「西面」は釜山のトレンドが集まる町！グルメや買い物などおすすめ店を紹介！

韓国の釜山(プサン)は、地理的に見ても韓国の中では日本から一番近い場所にある都市です。そして、釜山の中でも中心となる街が西面エリアです。西面(ソミョン)は、ロッテデパートやグルメスポット、ファッションビルなどに溢れ、夜遅くまで活況を呈しています。ここでは、そんな釜山の西面について、アクセスやグルメ、買い物、マッサージなどの情報を交え紹介します。

成田空港から釜山の金海空港までのフライトは大韓航空を使うのが一般的です。飛行時間は約２時間半で、料金は曜日やシーズンによっても違いがありますが、通常エコノミークラスで往復4万円前後となります。ただし、運が良ければ、往復で2万円台程度の格安チケットを入手することもできます。ただ、格安チケットは変更が利かないため注意が必要です。

釜山の金海空港から西面へのアクセス方法は、空港リムジンを使用する場合には、金海空港1階の国際線2番または国内線2番の停留所からリムジンに60分ほど乗り、ロッテホテル停留所で下車後徒歩12分ほど行ったところとなります。料金は6000ウォンほどかかります。タクシーでアクセスする場合は、約30分ほど乗車し、料金は14000ウォンぐらいです。

地下鉄でアクセスする場合は、金海空港の金浦軽電鉄空港駅から約24分乗車し、釜山地下鉄2号線西面駅で降りたところとなります。料金は1900ウォンと格安です。西面駅は、地下鉄1号線と2号線が交差する大変便利なスポットで、駅を出るとすぐに地下街が3つあり多くの店で賑わっています。そこからロッテホテルやロッテデパートまで地下街でつながっています。

地下鉄西面(ソミョン)駅からすぐのところに、四面市場を中心として大衆食堂や屋台がひしめくテジクッパ通りがあります。この通りにはテジクッパ(豚肉スープご飯)の店が多く集まっていますが、中でもとりわけ美味しいと言われているお店がおすすめの松亭(ソンジョン)3代クッパです。このお店は飾り気の無い24時間営業のお店ですが、クッパの味には定評があります。

松亭3代クッパで出されるテジクッパには、豚チャーシューがたくさん入っており、アミとニラの辛く和えたものを混ぜ、ご飯と一緒に食べると最高のテーストが味わえます。豚の部位を1日以上煮込んで作るスープは絶品です。豚肉以外にも、豚の内蔵や豚の腸詰があり、この3種類が入った肉はつまみとしておすすめできます。キムチは、テーブル横の入れ物から取り放題です。

松亭3代クッパの味の決め手は、調味料無しで豚足を中心に豚の部位から取ったスープです。スープは濃厚ですがしつこさがなく、飽きない味に仕上がっています。肉を醤油ベースのタレに浸したり、キムチやエビの塩辛を足すことにより、また違った味に変わります。素麺もサービスで加えられます。価格は6500ウォンとお手頃で24時間営業しています。

ケミチプ西面店は釜山名物の一つ、テナガタコの鍋、｢ナクチポックン｣が食べられるお店で24時間営業しています。お店へのアクセスは、ロッテ百貨店からテジクッパ通りを進み、ソラリア西鉄ホテル方面に向かったところとなります。鍋には、タコやホルモン、エビなどを入れたものがありますが、特におすすめはホルモンの脂でまろやかさが増すホルモン入りです。

コチジャンとニンニク入りのスープは甘辛いですが、激辛というほどではありません。ご飯にかけて食べると大変おいしく頂けます。汁が残ったら麺をオーダーして楽しむのもいいでしょう。一人8000ウォン程度で食べられます。為替は政治情勢などで変動しますが、1000ウォンがほぼ100円として換算すると分かりやすいでしょう。

チェジュガ済州家西面店は、ロッテ百貨店裏の分かり易い場所にある、おすすめのあわび料理を中心とした有名な海鮮料理店です。この料理店では、あわびがたっぷり入ったお粥や、アワビ蒸し、アワビ焼き、アワビラーメンなどアワビ尽くしの料理が楽しめます。アワビラーメンにはアワビの他にもカニやエビなどが入り、辛くて美味しいテーストはやみつきになる味です。

朝食にはアワビ粥がおすすめです。お粥の色はユニークな緑色をしていますが、これは、済州島の海藻を食べたアワビの新鮮な内蔵を使っているためだそうです。アワビ粥は味がしっかりしていて、ごま脂が利いています。付け合わせのキムチや海藻で味を整えながら食べるのもおすすめです。アワビ粥の値段は１万ウォンです。

チェジュガ済州家西面店は、コリコリの触感と豊かな風味が自慢のお店です。アワビ粥には肝が入って磯の風味がたっぷりつまった濃厚なお粥もあります。また、ウニのわかめスープをオーダーするのもおすすめです。このスープにはウニがたくさん入っていて優しい味が楽しめます。ウニスープ定食は9000ウォンで食べられます。

慶州朴家は西面駅から徒歩約5分のところにある元祖テジクッパ店とも言えるお店です。西面のモクチャコルモッ内の通りはテジパック激戦地ですが、60年ほど前に、初めてテジクッパの店を創業したのがこの慶州朴家で、現在は、釜山を中心に10店舗ほどのチェーン展開をしています。お店は24時間営業で、幅広い層に人気があります。

テジクッパの店はふつう男性客やサラリーマンが多いのですが、このお店では女性客にも人気があります。というのも、お店の一番のこだわりは肉の新鮮度で、その日に屠殺したばかりの豚肉のみを使用しており、豚の骨を24時間茹でたものと一緒に豚肉を茹でるのがポイントだそうです。そうすると、豚の臭みが消え、若い女性も嫌がらないで食べられるからだそうです。

塩加減はアミの塩辛を入れて調整し、ニラの和え物で辛さを強めています。豚肉を茹でたスマッを注文すると、もち米を中心に、サツマイモやニンジンなどの材料がたっぷりつまったスンデというオリジナル料理が付いてきます。これにニンニク入りのソースをかけて食べると大変美味しいテーストが味わえます。柔らかいスマッと様々な具の入ったスンデの組み合わせが絶妙の味わいを見せます。

捕盗庁(ポドチョン)は西面にある若者に人気の焼肉料理店です。この焼肉店へのアクセスは、西面駅2番出口から少し歩いたところとなります。豚肉料理、サムギョプサルが美味しいと評判のこのお店に入る前に、まず目につくのが武装した人形です。これは昔の韓国の警察官のようなもので、お店の雰囲気を盛り上げるためにこの名称がつけられ、人形を設置したそうです。

店内には、屋根付きのテラスのようなスポットがあり、野外で食事を楽しめるような雰囲気が味わえます。店内は日本のファミリーレストランを思わせるような作りになっており、食事をゆっくり楽しむことができます。料理の味も確かですが、サービスも行き届いています。肉料理の一番のおすすめは6500ウォンという安さで味わえるテジスップルカルビです。

肉料理は、タレが自慢のデジスップルカルビ以外にも、生サムギョッサル、ホンチョデシカルビ、ヤンニョムグイ、ソゲムグイの5種類があります。オリジナルの特性甘ダレには、約10種類の調味料が入っており、そのタレに肉をまる二日間浸け置くのが旨さの秘訣だそうです。また、肉の保存温度の微妙な調整により、焼いた後の柔らかな旨味にこだわっています。

ロッテデパートは韓国を代表するデパートの一つで、西面駅から地下通路でつながっている西面のシンボル的な存在となっています。デパート内には免税品店や映画館などもあり、ホテルにもつながっています。地下１階には食料品や雑貨などの売り場があり、キムチや韓国海苔、韓国菓子などのお土産品の買い物はこの場所でできます。

９階のレストラン街では韓国料理は勿論、和食や中華、洋食などあらゆるグルメが楽しめます。7階のヤングプラザにはヤング向けのカジュアルブランドが集まっています。化粧品やブランド品は１階で、ハンドバッグや靴は2階から3階で買い物ができます。10階、11階の映画館ロッテシネマには、スクリーンが11もあり、韓国で上映されている映画のほとんどが見られます。

ロッテ免税店は西面のロッテデパートの8階にある免税店です。店内は中国人観光客で溢れています。コスメ以外にもヌイグルミや財布、食品なども販売されています。JCBやVISAなどのクレジットカードとの提携キャンペーンがしばしば行われているため、事前にチェックしてクーポンなどを持っていくと、買い物時、更に割引があります。

ロッテ免税店では化粧品やブランド品が中心ですが、正官庄ののど飴などはちょっとユニークなお土産として話題性があります。こののど飴はハーブ性の強いスーっとするのど飴で、韓国の芸能人御用達でもあるそうです。日本に持ち帰れば花粉症にも効果があるのではないでしょうか。買い物後の商品受け取りは空港となります。

ロッテマートは最近になってロッテデパートの隣にできた新しいスーパーマーケットです。ロッテマートへのアクセスは、地下鉄ナンポ駅で下車し、地下街を中央洞方面へ歩いてゆきます。そして右側のロッテデパート地下街へ続く通路を進むとそのまま地下1階から入れます。買い物には便利な場所にあり、低価格で豊富な商品が揃っています。お土産品の買い物には最適なスポットと言えます。

ロッテマートには、韓国海苔や様々なキムチ、韓国ラーメン、お菓子など、食料品からコスメティックまで、バラエティー豊富な品揃えが行われています。いろいろな種類のお茶もお土産向きです。定番の五味子茶(オミジャチャ）や、スタッフおすすめのヤマナシの実&カリン茶、シナモンジンジャー茶、アジサイ茶など、ユニークなお茶があり、面白い買い物ができます。

シントンパントンチムジルバンは、西面から8分程度歩いた場所にあり、1階にスターバックスがあるビルの8階になります。チムジルバンは日本で言う岩盤浴のようなものです。一人１万ウォンを払うとタオルとチムジル服と鍵が与えられます。風呂は温湯と冷湯、2つの檜の浴槽があり、あかすりマッサージ用のスペースがあります。そして、仮眠処があり、ホテル代わりに宿泊する人もいます。

エメラルドスパ24は、地下鉄釜田駅2番出口から出て、パリバケットの角から左に入って10メートルほどのところにあるスパです。サウナはエメラルドカラーの内装で、ミストサウナもあります。サウナのみなら6000ウォンで利用できます。湯温40度と42度の浴槽があり、水風呂は26度と高めです。男女各専用の休憩室と広い共用スペースがあり、快適に過ごせます。

シャロットエステティックは、四面駅そばのロッテホテル南側の便利なスポットにあります。ここでは、伝統ゴルギ輪郭テラピーという、顔、首、デコルテ、肩、腕、背中などの全身コースに、腹部や頭皮、足などを追加したマッサージを頼むと、100分ほどで13万ウォンで入念なマッサージをやってもらえます。スタッフ全員が10年以上のベテランで、抜群の腕前を誇ります。

オアシスエステ&マッサージは、ロッテホテルから徒歩30秒ほどのアクセスの良い場所にあるエステで、ビルの2階にあり、買い物後に立ち寄ることができます。80分60000ウォンで全身マッサージが受けられます。日本語が話せるスタッフもいますので安心してマッサージを受けることができます。メニューも豊富で、足マッサージBコースは50分44000ウォンで満足の行くマッサージが受けられます。

ソラリア西鉄ホテルは西面駅から徒歩約10分のところにあるホテルで、金海空港からのアクセスは、リムジンバスで30分ほど行ったところとなります。モダンなルームには、ワークデスクや薄型テレビ、専用バスルームなどが備わっていますが、バスタブは一部の部屋しかありません。ただ、地下には大浴場やサウナがあり、無料で利用できます。また、マッサージチェアも備わっています。

館内にはマッサージパーラーやビジネスセンターもあり、日本語が堪能なスタッフがいますので、日本のホテルに泊まっているような安心感があります。裏手にはテジクッパ通りがありコンビニもありますので、夜食などを調達するにも便利です。朝食は韓日洋のビュッフェスタイルで、韓国食ではアワビ粥を楽しむことができます。

ロッテホテルは地下鉄西面駅から徒歩約5分のところにある豪華なホテルで、金浦空港からも車で30分というアクセスの良さを誇ります。館内では、屋内、屋外プールやサウナ、フィットネスセンターのあるフィットネスクラブを利用でき、マッサージを受けることもできます。宿泊費は日本円で約18000円とやや高めですが、それに見合うだけの満足感が得られます。

モダンでエレガントなラセイネで、ビュッフェ式の朝食を堪能することができます。他にもイタリアン料理や日本食、中華料理、韓国料理など、様々なグルメが味わえるレストランがあります。グランドフロアにあるお洒落なラウンジでは、デザートやアルコールドリンクが用意されています。また、このホテルは買い物にも便利な立地となっています。

韓国の釜山･西面は釜山の中心街として知られている繁華街です。西面エリアには、ロッテ百貨店はじめ多くのレストランやカフェ、市場、ファッションビルなどがひしめき、24時間眠らない街としての活気に溢れています。ここでは、そんな釜山の西面について、アクセスや買い物、グルメ情報、おすすめのマッサージ店などを含め説明してみました。