大阪城天守閣の入場料は？割引方法もある？営業時間やイルミネーション情報もあり

多くの観光客が訪れる西日本を代表する都市・大阪。そのランドマークともいえる大阪城は必見スポットです。公園内の美しい自然や名城を彩るイルミネーションが観光に訪れた人を迎えてくれます。気になる営業時間や入場料、お得な割引情報も有り。早速チェックしてみましょう。

大阪城は一年を通して様々な花を咲かせます。特に桜、梅、桃、アジサイの美しさは一際です。三月中頃から4月中が一番多くの種類の花を観察する事が出来ます。荘厳なお城の姿に色とりどりの花。想像しただけで胸が躍りますね。大阪城公園は関西でも指折りの花の名所でもあるのです。

天守閣は街を一望できる展望台になっています。大阪城を訪れて、これを見逃す人はいないでしょう。むしろ大阪府を観光するのであれば仮に大阪城に興味がなくても見るべき景色です。この景色ひとつのために大阪城公園に足を伸ばす価値が有ります。「入場料を払ってまで…」という人も大丈夫。割引や無料入場の方法も後ほど紹介します。

桜の季節には夜間のライトアップが行われる他に、毎年3Dマッピング・イルミネーションといったド派手なイベントが開催されています。こうした特別なイベントをお目当てに大阪城に行くのなら事前に日程の確認やイベント入場料の有無の確認、チケットの手配を済ませておきましょう。

大阪城を取り囲むようにして大阪市内各線の駅が有るので、それぞれの観光プランに合わせて利用する駅を選びましょう。各線最寄り駅で下車すれば、目の前が大阪城公園なので迷う心配はほぼ無いと思われます。ただ寄り道する場合は自分がどの駅で降りたのか勘違いすると迷うかもしれませんので、気を付けてくださいね。

安土桃山時代に豊臣秀吉によって築城された大阪城。その後天下統一を果たした豊臣政権の拠点となりました。軍事要塞としての山城ではなく権威の象徴、城下支配の拠点としての平城になっています。しかし戦国期の城であり様々な工夫で鉄壁の防御力を誇りました。現在も多くの歴史的遺構が残されており「大阪城跡」として国の特別史跡に指定されています。

しかし現存する大阪城は豊臣氏による物ではありません。関ケ原の戦いの結果、一大名に転落した豊臣氏。大阪に陣で再び敗北を喫し二代目の豊臣秀頼が自害。これをもって豊臣氏は滅亡となりました。秀吉の権勢の象徴であった大阪城は徳川幕府の支配下で改築や火災での焼失を経て現在の姿となりました。現存する大阪城は徳川氏による大阪城がベースとなっているのです。

まず大阪城公園は無料で出入り可能。天守閣の入場料は大人600円、営業時間は9時～17時。大阪市内在住で65歳以上の方や各種お手帳を持っている方は無料で入場できます。団体での利用は人数によって割引率が変更となります。団体割引は予約なしでも適用されるので大阪観光の際はぜひ利用しましょう。

中学生以下ならば天守閣に無料で入場できます。お子様連れの家族旅行であれば観光施設の入場料だけで結構な負担になるので、うれしいサービスですね。小学生までは証明不要ですが中学生は証明書がないと割引を受ける事が出来ませんので注意して下さい。

隣接する大阪歴史博物館。こちらと大阪城天守閣のセット入場券が900円で販売されています。天守閣600円＋博物館600円が定価となりますので300円もお得になります。博物館の常設展示も充実した内容ですから大阪城まで来たのなら行くべきスポットです。その時は必ずセット割引を利用しましょう。博物館の営業時間は9時30分～17時と天守閣よりオープンが遅いので要注意。

「スルッとKANSAI大阪周遊パス」という大阪エリア主要交通機関乗り放題＋観光施設割引優待券が2500円で販売されています。なんとこの券が有れば大阪城天守閣に無料で入場する事が可能です。その他にも無料入場や割引サービスが豊富です。大阪市内は旅行者にとっては車より電車の方が便利ですから大阪観光を楽しむなら必須アイテムでしょう。

広大な芝生と美しい桜が魅力の西の丸庭園。シーズン中であれば自慢の桜と天守閣のライトアップが見られます。入場料は200円と安価なので桜の季節には忘れず立ち寄り、お花見を楽しみましょう。毎週月曜日が定休日、冬季は営業時間が9時～16時30分なので要注意です。

前述の西の丸庭園内に有る茶室「豊松庵」（ほうしょうあん）豊臣秀吉が千利休を迎え城内で茶の湯を嗜んだため大阪城と茶道は大変円深い関係です。そうした背景から松下電器（現パナソニック）の創業者・松下幸之助氏が寄贈したのが、この「豊松庵」です。料金は28000円と高額ですが、茶道に興味のある方はぜひ立ち寄ってみては。こちらも冬季は営業時間が9時～16時30分になります。

先に紹介した大阪周遊パスを使えば西の丸庭園に無料で入場できます。天守閣と合わせて大阪城公園内の有料サービスの二つをカバーしています。大阪城を観光のメインに据えるのであれば、より有用性の増すチケットです。使わない理由がないレベルですよね。西の丸庭園は大阪歴史博物館とのセット割の対象外なので、こちらを活用しましょう。

大阪城公園は営業時間の定めがなく24時間出入りが可能です。天守閣や西の丸庭園、その他の公園内施設は季節によって営業時間がかわりますので事前に確認してから出かけましょう。またイルミネーションやライトアップがお目当ての方は時間帯を確認して見逃さないように。

毎年イルミネーション・3Dマッピング・ライトアップといった大掛かりなイベントが多く開催されています。イルミネーションと言えば幻想的な光の演出を想像しますが、年を追うごとに演出も充実しライブイベントの様相となる事も有ります。一口にイルミネーションといっても様々ですから下調べをして自分の好みに合ったイベントを探してみましょう。

自然豊かな大阪城公園は一年間を通して花の姿を見る事ができます。春に咲く桜などのメジャーな花に目が行きがちですが、他の季節の花々もとても奇麗なので大阪に来たのなら春でなくても大阪城公園は必ず観光計画に組み込むべきです。もちろん桜のライトアップも目を奪われる美しさですよ。

本記事でもかわいい花やイルミネーション・3Dマッピングの映像を紹介しています。TVで話題になる事も度々有り目にする機会も増えています。しかし、これらの真の素晴らしさは直に体験しないとわかりません。何かの媒体を通して見るのと、現地で相対するのでは惹きつける力が全く違うのです。これは実際に体験した人にしか解らない感覚かもしれません。ぜひ現地に赴きましょう。「見た気」で終わるのは勿体ないです！

大阪には他にも見所が沢山あります。特にグルメ関連は一度や二度の旅行では周り切れないほど豊富です。そのうちいくつかをピックアップして紹介していきます。電車での移動が基本になるので先述の大阪周遊パスがここでも役に立ちますね。

大阪はふぐが名物の一つです。その中でも安価でおいしいフグがいただけるのが、こちらの「づぼらや」大阪市内に数店舗有りますので立ち寄ってみては。大阪といえばコテッとしたイメージが有って、食べ物も濃い味が好まれそうな気がしますが、淡白なフグが人気というのは何とも不思議な感覚になります。

こちらも高級イメージの強いカニ料理が安く楽しめます。CMソングも有名なので知っている方も多いでしょう「かに道楽」。道頓堀に本店を構え有名なグリコ看板、食い倒れ人形と並び大阪を象徴する看板の一つです。多くの観光客はカニをバックに記念撮影をしています。

2001年に開業したテーマパーク。開業初年度から来場者1千万人を達成した超人気スポット。その後年間来場者は8百万人程度に落ち着きましたが開業10周年をきっかけにイベントが充実。近年は人気アニメとのコラボイベントなども積極的に取り入れ来場者が増え続けています。

ここで紹介した以外にも大阪の楽しみ方は無限大です。人それぞれ何万通りもの観光ルートがあるでしょう。まずは大阪城天守閣から、あなたが訪れた街を見渡してみてください。きっと素敵な大阪の旅があなたを待っているはずです。