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「 大山祇神社」は愛媛のパワースポット!お守りにはご利益がある?

「 大山祇神社」は愛媛のパワースポット!お守りにはご利益がある?
投稿日: 2018年7月19日最終更新日: 2020年10月8日

大山祇神社は愛媛県の今治市の大三島町にある神社で、全国に点在している山祇神社の総本社です。国宝と国の重要文化財である武具の4割がこの神社にあるという非常に貴重な神社になっており、「大山祇神社のクスノキ群」という国の天然記念物もあります。

大山祇神社は愛媛県の人気観光地見出し

Photo by junchan0

大山祇神社は愛媛県の有名観光スポットでもあり、昔から山の神・海の神として歴代の朝廷や武将たちから尊崇を集めていました。そのため多くの武将が武具を奉納したため、この神社には多くの鎧や甲冑が納められている貴重な神社となっています。この記事では大山祇神社のお守りやおすすめの見どころなどをご紹介します。

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大山祇神社がある大三島とは見出し

Photo by kaidouminato

大三島町は愛媛県の東予地方にある町で、大三島はサイクリングのメッカとも呼ばれる「しまなみ街道」が有名です。この周辺は海と山の景勝地として美しい観光地が多く存在しており、多くのサイクリストからも人気を集めているスポットです。また大三島は昔から「神の島」とも呼ばれ、歴史的にも魅力がある島となっています。

Photo by junchan0

大三島は大きく二つのエリアに分かれており、一つ目がサイクリングの聖地や未知の駅などがあるエリア、二つ目が神の島という名の由来にもなった多数の国宝を有している大山祇神社などがあるエリアです。主にこの二つのエリアが愛媛県大三島の有名な観光地となっており、多くの観光客が訪れる人気エリアとなっています。

Photo by junchan0

愛媛県大三島の有名観光地である大山祇神社の周辺には多くの見どころがあり、今治市大三島美術館、大三島藤公園があります。今治市大三島美術館は数多くの日本画が展示されており、その数は約1000点にも上ります。また大山祇神社と今治市大三島美術館の間には「道の駅しまなみの駅御島」があり、その中にある大三島藤公園が人気です。

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大山祇神社へのアクセス見出し

Photo by kaidouminato

大山祇神社へのアクセス方法は、尾道方面からのアクセスと今治方面からのアクセスが可能です。尾道側から自動車で行く場合は、大三島ICから約10分ほどで到着します。バスで行く場合は尾道駅前から乗車して向島バスストップで下車し、「高速バス しまなみライナー 今治桟橋行」に乗って「大三島バスストップ」で下車します。

Photo by kaidouminato

愛媛県大三島バスストップから「瀬戸内海交通 [急行] 宮浦港行」に乗っていくと大山祇神社に到着します。今治側からアクセスする場合は、自動車で行く場合は尾道側からのアクセスと同じように大三島ICから約10分ほどで到着します。バスで行く場合は今治駅から「せとうちバス [特急]宮浦港行」に乗って行くと到着します。

なお大山祇神社に専用の駐車場は無いので、自動車で訪れる予定の人は注意してください。その代わりに近くの「大三島藤公園」に無料で利用できる駐車場があるのでそこを使うのがおすすめです。収容台数は約50台と広い駐車場で、大三島藤公園から大山祇神社へは徒歩約10分、車で約6分ほどです。

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大山祇神社の神様見出し

大山祇神社で祀られている神様「大山祇伸」は日本全国の山を管理する総責任者といわれています。娘に富士山の神である「コノハナサクヤヒメ」、浅間山の神である「岩長姫」がいます。日本の山の総責任者といわれる通り、その神徳も様々で漁業、工業といった諸産業や酒造などの文化的分野まで及んでいます。

大山祇神を祀っている大山祇神社の本拠地である愛媛県大三島は瀬戸内海にあり、昔から水運交通の要所として知られていました。そのため大山祇神には海の神としての側面もあり、瀬戸内海の守護神としても崇拝されていました。また娘が子供を産んだ時に大山祇神がお酒を造って祝ったことから、酒造の神としても信仰されています。

また大山祇神社の神様は3年続けてお参りをすると、どんな願いでも叶えてくれるといわれています。また瀬戸内海の水軍の神としても信仰されており、この軍神を目的に現在でも海上自衛隊や海上保安庁に所属している人達の参拝を受けているほどです。大山祇神は山の神、海の神、戦いの神として愛媛県で信仰されています。

大山祇神社は見どころが満載!見出し

大山祇神社の創建は、約2600年前に神武天皇が南九州地方から奈良地方へ遠征する以前に御祭神である大山祇神の子孫である「小千命」が瀬戸内海の治安維持を担当したのが始まりと言われています。芸予海峡の要所である愛媛県大三島を神地として鎭祭したことに始まると言われています。

大山祇神社は歴史的にも貴重で、有名な神社ですがパワースポットとしても有名で見るべきところがたくさんあります。古代から現代に至るまで数多くの歴史上の偉人が参拝したことでも知られており、隣の宝物殿には歴史的にも貴重な品が幾つも展示されています。お守りや場所によって様々なご利益があるのが大山祇神社の魅力です。

大山祇神社の見どころ1:奥の院見出し

奥の院は大山祇神社でも是非おすすめする注目スポットの一つで、愛媛県のパワースポット巡りをする上でも外せない場所となっています。本殿からは徒歩10分ほどで行くことができ、自動車では行くことができません。奥の院の入り口は樹齢3000年の楠木が作っており、「生樹の御門」と呼ばれており今でも生き続けている生樹です。

楠木は天に向かって広がっている大地のパワーが全身に感じられるようなパワースポットとなっており、楠木の力強い生命力を浴びながら奥の院の参道を通ってみてください。根回りは約30メートルで、生樹の御門をくぐると不老長寿の御利益があるといわれています。奥の院はかつての神社と一体となっていたお寺となっています。

大山祇神社の見どころ2:鎮守の森見出し

大山祇神社のの周りを囲うようにしてできている木々は「鎮守の森」と呼ばれており、38本もの巨大な楠木が存在しています。これらの楠木は天然記念物に指定されており、特に樹齢2600年の「平手命御手植の楠」は美希の周りが約11メートル、根回り20メートルもの大きさを誇っています。

平手命御手植の楠には息を止めたまま3回まわると願いが叶うという言い伝えがあり、大山祇神社の御祭神である大山罪積大神の子孫の小千命が約2600年前に植樹されてから現在まで生き続けています。また「能因法師雨乞いの楠」は樹齢3000年の日本最古の楠木と呼ばれ、平手命御手植の楠ほどの樹勢はないですが迫力はあるのでおすすめです。

能因法師雨乞いの樟は、1041年の大干ばつの際に当時の僧侶であった能因法師が大山祇神社で雨乞いを行ったところ、3日3晩雨が止むことなく降り続いたことからこの名前がつけられました。他にも「河野通有兜掛の楠」と呼ばれる楠木があり、1322年に兵火により枯れてしまっていますが現在でも幹の一部が残されています。

大山祇神社の見どころ3:総門見出し

大山祇神社の総門は2010年に新しく再建され、約3億2000万円の総工費で制作されました。とても綺麗で壮大なため観光客もここで記念撮影をする人が多く、全てヒノキで作られているため綺麗なヒノキで作られている門は真新しくいい香りがするので匂いを嗅いでみるのもおすすめです。

最近ではこの総門で舞台を組んで能や歌舞伎などのイベントも多く開催されており、自然光が差し込んでいるのでたっぷりと神社と自然の力を浴びることができるのでパワースポットとしてもおすすめです。総門に飾られている2体の随身像は重さ250キロの武者の姿をしており、境内に植えれていたヒノキを使って2年をかけて完成させられたものです。

大山祇神社の見どころ4:本殿見出し

大山祇神社の本殿は1322年に戦火により焼失し、1427年に再建されました。神社の中心に位置しており同時に大山祇神社屈指の大三島パワースポットでもある本殿と拝殿は共に重要文化財に指定されています。お守りも人気で、本殿は「三間社流造」という造りになっており京都にある金閣寺と同じ造りをしています。

大山祇神社の見どころ5:海事博物館見出し

海事博物館は大山祇神社の境内にあり、瀬戸内海を中心とした動植物の標本と水軍や海事関係資料が展示されています。この博物館は昭和天皇の海洋生物の研究のための御採取船を記念して建てられたものであり、昭和天皇の御著書なども展示されています。また全国の鉱山から集められた有名な鉱物も多くあります。

収蔵点数は951点にも上り、原則無休で開館しています。開館時間は8:30~17:00で入館料は小中学生が400円、高校生・大学生が800円、一般が1000円となっています。1971年に設立され、各展示品には手書きの説明版が用意されているので大三島をはじめとした瀬戸内海の自然や歴史を深く知ることができるのでおすすめです。

大山祇神社の見どころ6:宝物館見出し

宝物館には鎧・兜・刀剣類などの武具が奉納されており、国宝8点、国重要文化財469点、県重要文化財14点があります。日本最古の鎧や源頼朝の鎧など歴史的にも非常に貴重な展示品があるのでパワースポット巡りの一環としてもおすすめです。また水軍の武将たちの信仰も集めていたため、村上水軍の「法楽連歌」もあります。

宝物館は紫陽殿と国宝館に分かれており、海事博物館と合わせて所要時間は約1時間ほどです。営業時間は8:30~17:00で定休日はありません。入館料は海事博物館と同じ金額です。また団体割引もあります。ここに展示されている品は実際に見てみると、オーラがあるので大山祇神社に観光に訪れた際には是非ここにも足を運んでみてください。

大山祇神社には平安時代から多くの武将が武運長久を願う神社として参拝していたため、現在では 日本の国宝・重要文化財の40%が納められています。特に日本最古の大鎧「沢瀉威鎧」や源頼朝が奉納した「紫綾威鎧」は一見の価値ありで、武蔵坊弁慶の太刀などの武具も所蔵されています。

大山祇神社の見どころ7:十七神社見出し

十七神社は大山祇神社の境内社の一つで、諸山積神社をはじめ16の社から成っています。社殿は1378年の再建だと伝えられており、拝殿手前にある樹齢2600年の「平手命御手植の楠」は大山祇神の子孫である「小千命」が手植えしたものだと言われてます。また十七柱の神々が祀られています。

パワースポットとして人気の大山祇神社にある十七神社の社殿は愛媛県の重要文化財に指定されており、十七体の神像は国指定重要文化財です。また諸山積神社と十六の社殿が横に連続しており細長い建物となっています。十七の神社の中には「早瀬神社」という神社があり、潮流・瀬戸を意味する海の早瀬から名付けられたと言われています。

大山祇神社の見どころ8:六体の道祖神見出し

大山祇神社には六体の道祖神がいます。今日も明日も皆が幸せでありますようにという願いを込めた「やすらぎの道祖神」、女神が山の間から流れる水を両手に受けてお祈りをしている「うるおいの道祖神」、男神と女神がてを合わせて幸せな門出を願う「出会いの道祖神」、母神が子神を抱いて包んでいる「ぬくもりの道祖神」があります。

また女神が男神の胸にもたれている「まどろみの道祖神」、童神が合掌していて、これまでの願いにこたえて祈っている「よろこびの道祖神」といった六体の道祖神を見ることができます。うるおいの道祖神のスポットでは流れ落ちる滝を見ることができ、心が浄化されていくような気持ちになるのでパワースポットとしてもおすすめです。

大山祇神社のお守り見出し

大山祇神社は愛媛県屈指のおすすめパワースポットだということもあって、お守りにも大きな御利益があると観光客に人気になっています。大山祇神社には戦いの神や山の神、海の神として神様が祀られていることからお守りにも様々なご利益があります。お守りの他にも勾玉といった神の精神が宿ったものもあります。

主なお守りには縁結びや心身健全、除災招福、勾玉守などがあり見た目が可愛いお守りが多く、女性の観光客にも人気が高くおすすめです。縁結びのお守りはコノハナサクヤヒメとニニギが結んだご縁のご利益があるといわれており、心身健全や除災招福のお守りは、岩長姫の岩のように長く安定するという効果があります。

大山祇神社の御朱印見出し

御朱印とは本来は参拝者が写経をするためにお寺に納めた際にもらう印のことでしたが、現在では納経をすることなく神社仏閣でお参りをした証としてもらうことができます。スポットによって御朱印帳の見た目も異なるため近年では観光に加えてパワースポット巡りで神社やお寺を参拝して、御朱印を集める若い女性も増えてきています。

ここ大山祇神社では初穂料が300円、受付時間が8:30~16:30となっています。御朱印長は青紫色の下地に兜の絵柄が描かれています。社紋は折敷紋という紋で、この紋は三島神社や伊予の地に所縁がある場合に使われる場合が多い紋です。御朱印の墨字の内容は、「奉拝」「大山祇神社」となっています。

大山祇神社はパワースポットとして大人気!見出し

Photo by Hyougushi

大山祇神社は歴史的にも非常に貴重な神社で人気観光地であると同時に、全国でも人気のおすすめパワースポットです。広い境内には数々の見どころがあり、中でも一般開放されていて見ることができる鎧や武具といった展示品は貴重なものばかりです。是非大山祇神社を訪れて古くから生きてきた楠木の雄大なパワーを体感してみてください。

投稿日: 2018年7月19日最終更新日: 2020年10月8日

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