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「太皷谷稲成神社」のご利益・御朱印・お守りまとめ!アクサスや駐車場も!

「太皷谷稲成神社」のご利益・御朱印・お守りまとめ!アクサスや駐車場も!
投稿日: 2018年7月4日最終更新日: 2020年10月8日

島根県鹿足郡津和野町にある太皷谷稲成神社は、京都の伏見稲荷や茨城の笠間稲荷、宮城の竹駒神社、佐賀の祐徳稲荷とともに、日本五大稲荷に数えられています。太皷谷稲成神社にある千本鳥居は、全国の信者によって奉納されたもので、その壮麗な姿は一見の価値があります。

島根・太皷谷稲成神社に参拝しよう見出し

Photo by ototadana

島根県鹿足郡津和野の太皷谷稲成神社は、江戸期より五穀豊穣、商売繁盛の神様として宇迦之御魂命(うがのみたまのかみ)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)が祀られてきた由緒ある神社です。ここでは、そんな太皷谷稲成神社について、アクセスや駐車場、ご利益や御朱印、お守などの情報を取り入れながら紹介します。

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島根・太皷谷稲成神社へのアクセス見出し

Photo by as365n2

太皷谷稲成神社へ電車とバスを使ってアクセスする場合は、JR山口線津和野駅からバスで20分ほど行き、津和野温泉で下車後、徒歩で13号線を南西方向に進み、信号を直進して細い道を少し進んだところに弥栄神社がありますので、そこを左折して少し歩けば右手に太皷谷稲成神社が見えてきます。徒歩10分ほどでアクセスできます。

太皷谷稲成神社へマイカーでアクセスする場合は、中国自動車道・六日市インターを降り、出口を右折し、国道187号線を益田・津和野方面に約60分走ったところとなります。中国自動車道・小郡インターを降り、国道9号線を益田・津和野方面に走っても約70分でアクセスできます。神社には無料の駐車場があり、駐車場には100台の車が停められます。

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島根・太皷谷稲成神社の由緒と歴史見出し

太皷谷稲成神社は1773年に津和野藩主7代、亀井矩定(のりさだ)公が、津和野藩の鎮護と領民の安穏を祈願するため、津和野城の鬼門に当たる北東の場所、太皷谷の峰に京都の伏見稲荷神社を勘請したのが始まりと云われています。以降、歴代の藩主がこの神社を篤く崇敬してきました。参拝は藩主に限られていましたが、廃藩置県後は、一般庶民の参拝も可能になりました。

その後、境内地西側の山が切り開かれ、1969年に新社殿が開かれました。一般の稲荷神社は稲荷と書きますが、「津和野のおいなりさん」の愛称で親しまれているこの神社では、願望を成就するため、敢えて稲成と書くそうです。太皷谷稲成神社の年間の参拝者数は100万人を超えると言われ、島根県内では出雲大社に次いで2番目の参拝者数を誇っています。

島根・太皷谷稲成神社の表参道見出し

太皷谷稲成神社の表参道には、263段の石段上に1000本の朱の鳥居が立てられています。この鳥居をくぐって登るとそれだけで沸々と厳かな気持ちが湧いてきます。お礼や祈願のため全国から寄進された鳥居は、古いものから順次立て替えられるため、多少数が変わることもあるそうです。

島根・太皷谷稲成神社の神門と手水舎見出し

太皷谷稲成神社の鳥居の参道を潜り終えると、眼前に鮮やかな朱色の神門が現われます。この門は1972年に造られたもので、中央門は新年や催事の時以外は閉ざされているため、左右の門から入ります。また、表参道を抜けた右手には手水舎があります。手水舎で手と口を清め神門を入ると、右手にご利益が大きいと言われる元宮が現われます。

島根・太皷谷稲成神社の元宮と命婦社見出し

元宮は七代藩主亀井矩定公によって建立された、稲成神社の元となる神社です。慶応3年に行われた津和野藩の神社整理により、津和野乙女山にあった熊野権現者を稲成神社に移し、相殿としました。以来、このご利益の多い元宮は熊野神社と称されています。そして、1969年に新社殿が建立されるとともに、旧社殿は元宮と改称され、熊野及び稲荷信仰の神域となっています。

元宮の奥にある命婦社(みょうぶしゃ)は稲成大神のお使いのお社で、祭神は命婦専女神(みょうぶとうめのかみ)、つまり稲成大神にお仕えする夫婦の白狐神です。古くから命婦社での祈りは京都伏見稲荷大社に通じるという云い伝えがあり、ご利益の大きい神域として崇敬されています。通称「おじょう」とも呼ばれるこの命婦社は、厳かな雰囲気に包まれています。

島根・太皷谷稲成神社の授与所と宝物殿見出し

境内の右手には授与所があり、お札やお守など、各種の授与品が拝受できます。その隣の社務所では、祈願の受付や厄除け、交通安全祈願祭等、あらゆるお願い事を神職が引き受ける場所です。授与所の奥の1階は宝物殿、2階は結婚式場、3階は儀式殿となっています。宝物殿は、大正13年に北白川宮大妃殿下が参拝された折、宝物の寄進があり、この宝物殿に安置されています。

宝物殿の中には神狐著彫刻や天球儀、地球儀、城主着用の甲冑など、特別社宝88点、書画77点、美術工芸品58点などが収蔵されており、入場には予約が必要です。3階の儀式殿は、披露宴以外に利用できる多目的ホールとなっており、パーティションにより、人数に合わせたスペース作りもでき、種々の大会や会議に利用されています。

Photo by ototadana

太皷谷稲成神社の宝物殿には、数多くのお宝が収められていますが、その他にも宝物殿の一角には、椋木潜(むくのきひそむ)、佐伯利麿(さえきとしまろ)、岡熊臣(おかくまおみ)等の和漢蔵書5000冊が収められた養老文庫があります。また、宝物殿そばの境内では、旧御殿の茶室を復元した茶席、半峯亭(はんぽうてい)などを見学することができます。

島根・太皷谷稲成神社の新殿見出し

1969年に建立された新殿は境内の奥にあります。朱色をベースとした立派な新拝殿では、宇迦之御魂神、伊弉冉尊の御前に参拝します。また、境内の中央にある車祓所(くるまはらえしょ)では、車のお祓いをしてもらえます。交通安全のお守と、蛍光塗料が塗られ社紋が金であしらわれたステッカー付きで初穂料は5000円です。

島根・太皷谷稲成神社のお供え物見出し

太皷谷稲成神社では、古くから稲成神社への供え物として、「油揚げ・ローソク」を供えるというユニークな習慣があります。供え物は境内駐車場の手水舎前及び売店で購入できます。ローソクは、大殿正面両脇の神狐像の前方にあるローソク台に火を灯して供えます。油揚げは、さい銭箱の両脇のお供え物台の上に供え、二礼、二拍手、一礼して参拝します。

島根・太皷谷稲成神社のご利益見出し

太皷谷稲成神社に祀られている2神の内、宇迦之御魂命(うがのみたまのかみ)は、五穀豊穣、産業発展、商売繁盛、開運厄除、福徳円満の他、良縁、学業、受験などの願望成就にご利益があるとされ、伊弉冉尊(いざなみのみこと)は、創造開拓、夫婦円満、良縁成就、開運、病魔退散、鬼門除け、方災除けなどにご利益があるとされています。

島根・太皷谷稲成神社の4か所参り見出し

太皷谷稲成神社では、境内にある4か所の参拝所をお参りする習わしがあります。元宮、命婦社、新殿、そして新殿裏奉拝所の順番で参拝します。4か所の参拝所には、それぞれ、お揚げを供えるための献供台とローソク台が備えられています。この4か所をすべて参拝すると大きなご利益があると云われています。

島根・太皷谷稲成神社の例祭と秋期大祭見出し

太皷谷稲成神社では毎年11月15日10時から例祭が行われ、それに伴い、前夜祭が11月14日16時より、秋季大祭が11時より行われます。11月15日の例祭では、午後3時から御神輿祭りが行われ、御神輿がお旅所まで巡行します。また、当日は子供みこしや石見神楽などの様々な催しが行われ、殿町通り始め町内は、屋台も出て1日中賑わいを見せます。

島根・太皷谷稲成神社の御朱印見出し

太皷谷稲成神社の御朱印は、本殿の右側にある社務所(御祈祷受付所)で拝受できます。通常、中央に「太皷谷稲成神社」と書かれたものと、「神徳宏大」と書かれたものがあり、どちらも初穂料300円となっています。書き手によって多少違いがありますが、達筆で美しい文字が墨書されており、「日本五大稲荷」のスタンプも押されています。

通常の御朱印以外にも、福参りの初午(はつうま)御朱印があります。この御朱印は2月の初午祭の時期限定の貴重なもので、「初まいり・初午」と墨書されています。このご利益のある御朱印が拝受できる時期は、初馬のある2月前後に限られていますので、寒い時期ですが、神聖な気分で参拝してみるのも良いのではないでしょうか。

太皷谷稲成神社にはオリジナルの御朱印帳があります。オーソドックスなデザインで、格調の高い御朱印帳は1000円で拝受できます。その他に、木製の限定御朱印帳が2018年2月に300冊限定で販売されました。これは、つわぶきの花や鯉など、津和野の風物が鮮やかに描かれており、好評につき、8月頃再々入荷が予定されています。また、萩、津和野共通の御朱印帳もあります。

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島根・太皷谷稲成神社のお守見出し

太皷谷稲成神社には様々なお守やおみくじ、縁起物があります。お守としては、太鼓の形をした太鼓鈴守りが初穂料800円、打ち出の小づちの形をした福木槌守り800円、福鈴守り800円、クローバーの形をした開運しあわせクリスタル守り500円、毎月の誕生花をモチーフにした幸せ貝守り500円などが人気のお守りです。

この他にも、潜在能力を引き出してくれる水晶を使った幸せのお守りが1000円、ひょうたんの形をした無病息災守りが800円、喜常守(きつねまもり)、幸せ四季鈴守り、交通安全キティ守り、キティ幸せ守り、キツネひし形交通守りなどがあり、いずれも初穂料800円で拝受できます。また、えと鈴が大800円、小500円で、えと絵馬が500円で拝受できます。

太皷谷稲成神社のおみくじやお守はいろいろなスタイルで展開されています。カプセルの中におみくじとお守が9種類入っている「ガチャガチャおみくじ」は初穂料300円となっています。きつねや、すさのおさま、だいこくさま、イザナミさま、えびすさまなど、思わず引いてみたくなるような可愛いイラストのおみくじです。

また、「良縁引き寄せ糸みくじ」というユニークなおみくじもあります。赤や金、緑など8種類のカラー糸を引き、相性や運勢をを占うもので、初穂料が300円となっています。この他にも、獅子のおみくじやお稲荷様の勾玉、ひすいのお守り、交通安全カード、福くまで、鳥居くまでなど、種々のお守や縁起物があります。

縁起物としては、長さ76センチの福くまでが初穂料1000円、長さ50センチの神鉾が初穂料1000円の他、長さ30センチの鳥居くまで、長さ44センチの福かさね、、34センチの福俵、23センチの宝船など様々な大きさやご利益のある縁起物に溢れており、深い歴史と由緒を感じさせる神社です。

島根・太皷谷稲成神社付近の観光スポット1:津和野城跡見出し

津和野城跡は町の南端に位置する標高370メートルの山上にあり、全山が城塞として使用されていました。津和野城は、1295年、元寇の危機に際し、吉見頼行氏によって築城されましたが、関ヶ原の戦いの戦功により、坂崎出羽守が入城し、後に、亀井氏が明治維新まで11代、225年の長きに渡り、城主として君臨しました。

津和野城跡へのアクセスは、車の場合には、JR山口線津和野駅から約5分ほどでアクセスできます。また、太皷谷稲成神社からリフトが出ていますので、津和野駅からバスと徒歩で皷谷稲成神社にアクセスした後、リフトで5分ほど登り、リフト下車後、徒歩で本丸跡まで20分ほど歩けばアクセス可能です。

津和野城は、1686年に落雷のため天守が焼失し、その後、1874年に石垣を残して解体されました。現在は、全曲輪(くるわ)の石垣はほぼ完全な形で残されており、東に本丸跡が、西に天守台跡があります。城跡は、1942年に国の史跡に指定されており、現在は公園として親しまれています。

津和野城跡からは、眼下に津和野の町を見渡すことができ、青野山の山裾に広がる家並みや、ゆったりと流れる津和野川の優雅な流れを存分に楽しむことができます。リフトは中学生以上が往復450円、片道350円で、小学生が往復400円、片道300円となっています。また、津和野城跡には無料の駐車場があり、駐車場には約30台の車が停められますので、お車でのアクセスも可能です。

島根・太皷谷稲成神社付近の観光スポット2:鷺舞神事見出し

鷺舞は太皷谷稲成神社のすぐお隣にある弥栄(やさか)神社に古くから伝わる芸能神事です。毎年、祇園祭の御神幸の日、7月20日に、町内11か所で、また、ご還幸の日、7月27日には町内9か所の定められた場所でこの舞が披露されます。厳かで個性的な鷺舞神事は、長い歴史を経て今日まで受け継がれてきています。

鷺舞は、元は京都八坂神社祇園舎に伝えられていたものが、亀井家2代当主の時代に京都から山口を経て津和野町に伝えられたものです。お膝元の京都八坂神社では現在この神事は行われておらず、現時点では、津和野弥栄神社の鷺舞が日本にただ一つ残された鷺舞と言われており、無形文化遺産として高い評価を得ています。

島根・太皷谷稲成神社付近の観光スポット3:津和野踊り見出し

津和野踊りは太皷谷稲成神社にほど近い殿町通りで8月15日に開催される伝統的な盆踊り大会です。昨年は、津和野藩を治めていた亀井氏の入城400年を記念して、400人を上回る踊り手を募り、盛大に行われました。2018年は、401回目として更に盛大な踊りが期待されます。駐車場はあぜみち駐車場に50台、中央駐車場に60台、多胡駐車場に40台が駐車できます。

8月15日の津和野踊りは、まず、19時50分から灯籠流しが行われ、20時30分のオープニングセレモニーに引き続いて津和野踊りが始まります。途中の休憩をはさんで22時までの約1時間半ほどの間、白装束と黒頭巾の踊り手たちが、ユニークで優雅な、そして古風でゆったりとした踊りを披露します。この長い期間伝承されてきた盆踊りは島根県無形文化財に指定されています。

島根・太皷谷稲成神社を満喫しよう見出し

Photo by isado

太皷谷稲成神社は島根県鹿足郡津和野町にある由緒ある神社で、京都の伏見稲成などとともに日本五大稲荷に数えられています。全国の信者によって奉納された千本鳥居が表参道を形成しており、その美しい姿は見応えがあります。ここでは、そんな太皷谷稲成神社について、アクセスや駐車場、やご利益や御朱印などの情報を取り入れながら説明してみました。


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