寺家ふるさと村は横浜の田園景色を味わえる！おすすめの見どころやランチは？

寺家ふるさと村は横浜の青葉台という立地にありながら、どこか懐かしい田舎の田園風景に癒される場所です。散策だけでなく、ランチを食べられるレストランやカフェもありますので、家族でゆっくり楽しむことができます。この記事ではそんな寺家ふるさと村についてご紹介します。

寺家ふるさと村は雑木林や水田、ため池が点在する「昔ながらの横浜の田園風景」が色濃く残っているところです。昭和50年代、横浜では次第に開発が進んでいきました。しかし、現在寺家ふるさと村のある寺家町には多くの自然が残っており、その自然を残す意味も込めて「ふるさと村」という名前がつけられました。

寺家ふるさと村は公園だと思われがちですが、実は公園ではありません。寺家町の人々の生活の場です。寺家ふるさと村に行く際は、それを忘れないでいただきたいと思います。ここで生活している人々は水田や畑で農作物生産し、その生産物を直売することで生活しています。

ちなみに寺家ふるさと村の「寺家」は「じけ」と読みます。「寺家」という地名はここだけでなく、全国に8カ所ほどあるそうです。そのうちの一カ所は「じけ」ではなく、「じげ」と読むそうです。珍しい地名なので、読み方に戸惑う方もいるかもしれませんが、読み間違えのないようご確認ください。

住所：神奈川県横浜市青葉区寺家町414 電話番号：045-962-7414

寺家ふるさと村は電車でアクセスする際、4つの駅を利用することがきます。まずは田園都市線の青葉台駅からアクセスする方法をご紹介します。駅を出たらバス停の2番乗り場に来る31系統「鴨志田団地」行きのバスに乗ってください。終点で下車すると、徒歩1分で到着します。30系統「寺家循環」に乗り四季の家で下車しても大丈夫です。

次に田園都市線の市が尾駅から行く方法です。駅を出たら8番のバス乗り場から「柿生駅」行きのバスに乗ります。そして「早野」で下車すると、徒歩15分程で到着です。青葉台も市が尾も同じ田園都市線なので、田園都市線からアクセスしたい方はバスを下車してからの徒歩が短い青葉台駅の利用をおすすめします。

次に、小田急線の柿生駅からのアクセス方法です。北口のバス乗り場から「市が尾駅」行きのバスに乗り、上と同じく「早野」で降りてください。あるいは、「寺家町循環」のバスに乗り、四季の家で下車することもできます。徒歩を考えると後者のバスに乗るのがおすすめです。

最後に、JRの中山駅からアクセスする方法です。北口の1番バス乗り場から、43系統「寺家経由川和町」行きか、「市が尾駅」行きに乗ってください。そして、鴨下団地で下車すると、徒歩1分で到着できます。このように寺家ふるさと村へはいろいろな行き方があり電車でのアクセスが大変便利です。駐車場もあるので、もちろんお車でもアクセスも可能です。

寺家ふるさと村の駐車場の利用時間は、9：00から20：30までです。駐車場は数に限りがありますので、施設ご利用者意外の駐車場利用は禁止されています。また、休日は車で来る方が多く、駐車場が混みあうので公共交通機関の利用が推奨されています。駐車場はありますが、公共交通機関でアクセスできる方はできるだけそちらをご利用ください。

寺家ふるさと村はとても広々としているので、散策路自体が混みあうことはなかなかありませんが、駐車場はいっぱいになってしまうことがあります。特にホタルの時期などは、駐車場も混み合いますのでご注意ください。せっかく来たのに駐車場が満車で入れないのは残念ですから、人気のある時期は特に公共交通機関のご利用をおすすめします。

ちなみに、こちらの駐車場は遊水地となっています。台風や大雨の際は駐車場が冠水する場合があります。そのような場合は、駐車場が閉鎖されるので、駐車することができません。雨の日ほど車を使いたくなりますが、駐車場が使えない恐れがあるので、事前に確認してから出かけるようにしてください。

寺家ふるさと村には見どころがたくさんあります。寺家ふるさと村に到着して、まず目に飛び込んでくるのが美しい田園風景です。気持ちの良い緑一面の田園は見る人の心を癒してくれます。寺家ふるさと村の次なる見どころは森の中の散策路です。小道の周りは青々とした新緑に囲まれており、気持ちの良い散策路です。

散策路には「くまの橋」という小さな橋が架けられていたり、趣のある鳥居があったり、昔懐かしいバスの停留所があったり、なんとも言えない昭和の香りを楽しむことができます。さらに石段をのぼると、立派なお社まであるので、子供も大人も歩いているだけでわくわくします。

寺家ふるさと村には虫や鳥もたくさん住んでいます。横浜でも都会の方だと昆虫をじっくり見ることは難しくなってきました。しかし、寺家ふるさと村には昆虫や鳥を間近で見ることができます。トンボや蝶などお子さまにも大人気の昆虫たちを是非探してみてください。大人もきっと夢中になると思います。

寺家ふるさと村の四季の家では楽しい行事がたくさんあります。行事は主に観察会系と教室系に分けられます。平成30年度の観察会系の行事には「寺家ふるさと村ガイドツアー」、「野草を観る会」、「寺家の昆虫観察会」、「メダカ観察会」、「トンボ観察会」、「野鳥観察会」があります。

また、平成30年度の教室系の行事には、「夏休み親子工作教室」、「葛のつるでかごづくり教室」、「苔玉づくり教室」、「手打ちうどん教室」、「世界の郷土料理教室」、「料理教室（男の料理教室、中学生向け料理教室）」、「そば打ち教室」、「親子よもぎだんご教室」、「みそ造り教室」があります。

観察会、もの作り教室、料理教室などは、開催される月の前の月の1日から予約できます。直接窓口に申し込みに行く場合は9時から、電話だと9時半からの受付です。先着順で、定員になり次第締め切りなので、早めに申し込むことをおすすめします。各行事の開催日やイベントはホームページで確認できます。

みそ造り教室のみ、窓口や電話での受け付けができないのでご注意ください。みそ造り教室の申し込みは往復ハガキで受け付けています。申し込み方の詳細も公式ホームページに記載がありますので、参加したい方はこちらをご確認ください。いずれの行事も参加可能人数が多くないので、予約開始日に申し込んだ方が良いでしょう。

寺家ふるさと村は横浜のホタルの名所としても有名です。横浜でホタルが見られるのは、毎年5月末から6月上旬にかけてです。寺家ふるさと村でもその時期にホタルを見ることができます。どこで見られるかと言うと、寺家ふるさと村に広がる田園や、水車小屋の辺りです。

この時期はホタルを求め、横浜中から人が押し寄せます。ホタルの見られる場所がわからなくても、人の波についていけば辿りつきますのでご安心ください。先程、寺家ふるさと村の駐車場の利用は20:30までとご紹介しました。ホタルが飛び始めるのは20時ごろです。なるべく公共交通機関で行った方が良いでしょう。

ホタルの時期は土日など特に人が多い日に限っては、少し離れたところに臨時の駐車場もオープンしているようですが、こちらも駐車できる車の台数に限りがあります。また、ホタルが見られる場所からは少し離れていますので、車を降りてから歩くことになりますので、あらかじめご確認ください。

寺家ふるさと村では自然だけでなく、ランチやカフェ、様々な行事も楽しめます。行事が行われたり、展示を観ることができる施設は、「四季の家」です。ランチが楽しめるレストランは四季の家の中にある「寺家乃鰻寮」です。そして、カフェを楽しむことができるのは「青山亭」です。

四季の家では各種行事の受け付けや、ゴルフ、テニスコートの予約も受け付けています。一番近いバスが停まるのも、ここ四季の家ですし、駐車場があるのも四季の家の前です。四季の家は寺家ふるさと村の中心といっても過言ではありません。お友だちとの待ち合わせにも便利です。

寺家乃鰻寮は四季の家の中にある和食のレストランです。営業時間は11：00から21：00（ラストオーダー20:30）なので、ランチもディナーもここでいただくことができます。定休日は火曜日です。土曜日も日曜日も営業していますが、休日は人が多いのでランチの際はオープンの11時を目安に行ってください。

寺家乃鰻寮はランチメニューにもうなぎ料理がたくさんあります。寺家乃鰻寮のうなぎは業者から直接仕入れて職人によってさばかれたこだわりのうなぎです。しかも、うなぎに使われているタレは50年もつぎ足して使用している伝統のタレなので、そのおいしさはお墨付きです。

寺家乃鰻寮のうなぎ料理のメニューには、「うな丼（2000円）」、「上うな丼（2400円）」、「上うな重（2400円）」、「特上うな重（2700円）」、「お子様うな丼（1200円）」、「鰻ひつまぶし（2600円）」があります。ランチとしては決してお安くはありませんが、ここでしか食べられないうなぎを是非お楽しみくださいませ。

寺家乃鰻寮にはもちろんうなぎ以外のランチメニューもあります。中でもランチにおすすめなのは蕎麦です。1000円前後で食べることができます。特に「山菜なめこそば」がおすすめです。自然豊かな田舎の雰囲気に山菜なめこ蕎麦の素朴なおいしさが引き立ちます。冷たい蕎麦と暖かい蕎麦の両方がありますので、季節に合わせてお選びください。

青山亭は寺家ふるさと村の中にあるカフェです。おいしいおやつやちょっとしたランチ、お茶をいただくことができます。青山亭でいただけるのはいただけるランチメニューはうどんとサンドイッチです。でも、おすすめはランチではありません。青山亭に行ったら是非召し上がっていただきたいのがお団子や甘味といったカフェメニューです。

青山亭では、お団子2本とほうじ茶のセットが500円ちょっとで楽しめます。豆かんやあんみつ、クリームあんみつなどの甘味も600円前後です。青山亭にはほっとする穏やかな空気が流れています。散策で疲れた足を休めながら、おいしいおやつとお茶を是非お楽しみください。

最近のカフェブームでは、おしゃれな洋風のカフェが人気ですが、和風のカフェも見逃せません。ほかのカフェにはない落ち着いた雰囲気があります。さらにカフェのメニューとしてお団子とお茶のセットが並んでいるのも魅力的です。横浜にはたくさんのカフェがありますが、このような和風のカフェにはなかなかめぐり合えないと思います。

寺家ふるさと村は公園ではなく、寺家の人々の生活の場です。ですから、ご利用になる際は、ふるさと村のルールを必ず守ってください。寺家ふるさと村の田んぼや畔、畑は公のものではなく、農家の方々の大切な土地です。所有者の方の許可なく勝手に入らないようにしてください。

林の中も公のものではありません。散策路を外れて勝手に森に入らないようにしてください。また、寺家ふるさと村の草花や生き物をとらないでください。ゴミやタバコのポイ捨ては禁止です。ゴミは各自持ち帰ってください。ペットを散歩させる際はフンも持ち帰るようにしてください。路上駐車も禁止です。

寺家ふるさと村の中にある施設はレストランや茶屋だけではありません。なんと、施設内にはなし園や体験温室、ゴルフのショートコース、テニスコート等の施設もあるのです。これらの施設があるのは散策できる場所からは少し離れていて、四季の家から鶴見川の方に向かっていく途中にあります。

ゴルフショートコースは9ホール（パー27）あり、その全長は723メートルです。定休日は火曜日でその他の日は朝8時から営業しています。また、ゴルフの練習場も併設されており、こちらの営業時間は朝8時から夜8時までです。気になる方は是非お電話にてお問い合わせください。

次にテニスコートですが、こちらは前月の1日より受付開始となっています。予約は直接行っても、お電話でも大丈夫です。営業時間は10月から3月までは9時から17時まで、4月から9月までは9時から18時までです。広々とした寺家ふるさと村でゴルフやテニスを楽しむのもまた楽しいひと時です。

寺家ふるさと村は横浜にありながら、田舎を感じることができるところです。ランチやおやつ、季節によっては行事も楽しむことができます。横浜でホタルが見られるというのも魅力です。公共交通機関でも気軽にアクセスできますので、横浜在住の方もそうでない方も是非寺家ふるさと村に行ってみてください。