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京都・柳谷観音の観光ポイントは?御朱印や紅葉・あじさいの見頃も紹介!

京都・柳谷観音の観光ポイントは?御朱印や紅葉・あじさいの見頃も紹介!
投稿日: 2018年1月17日最終更新日: 2020年10月8日

京都の隠れた紅葉やあじさいの名所である「柳谷観音楊谷寺」。また、眼病平癒の神様として、昔から信仰を集めています。さらに、今、人気の御朱印の種類も豊富です。そこで、柳谷観音の見どころや京都市内からは少し離れていますので、駐車場情報などもお伝えします。

京都の柳谷観音楊谷寺はここがおすすめ!見出し

清水寺の開祖である延鎮が806年に開山したとされる柳谷観音楊谷寺。柳谷観音は通称で正式名称は楊谷寺です。京都市内から少し距離をおくこのお寺は、実は隠れたあじさい、紅葉の名所です。また、空海にゆかりもあるこのお寺は眼病平癒にも名高く、信仰深い参詣者が訪れます。その柳谷観音楊谷寺を駐車場情報なども交えてご紹介します。

柳谷観音楊谷寺の見どころは?見出し

独鈷水(おこうずい)

空海がこの地を参詣した時、堂の傍の湧水で親猿が子猿の眼を懸命に洗っている姿を目撃しました。感銘を受けた空海は、眼がつぶれた子猿の為に17日間、独鈷でその清水をかき回し、加持祈祷したところ、子猿の眼が開いたそうです。それ以来、眼病平癒の霊水として信仰を集めています。本堂に向かって右側に独鈷水への入り口があります。

眼力稲荷

奥之院から少し山を下ると「がんりきさん」と昔から親しまれている、お稲荷さまがあります。京都伏見稲荷大社から勧請されました。目と言えば、見るということ。こちらで祈ると、ものごとの先を見る力をいただけるそうです。また、特別な願い事は、お堂の周りを右回りにお百度参りすると叶う。という言い伝えがあります。

浄土苑

江戸中期に作られた「浄土苑」は、戦前に古都百庭に選ばれており、現在、京都府指定の文化財となっています。そこここに置かれてある大きな石は、菩薩さまに見立てられてあり、阿弥陀如来や観音菩薩さま、不動明王などがいらっしゃるそうです。多くの仏さまに守られた紅葉の美しさは格別です。

上書院(かみしょいん)

明治時代に建立された上書院は、天皇家の方などしか入れませんでしたが、2015年から一般にも公開されるようになりました。こちらの2階の広間から浄土苑を眺める景色は、古都の静けさとも相まって、格別の風情があります。毎月17日の縁日と、あじさい、紅葉の特別期間のみ公開されますので、この期間に是非、足をお運びください。

柳谷観音楊谷寺のあじさいの見頃はいつ?見出し

気になるあじさいの見頃ですが、毎年、6月中旬から7月上旬となっています。また、6月中旬頃から「あじさいまつり・あじさいウィーク」が開催されます。あじさいの花言葉は「和気あいあい」です。寄り添って、小さい花が美しく咲く姿にどこかしら優しい気持ちが生まれるようです。

本堂から浄土苑、上書院を経て、奥之院にいたる参道や回廊は、あじさいの見どころスポットになっていて「あじさいのみち」、「あじさい回廊」などと呼ばれています。回廊は屋根付きなので、梅雨で濡れるあじさいを、雨に濡れずに楽しむことが出来ます。情緒豊かなあじさいを堪能されては如何でしょうか?

柳谷観音楊谷寺の紅葉の見頃はいつ?見出し

お次は紅葉の見頃時期です。例年、11月中旬から12月上旬にかけてが見頃となっています。紅葉ウイーク期間中は、上書院が毎日、公開されます。昔から高貴な方々が愛してきた名勝、浄土苑の紅葉を、特別な部屋で見れる年に1回のチャンスです。格別の景色を楽しまれて下さい。

柳谷観音の紅葉は浄土苑をはじめとして、境内中、見事ですが、この地は京都の山間に位置していますので、本堂の背に広がる山々の錦秋も素晴らしいです。また、交通のアクセスがあまり良くないためか、観光客も少なく落ち着いて楽しめます。さらに、陽射しが紅葉に当たる早めの時間に行くと、美しさがより一層、際立っています。

コスモス祭もあります!見出し

あじさいや紅葉で有名な柳谷観音ですが、秋には第2駐車場付近で「コスモス祭」が行われます。楊谷寺の近くに棚田があるのですが、減反政策により、お米が作られなくなりました。そこで、長岡京市で募ったボランティアの方々が毎年、その地にコスモスを植え、棚田を守る活動をされています。祭りでは郷土料理などを楽しむことが出来ます。

柳谷観音楊谷寺の御朱印見出し

神社や寺院で参拝者に対して、押印や御祭神、御本尊の名前などを墨書きしていただくのが御朱印です。「御朱印ガール」などの造語もあるくらい、人気となっています。思い出としても、ご利益願いとしてもいただいてみてはいかがでしょうか?こちらでは、季節ごと、種類ごとにいろいろな御朱印を揃えてあります。

新西国17番印、奥之院ご本尊印、淀殿ゆかりの弁天堂印、菊の御紋入り印は、年間を通していただける御朱印です。お次は、限定御朱印です。紫陽花の押し花印(6月限定)、紅葉の押し花印(11月限定)などです。押し花朱印は境内のあじさいや紅葉を使ってあります。

御朱印イベントと写仏

こちらでは御朱印を自ら、作るイベントが行われています。オリジナルの御朱印を、四季折々の草花で祈りを込めて作られてみてはいかがでしょうか?また、写経ならぬ「写仏」体験もあります。仏さまのお顔を無心に描くことで、その功徳がいただけます。作品は御朱印帳に貼り付けられるサイズとなっています。

柳谷観音楊谷寺は皇室ゆかりのお寺見出し

その昔、霊元天皇が独鈷水で眼病を治癒されました。それがきっかけで、御所が東京に移るまで、独鈷水を天皇へ献上していました。また、新崇賢門院様が皇子の誕生を当山本尊にご祈祷され、後の中御門天皇をお産みになりました。このように、古くから天皇家ともゆかりがある楊谷寺は、1200年という長い歴史を誇っています。

柳谷観音楊谷寺のご利益のお話見出し

柳谷観音には、不思議なご利益のお話がたくさんあります。それを伝える書物が、「近世霊験記」「近頃霊験記」だそうです。主に、第二十三世興空俊隆上人が柳谷観世音菩薩の功徳や霊験を書き記されました。また、現代でも、こちらの御祈祷により病状が改善したとお礼参りに来られる参詣者の方も多くいらっしゃいます。

ご利益のお話の一部をご紹介します。明治の頃、息子さんがラムネの破片が目に入る事故に遭い、失明寸前だったところを救っていただいた話。眼病を患った少年が夢で観音さまの榊木を見て、治った話。失明から光を取り戻した話。現在では、ベーチェット病やドライアイ、黄班変性が治った話などです。まるでおとぎ話のようです。

柳谷観音楊谷寺は京都西山三山の一つ見出し

京都の西南に位置する、西山三山の一つである柳谷観音。あとの二つ善峯寺、光明寺とは、古くから西山古道で結ばれていました。古道は、信仰の道として利用されていましたが、近年では里山再生や健康志向から、目が向けられ、山歩きやハイキングの道として人気を集めています。善峯寺、光明寺とも、紅葉の名所として人気です。

気になる拝観時間ですが、柳谷観音は開門が9時から5時(最終受付4時50分)。奥之院は4時に閉まります。また、5代将軍、徳川綱吉の生母である桂昌院にゆかりのある善峰寺は8時から5時(最終受付4時45分)です。法然上人が、日本で最初に念仏を唱えられたとされる光明寺の御影堂は9時から4時まで。総門は6時に閉門です。(紅葉期を除く)

柳谷観音楊谷寺へのアクセス見出し

お車の場合は長岡京I.C.(京都縦貫自動車道)を降り、真っ直ぐ山の中へ。約10分で到着、駐車場にお停め下さい。電車の場合は阪急「長岡天神駅」「西山天王山駅」、JR「長岡京駅」の3駅がご利用出来ます。毎月縁日の17日はシャトルバスが「阪急西山天王山駅」「JR長岡京駅」から発着しています。(運賃は志納金として片道300円お納めください)

住所:京都府長岡京市浄土谷堂ノ谷2 電話番号:075-956-0017

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柳谷観音楊谷寺の駐車場状況見出し

山の中へ遊びに行く時に気になるのが、駐車場です。コインパーキングなどは期待できません。かといって、山道に停めたりしたら、ご利益どころか罰が当たりそうです。こちらは、第1、第2駐車場があり、100台程度、駐車可能です。特別期間以外は無料となっています。

あじさいや紅葉を見に柳谷観音へ行ってみませんか?見出し

柳谷観音は京都の南西部に位置する長岡京市にあります。山中にひっそりと建てられているので、車でないとアクセスが難しいために、穴場的な場所となっています。京都市内の他のお寺にありがちな、観光客でごった返している雰囲気が苦手な人にはおすすめです。駐車場もあるので、お気軽にどうぞ。

「目の観音さま」柳谷観音楊谷寺へ!見出し

「目の観音さま」として、昔から親しまれてきた柳谷観音楊谷寺。眼病を患っている方はもちろん、知恵の眼を授かりたいと言う方や、人生の行き先が見えなくなってしまったという方もお参りに来られてみませんか?あじさいや紅葉の美しさに心が癒やされたり、御朱印にお力をいただけるかもしれません。

投稿日: 2018年1月17日最終更新日: 2020年10月8日

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