「やごとのだんごやさん」がインスタ映えすると話題！メニューや値段も紹介！

名古屋にある「やごとのだんごやさん」のかわいいおだんごがSNSで注目を集めています。インスタ映えすると評判のだんごとはどのようなものなのでしょうか?今回は、やごとのだんごやさんで頂けるこだわりの甘味メニューやかわいい雑貨をご紹介しながら、やごとのだんごやさんの人気の秘密をお伝えします。アクセス方法や周辺のおすすめ観光スポットもご紹介します。

「やごとのだんごやさん」とは、名古屋市郊外の八事にあるお店です。和カフェというより「茶店」という表現がぴったりの、気取らない昔ながらの店構えが落ち着きます。八事は寺院が数多く点在するしっぽりとした閑静なエリアで、やごとのだんごやさんも八事霊園の駐車場に位置しています。周辺には中京大学や名城大学もあるため、お墓参りに訪れた人や学校帰りの大学生も多く訪れています。

店内はブラウンを基調としたしっとりとしたインテリア。木製のテーブルは、日本家屋の建築に使用された欄間をリメイクした特注品なのだそうです。テーブル席は20席あり、ゆっくりとおだんごやお茶が頂けます。また、外には茶店ならではのベンチも設置されているので、天気の良い日には屋外で頂くのもおすすめです。

やごとのだんごやさんは開店して長く経ちますが、人気が急上昇してきたのは最近になってから。というのも、やごとのだんごやさんで出されるだんごの味もさることながら、そのかわいい盛り付けや装飾が若い女性たちの目に留まり、かわいいだんごの画像が続々とSNSにアップされるようになったからです。やごとのだんごやさんの店内では、連日だんごの写真を撮影する女性たちの姿が見られます。

やごとのだんごやさんの定番のだんごは、名古屋や岐阜県飛騨地方に古くから伝わるスタイルのみたらしだんごです。小ぶりでかわいい丸形のだんごを5つ串に刺し、醤油を塗ってこんがりと焼いたもの。やごとのだんごやさんでは、さっと醤油を塗った「さっぱり醤油」、甘さを抑えた醤油だれの「あまから醤油」、きなこをたっぷりまぶした「きなこ」の3種類があります。値段はそれぞれ1串100円です。

名古屋や飛騨地方では、だんごはお菓子ではなく保存食として作られていたため、甘いたれがたっぷり絡まった一般的なみたらし団子よりは甘さが抑えられています。甘さよりも醤油の香ばしさを楽しむだんごが、やごとのだんごやさんのみたらしだんごとも言えるでしょう。醤油は飛騨高山から取り寄せたものを使用しているそうです。

やごとのだんごやさんのおだんごは小ぶりながらきれいな丸型で、一つ一つ丁寧に作れているのがよく分かります。それを焦げ目がしっかりつくまでこんがりと焼き上げます。食感は柔らかくてもちもち。子供からお年寄りまで幅広く親しまれる八事のおやつとなっています。

やごとのだんごやさんで人気のメニューは、その人気の火付け役でもある「やごとのだんごセット」です。人気のポイントは、何と言っても遊び心と日本ならではの美意識を前面に押し出したかわいいビジュアルです。2017年6月から販売を開始して以来SNSに次々とアップされるかわいい画像が人気を呼び、雑誌や新聞といったメディアでも取り上げられるようになったのだとか。

やごとのだんごセットの盛り付けパターンは2種類。階段状の板にだんごが2串ずつ並べられた立体的なパターンと、野点傘をあしらった白い平皿にだんごが6串一列に揃ったパターンです。どちらの盛り付けかはお店にお任せとなり、席に運ばれてくるまでわくわくするのも楽しいポイント。セットを彩る花もそれぞれ異なり、花によって雰囲気が変わるところも魅力です。この花は、やごとのだんごやさんの近所にあるカワ井生花店のものです。

通常は5つのだんごが1串に刺さっているところが、やごとのだんごセットのだんごは1串に2つ。それが6串あって、6種類の味が1つのメニューで楽しめる上に、おこげせんべいとほうじ茶までついたおすすめのセットです。おだんごの味は、さっぱり醤油、あまから醤油、抹茶あん、きなこの4種類は定番。後の2種類は季節ごとに変わり、梅や桜によもぎといった春の風味を始め、黒ごまや栗あんなど様々な味が楽しめます。

やごとのだんごセットは注文から出来上がりまでに時間がかかるため、だんごお彼岸や年末年始などの繁忙期にはセットの販売がお休みになることもあるそうです。やごとのだんごセットを写真に収めたい人は、お店の繁忙期を外して出掛けるのがおすすめです。やごとのだんごセットの値段は880円です。

この春からの新メニュー「愛らしきなこ」も、フォトジェニックで人気が出そうなメニューです。ソフトクリームとお餅にパステルカラーのかわいいおいりをあしらい、きなこをたっぷりまぶした和スイーツ。お好みで黒蜜をかけて頂きます。愛らしきなこの値段は780円です。

愛らしきなこに使われているソフトクリームは、飛騨にある牛乳加工業の老舗「牧成舎」で作られたものです。牧場から届いた新鮮な牛乳を使ったソフトクリームは、牛乳本来の自然ですっきりとした甘みが人気のポイント。なお、やごとのだんごやさんではソフトクリーム単品の販売も行っていて、値段は300円です。

お腹が空いている人には「五平餅」がおすすめです。五平餅は飛騨地方や長野近辺で古くから親しまれている郷土料理で、だんごとは異なり米の粒感を残して平らにまとめ、たれをつけてこんがりと焼いたものです。焼きおにぎりに近い感覚で食べ応え抜群。やごとのだんごやさんでは味噌だれと醤油だれの2種類があり、値段はそれぞれ200円です。

甘味処の定番メニューと言えば「ぜんざい」です。やごとのだんごやさんのぜんざいは、つぶあんの汁に白玉だんごを浮かべたオーソドックスなタイプ。温かいぜんざいは冬季限定メニューとなっています。口直しに塩昆布がついて値段は400円です。なお、同じく冬季限定メニューの抹茶ラテも人気で、値段は400円です。

夏季には、温かいぜんざいに代わって「クリームぜんざい」が登場します。つぶあんと白玉だんごに、人気のソフトクリームをたっぷりとトッピングしたメニュー。つぶあんとソフトクリームの相性も抜群です。だんごだけでなく冷たい物も食べたい時におすすめのメニューです。値段は温かいぜんざいと同じく400円です。

だんごが人気のやごとのだんごやさんですが、夏にはかき氷がおすすめです。やごとのだんごやさんでは氷にこだわり、愛知県春日井市を拠点とする老舗氷屋「川久」から天然銘水の氷を仕入れているのだとか。シロップなしでもおいしいと感じられるほどの上質なかき氷は、川久直伝の製法できめ細かく削られてふわふわな食感に仕上がっています。

かき氷のフレーバーは、シロップ系ではみかん、巨峰ぶどう、グァバ、もも、ラフランス、ゆず、紅茶、せんじ、シークァーサー、あまおういちご、パイナップルの11種類。値段は400円です。これにソフトクリームがトッピングされるとスペシャルメニューとなり、値段は700円です。なお、白玉や小豆をトッピングすると値段はプラス100円、練乳をプラスすると値段は50円アップします。

かき氷のフレーバーは他にも、抹茶、マンゴー、黒蜜きなこがあります。この3種類の値段は500円で、ソフトクリームがトッピングされたスペシャルは値段が800円となります。川久の絶品かき氷とやごとのだんごやさんの絶品だんごが同時に楽しめるとは何とも贅沢!

やごとのだんごやさんではゲリラメニューが登場することがあります。2017年10月の3連休に登場したのは、こちらの「ごまあんだんご」。数量限定で販売され、値段は300円でした。ゲリラメニューの情報は、公式インスタグラムまたは公式フェイスブックで配信されるそうなので、気になる人はこまめにチェックするのがおすすめです。

やごとのだんごやさんのおだんごは持ち帰りができます。1串でもパックに入れてくれるので、帰宅してからのおやつやお土産におすすめ。他にも、草餅やいちご大福などの季節の和スイーツや、贈答用の箱入り和菓子も種類豊富に揃っています。なお、やごとのだんごセットと愛らしきなこは店内限定メニューとなっています。

やごとのだんごやさんの店内には、飲食スペースの隣に雑貨の販売スペースがあります。茶筒や仏具などの和雑貨から使い勝手の良いトートバッグや保冷バッグまで、やごとのだんごやさんが直接買い付けたかわいい雑貨がずらりと揃っています。おだんごが焼き上がるまでの間にショッピングが楽しめて、お土産にもおすすめです。

やごとのだんごやさんの店内で使われている陶器のお茶碗は、雑貨コーナーで販売されています。お茶碗は全て手作りで、模様や形が少しずつ異なり趣があります。アンティークショップのような、一つ一つの物にそれぞれ温もりや思いが感じられるラインナップに今後も注目です。

やごとのだんごやさんの営業時間は、平日は9時から15時まで、土日祝日は9時から17時までです。お墓参りシーズンや休日には外で待つ事もあるので、特に冬場は寒さ対策をして出掛けるのがおすすめです。定休日は木曜となっています。

住所:愛知県名古屋市天白区八事山101八事霊園駐車場前 電話番号:052-838-5005

やごとのだんごやさんの最寄り駅は、名古屋市営地下鉄八事駅です。八事駅は鶴舞線と名城線が乗り入れており、名古屋駅から出発する場合は1回乗り換えが必要となります。行き方はいくつかあり、名古屋駅から東山線に乗り伏見駅で鶴舞線に乗り換える行き方や、桜通線に乗って御器所駅で鶴舞線に乗り換える行き方などがあります。所要時間は25分程度です。

八事駅からは、エレベーターで地上に出て飯田街道を左へ進み、「八事霊園入口」の標識に従って左折します。名城大学の脇を進むと八事霊園へ着きます。やごとのだんごやさんは八事霊園の駐車場にあります。車での行き方は、名古屋第二環状自動車道植田ICまたは名古屋高速2号東山線から国道153号線に出るのが分かりやすいです。

やごとのだんごやさんに行ったらぜひ訪れておきたいのが、名古屋一の寺とも言われる「興正寺」です。興正寺は1686年に開基された尾張徳川家ゆかりの寺院として有名で、「尾張高野」とも呼ばれて多くの参拝客が訪れています。興正寺は見どころが盛りだくさん。なかでも1808年に建立された高さ30mの五重塔は東海三県唯一の木造建築による五重塔で、国の重要文化財に指定されています。

興正寺境内には歴史ある数々のお堂の他にビオトープや憩いの広場が設置され、誰でも親しみやすい雰囲気のスポットとなっています。本堂奥の竹翠亭は、大正時代に海運王と呼ばれた日下部久太郎氏の命により建設されたもので、元々は岐阜市にあった重要建築物でしたが平成20年に興正寺に移築されました。庭園には枝垂桜が植えられ、美しい眺めを堪能できます。

竹翠亭では定期的にお茶会が開かれています。街の喧騒と切り離された静かな空間で、お坊さんが点てるお茶とお菓子を頂きながら心洗われる一時が楽しめると評判です。お茶会は予約制となっており一席につき20名まで参加できます。参加料金は1000円となっています。お茶会の情報は興正寺公式フェイスブックにアップされるので、興味のある人はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

また、興正寺では毎月21日「興正寺マルシェ」が開催されます。地元で採れた野菜や手作りのグッズが販売されていたり、地元で人気の飲食店がキッチンカーを出店していたりと、あれこれ手が伸びてしまう楽しいイベントです。また、ペットグッズを取り扱うブースが並ぶエリアはペットオーナーの間で「興正寺わんこマルシェ」と呼ばれ、ペット同伴でショッピングを楽しむことができます。

住所:名古屋市昭和区八事本町78番地 電話番号:0120-8510-78

名古屋にある「やごとのだんごやさん」をご紹介しました。かわいいおだんごがSNSで評判のやごとのだんごやさんですが、百聞は一見にしかず。ぜひご自身の目で、やごとのだんごやさんのおだんごのかわいさを確かめて、取って置きの写真を撮影してみてはいかがでしょうか。ただし、撮影に夢中になりすぎて焼きたてのおだんごが冷めないように注意しましょう。