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脊振山で登山を楽しもう!展望台で景色も満喫!ルートなどお役立ち情報を紹介

脊振山で登山を楽しもう!展望台で景色も満喫!ルートなどお役立ち情報を紹介
投稿日: 2018年1月19日最終更新日: 2020年10月8日

脊振山は福岡県と佐賀県との境に位置する標高1055メートルの山で、日本三百名山の一つに数えられています。脊振山の山頂には弁財天を祀る脊振神社上宮があり、その背後にはアメリカ軍のレーダードームがあります。展望台からは蛤山、井原山などの山々を眺めることができます。

脊振山に登ろう見出し

脊振山(せふりさん)は福岡県福岡市早良区と佐賀県神埼市との境に位置する標高1055メートルの山です。県境を東西に長い分水嶺が延びており、これを脊振山地と呼んでいます。山頂には、弁財天を祀った脊振神社上宮があり、その後ろには航空自衛隊、アメリカ軍のレーダーサイトがあります。ここでは、そんな脊振山について、おすすめの登山ルートや初日の出などを含め紹介します。

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九州の北部に位置する福岡は、玄海灘に面した海岸線が福岡市近郊にあり、すぐに釣りへ出掛けることができる絶好の釣り王国です。複雑に入り組んだ海岸線や岬、河口付近、漁港などが身近なところに数多くあり、遠方からも多くの釣りファンが訪れます。

脊振山へのアクセス見出し

脊振山へ福岡から登山をする場合、二つの登山口から登るルートがあります。一つは小爪登山口から登るルートですが、登山道が荒れており、初心者にはむずかしいコースです。もう一つは椎原登山口から登るルートで、こちらの方が一般的です。二つの登山口へ博多駅からバスでアクセスする方法を説明してみます。

まず、博多バスターミナル1階の3番乗り場から西鉄バス早良高校行き路線バスに乗車し、脇山小学校前バス停で降ります。次に、脇山小学校前バス停から西鉄バス椎原行き路線バスに乗車し、湯の野または椎原バス停で降ります。湯の野バス停から小爪登山口までは徒歩約20分、椎原バス停から椎原登山口までは徒歩約52分程度かかります。

天神バスセンターからですと、椎原まで西鉄バスで約1時間で行けます。車でのアクセスの場合は、国道3号、202号、県道56号を経由し、椎原登山口へ行くことができます。登山口には駐車スペースがあります。佐賀県からバスでアクセスする場合は、神埼駅からバスで60分ほどで佐賀橋の登山口に着きます。

脊振山の展望台見出し

脊振山山頂の展望台からは、周囲にさえぎるようなものが少なく、雄大な景色を眺めることができます。特に、大晦日に登れば、この展望台から美しい初日の出を見ることができるとともに、頂上にある脊振神社上宮で初詣ができるため、冬でも人気のスポットとなっています。家族連れやカップルで行けば初日の出のみでなく、夕日や夜景などを楽しむこともできるおすすめのスポットです。

脊振山の登山ルート1:椎原登山口コース見出し

椎原登山口から脊振山山頂を目指すコースです。椎原登山口から右方向に5分ほど歩くと、林道のゲートがあります。右は鬼ヶ鼻岩への直登ルート、左は椎原峠ルートですので、左側の椎原峠へ向かいます。20分ほど歩いていくと、背の高いメタセコイア樹林が出現します。この林は大変きれいな林で、季節によっては落葉で地面がオレンジ色に染まり、シダの緑とのコントラストが美しく映えます。

メタセコイア原生林を抜けると伐採地があり、ここから急坂となります。そして約30分ほどで椎原峠に到着です。椎原峠から歩きやすいなだらかな稜線を辿り、20分ほどで鬼ヶ鼻岩に着きます。この場所は展望が良く、玄界灘が一望できるおすすめのスポットです。また、脊振山山頂やメタセコイア林を望むこともできる素晴らしい場所です。

次に、鬼ヶ鼻岩から20分ほどかけて椎原峠に戻り、唐人舞を目指します。30分ほどで唐人舞に到着です。唐人舞を過ぎしばらく行くと、舗装道路に出て矢筈峠に着き、左手には気象レーダーが見えます。この矢筈峠から20分ほど進むと間もなく脊振山山頂です。展望台からの景色は雄大で、福岡や佐賀の街並、玄界灘などの景色を満喫することができます。初日の出を拝むのにも最適な場所です。

脊振山山頂で少し休憩をした後、矢筈峠に戻り、車谷コースを通って60分ほどかけて下山します。車谷コースにはガレ場があり、滑りやすいので注意が必要です。その後、沢を何度も渡り、綺麗な沢の水と心地よいせせらぎを楽しみながら椎原登山口に戻ります。約4時間のコースですが、車谷のガレ場以外は歩き易くおすすめのコースと言えましょう。

脊振山の登山ルート2:鬼ヶ鼻岩直登コース見出し

椎原登山口から丸木橋を通り鬼ヶ鼻岩まで直登するルートで、約1時間半で登ります。このコースは、最も速く鬼ヶ鼻岩に登るルートですが、鬼ヶ鼻岩付近に近づくにつれ急登が続きます。鬼ヶ鼻岩は北側の福岡市側に60メートルほど切り立った断崖の大岩です。そのため急登は段差が大きく滑りやすいので注意が必要です。ここには太いロープが繋がれています。

脊振山の登山ルート3:脊振尾根歩きファミリーコース見出し

このコースは起伏の少ない尾根沿いのブナとシデの林を歩く初心者やファミリー向きのコースです。脊振山山頂まで車道が通っていますので、ワッキー主基の里から車で50分ほど行った山頂からスタートします。まず、矢筈峠まで1.3キロほど歩き、そこから九州自然歩道を1.5キロほど歩いて唐人舞まで行きます。元旦に展望台から初日の出を見た後スタートする方法もおすすめです。

唐人の舞から椎原峠へは1.4キロほどの道のりです。なだらかな稜線を歩いて鬼の鼻岩まで1キロほど行き、鬼の鼻岩の素晴らしい景色を眺め、椎原峠に着いた後、脊振山山頂に戻るコースです。往復すると、全長約10キロ強の道のりを4時間ほどかけて歩きますが、高低差が200メートルほどですので、比較的楽なコースと言えます。春には、ミツバツツジ、シャクナゲなどの花が見られます。

脊振山の登山ルート4:小爪登山口コース見出し

湯の野バス停から25分ほど歩いて小爪登山口に行きます。最初のうちは林が続きますが、途中から沢に沿った快適なコースとなります。小爪登山口から30分ほど登ると、沢や堰堤のある場所に出ます。そこから50分ほど登ってゆくと広い河原が現われます。そのあたりから小さな滝が続き、美しい景色が連続します。そして40分ほどで小爪峠に到着します。

小爪峠は開けた明るいスポットで、休憩を取ったりテント場としても利用されています。一部、夏の季節には藪となる箇所があり、道がわかりにくくなることがあります。また、沢を渡る際は十分な注意が必要となります。このコースは登山道が荒れていたりわかりにくいため、登山に自信の無い方には椎原登山口から登るコースを選択することをおすすめします。

脊振山の登山ルート5:佐賀田中登山口コース見出し

佐賀県側からも脊振山の登山ルートがあります。まず、車で脊振神社下宮まで行き、隣の参拝用駐車場に駐車します。神社の道路を挟んだ先に水のきれいな沢があります。そこから北側へ、田中登山口まで1.6キロほどの距離を登ります。田中登山道は標高709メートルほどの位置にありますので、頂上までの高低差は346メートルほどです。

田中登山道から登山を開始します。少し歩いてゆくと杉の林があり、杉には緑の苔が生えています。そして頂上まで1.4キロメートルと書かれた案内標識を見つけることができます。しばらく登ると川が流れており、川のせせらぎを聞きながら登ります。そして腐りかけた橋を避け、その脇にある道を注意して歩きながら沢を渡ります。

更に進んでゆくと木の階段があります。この階段を登ると車道に出ますので、道路を横切って再び階段を登ります。するとすぐに、たにし仏と書かれた標識と祠が現われます。脊振山に行くルートと、蛤岳に行くルートに分岐していますので、脊振山方面に向かいます。石の階段を進むと駐車場があり、トイレや自動販売機もありますので、ゆっくり休んでからまた登ることをおすすめします。

この場所には、九州自然歩道の説明文もあります。脊振山系は全部繋がっていて、蛤岳や基山まで縦走できるそうです。頂上に着くと、その付近の駐車場の敷地はほとんど航空自衛隊の駐屯地となっています。柵の脇にある階段を登って山頂に到着です。頂上は狭いですが、素晴らしい眺望が楽しめます。ここから見る元旦の初日の出には心が洗われること間違いなしです。

脊振山の脊振神社見出し

山頂の脊振神社上宮(じょうぐう)の神殿は、石の祠になっており、弁財天と市杵島姫(イチキシマヒメノミコト)が祀られています。脊振山の名前の由来は、一説によると、七福神の紅一点である弁財天を乗せて飛んできた龍が、脊振山上で天に向かっていななき、背びれを打ち振ったことから、脊振山と名付けられたと云われています。正月には、初日の出と初詣が同時にできる場所でもあります。

脊振神社は、五穀豊穣の神として、佐賀、福岡両県の県民により広く崇められており、現在でも多くの参拝者が訪ずれます。しかし、脊振山は冬には積雪が多く、山頂まで登るのが厳しいため、脊振山の中腹にある白蛇神社の境内に下宮(げぐう)が建立されました。標高700メートルの位置にある社殿は1874年の佐賀の乱により焼失し、その後再建されています。

この脊振神社下宮の本殿の周りには杉林が広がっており、樹齢500年を越える杉の大木も見受けられます。神社付近は山間の田畑に囲まれた大変静かな場所にあります。拝殿の裏手にある本堂は、古びた雰囲気を感じさせる落ち着いた建物です。また、神仏混交の時代には、境内に東門寺というお寺もありましたが廃寺となり、現在では、往時を偲ぶ不動明王のお堂のみが残されています。

脊振山の麓の温泉見出し

山茶花の湯は東脊振温泉にある温泉で、佐賀市内より国道34号線で約30分ほど走ったところにあります。この温泉には、佐賀平野と脊振山脈を一望できる露天風呂があり、登山の疲れを存分に癒してくれます。また、家族風呂や檜内風呂などもあり、風呂には8畳の和室が併設されています。泉質はアルカリ性単純温泉で、マッサージや癒し効果があります。

脊振山の登山を満喫しよう見出し

脊振山は福岡県と佐賀県にまたがる山で、日本三百名山に数えられる山です。またこの山は脊振千坊と称された山岳仏教の聖地でもあります。古くは、中国へ渡航した弘法大師や伝教大師、栄西といった高僧たちもこの山を訪れたと伝えられています。ここでは、そんな脊振山について、おすすめの登山ルートや展望台、初日の出等を含め説明してみました。

投稿日: 2018年1月19日最終更新日: 2020年10月8日

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