レモン牛乳は栃木名物！お菓子やアイスなどの関連商品も徹底紹介！

ご当地グルメが人気のあまり全国に展開していくことが多い昨今、SNSの普及で街角の小さなグルメがテレビの取材が殺到するまでになったりと、なにが功をそうするかわからなくなってきました。しかしそのグルメが人気になるには、それだけの実力があるからに他なりません。レモン牛乳も栃木の名物飲料でしたが、その魅力は全国に伝わっています。

もうご存知の人も多いと思いますが、レモン牛乳という名前はなく、有名な栃木乳業メーカーのレモン牛乳は「関東・栃木レモン」という名です。これは2003年に起きた集団食中毒をきっかけに法律の改正があったため、100パーセント生乳ではないと牛乳という名称が使えなくなってしまったためです。

それ以前は「関東レモン牛乳」という名前で販売されていました。第二次世界大戦以後、物資の乏しい日本では甘いものやお菓子も少なかったため、甘いレモン牛乳は大人気となりました。給食でも出されて大人気。子供たちにとって甘いレモン牛乳はごちそうのような特別な存在でした。

現在では栃木のご当地飲料メーカーが取り扱うレモン牛乳と思しきドリンクは、すべて牛乳ではなくレモンの名前を使っています。レモンはまったく使われていませんが、牛乳の名前が使えなくなってしまったため残ったのはレモンのみ。しかしそのパッケージには、書かれていない牛乳の文字が見えるのです。

名前に牛乳が使えなくなった今でも、そのパッケージの色合いは変わらず。牛乳の文字がとれてしまっても、レモン牛乳と認識されていて人気も衰えることがありません。栃木県にいない、レモン牛乳を初めて見る人は牛乳の文字が入っていないので認識することは難しいですが、栃木県では親から子へと刷り込まれているのです。

一歩地元から出てみると、コンビニやスーパーに行って「いつも見ていたあれがない」と感じる人は多いです。それはお菓子だったり、インスタントラーメンだったり、調味料だったりと、当たり前のようにあったのに実は地元にしかなかったものというのは、意外にもあるのです。

栃木の人は県外に出てみると「レモン牛乳がどこにいってもない。」と驚いた経験のある人が多いです。それほど栃木では当たり前のようにあった飲み物なのです。自動販売機にも、コンビニにも、スーパーにもあるレモン牛乳。他県の人がコーヒー牛乳やいちご牛乳を飲んでいた時、栃木の人はレモン牛乳を飲んでいたと言っても、過言ではないのです。

栃木では定番の飲み物、レモン牛乳。販売店はあちこちにあり、レモン牛乳にちなんだアイスやお菓子、お土産など関連商品が続々でるほど人気です。栃木に帰ったら必ず飲むと言われるふるさとの味、レモン牛乳。その味はほんのりすっぱく、けれど牛乳のまろやかさを感じる乳飲料なのです。

レモン牛乳を初めて飲んだ人は、一口目ではうまくその味を理解できず、二口目でわかりかけ、三口目でそのおいしさに気づいてはまる人は多いです。ヨーグルトの酸味とも違う、本物のレモンのようにさすような酸味とも違う、ほのかに感じる酸味と乳飲料の独特の甘さがクセになるおいしさなのです。

レモン牛乳のおいしさにはまり、どうしても飲みたいけれど周りで購入できる場所がない人は、ついに禁断の「自作レモン牛乳」を作ってしまうほど。しかし、なかなかその味には近づけません。レモン牛乳という名前を鵜呑みにしてレモンと牛乳をブレンドするだけではその味にはたどり着けないのです。

レモン牛乳にはレモンは入っていません。よく見るとそのパッケージには「無果汁」と正直に書かれているのです。科学に詳しい人は「牛乳にレモンを入れたら凝固してしまうのだからめらかなドリンクになるはずがない」と気づいている人もいます。では、レモンとは、と謎が深まります。

レモン牛乳のレモンとはほのかな黄色を指しています。レモンの香りも味もなくとも、存在感が抜群なレモン。牛乳の方がメインだったのに法改正で牛乳の部分が使えなくなってしまったレモン牛乳。その存在はキャベツが入っていないのにお菓子の名前にキャベツが入っていたりする感覚と似ています。

ホットドッグのように犬が材料なわけでもないのに、インパクトがそのまま根付き料理の名前となったように、レモン牛乳の名前はそれだけでインパクトとご当地感、Ｂ級グルメのような味の予想のつかなさがあわさり、愛される名称となりました。牛乳が取れた今でも変わらず呼ばれているの名前は、レモン牛乳の愛される存在感のなせる力です。

レモン牛乳が豊富に手に入る人は贅沢なアレンジレシピを作る人もいます。固めてシャーベットにしたり、他の乳飲料と混ぜたり、ミックスジュースにしたり、お菓子やアイスなど自分好みの味に仕上げるために使う人もいます。そんな中でも大人にしか飲むことができな人気のレシピがカクテルがあります。

それは梅酒とレモン牛乳を混ぜたカクテルです。梅酒をヨーグルトで割って飲むカクテルも人気ですが、これをレモン牛乳でするとまろやかさがアップし、飲みやすくもあり人気なのです。レシピの割合は1:1がおすすめです。梅酒好きな人にはぜひ試してみていただきたい、自作ならではのカクテルです。

レモン牛乳の人気はとどまることを知らず、有名コーヒーチェーン店のドトールと共同開発したこともあります。それがレモン牛乳をまろやかにしたのが「関東・栃木レモンまろやか仕立」です。今までのレモン牛乳よりも乳固形分が1.2倍で濃厚でまろやかな味となっています。

レモン牛乳販売店だけではなく、コンビニでも見つけることのできる商品だったため人気になりました。しかし、関東等の一部地域でしか販売がなく飲むことができなかった人も多く、お土産で購入した人もいました。2017年8月に発売開始となり、現在も人気の商品となっています。

フタバ食品から発売されているレモン牛乳アイス。会社が違うはずなのに、レモン牛乳とまったく同じパッケージでドリンクと同じ味わいのあるアイスクリームです。レモン牛乳アイスは会社は違えども正真正銘本物のレモン牛乳が10パーセント使われています。ドリンクと同じで無果汁です。

フタバ食品からはファミリーパックのアイスバーも発売されています。2015年に限定40万本で販売しましたが、それが大人気になり、家族でも食べれるお得なアイスバーとなりました。レモン牛乳風味の濃厚ソースが中心部にあり、暑い夏にぴったりの甘くすっぱいおいしさでした。

カップでもアイスバーでもない、マルチソフトタイプのアイスクリームもあります。甘酸っぱくてまろやかで見るきーな味わいのソフトクリーム。片手でも食べやすくカップアイスのように柔らかいお菓子です。家族や友達同士で集まったときに色々食べ比べてみるのもおすすめです。

レモン牛乳を使ったお菓子やお土産は地元の人が一押しする商品です。もちろんドリンクが一押しなのですが、輸送手段や保存状態によって品質が変わってしまうので、せめてそれに近い味のお菓子を購入すると、レモン牛乳の片鱗を感じることができます。すると、次にはレモン牛乳が欲しくなり栃木にやってくる人もいます。

お土産に人気なのは、固くて持ち運びのしやすいお菓子です。クッキーやキャンディーは崩れにくく温度の変化にも強いので長時間の移動でも安心してお土産にすることができます。保冷剤を持って行っている人は、ヨーグルトもあるので、レモン牛乳とあわせてお土産にするのもおすすめです。

このレモン牛乳のお菓子やキャンディーは、道の駅や駅の中にある販売店で購入することができます。人気のある販売店は宇都宮駅。広い販売店の中に、レモン牛乳に関する商品から栃木の定番お土産が多いため、休日は混雑する人気のスポットです。栃木県の道の駅、「みぶハイウェーパーク」もお土産販売店として人気スポットです。

また、少し変わったものが好きな人へのお土産におすすめなのが、「カレー」です。ほのかに甘酸っぱい香りと味を感じるレモン牛乳はカレーの中でもほのかに存在感を発揮します。そのため好きな人にはたまらない味となっています。しかし、もらった人は食べるのに少し勇気が必要と感じる人もいます。

女性やレモン牛乳ファンにも好まれるのがレモン牛乳の石鹸。パッケージがレモン牛乳とまったく同じなため、そのおいしさを知っているお子さんならうっかり口に入れてしまいかねない商品。お菓子と勘違いして大人でも少しかじってみたくなる外見は、パッケージから速やかに出して浴室に置くのがおすすめです。

瀬戸内では今調味料に、イカ天にとレモンをおすすめしています。そしてついに、瀬戸内のレモンを1パーセント乳飲料にまぜた「瀬戸内レモン」なるドリンクが誕生しました。こちらもさわやかで口当たりの良い飲み心地。まだできたばかりの新ご当地ドリンクですが人気は高騰中です。

栃木のレモン牛乳は長い歴史と愛されつづけたご当地に根付くドリンクです。瀬戸内のレモン牛乳もこのまま人気が高まっていけば、いつかは互いに同じ棚に並ぶ日がくるかもしれません。その時はぜひとも両方買って、飲み比べてみてください。1パーセントのレモンの味と香りで、好みが別れるかもしれません。

レモン牛乳のおいしさや人気に類似品が出てくることもあります。パッケージもそっくりで見分けがつかないものも多いのですが、そう言った商品には名前が違ったり、「関東・栃木　レモン入り」のような書かれ方をしています。レモン牛乳と共同開発している会社や商品は公式サイトから確認ができます。

もともとは「関東牛乳」という会社が作り出した商品ですが、廃業したため栃木乳業が製造法を受け継ぐ形で同一商品の販売を続けています。レモン牛乳は栃木乳業以外も作っている商品ではありますが、元祖レモン牛乳を受け継いでいるのは栃木乳業だけです。メーカーごとのおいしさがありますが、わざと似せている類似品には注意が必要です。

レモン牛乳の販売店はお土産売り場のある場所に存在することが多く、駅や道の駅などにもあるのですが、じつは栃木乳業の工場敷地内に製品を卸している販売店があります。直営店なので間違えることもなく、確実にレモン牛乳を手に入れることができます。レモン牛乳ヨーグルトもあり、工場見学のお土産にもおすすめです。

栃木県内のコンビニエンスストアではレモン牛乳を取り扱っているところが多いです。その他にも市役所や交通センターのような施設内部の販売店にも存在します。市民の生活に密接した場所ではソウルドリンクのレモン牛乳を扱っている場所が多いです。栃木に引っ越したときに、レモン牛乳デビューできる場所はあちこちにあります。

レモン牛乳を取り扱う栃木乳業と同じく人気メーカー、針谷乳業は自動販売機を駅構内に数台所有し、販売しています。レモン牛乳は栃木乳業派と針谷乳業派にわかれるほど、ご当地ドリンクメーカーとして有名なのですが、針谷乳業は栃木県内にしかない、ご当地密着型です。工場内の自動販売機では一般の自動販売機よりも安く購入することができます。

針谷乳業のレモン牛乳は「おいしいレモン」という名前で販売されています。そしてやはりレモンは入っていない無果汁です。レモン色の乳飲料でほんのり酸味を感じる味。針谷乳業のレモン牛乳は販売店が少ないため、旅行に訪れた時や栃木在住でないと手に入らない一品です。

東京にある栃木県のアンテナショップ「とちまるショップ」では栃木県の様々なグルメやお土産、銘菓を販売しています。栃木の代表的ソウルドリンクレモン牛乳もここで購入することができます。メーカーは栃木乳業のため、栃木乳業のレモン牛乳以外のレアな商品も取り扱っています。

セブンイレブンでも時折取り扱いがあり、さらに成城石井でもレモン牛乳を販売しています。東京は関東圏の商品も取り扱いがあるため、比較的他の土地よりも手に入りやすいのですが、針谷乳業のレモン牛乳など、ご当地メーカーは栃木県でないと手に入りません。「関東・栃木レモン」にはまった人は、ぜひとも他メーカーも味わってみていただきたいです。

栃木のご当地ドリンクとして、アイスやお菓子等、様々な関連商品が登場するレモン牛乳。販売店も全国にまで及び、今まで知らなかった人や、テレビで芸能人が言っていたと気づいた人もいます。栃木だけにおさまらないレモン牛乳は関東に広がっています。その人気に、中国地方や九州地方にも登場するかもしれません。