「リサとガスパールタウン」特集！富士急ハイランドの無料人気エリアを紹介

富士山のふもとにある人気遊園地「富士急ハイランド」は絶叫マシンだけではありません。かわいいキャラクターが人気のリサとガスパールをテーマにしたエリア「リサとガスパールタウン」も話題となっています。今回は、リサとガスパールタウンの見どころや楽しみ方、人気のお土産情報などをたっぷりご紹介します。

「リサとガスパール」は、絵本作家のアン・グットマンと画家のゲオルグ・ハレンスレーベン夫妻による物語です。パリを舞台に、人間の小学校に通うガスパールと転校生のリサの日常の出来事を描いています。シリーズ作品は30作を超え、フランス語はもちろん英語、日本語などに翻訳されて世界中で親しまれています。

犬にもうさぎにも見えるリサとガスパールは架空の動物という設定。白いリサは元気で好奇心旺盛な女の子。黒い方のガスパールはナイーブでおっとりした性格の男の子として描かれています。

作中では、人間の友達に「リサはガスパールにそっくりだね」と言われたことや、先生からリサの案内役を任されたことにガスパールは気を悪くするものの、次第にリサと打ち解けて行く様子が描かれています。そしてリサとガスパールは友情の印にお互いのマフラーを交換し、永遠の友達「トワトモ」へと心を通わせていきます。

リサとガスパールの物語や描き下ろしのイラストには、パリの有名観光地や街並みの風景が精細に描かれていて、パリを旅行したことのある人には懐かしく感じられます。リサとガスパールはパリだけでなく世界の各地を旅行し、東京に来た物語も出版されています。

リサとガスパールは、今や世界で人気のキャラクター「キティちゃん」とも共演しています。キティちゃんのデザイナーである山口裕子さんがパリのゲオルグ氏のアトリエを訪れ、油絵を共同制作したことで話題となりました。

そんなリサとガスパールが暮らすパリの街並みが、山梨県の富士急ハイランドに出現しました。「リサとガスパールタウン」は、世界初のリサとガスパールが主役のテーマパークです。

園内には、花が咲き誇る噴水庭園やパリの象徴ともいえるエッフェル塔のミニチュア版、豪華なカルーセルなどフォトジェニックなスポットがたくさん。カフェやお土産屋さんも多く、パリを散歩している気分で食べ歩きやショッピングが楽しめます。

リサトガスパールタウンには、リサとガスパールがグリーティングに登場することもあります。噴水広場やトワトモ広場でリサとガスパールの2人と一緒に写真を撮るチャンス。もちろん無料で参加できます。グリーティングはいつでも実施されているわけではなく、土日と祝日の決まった時間で行われます。

リサとガスパールタウンは富士急ハイランドの中にあります。富士急ハイランドは7月中旬から基本入園料が無料となりますが、リサとガスパールタウンは今も入場無料で楽しめます。入場無料なので、富士山周辺のドライブ途中に立ち寄って、カフェで休憩したりお土産を購入したりできる気軽さが人気となっています。

2018年はリサとガスパールタウンの5周年にあたります。リサとガスパールタウンでは、1年かけて5周年記念イベントが行われるのだとか。イベントは季節ごとに変わるので、何度も訪れて5周年イベントをコンプリートしてみてはいかがでしょうか。

4月21日から6月下旬までの第1弾は、青をテーマカラーとして園内をデコレーション。ミニエッフェル塔のあるメイン広場には青いお花がネモフィラやブルーデイジー、そしてフランスの国花アイリスなどが咲き揃って美しい光景となっています。

カフェのメニューも、青いドリンクや青いソフトクリームなどの限定メニューが登場。期間中にカフェやショップを利用すると5周年オリジナルグッズがもらえるので、良いお土産になりそうです。

また、園内にいるバッジを付けたスタッフに「5周年おめでとう」と声を掛けると、5周年記念ステッカーがもらえるのだとか。このステッカーは、リサとガスパールが5周年をお祝いしている描き下ろしの原画デザイン。無料でしかもレアなお土産はぜひゲットを。

リサとガスパールタウンにはアトラクションが1つあります。「エッフェル塔のカルーセル」というアトラクションで、フォトジェニックな2階建てのメリーゴーランド。木馬にはリサとガスパールが乗っているものもあります。

エッフェル塔のカルーセルは無料ではなく1人400円がかかります。身長110cm以上で利用できますが、未就学児は中学生以上の付き添いが必要です。

エッフェル塔のカルーセルは、本場パリに実在するエッフェル塔の風景を再現したものです。エッフェル塔からセーヌ川をはさんだ向かいのトロカデロ庭園にカルーセルがあり、パリで人気の撮影スポットとなっています。なお、1枚の写真にカルーセルとエッフェル塔をうまく収めるには、シャイヨ宮付近から撮影するのがおすすめだそうです。

リサとガスパールタウンにあるミュージアムは、リサとガスパールの世界をより深く知ることができるスペースです。リサとガスパールを描いた油絵やスケッチ原画が展示されているほか、登場人物や作者の紹介パネルもあります。また、リサとガスパールの物語が生まれたパリのアトリエも再現されているそうです。

ミュージアム内のミニシアターでは、作者へのインタビュー映像やリサとガスパールの新作アニメーション映像が上映されています。リサとガスパールミュージアムの入場は無料です。場所はリサとガスパールショップの2階です。

リサとガスパールタウンの思い出に、体験アトリエでお土産を手作りしてはいかがでしょうか。体験できるグッズは全部で5種類。ジェルキャンドル、ドライフラワーアレンジ、ステンドビーズ、アロマスプレー、サンドブラストとなっています。

ジェルキャンドルは、ガラスの器の中に色鮮やかな砂やリサとガスパールの形をしたガラス細工を入れてキャンドルを作るというもの。簡単なので小さな子でも作ることができます。ジェルキャンドルの体験は1200円です。

ドライフラワーアレンジは、リサとガスパールのマスコットをドライフラワーと組み合わせてリースを作ります。リースの種類や大きさが選べるので、飾りたい場所をイメージしながら作るのがおすすめ。ドライフラワーアレンジの体験は1600円です。

ステンドビーズは、真鍮の型に色とりどりのビーズを敷き詰めてバーナーで焼き付け、ステンドグラスのような飾りを作るものです。ボールチェーン付きで、キーホルダーやバッグのチャームになります。ステンドビーズの体験は1500円です。

アロマスプレーは、数種類のアロマオイルを自分でブレンドしてアロマスプレーを作る体験です。リサとガスパールの絵本のシーンをイメージしたアロマもあるのだとか。アロマスプレー体験の料金は1500円です。

サンドブラストは、リサとガスパールのイラスト型紙を使って自分でグラスにサンドブラストを施す体験。手先の器用な人におすすめです。料金は1500円です。

なお、5周年記念グッズを作る無料のワークショップも開催されています。フラワーペタルを使ってオリジナルのブックマーカーを作る体験ができます。開催時間は6月下旬までの土日祝日の13時から。場所はトワトモ広場となっています。

リサとガスパールタウンには、パリさながらのカフェがあります。ちょっとゆっくりお茶を楽しみたい時に人気のカフェは「レ・レーヴ・サロン・ド・テ」がおすすめ。ホテルのサロンのようにゴージャスなインテリアで、優雅なティータイムが楽しめます。

レ・レーブ・サロン・ド・テの人気メニューはケーキです。ケーキと焼き菓子、そしてドリンクがセットになった「ティータイムスイーツセット」は1200円。ケーキの種類は様々で、カラフルなマカロンでデコレーションしたチョコレートケーキやリサの顔がトッピングされたストロベリームースなど、見ているだけで楽しくなるメニューが揃っています。

本格的なアフタヌーンティーもおすすめ。下の段の食事はキッシュやケークサレ、ビーフシチューポットパイなどの中から1つ選びます。中段はプチケーキが数種類。そして上段は、一口サイズのドゥミセックやショコラとなっています。ドリンクは紅茶やハーブティー、コーヒーが選べます。料金は2500円です。

レ・レーヴ・サロン・ド・テの営業時間は、富士急ハイランドの営業時間と同じです。レ・レーヴ・サロン・ド・テにはスイーツのメニューだけでなくワンプレートの軽食メニューもあるので、ランチやディナーにも利用できます。また、1階はお土産におすすめのクッキーなどを扱うテイクアウトショップとなっています。

パリのカジュアルなカフェのような雰囲気の「カフェブリオッシュ」は、焼きたてのパンやボリュームたっぷりのサンドイッチなどを扱うベーカリーカフェです。店内のテーブル席に加え、外にもテラス席があり天気の良い日には気持ちの良いランチやカフェタイムが楽しめます。パンはテイクアウトもできるのでお土産にも。

カフェブリオッシュの人気メニューは、富士山の形をした「Fujiちゃん」。ミルク風味のふわふわパンの中には、クリームチーズとラズベリーパウダーが入っています。チョコペンで描かれた顔の表情も様々で、選ぶのが楽しいメニュー。１個360円です。

リサとガスパールのメニューは、「ガスパールのシナモンロール」「リサのメープルロール」や、「リサのココア&ホワイトチョコキューブ」などがあり、どれもかわいくておいしいと人気です。

イートインメニューでは、ランチにぴったりのガレットやサンドイッチのスープセットが人気。また、アイスクリームと生クリームがトッピングされたフレンチトーストは、ボリュームのあるおやつにおすすめです。

カフェブリオッシュの営業時間は、8時30分から17時30分までとなっています。朝早くから営業しているので、朝食に焼きたてパンを食べられるのもうれしいポイント。リサとガスパールタウンの営業時間に準じて季節ごとに営業時間が変わるのでご注意下さい。

かわいいリサとガスパールの世界を体験したら、お土産もたくさん欲しくなります。リサとガスパールタウンにあるショップには、リサとガスパールグッズが100種類以上も揃っていてどれもかわいいグッズばかり。定番のお菓子やぬいぐるみに加え、デイリーに使えるステーショナリーや食器なども充実しています。

オリジナルグッズの中には、リサとガスパールタウン限定のグッズも。リサとガスパールが富士急ハイランドの人気アトラクションに乗っている姿のぬいぐるみや描き下ろしの絵はがきなどは他では入手できないアイテムです。

さらに今年は5周年イベントの一環として、5周年記念グッズも販売されています。富士山をバックにリサとガスパールが「5th」バルーンを持っている絵が描かれている5周年アートフレームは2160円、同じデザインのミニタオルは600円、ランチクロスにもおすすめのバンダナは950円です。

また、リサとガスパールのイラストが描かれたびんにジャムサンドクッキーが入った「ジャムサンドボトル」は670円。クッキーを食べた後はびんに他の物を入れて使えます。そして、富士山クッキーにコック姿のリサとガスパールをあしらったキーホルダーは800円となっています。

リサとガスパールタウンの営業時間は、富士急ハイランドの営業時間とは異なります。営業時間は月や曜日によって変わるので、公式ホームページで確認するのがおすすめです。公式ホームページでは、営業時間の情報が2ヶ月ごとに更新されます。

5月と6月の営業時間は、平日は8時45分から17時30分まで。土日および祝日の営業時間は8時45分から18時30分までとなっています。ゴールデンウィークや夏休みといったハイシーズンには営業時間が長くなります。営業時間が特に長い日には朝6時30分から開園したり夜22時30分まで営業したりと、たっぷり楽しめます。

リサとガスパールタウンは、富士急ハイランド第1入園口の手前にあります。第1入園口周辺には、ハイランドリゾートホテルや高速バスの停留所、ふじやま温泉にフジヤマミュージアムがあります。電車でアクセスする場合は反対側の入口となるのでご注意下さい。

富士急ハイランド周辺には駐車場がたくさんあります。富士急ハイランド用の駐車場を利用すると駐車料金が1日1500円かかりますが、リサとガスパールタウン専用の駐車場は料金が無料となったり安く済んだりするので、リサとガスパールタウンを利用する時は専用駐車場に駐車するのがおすすめです。

リサとガスパールタウン専用駐車場の料金は、最初の30分間は無料。30分から1時間は500円、1時間を超えると1時間ごとに500円かかります。ただし、平日2000円以上お買い物や食事をすると3時間無料、平日 5000円以上の利用で4時間無料となります。土日祝は2000円以上の利用で2時間まで無料です。

富士急ハイランドにあるリサとガスパールタウンをご紹介しました。絶叫マシンのイメージがある富士急ハイランドですが、リサとガスパールタウンは小さな子どもや女性に人気のエリアとなっています。富士山周辺観光のルートに組み入れてみてはいかがでしょうか。