宮島行きのフェリー乗り場や料金を調査！往復で買った方が安い？

厳島神社で有名な宮島は、世界遺産にも登録されている観光スポットであり、毎年多くの観光客が訪れています。島全体が自然に恵まれた神々しい風景が魅力となっています。広島の本島からはフェリーを利用してアクセスすることになりますが、運航しているフェリーにはいくつかの方法があります。フェリーの乗船の仕方や料金及び駐車場を紹介していきます。

広島県の廿日市市に区分される瀬戸内海に浮かぶ島である宮島は、古くから自然の宝庫であり、島全体が崇拝される対象とされてきました。元来「厳島」と呼ばれ宮島はその通称として広く知られています。現在でも島では野生の動物や植物が多く生息しており、瀬戸内海の温暖な気候と合わせて豊かな自然の恵みが印象的な島となっています。

宮城県の松島と京都府宮津市にある天橋立、そして厳島神社を中心とした宮島の島全体が日本三景とされています。松島や天橋立と同様に宮島の優美な景観が、日本における絶景としてその名を知らしめています。日本各地ばかりでなく、海外からの観光客も多く訪れる人気スポットとなっています。

宮島において注目される名所としては、古来は593年の推古天皇の頃に創建された厳島神社があります。1996年にユネスコの世界遺産に登録され、宮島の弥山を中心とした神社を形成しています。水面に浮かぶ大鳥居が有名であり、潮の満ち引きによって大鳥居の全体が見え隠れする様は見事な景観となっています。

宮島には多くの観光客が訪れますが、日本本島から離れた場所に位置する宮島へのアクセスについては、島へ直接に車や電車等の移動手段がありませんので、フェリーや高速船を使用しての方法になります。大型のフェリーであれば多くの人や、限られた台数になりますが、車を積んだ状態での海上輸送となっています。

宮島へのアクセス方法として使用されるフェリーや高速船においては、全部で4つの方法を選択することができます。宮島までのフェリーは広島県の湾岸からそれぞれ出発することになりますが、観光目的やフェリー乗り場までのアクセスによって、使用するフェリーも異なり、乗船する料金も違ってきます。

それぞれフェリーや高速船においては、主に片道での基本料金を設定していますが、場合によっては往復運賃での割引制度や宮島観光でのプランに組み込まれた往復運賃とのセットプランもありますので、上手に組み合わせることによって、よりフェリーでの海上観光が楽しいものになります。

広島県廿日市市の宮島桟橋における乗り場から運行するフェリーであり、宮島への観光におすすめのフェリーがJR西日本宮島フェリーになります。宮島までの直通の通常便と、船上から大鳥居の景観を眺めることができる周回コースを選ぶことができます。宮島へのアクセスの利用頻度が高い方法となっています。

JR西日本宮島フェリーには3隻の大型フェリーを用意しています。3隻ともに船内は快適に過ごせる客席がおすすめであり、自家用車で訪れた観光客にとっては、船内に積載可能なスペースがあります。船から宮島に向けて景色を一望できるようにパノラマデッキが十分に確保され、観光客を楽しませてくれる要素が詰まったフェリーとなっています。

JR西日本宮島フェリーの3隻の船の特徴としては、自動車の積載の加減によって約800名前後の乗船が可能となっています。また自動車を積載できる台数に関しては6台から多いもので15台までが可能となっています。船内はバリアフリー構造の安心設計となっています。3隻とも宮島口からの出航となります。

JR西日本宮島フェリーの乗船にかかる料金については、標準料金として片道で大人180円、小人90円となります。身体の不自由な方においては片道で大人90円、小人40円であり、どちらの料金について往復運賃での割引はありません。その他にも団体利用での割引制度が適用されます。

自家用車やバイク、自転車を積載する場合においては別途料金が必要になります。自動車では車両の長さに応じた料金となり、3m未満であれば片道790円、最大で5m以上6m未満となれば2210円必要になります。料金には運転手の運賃が含まれています。次いで自転車は片道100円、バイクにおいては排気量に応じた料金設定となっています。

JR西日本宮島フェリーと同様に、宮島口からの出航となる宮島大汽船があります。乗り場としてはJR西日本宮島フェリーと並んだ場所にあり、運航する船としては全部で4つのフェリーが用意されています。それぞれのフェリーにおいては、船内の設備や収容台数が異なり、お好みに応じて利用するフェリーを選択します。

宮島までの瀬戸内海クルーズを満喫できる宮島松大汽船のフェリーでは、船内がバリアフリーの安心で安全な設計となっているものと、主に自動車等のより多くの車両を積載できるものと計4隻が航行しています。パノラマデッキからは美しい瀬戸内海と厳島神社の大鳥居を眺めることができます。JR西日本宮島フェリーと同じ場所からの出航となります。

宮島松大汽船のおすすめのフェリーとしては、快適な船内が魅力の「安芸」があります。家族でゆったりとすごせる木目調の客室が特徴となっています。他の3隻と共に約800名前後の搭乗が可能であり、車両積載においては10台前後と多くの台数を輸送できることがおすすめとなっています。

宮島松大汽船に乗船にかかる料金としては、標準の料金として片道で大人180円、小人90円となります。身体の不自由な方においては大人90円、小人40円であり、団体利用時の割引料金の適用もあります。自動車の積載は車両の長さ3m未満で790円、7mから8m未満で3040円となっています。自転車、バイクにおいても特別荷物として料金が加算されます。

宮島松大汽船では通常の料金設定以外にお得なプランを用意しています。宮島の観光とフェリーの往復分の料金チケットを合わせたプランであり、宮島の弥山にあるロープウェイの往復分のチケットとセット購入することになります。販売窓口は宮島口にあるチケット売り場にてお買い求めできますが、大人1人で計360円もお得になります。

お得な料金プランとしてもう一つが、宮島でのお買い物券がセットになったプランがおすすめとなります。大人用の乗船チケットに限りますが、プラス500円のワンコインを上乗せするだけで、あらかじめ決められた店舗において、お好きな商品と交換できることになります。広島名物のもみじ饅頭や類似するお土産の購入におすすめです。

JR西日本宮島フェリーと宮島松大汽船の乗り場がある宮島口では、アクセス方法として電車もしくはバス等の公共機関を利用する場合と、自家用車を利用した場合があります。宮島口フェリー乗り場の最寄りの駅としては、JR宮島口駅となりフェリー乗り場までは徒歩5分程度の時間で到着します。

自家用車を利用して宮島口フェリー乗り場に到着すると、自家用車をフェリーで運送する場合には、それぞれ係員の指示に従って直接フェリーまで進みます。自家用車を積載しない場合においては近隣の有料駐車場を利用することになります。週末や観光シーズンでは近隣の駐車場も満車になる可能性がありますので注意しましょう。

JR宮島口近隣の駐車場においては、いくつかの場所がありますが、駅を挟んでフェリー乗り場のより海側の近い駐車場と、山側における市内側に配置された駐車場があります。駐車場の場所によって料金は異なりますが、おおよそ1000円から安い場所でも500円程度の料金となっています。

JR西日本宮島フェリーと宮島松大汽船のフェリー乗り場は併設した場所にあるため、入り口を間違えないように注意しなければなりません。各乗り場におけるチケット販売コーナーは離れた場所に設置してありますので、乗船するフェリーや目的に応じたチケットを購入しましょう。

広島沿岸から宮島までを結ぶ瀬戸内海汽船があります。高速船を利用した瀬戸内シーラインを運営し、快適な海上観光を楽しむことができます。出航できる広島港と呉港には共に駐車場が設けられており、中でも広島港では、最初の1時間無料で300台以上の駐車場がありますのでおすすめとなっています。

瀬戸内シーラインの広島港から出発するルートにおいては、宮島までの直行便の他に近隣のプリンスホテルを経由するルートがあります。プリンスホテルに宿泊しながら、宮島観光を楽しむことができるのでおすすめです。料金は片道で大人1850円、小人930円となります。往復チケットの一日フリーパスであれば大人で3300円とお得になります。

呉港から出発するルートにおいては、最大で90名が定員の高速船を利用することになります。利用料金は片道で大人2000円、小人1000円となります。往復料金であれば大人3800円、小人1900円とお得に利用することができます。呉港から出発する高速船に関しては土日祝になりますので、ホームページ上の運航カレンダーをチェックしておきましょう。

瀬戸内シーラインでは特別企画として、銀河クルーズと称して船上での優雅な時間の演出をおこなっています。広島港を出港し宮島までの船内において、豪華な食事を楽しむことができます。またクルーズ船スタッフによるおもてなしが行き届いていますので、フェリーや高速船とはまた違った雰囲気を味わえます。

宮島への観光をはじめとして、広島の航路における観光を楽しむことができるアクアネット広島がおすすめになります。ゆったりとした船内から宮島や原爆ドーム等の世界遺産を巡るツアーが大人気であり、多くの観光客が利用しています。高速船や観光遊覧船を保有したツアーは魅力的なものばかりです。

アクアネット広島を利用したツアーへの申し込みにおいては、事前に電話もしくはインターネットを通じて予約しておくことができます。乗船予定日の前日までに利用する船を決定しておきます。ただし天候や海上の状況に応じて欠航や出航時刻が変更になる可能性があります。また航路によって乗船場所は異なります。

広島市内の原爆ドームと宮島は厳島神社の2つの世界遺産を巡るツアーになります。高速船による約45分で宮島へ到着できるツアーであり、広島市内の川を景色を眺めながらゆったり下り、高速船は一気に宮島へと渡っていきます。大人で片道2000円、小人1000であり、往復料金であれば大人3600円、小人1800円となっています。

宮島への夜の遊覧参拝を目的としたコースであり、ライトアップされた大鳥居を船上から眺める景色がおすすめのポイントとなっています。約30分間の遊覧ツアーには大人で1600円、小人で800円で利用することができます。廿日市市の宮島桟橋から出発する遊覧船のチケットは乗り場にて購入することになっています。

広島の商業施設マリーナポップでショッピングを楽しむと同時に、宮島への観光もできる航路であり、マリーナポップからすぐの桟橋から高速船で約25分速さで宮島へと到着します。大人で片道1500円、小人800円、往復であれば大人2500円、小人1300円となっています。マリーナポップの無料駐車場が利用できることがおすすめのポイントです。

宮島への観光に関してはフェリーや高速船を利用することになりますが、乗り場までのアクセスにおいてはレンタカーを利用した観光もおすすめです。広島市内や近隣の観光施設をレンタカーで移動した後、フェリー乗り場周辺の駐車場に停めてフェリーを利用します。宮島島内は道幅が狭いのでレンタカーは駐車した後フェリーを使用しましょう。

宮島口近辺においてレンタカーを借りることができるお店も多く、車種にもよりますが、概ね5000円から10000円程度の料金で利用できます。宮島までのフェリーの利用料金においても往復の割引プランを利用する等、組み合わせによって極力安い価格で宮島観光をできるようにしましょう。

宮島へのフェリーでのアクセスはいかがでしたでしょうか。宮島の島内観光ばかりでなく、瀬戸内海を船で渡る優雅な気分を満喫できること間違いなしです。フェリーや高速船は安心で安全に航行できるようになっていますので、ゆっくりと宮島を観光できるようにフェリーを利用してみましょう。