東京「京都館」で人気のお土産や特産品は？本格的な抹茶体験もおすすめ！

各地の特産品やお土産を現地に行かなくとも手に入れられるということで人気のアンテナショップ。人口の多い東京にはたくさんのアンテナショップが存在します。日本でも有数の観光地である京都市のアンテナショップ「京都館」もそのひとつ。お土産だけでなく京都の魅力を発信する総合情報館である京都館について、たっぷりお伝えします。

京都館の館長を務めるのは小山薫堂(こやまくんどう)氏。小山氏は熊本県出身の放送作家・脚本家で、あの「くまモン」をプロデュースされた方なのですが、実は京都の老舗旅館「下鴨茶寮」の主人や「京都観光おもてなし大使」を務めるなど、京都とも関わりが深いようです。そんな小山氏が館長を務める京都館は果たしてどのような所なのでしょうか？

京都館のみならず、アンテナショップの魅力は特産品やお土産を手に入れられること。京都の特産品と言えば京漬物、八つ橋などの京菓子、西陣織、清水焼(京焼)、京扇子が有名で、もちろん京都館でも取り扱っています。その中でも贈り物としても人気の素敵なお土産をご紹介します。

一見和菓子とは思えない「UCHU wagashi」の「drawing」は、伝統的な和菓子の「見て感じるお菓子」を取り入れながらも現代風にアレンジしたお洒落な落雁です。パステルカラーの可愛い外観を楽しむだけでなく、ピースを好きなように組み合わせてお絵描き気分を味わえるので、小さなお子さんのいる家庭へのお土産にもおすすめです。

京名物のゆばを扱った料理店「宝ヶ池ゆば泉」のゆばクッキー「REINE YUBA」も見逃せません。こちらは薄いクッキー生地の上にゆばを乗せて焼いたもので、ゆばとクッキー、ふたつの触感と味が絶妙に組み合わさって美味しいと評判です。外装もお洒落なモダンミックステイストのゆばクッキーは、東京都内でも入手困難なので必見です。

京都の御池通りに本店を構える京洋菓子店「ジュヴァンセル」の「竹取物語」は贈り物にぴったりの和風パウンドケーキです。竹の皮に包んで焼き上げた生地のしっとり感と、たっぷり混ぜ込まれた大粒の和栗と黒豆の上品な味が評判を呼んでいます。見た目も豪華なので、喜ばれること間違いなしのおすすめケーキです。

京都の特産品である京菓子と言えば、やはり八つ橋が思い浮かぶのではないでしょうか。京都館でもプレーンから変わり種の味まで様々な種類を扱っています。八つ橋の他にも期間限定の和菓子や京都で人気の洋菓子も販売しているので、テレビなどで話題になった気になるお菓子を探しに行ってみてはいかがでしょうか。

京菓子と並ぶ京都の特産品、京漬物も忘れてはいけません。京野菜を使った漬物の美味しさに魅了された人も多いのではないでしょうか。京都館では人気店「西利」のものを始め、様々な京漬物を手にすることが出来ます。また、七味や味噌などの調味料も扱っているので、京都の味に触れてみてはいかがでしょうか。

旅行の楽しみは地酒を飲むこと、という人も少なくないでしょう。そんな方にも京都館はおすすめです。こちらには京都市内の蔵元のお酒が揃っており、中には俳優佐々木蔵之介さんの実家の酒造のお酒も。おつまみ用に京漬物を購入しておけば、自宅にいながら京都気分を味わえそうです。

京都市のお土産は食べ物だけじゃありません。こちらの京都館では他のアンテナショップと違い、伝統工芸品に力を入れているとのことで、その品揃えの豊富さは必見です。日常に取り入れやすい和雑貨や京焼を始め、バラエティあふれる品々が揃っており、幅広い年代の方におすすめです。

京都館には食品や工芸品などのお土産を販売するコーナーの他、京都市のPRイベントなどを実施するイベント・体験コーナー、お抹茶体験コーナー、京都関連の書籍を販売する書籍コーナー、京都の観光情報から衣食住にわたって様々な情報を発信する情報コーナー、伝統工芸品を紹介する伝統工芸ギャラリーがあり、見どころ満載です。

京都館では「節季にもとづいた和のくらし」をテーマにイベントや教室を随時開催しています。実際に物作り体験をしたり、個展で作品に触れることで京都のことを深く知ることが出来ます。体験イベントは週末に開催されることが多いので、家族で京都体験を楽しまれてはいかがでしょうか。

京都館では毎週金土日にお抹茶体験「お茶しましょ」を開催しています。コーナーにて茶道講師が簡単なお作法を指導してくれる本格的なお抹茶体験です。時間は12時30分から16時30分と長くはないので注意が必要です。体験料は一人500円。お茶受けに京のお菓子付きでこのお値段は見逃せません。

海外からの観光客にも人気のお抹茶体験。週末に京都館を訪れる際には是非ご一服ください。ただし、５人以上で参加の場合は予約が必要ですのでご注意ください。また開催時間等については変更の可能性もありますので、行かれる前に一度ホームページを確認することをおすすめします。

京都館は京都に行く前に訪れるのもおすすめです。ノープランで旅行をするのも楽しいものですが、計画を立ててから旅行へ行くと、計画している時間と旅行中とで２度楽しい時間を味わえます。そこで役立つのが書籍コーナーです。京都関連本が取り揃えられているので、旅行計画をサポートしてくれます。

書籍コーナーの他、情報コーナーには京都観光のメインである社寺仏閣や美術館などの各種パンフレットや京都新聞のスクラップブックが揃えられているので、旅行に役立つ観光情報をたくさん知ることが出来ます。また、映像資料も常時流されており、そちらからも旅行のイメージが膨らみそうです。

さらに情報コーナーでは、なんと京都市の観光に必須のバス一日乗車券も販売しており、京都での時間を無駄なく過ごすことができます。取り扱い乗車券は京都観光一日乗車券、京都観光二日乗車券、市バス・京都バス一日乗車券、地下鉄一日乗車券の４つです。取り扱いが変更になる可能性もありますので、購入の際は一度ホームページでご確認ください。

JRで行く場合は東京駅八重洲中央口から徒歩1分ほど。東京メトロ銀座線で行く場合は「京橋」下車後7番出口から徒歩５分、銀座線及び東西線の場合は「日本橋」下車後B-3番出口から徒歩５分となります。京都館は八重洲地下街27番出口近くにあるので、不安な方はJRで東京駅まで行かれた方が良いでしょう。

住所:東京都中央区八重洲2丁目1番1号ヤンマー東京ビル1F 電話番号:03-5204-2260

八重洲で京都気分を楽しめる魅力満載の京都館ですが、実は今年３月11日19時をもって閉館することが決定しています。とは言え、開館から約12年もの間京都ファンに親しまれてきた京都館です。五輪後に再開を目指すプロジェクトの話もあります。まだ始動はしていませんが、決まり次第、京都館のホームページで情報を更新していくとのことです。

京都館再開プロジェクトはあるものの立地場所からの計画となる為、八重洲で再開するかは今のところ分かりません。新幹線乗り場が近く、旅行の際に立ち寄ることも可能な八重洲にある今が京都館を楽しむチャンスではないでしょうか。是非、閉館の前に八重洲ならではの京都館を訪れてみてください。