昭和記念公園のアクセス方法は？【入口別】電車・車・バスでの行き方を解説！

東京都立川市にある国営昭和記念公園はとにかく広大で、自然が豊かです。四季折々の植物の姿は美しく、いつ行っても新しい発見のある魅力的な公園です。そんな昭和記念公園には7つの入口があり、それぞれの入口で公園内施設のアクセス、その入口までのアクセスが違っています。そこで、ここでは昭和記念公園へのアクセス方法を詳しく紹介していきます。

昭和記念公園は実に東京ドーム40個分の広さがあり、公園内でも最も遠い施設まで徒歩で数十分はかかります。施設は点在しているので、訪問者は行きたい施設によってアプローチする入口が違ってきます。同時に、7つある入口は電車、バス、車でアクセスの仕方が違いますので、昭和記念公園でなにがしたいのか、まずは目的を決めてからにしましょう。ここではまず昭和記念公園内の施設別にアクセスする入口を見てみます。

昭和記念公園の入口で最もメインになるのがこのあけぼの口です。そのため、この入口からアクセスできる公園施設は公園の顔とでもいうべき「総合案内所」、それから「花みどり文化センター」、そして名称からもわかるとおり「昭和天皇記念館」があり、「ゆめひろば」も近くになります。初めて昭和記念公園を訪れる場合はまずはこの入口を目指してもいいでしょう。

昭和記念公園のもうひとつの正面ともいえるのが、この立川口で、あけぼの口からも徒歩5分ほどしか離れていません。そのため、あけぼの口の公園内施設にもアクセスしやすいです。それから、この立川口からアクセスしやすい施設は水路である「カナール」、レストランのある「ふれあい広場」があります。それから愛犬家が注目する「ドッグラン」へのアクセスもこの立川口が最寄りです。

昭和記念公園の公園施設内で人気の施設が集中するのがこの西立川口です。人気施設のアクセスしやすく、昭和記念公園で最も注目される入口です。この入口からアクセスしやすいのが人気の「レインボープール」、子どもから大人までが手ぶらで楽しめるレジャー「バーベキューガーデン」、それから鳥好きに人気の「バードサンクチュアリー」があります。

昭島口もまた西立川口に比較的近いことから、昭和記念公園内の人気施設が重なっています。この入口からアクセスしやすいのは、レインボープールやバーベキューガーデンが西立川口と共通で、ほかには「うんどう広場」が最寄りになります。昭和記念公園で運動をしたい人はこの昭島口を目指しましょう。

玉川上水口は昭和記念公園の自然が多いエリアにアクセスしやすい入口になります。この玉川上水口からは「こどもの森」や「日本庭園」が近いので、より自然の木々などを楽しみたい人に最適な入口になります。ほかの場所も昭和記念公園内は自然が豊かですが、より昭和記念公園をのんびり楽しみたい人に向いています。

昭和記念公園の自然豊かな入口は玉川上水口ですが、この砂川口も玉川上水口に近いところにありますので、同じように昭和記念公園の自然を楽しめる入口になっています。この入口から近い公園内施設はこどもの森のほか、「こもれびの里」や「花の丘」があります。

ここまでは昭和記念公園の正面をあけぼの口とした場合に時計回りで入口を紹介してきました。7つめの入口となるのは、あけぼの口のすぐ近くである、この高松口です。この入口の近くにはやはりあけぼの口と同じ、花みどり文化センターや昭和天皇記念館、ゆめひろばがあります。

昭和記念公園は7つある入口それぞれでアクセスが違います。電車、バス、車でアクセスできますが、入口によってその方法も違います。ここではまずあけぼの口のアクセス方法を紹介します。この入口は電車の駅が徒歩10分以内の圏内にありますし、駅からバスでも来ることができます。では、電車とバスのそれぞれのアクセスを紹介しましょう。残念ながら駐車場は最寄りにはなく、立川口になってしまいます。

昭和記念公園の正面口にはJR中央線の立川駅と多摩都市モノレールの立川北駅が最寄りになります。ただ、最寄りといっても、中央線の立川駅からは徒歩で10分、モノレールの立川北駅からは徒歩およそ8分が目安ですので、決して近いというわけではありません。お年寄りや小さな子どもがいる場合はちょっと遠く感じるでしょう。

あけぼの口に徒歩で行くことが大変だと感じる場合はバスもあります。ただ、あけぼの口自体にはバスは到着しません。バスでのアクセスはJR中央線の立川駅北口から「東中神駅北口」行きのバスに乗ります。そしておよそ20分で「昭和記念公園砂川口」というバス停に着き、後述する砂川口に行くことができます。

昭和記念公園へのアクセスで最も便利なのは立川口でもあります。正面玄関はあけぼの口ですが、正面に向かって車で行きたい人にはこちらの入口がメインになります。電車でもアクセスできますので、使い勝手のいい昭和記念公園の入口のひとつです。

昭和記念公園立川口への最寄り駅はあけぼの口と同じJR中央線立川駅と多摩都市モノレール立川北駅になります。JR線の駅からは徒歩15分、モノレールからは約13分ですので、徒歩でのアクセスに関してはあけぼの口よりもよくないのが事実です。このふたつの駅から徒歩ならばあけぼの口をおすすめします。

上記のように電車の駅からは徒歩だとあけぼの口よりも不利であることは否めません。もし歩きたくない、歩くことが困難だという場合は、あけぼの口同様に立川駅の北口から「東中神駅北口」行きのバスに乗り、砂川口を目指してください。

さて、立川口には駐車場が完備されています。規模は普通車で1755台が、原付や自動二輪車などの駐輪場が70台分と、昭和記念公園内にある3ヶ所の駐車場の中で最大規模になります。混雑が予想される日などはここの駐車場を目指した方が無難です。特にドッグランが近いですから、愛犬家は愛犬と車で向かう場合は間違いなくこの立川口にするべきです。

昭和記念公園で最も人気のある施設が目白押しなのがこの西立川口です。暑い季節は特に人で賑わうバーベキューガーデンもここですし、徒歩でも車でも注目したいのがこの入口です。ただし、バスでのアクセスはできませんので、徒歩か車かをあらかじめ決めておくべきです。いずれにせよ、電車でアクセスは昭和記念公園で一番の入口となっています。

昭和記念公園で最もアクセスしやすい入口がこの西立川口です。というのは、最寄り駅がJR青梅線の西立川駅で、徒歩およそ2分程度と、数ある昭和記念公園最寄り駅の中では現実的に一番近いのがこの西立川口になります。そのため、この場合においてはバスは検討する必要はそもそもなさそうです。

さて、この西立川口には、昭和記念公園にある3つの駐車場で最も小さいですが、ちゃんと車を停めるスペースが用意されています。駐車可能台数は普通車が345台、原付や自動二輪車なら40台という規模です。ただ、バーベキューガーデンなど器材を運ぶ可能性が多い場合でも台車は貸し出ししていませんし、ガーデンまで車をつけることができません。そのため、バーベキューシーズンは最も混み合う駐車場になります。

昭和記念公園で最も子どもに人気があるのはこの昭島口近辺です。先に紹介したようにレインボープールやうんどう広場があるので、子どもたちが元気よく遊べるゾーンがまさにこの辺りなのです。そのため、家族連れには注目されるべき入口になります。そんな昭島口のアクセスを見てみましょう。

昭島口へのアクセスはJR青梅線の東中神駅が最寄りとなり、ここから徒歩でおよそ10分という距離になります。最も昭和記念公園に近いのが西立川口へ2分のJR青梅線西立川駅で、そこと比較するとやや遠く感じてしまう点はデメリットです。子どもなど元気いっぱいな世代であれば10分くらいは大した距離でもないでしょう。

それでも10分歩くのはきつい、という人はバスという手段もあります。ここも立川駅北口同様にこの昭島口につくものではなく、砂川口に向かうことになります。行き方は、JR青梅線の東中神駅北口から「立川駅北口」行きバスに乗れば約10分で「昭和記念公園砂川口」バス停につきます。ただ、立川駅北口発のバスも同じですが、運行時間は9時～16時ごろで、1時間に3～5本程度しかバスはありません。

玉川上水口は昭和記念公園入口別アクセスにランキングをつけるとしたら、堂々のワーストです。というのは、バスの運行もないですし、車の駐車場もありません。そして、最寄り駅から徒歩で向かった場合、最も遠いというのがこの入口の難点です。

玉川上水口への最寄りは西武拝島線の武蔵砂川駅になります。ここから徒歩で昭和記念公園に向かうと、最も近い玉川上水口へはおよそ25分程度の時間がかかります。ある程度体力がないと厳しいのがこの入口の難点です。ただ、武蔵砂川駅から残堀川緑道を経由してきますので、散歩がてら、あるいは軽い運動を兼ねるということであればちょうどよい距離であるともいえます。

昭和記念公園の各入口で見ると、位置的にはかなりメインから離れてはいますが、アクセスや使い勝手がいい入口がこの砂川口になります。電車もありますし、バス、車でもアクセスできることがこの入口のメリットであります。では、そんな砂川口へのアクセス方法を見ていきましょう。

砂川口の最寄り駅は西武拝島線武蔵砂川駅になります。先の玉川上水口の最寄り駅と同じですが、徒歩では約20分ほどかかります。5分ほど早く昭和記念公園に到着できるという有利な点はありますが、ルート的には玉川上水口の方が魅力があるかもしれません。いずれにせよ、ちょっと遠いと感じることは事実です。

砂川口の場合、最寄り駅の武蔵砂川駅からではありませんが、2つの駅からバスで来ることができます。これがすでに紹介している、JR中央線立川駅北口発「東中神駅北口」行きバスでおよそ20分、あるいはJR青梅線東中神駅北口発「立川駅北口」行きバスでおよそ10分揺られれば、砂川口最寄りの「昭和記念公園砂川口」バス停に到着します。

砂川口には駐車場も完備されています。駐車場は普通車431台が停められるという、園内2番目の規模になっています。原付と自動二輪車は18台だけで、園内規模は一番小さいです。しかし、車やバイクで遊びに来られるので、アクセスはよく、使いやすい入口でもあります。

最後の高松口はぐるり昭和記念公園を一周して、あけぼの口に近い入口になっています。アクセスとしては駐車場はありませんし、バスもありません。あけぼの口と近いとはいっても最寄り駅も異なっているからです。そんな高松口のアクセスはたったひとつだけでした。

昭和記念公園の入口別アクセス最後の高松口は、最寄り駅が多摩都市モノレールの高松駅になっています。あけぼの口と近いといえども、最寄り駅は違います。このモノレールの高松駅からは歩いておよそ9分ほどになります。遠くもなく、かといって近くもない距離ですが、ちょっとした運動不足解消としてはいい徒歩時間です。

昭和記念公園は国営ですが、大人の場合は入園料がかかりますし、駐車場も別途駐車料が徴収されます。大型車（立川口、砂川口のみ）は1750円、普通車が820円、年間パスで720円、そして二輪車が260円、年間パスで200円となります。駐車可能台数がかなり限定されますが、障害者手帳あるいは療育手帳、精神障害者福祉手帳の交付を受けている心身障害者が手帳提示すれば駐車料は無料になります。

昭和記念公園に車で向かう場合、遠方から来る人は最寄りのインターチェンジ（IC）は中央自動車道の国立府中ICであることを憶えておきましょう。ここから昭和記念公園は8キロほどの距離にあります。アクセスルートは、国立府中ICを下りたのち、国道20号線を立川方面に向かいます。そして、日野橋交差点を右折してすぐです。

昭和記念公園はとにかく広大です。そのため、なにをしたいかをあらかじめ決めておかないと、園内に入ったあとのアクセスもまた大変です。しかも、電車で来る場合には最寄りから徒歩2分でつく駅もありますが、ほとんどが10分前後、遠いところで25分もかかります。そのため、昭和記念公園に来る際にはある程度目的を明白にしておきたいところです。