って帰る方も多いようです。

葛飾北斎に関連したグッズもたくさんの種類が売られています。一番人気があるのが北斎作品のレプリカとポストカードのようです。葛飾北斎の作品を一枚部屋に飾るのもオシャレでいいですよね！でもレプリカとはいえ一枚5000円前後はするので、小さくはなりますが200円ほどのポストカードを数枚買われる方も多いようです。

ミュージアムショップではグッズやお土産だけでなくたくさんの北斎関連書籍も置いています。グッズや書籍を見るのに展示会場よりも長い時間をミュージアムショップで過ごしてしまう方や、無料で入れるのでミュージアムショップだけに何度も来られる北斎ファンもおられるようです。

すみだ北斎美術館1階には他の美術館にはない図書室があります。展示されている絵の関連本や、美術関係本がたくさんあるので展示会を見た後に作品について詳しく調べたり、葛飾北斎の他の作品を見ることが出来ます。またパソコンですみだ北斎美術館が所有している作品についても調べる事もできとても人気のある図書室となっています。

営業時間は9:30から17:30（入館は閉館の30分前まで）になり定休日は月曜日です。不定休で臨時休館もありますので行かれる前に確認をしてください。観覧料金は一般400円（団体320円)高校生、大学生、専門学校生、65歳以上300円（団体240円）になります。企画展やイベントがある場合は別途料金が発生します。

未就学児童、小学生、中学生や墨田区内の高校生や身体障がい者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方及びその付添いの方は料金がいらないようです。高校生・大学生・専門学校生の方は生徒手帳・学生証を、65歳以上の方は年齢を証明するものを提示する必要があります。

すみだ北斎美術館までのアクセスは公共機関の利用をおすすめ致します。電車ですと都営地下鉄大江戸線「両国駅」A３出口より徒歩約５分かJR総武線「両国駅」東口より徒歩約９分になります。バスですと都営バス「都営両国駅前」より徒歩約５分、墨田区内循環バス「すみだ北斎美術館前停留所」からすぐになります。

車ではすみだ北斎美術館に駐車場がないのと美術館周辺のコインパーキングは駐車料金が高く大きいパーキングが少ない為にすぐに満車になってしまいますので、すみだ北斎美術館のアクセスは電車やバスなどをおすすめ致します。すみだ北斎美術館周辺には葛飾北斎に関する案内が多数あるので楽しみながら美術館に行くことが出来ます。

住所:東京都墨田区亀沢2丁目7番2号 電話番号:03-5777-8600 ハローダイヤル（8:00-22:00）

魅力いっぱいのすみだ北斎美術館の料金やアクセスなどのご紹介でした。まだまだ週末はたくさんの人で混雑していますが、日本を代表する浮世絵師「葛飾北斎」の作品は見る価値があります！今回の記事を参考にしてもらい是非「すみだ北斎美術館」に足を運んでいただけましたら嬉しいです。