芳光といえば絶品わらび餅で有名！名古屋にある和菓子の名店をご紹介！

多種多彩なグルメがそろう名古屋にはおいしい和菓子のお店が何軒もあります。なかでもわらび餅で有名なのが名古屋市東区にある和菓子処の芳光です。柔らかな独特の食感と控えめで上品な甘さは、一度食べたら忘れられないわらび餅として名古屋だけでなく日本一のおいしさとも言われています。今回はそんな芳光のわらび餅とおすすめメニューの大特集です。

名古屋市東区の和菓子処芳光の創業は1964年です。創業当時の先代のご主人は京都西陣の名店塩芳軒で修行し、名古屋の地に芳光を構えました。創業から50年以上の歴史がある今では、名古屋だけでなく全国の和菓子好きが注目する老舗となっています。芳光は名古屋市の見どころ徳川園の近くの立地です。遠方から訪れる食通も多く、口コミで高評価です。

芳光の目印である藍色ののれんをくぐると、ショーケースにはさまざまなおすすめ和菓子のメニューが並びます。芳光では季節感を大切にしているため、定番のメニューのほかに芳光のメニューは四季折々で入れ替わります。どれを選んでも間違いない絶品のおいしさで、芳光の和菓子のメニューは手土産にも自宅用にも最適です。絶品の和菓子がそろっています。

わらび餅はわらびの根から取り出したデンプンに水や砂糖を加えて、加熱して調理する和菓子です。わらびは加熱すると色が黒っぽくなる特徴があります。ちなみに本わらび粉は約10㎏のわらびからわずか70gほどしか取れません。数少ない本わらび粉は奈良県や鹿児島県などで作られています。出来上がったわらび餅にはきな粉や黒みつをかけていただきます。

現在スーパーなどで手軽に購入できるわらび餅は、葛(くず)粉やサツマイモなどから取れるでんぷん質でできたものがほとんどです。芳光の本わらび粉を100パーセント使ったわらび餅は、ひと口食べればその違いに気づきます。簡易版のわらび餅と本格派のわらび餅とは味だけでなく見た目も違います。簡易版が白いのに対し、芳光のわらび餅は黒っぽい色です。

芳光のメニューのなかで食通のかたに最も高い評価を得ているのが、わらび餅です。わらび粉のなかでも特に貴重とされる本わらび粉を贅沢に使用しぷるぷるとした独特の食感をかもし出しています。お餅のなかには北海道産の小豆を使って丁寧に作り上げたこしあんが入っています。外側を包むきな粉はこれ以上ないというほどキメが細かくまさに絶品の味です。

なお芳光のわらび餅は7月から9月にかけての真夏の時期には販売していません。これは夏の高温ではわらび餅のおいしさを維持できないためです。わらび餅はその涼しそうなイメージから夏に味わう和菓子とされますが、芳光では初夏や初秋といった夏以外の季節に楽しめるメニューとなっています。少し意外ですが、寒い冬にいただくわらび餅もおすすめです。

芳光のわらび餅は名古屋のお土産として購入するかたも多く、一日に1000個が売れる日もあるほどの大人気の和菓子です。口に入れた瞬間にとろりととろける柔らかさは、今まで食べたことのない究極のわらび餅という印象です。購入後は常温のままで作りたてのおいしさを楽しめるように、涼しくなった10月1日から翌年の6月30日までの販売となっています。

地方発送を行なう和菓子のお店が増えてきていますが、名古屋の和菓子処芳光では品質の維持にこだわり、地方発送は受け付けていません。わらび餅をはじめ絶品の和菓子は芳光の店頭に出かけないと買えないため、より貴重性の高い名古屋の名物と言えます。芳光の店内にはイートインのスペースが設けられていて購入した和菓子をすぐに味わうことも可能です。

ぷるぷるとした食感の弾力は本物のわらび粉だけが持つ特徴です。葛粉(くずこ)を混ぜて作るわらび餅が多いなか、芳光のわらび餅は本わらび粉を使ったまさに本物の味わいです。芳光のわらび餅は一個295円です。そのまま手土産にできる箱入りのわらび餅は4個入り1181円、6個入り1711円となっています。わらび餅はどなたにも喜ばれるお土産好適品です。

芳光のわらび餅は数量限定ですが芳光の店舗以外でも購入できます。月曜木曜はJR名古屋高島屋、毎日正午から名古屋三越栄店、毎週火曜金曜は三越星ヶ丘店の各店デパ地下にて販売されます。しかし各店とも準備されるわらび餅は約20個ほどと、かなり数が限られています。確実に入手するためには各店に前日までの電話予約をするのがおすすめです。

芳光の店頭ではわらび餅をはじめとする絶品の和菓子を購入するために行列ができることも珍しくありません。わらび餅は特に人気のため、午後3時前に売り切れてしまうこともあります。わざわざ遠方から訪れて売り切れということのないように、電話でお取り置きをしておくとよいでしょう。芳光ではお取り置きの電話は購入当日の前日まで受け付けています。

名古屋を代表する和菓子の老舗、芳光のわらび餅は芸能人にもファンが多く、テレビ番組で何度も紹介されたほどの絶品のおいしさです。とろけるような口当たりとこしあんの上品な甘さは幅広い世代のかたに喜ばれます。お店に出向かないと買えない珍しさと賞味期限は当日のみという貴重性から、芳光のわらび餅は名古屋のお土産に最適のメニューです。

名古屋はおいしいグルメがそろう食通の街ですが、なかでも芳光の和菓子は名古屋から自宅に戻るときのお土産にもぴったりです。賞味期限の短さから名古屋旅行や出張の最終日に買うのがおすすめです。全国で一番と言われるほど口どけの良さにこだわったわらび餅は、職人さんの技術が伝わるメニューです。わらび餅の箱入りは6個入り1770円となっています。

一度食べたら忘れられない味として評判のわらび餅ですが、芳光にはわらび餅以外にも本物のおいしさの和菓子が多くそろっています。芳光の店頭のショーケースには芸術品のように繊細なメニューがきれいに並べられ、どれを選ぶか迷ってしまうほどです。複数個の和菓子が入った箱入りのお土産としてわらび餅と別の和菓子のセットを選ぶのもおすすめです。

芳光では春限定として木の芽餅を販売しています。山椒の若葉を乗せた木の芽餅は春の訪れを感じるメニューです。寒天でくるんだ外側はういろうを思わせる食感です。中には粒あんが入っています。甘すぎずさわやかな甘味が特徴の木の芽餅は、美しい白に山椒の緑が映える見た目も上品な一品です。わらび餅に続いて芳光では有名なメニューとなっています。

真っ白な外側はキメの細かな羽二重餅(はぶたえもち)でできていて、中の粒あんと絶妙なバランスになっています。粒あんは粒がはっきりとわかるほどの存在感があります。山椒の新芽のさわやかな香りが春から初夏への変化を告げてくれます。芳光の木の芽餅は定番のわらび餅と組み合わせてイートインにもおすすめの和菓子です。お土産品としても人気です。

見た目も味も涼しさでいっぱいの和菓子が、こちらの葛まんじゅう清風です。透明感のある葛の部分はぷるぷるとモチモチを兼ね合わせた食感で、一度食べたらクセになるおいしさです。しっかりとした歯触りと口の中でとろける感覚の両方を実感できます。中に入ったこしあんは、控えめな甘さが特徴です。きりっと冷やして楽しみたい夏のメニューです。

芳光では黒砂糖をたっぷりと使ったきんとん、福寿草もおすすめです。細かなそぼろ状になった外側のあんは、濃厚でねっとりとして柔らかな食感です。職人さんの丁寧な仕事ぶりが感じられます。中には甘さが控えめのこしあんと求肥が入っていて外側のあんとの食感の違いを楽しめます。黒砂糖のヘルシーな甘さで人気です。幅広い世代におすすめの一品です。

椿餅(つばきもち)は古くは「源氏物語」にも登場する長い歴史のある和菓子です。芳光の椿餅は羽二重餅で粒あんをくるんだ一品です。羽二重餅のもっちりとした舌触りのよさが独特の食感でおすすめできます。さらに外側をつるんとした舌触りの葛でくるんで、食べやすくて上品な味わいとなっています。つややかな椿の葉が印象的な見た目も楽しめる一品です。

芳光の和菓子で春の到来を伝えてくれるメニューが、こちらの福梅です。福梅はほんのりと上品な桃色が可愛らしいういろうをベースにした和菓子です。中には白味噌を使って甘さを控えた味噌あんが入っています。甘すぎないため福梅はわらび餅と一緒のお茶菓子として楽しめます。芳光の春の和菓子には、このほかに花あやめなどがあり人気となっています。

名古屋名物のういろうですが、お店によってういろうの味は微妙に異なります。福梅の外側のういろうの部分ではもっちりとした口当たりを楽しめます。芳光の和菓子は厳選した素材だけを使った生のお菓子です。賞味期限は当日または翌日までとなっていて日持ちがしません。芳光の和菓子は購入したら常温で保存し、その日のうちにいただくのがベストです。

わらび餅を中心に早い日は午後3時頃に売り切れてしまう芳光の和菓子ですが、お店に電話をかけて和菓子の予約をすることができます。希望の和菓子のメニューを来店時刻の目安とともに伝えておけば安心です。大人気の絶品わらび餅やそのほかの上生菓子を取っておいてもらえます。電話で予約しておけば店頭での受け取りと支払いもスムーズにできます。

芳光の上生菓子はいずれも一個295円で、わらび餅と同じお値段となっています。お好みの上生菓子を4個あるいは5個というように選んで、オリジナルのお土産にすることもできます。ちなみに上生菓子5個の箱入りは1515円です。ショーケースに並ぶ芳光の上生菓子は春夏秋冬の季節感に富んだメニューが特徴です。秋には焼き栗やいちょうがあります。

冬から春にかけての間の上生菓子には、先ほどご紹介した椿餅のほかに「おぼろ」、可愛らしい桃色の「福梅」、大納言かのこの「春の水」や「なたねの里」などがあります。四季の移ろいをお菓子で楽しむ日本古来の伝統を楽しんでみてはいかがでしょうか。また芳光には袋入りの素朴なお菓子かるめらもあります。お土産におすすめです。

名古屋観光で芳光に立ち寄るかたには店内でのイートインもおすすめです。お店の一角にあるスペースで購入した和菓子をすぐにいただけます。イートインの場合は煎茶とお茶菓子がついてきます。ふんわりととろけるわらび餅の味わいは濃いめの煎茶とよく合います。芳光ではわらび餅のほかにも時間をかけてゆっくりと味わいたい和菓子が各種そろっています。

芳光の和菓子のメニューはどれを選んでも間違いないおいしさですが、お土産を選ぶ前にイートインで味を確かめることができます。口コミでは芳光のわらび餅を食べたくて名古屋に旅行したという声もあるほどの究極のわらび餅です。イートインでは一人で2個を食べて、さらにお土産用としてわらび餅を購入するかたも多いそうです。

名古屋の和菓子処芳光の営業時間は午前9時から午後6時まで(イートインは午後4時まで)です。日曜定休、毎年1月1日から3日は休業となっています。また毎年8月にも臨時休業があるようです。8月に遠方から訪れる場合は電話で確認しておくのがおすすめです。年末の12月30日31日は予約販売のみとなるので注意が必要です。

名古屋市東区の芳光は名古屋の見どころのひとつ徳川園の近くにあります。芳光の最寄り駅は名鉄瀬戸線の森下駅が最寄りで徒歩約15分です。市バスの場合、基幹2系統で山口町バス停または徳川園新出来バス停の利用が便利です。駐車場は4台を完備しています。芳光は徳川園の見学を済ませてから立ち寄るかたが多い立地です。

住所:愛知県名古屋市東区新出来1丁目9-1
電話番号:052-931-4432

名古屋の和菓子処芳光について、一番人気のわらび餅を中心にご紹介してきました。遠方からもお客さんが買いに来るわらび餅は、毎年10月から6月まで夏を除いて販売される上質な和菓子です。ぷるぷるとした食感と上品なこしあんのバランスが絶品のバランスです。皆さんもぜひ名古屋の老舗芳光で、わらび餅やそのほかの上生菓子を堪能してください!