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徳島の霊山寺のアクセスや見所まとめ!御朱印は?八十八箇所の一番札所!

徳島の霊山寺のアクセスや見所まとめ!御朱印は?八十八箇所の一番札所!
投稿日: 2017年4月18日最終更新日: 2020年10月7日

徳島県鳴門市大麻町にある霊山寺は、四国八十八ヶ所霊場の第1番札所として、多くのお遍路さんや地元の人に親しまれています。「有名だけどお寺はお寺でしょ」と思っていませんか?今回はその徳島県霊山寺の基本情報から楽しみ方、アクセスなどをまとめてみました!

第1番札所徳島県竺和山霊山寺とは?見出し

徳島県竺和山霊山寺(じくわさん・りょうぜんじ)は四国八十八ヶ所霊場の第1番札所として「いちばんさん」と呼ばれ、多くのお遍路さんや地元の人から親しまれています。多くのお遍路さんがここをスタートに長い旅路に出かけ、逆回りのお遍路さんにとっては夢にまで見たゴール地点という事になります。今回はそんな多くの人の思いが詰まった徳島県霊山寺の基本情報から少し変わった見どころ、アクセスまでをご紹介します!

徳島県霊山寺の由来と歴史見出し

お寺そのものは天平時代(西暦729年~749年)に奈良の高僧行基が開いたお寺と言われています。弘仁6年(西暦815年)に弘法大師が八十八個の煩悩を無くすために四国八十八ヶ所霊場の開設成就を祈願しようとこのお寺に訪れた際、一人の老師を多くの僧侶が取り囲み、その説法を熱心に聴いている様を見て弘法大師は大変感銘を受けたそうです。

また、その説法の様子が天竺(インド)の鷲峯山(りょうじゅさん)で釈迦如来が説法をしている様にそっくりだと思い、「天竺の霊峰、鷲峯山がここにある」という意味を込めてこのお寺を「竺和山霊山寺」と名付け、釈迦誕生仏像をご本尊として納めたとされています。宗派は高野真言宗、ご本尊は釈迦如来です。

徳島県霊山寺でここは抑えたい!多宝塔見出し

天平時代(西暦729年~749年)に創建された霊山寺は、天正10年(西暦1582年)に全焼しその後再興しましたが、明治24年(西暦1891年)にも出火。ほとんどの建物が焼け落ちてしまいました。この明治の出火の際に焼けずに残ったのが本堂とこの多宝塔です。

本堂や他の建物は、明治の出火後~昭和にかけて約100年をかけて再建されていますが、この多宝塔は600年の歴史がある建物です。多宝塔の中には五智如来像がまつられています。

徳島県霊山寺の泉水池を覗くと!?見出し

境内の真ん中には、大師堂と多宝塔に挟まれた、お寺にあるにしては大きく目立った池があります。この池の名前は泉水池。中を覗くと…なんと立派な鯉がたくさん!実はこの立派な鯉たち、新潟の高級錦鯉だそうです!道理で見栄えがするわけですね!優雅な泳ぎっぷりは眺めているだけでも心癒されます。

泉水池には錦鯉の他、銅像もたくさん設置されています。銅像周囲めがけてお賽銭を投げて行かれる方もいらっしゃるようです。また、錦鯉の餌目当てか鳩もたくさん集まっていて、とても賑やかな池になっています。

お寺にマネキン!?徳島県霊山寺の変わった見所紹介見出し

なんと霊山寺には至る所に"マネキン"が立っています。ただのマネキンではありません!みんなお遍路さんの恰好をしたマネキンなんです!人によっては「おもしろいマネキン探し」で霊山寺に訪れる人もいるんだとか。マネキンはどれも綺麗にお遍路さんの装いをしていて、それぞれ味のあるポーズを取っています。妙に洋風な顔立ちと言うのもなんとなくおもしろいですね。

お寺に興味が無いお子さんなんかも、マネキンと記念撮影なんかすると楽しめそうですよね。時間がある人はぜひ、あちこちに立っているマネキンを探してみて下さい。ちなみにパンダもいるそうですよ。マネキンと合わせてこちらもぜひ見つけて下さいね。マネキンだけでなく石像もユニークな物が揃っています。隅から隅まで歩いていろいろな石像を見つけましょう!

徳島県霊山寺とお遍路さんとの関わり見出し

四国八十八ヶ所霊場巡りは基本的にはどこからまわっても構わないのですが、それでもやっぱり1番から回りたいのが人というもの。霊山寺からスタートするお遍路さんは非常に多いです。また、88番目から逆にまわる「逆打ち」と呼ばれるまわり方をした場合、この霊山寺で結願(八十八ヶ所全て巡り終える事)となります。

そんな多くのお遍路さんにとって思い入れの深いこの霊山寺では、毎年2月後半にはお遍路さんを果物やお菓子で接待する「接待講」と呼ばれる行事が開かれています。この時期に霊山寺を参拝するお遍路さんは、ぜひ参加してみて下さいね。

御朱印(御納経)の頂き方見出し

さぁこれからお遍路出発!一刻も早く第一番霊場の御朱印(御納経)を頂いて次に行きたいところ。でもちょっと待って。御朱印(御納経)はスタンプではなく「(写経や読経を行う事で)お経を納めましたよ」という事の証明に頂くもの。御朱印(御納経)をもらう作法があります。ここ霊山寺では参拝と御朱印(御納経)の頂き方の正しい作法を習う事も出来ますが、意外と煩雑です。ここでは「最低限これだけは」という流れを説明します。

まず最初に、山門で一礼する。「これからお参りしますよ」という気持ちで、境内に入る前に山門(入口)で一礼しましょう。次に、手水で手を清める。手水舎に行き、ひしゃくで水をすくって口⇒左手⇒右手の順で清めましょう。

そして、鐘打ち。厳かにゆっくり1回だけ鐘をつきましょう。八十八ヶ所のお寺によっては鐘打ちが禁止されている所もありますが、霊山寺ではOKです。張り切って力強く鳴らさないように気を付けましょう!ただし、早朝などは近所迷惑になるので、控えたほうが良いようです。

続いては、参拝。本堂⇒大師堂⇒その他のお堂の順で参拝しお経を納めます。写経を納めても良いし、お経を読んでも良いです。また、声に出さず心の中で唱えても良いとされています。最低限、本堂と大師堂には御納経しましょう。読経の場合、お経はお遍路さん用の経本に従って読んでいきます。その中に出てくる「ご本尊真言」はお寺によって違い、霊山寺の真言は「のうまく さんまんだ ぼだなん ばく」です。

最後に、納経受付。最後に納経所に行き、御朱印(御納経)を頂きましょう。四国八十八ヶ所霊場の御朱印(御納経)受付時間は午前7時から午後5時です。時間外には受付けてもらえませんので、時間に余裕を持って参拝しましょう。料金は一律300円です(2017年現在)。八十八ヶ所用の納経帳は納経所もしくは後述の門前一番街で購入できます。

納経帳の値段は紙質や装丁によってまちまちですが、1,800円から2,500円の物が多いようです。ここ霊山寺ではいろいろな柄や色が用意されていますので、ぜひお気に入りの納経帳を見つけて購入して下さいね。また、88番までまわって結願し、再びここ霊山寺に戻ってくると「満願証」を発行してくれます(A4サイズで1,000円)。

見るだけでもわくわく!お遍路さんの巡礼用品見出し

霊山寺の山門すぐ外には「門前一番街」と呼ばれる、ちょっとした道の駅のようなスペースがあります。道の駅と違うのは、お遍路に必要なアイテム(巡礼用品)がたくさん売られている事!他の八十八か所のお寺でも巡礼用品を売っているお店はありますが、ここ門前一番街ほど大規模な売り場は、八十八ヶ所中ここだけです。さすが第一番札所という所。

なんだかRPGの装備屋さんみたいでワクワクしてきますね!お遍路をする人はもちろん、しない人でも「お遍路さんって、こんな装備をするんだ!」と楽しめますので、霊山寺に来た際はぜひ立ち寄って下さいね。

お遍路前に!徳島県霊山寺前の門前一番街で一休み見出し

霊山寺の前、門前一番街に来たらこれを頂きましょう!その名も「あわくった」。粟でできた物と、ヨモギでできた物の2種類があり、注文するとその場で焼いてくれます。他にも金時芋ソフトクリームやホットコーヒー、またうどんなどの軽食も食べる事ができます。霊山寺のお参り後、または長いお遍路路への旅立ち前にほっと一息ついてはいかがでしょうか。

徳島県霊山寺へのアクセス見出し

では霊山寺へのアクセスを紹介します。さすがに一番札所とだけあって、八十八ヶ所の中では比較的アクセスしやすくなっています。アクセス方法は電車、市バス、高速バス、車、があります。電車の場合は最寄りのJR高徳線「坂東駅」から北西方向へ約800mです。市バスだと徳島バス大麻線「霊山寺前」で霊山寺の目の前まで行く事ができます。高速バスなら「鳴門西」停留所から徒歩20分です。

車でアクセスする場合は高松自動車道の「板野IC」で降り、県道12号を東へ行くと道路沿い左手に霊山寺が見えてきます。また、次の2番札所へは県道12号を西へ進んで約1kmです。

以上、徳島県霊山寺について、基本情報から変わった楽しみ方を一気にまとめてみました!筆者も行った事がありますが、多くのお遍路さんや地元の老若男女で常に賑わっていて、ここでしか味わえない独特の雰囲気が霊山寺にはあります。ぜひ足を運んで霊山寺の魅力を満喫して下さいね。

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投稿日: 2017年4月18日最終更新日: 2020年10月7日

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