アウレリオ（渋谷）で味わうイタリアの郷土料理！こだわりの料理やワインが人気

渋谷の中心街からやや離れた隠れ家的なイタリアンバー「アウレリオ」をご存知でしょうか。こちらのバーでは本格的なイタリアの郷土料理、さらに無農薬の自然派ワインが堪能でき、気さくに接してくれるシェフがいるので、とても人気の高いバーとなっています。ここではイタリアンバー「アウレリオ」について紹介します。

住宅街が広がる神泉・松濤エリアには、人気の高いレストランや居酒屋が多く置かれており、グルメな人が目を付けているお店が多いという特徴があります。イタリアの郷土料理をカジュアルに堪能できる「アウレリオ」も、その激戦区の中でも人気の高いレストランで、特に女性からの人気が高いです。

「アウレリオ」は渋谷の中心街から離れた隠れ家的なイタリアンバーです。外観はブルーのテントが目印で、内観は明るく開放的な雰囲気なものとなっています。本格的なイタリアの郷土料理とワインがリーズナブルな値段で堪能できます。テーブル席カウンター席が用意されているので、デートでもお一人でも気軽に訪れることができます。

この「アウレリオ」はイタリア語で「太陽のように明るい」という意味であり、オーナーの大本陽介さんの「陽」という漢字から、それと周りに明るく接している大本さんの様子を見て、あるワインメーカーから名付けられたものだそうです。この「アウレリオ」を地域の人たちに愛される店にしていきたいと、大本さんは語っています。

人気イタリアンバーである「アウレリオ」ですが、このバーを支えている大きな人物はオーナーである大本陽介さん、そしてシェフである鈴木嵩夫さんです。大学時代の定食屋でのアルバイトをしていたことがきっかけとなり、飲食というジャンルに興味を持ち出し、大本陽介さんが惚れ込んだ鈴木嵩夫さんをシェフとして呼び、渋谷の地に開店されました。

オーナーである大本陽介さんは「アウレリオ」を開店する前に、半年かけてイタリアのワイナリー40カ所をまわりました。お店で出すワインの生産者のことをちゃんと知っておくためです。「アウレリオ」入り口近くの壁にかけられたタペストリーには、イタリア全州のワインメーカーからの応援メッセージが書かれています。

大本陽介さんは大学時代の定食屋でのアルバイトをしていたことがきっかけとなり、飲食というジャンルに興味を持ち出し、25歳でソムリエの資格を取得しました。カフェで店長を務め、人気イタリア店でソムリエとキッチンをこなすようになり、自然と自分の店を持つという目標ができていました。これが「アウレリオ」を開店するきっかけとなりました。

「アウレリオ」のシェフを務める鈴木嵩夫さんは1981年の愛知県出身で大学卒業後、東京、青山で約1年飲食店に勤務をしていました。その後にイタリアに向かいイタリア中部～北部のピエモンテ、トスカーナ、エミリアロマーニャ、ローマの地で5年間もの間、本場の味を理解と習得するため修行をしていました。

鈴木嵩夫さんは旬の食材をたっぷり使い自然の味を堪能できる、シンプルでありながら手間のかけられた完成度の高いメニューが作られています。鈴木さんは「イタリアらしい田舎の素朴な郷土料理は、食べ飽きず身体になじんで疲れない。そんな料理が好きなんです」という言葉通り、シンプルながら味わいの深い料理を作っています。

「アウレリオ」ではイタリアの郷土料理であるパスタやドルチェなど多くのメニューが取り揃えてありますが、「名物!陽気なポテトサラダ」や「タリアテッレボロニェーゼ」などのメニューは特に人気が高いです。ここでは「アウレリオ」の多彩なメニューの中から、さらに人気のあるメニューについて紹介します。

「アウレリオ」の多彩なメニューの中でも、特に人気が高く、看板メニューとされているのが「タリアテッレボロニェーゼ」です。「アウレリオ」で作られた自家製のパスタに大きめに切られた肉の食感と旨味が詰まったミートソースが絡められた一品です。初めて来る人も、そうでない人もつい注文してしまうパスタです。

この「タリアテッレボロニェーゼ」は、大きめに切られた肉の食感と濃厚な旨味が詰まったミートソース、弾力のあるモチモチとした自家製パスタ、片方だけでも評価の高いものですが、この2つが合わさることによって何とも言えない旨味が堪能できます。「アウレリオ」に訪れた際にはぜひ食べてみてください。

「アウレリオ」の「タリアテッレボロニェーゼ」にも劣らない看板メニュー「陽気なポテトサラダ」です。そのままポテトサラダを食べるも良し、一緒につけられているパンにつけて食べるも良しと多様な食べ方ができます。さらにこのポテトサラダはイタリアンワインにも良く合うので、スパークリングや日替わりのワインと一緒に堪能するのがおすすめです。

「陽気なポテトサラダ」は食べてみると、滑らかな口あたりに、ジャガイモの持つ甘味、さらに崩しすぎないジャガイモも良い食感を生み出してくれます。隠し味には自家製のマルサラが使用されています。このポテトサラダの上には奥久慈卵の半熟卵が乗っています。この半熟卵を崩すとポテトサラダの味に、さらにコクが生まれるようになります。

イタリア南部の郷土料理のサラダ「水牛のモッツァレラチーズとカポナータのカプレーゼ」です。イタリアのプーリアでモッツレラ作りをしていた鎌倉・山崎さんのモッツァレラブッラータが使用されています。モッツァレラブッラータとスライスされたトマトにバジルとオリーブオイルを添えてあるだけのシンプルなメニューです。

「水牛のモッツァレラチーズとカポナータのカプレーゼ」は食べてみると、山崎さんのモッツァレラブッラータはみずみずしく、シンプルな味わいが堪能できます。その滑らかでコクのあるモッツァレラとスライスされたトマトの酸味が加わることで、互いの良さが引き立ちます。バジルとオリーブオイルで香りも良く、シンプルながら人気の高いメニューです。

イタリアの郷土料理である家畜の胃を食用に加工したもつ料理「トリッパ」を香味野菜とともに白ワインで煮込んだ「トリッパの白ワイン煮込みジュリアーナ風」です。このメニューはシェフである鈴木さんがイタリアで修業していた「ジュリアーナさんのトラットリア」秘伝のレシピより作られたという逸品です。

「トリッパの白ワイン煮込みジュリアーナ風」は食べてみると、トリッパのシャクっとした食感と、白ワインで作られたこってりとしたソースが良く合います。丁寧に手入れされ、香味野菜と煮込まれたトリッパは臭みを全く感じずに、弾力と食感を堪能できます。白ワインと聞くとあっさりした味のイメージですが、こってりとした存在感の強いソースです。

とうもろこしとリコッタチーズを使用した、パスタ生地2枚で具を挟むラヴィオリ「とうもろこしとリコッタのラヴィオリ」です。とうもろこしとリコッタチーズによるまろやかな甘さ、そしてラルドというイタリアで使用される豚の背脂を燻製や塩漬けにしたもので、この一品にジューシーさを加えます。

「アウレリオ」のデザートメニューの1つ、イタリアンドルチェであるパンナコッタが用意されています。パンナコッタは本来、パンナコッタの濃厚な甘さとフルーツやフルーツソースと共に甘酸っぱさを堪能する、女性や子どもに人気の高いものですが、「アウレリオ」の「パンナコッタクラシコ」はカラメルで、大人な味わいにしています。

「アウレリオ」の「パンナコッタクラシコ」は甘酸っぱいフルーツやフルーツソースではなく、甘くほろ苦いカラメルソースが掛けられています。甘さの濃厚なパンナコッタに若干の苦さがあるカラメルソースは相性抜群です。そしてこのパンナコッタは「アウレリオ」で揃えているワインとも良く合うので、ぜひ試してみましょう。

「アウレリオ」には多くのイタリアンのメニューが存在しています。「アウレリオ」のホームページやグルメサイトにも多くのメニューが載ってありますが、これもメニューにある中の1部でしかありません。年月や季節が変わるたびにメニューが増えていくため「アウレリオ」の理解を含めるには、何度も訪れることが1番です。

特に「アウレリオ」の自家製パスタはホームページを覗いてみるだけでは分からないメニューが多くあります。カラスミを使用した味わい深いパスタに、手でひねりながら小さく作ったストロッツァプレッティというパスタに魚介の出汁を絡めた「ストロッツァプレッティ魚介のフレッシュトマトソース」などがあります。

「ズッキーニのレモンバターソース」は細麺にズッキーニを加えて、レモンバターソースを絡めて作られたもので、細切りにされたズッキーニは細いパスタと良く絡み口当たりが良く、香りの良いレモンバターソースで食欲が促進されます。他にも「サルシッチャとトウモロコシのソース」など、パスタの種類はまだまだあります。

「アウレリオ」で揃えられているワインはイタリアンワインが中心に揃えらえてあり、その種類は160を超えるほどのものといわれています。オーナーの大本さんが、イタリア全土のワインメーカー、さらにワインの材料となる畑まで訪れて厳選するほどの力の入れっぷりです。無農薬という点にも注意しており、「アウレリオ」のワインは気軽に飲めます。

「アウレリオ」のイタリアンワインの人気は、須々木さんの作るイタリア料理に負けず人気が高いです。美味しくて飲みやすいため女性の人気が高い洋梨の発泡酒「POIREalc5% 」、程よい微発泡が心地良い白微発泡「TAMARIEalc12%」、若干辛口でくどく無く飲みやすいワイン「PatrickSullivanPinkPound Rosealc13.5%」も人気です。

「アウレリオ」の内観についてはオーナーの大本さん、そしてNOWSのデザイナー紫垣喬史により考案と設計がされ作られました。フランスでデザインを学び、現在は日本とフランスで内装デザインを行っています。柴垣さんのデザインはアンティークを巧みに取り入れながら、クライアントの意向も十分に取り入れます。

「アウレリオ」は隠れ家的なイタリアンバーとして知られていますが、内観の印象としては明るく温かみのある印象を受けます。オーナーの大本さんは「真っ白な気持ちでスタートしよう」という意向から店内の壁を真っ白に、そして「お客様とのコミュニケーションを大切にしたい」という考えから、こだわりのカウンターが作られました。

イタリアンバー「アウレリオ」のイタリア郷土料理、厳選されたイタリアンワインなどの魅力について紹介しましたが、オーナーの大本さん本人もこのバーの魅力の1つです。気さくで陽気な大本さんは良くお客さんと会話をしており、初めての人にもおすすめのワインを教えてくれたり、ワインと出会った時の小話をしてくれます。

「アウレリオ」に訪れた際に大本さんは常にいるわけではありませんが、他のスタッフも大本さんの影響か、サービス面が良く評価が高いです。明るい笑顔で応対してくれて、ワインや料理についての説明を丁寧に行ってくれます。おまかせにも対応してくれます。これにより1度訪れた人は友達や恋人を連れて再び訪れるようになります。

「アウレリオ」は東京都渋谷区円山町にあり、渋谷駅から徒歩7分程度の場所にあります。渋谷駅から向かう以外にも京王井の頭線神泉駅から徒歩1分程度なのでアクセスは容易にできます。渋谷の喧騒が嘘のように静かな雰囲気の中で本格的なイタリア郷土料理が堪能できます。渋谷近辺に来たらぜひ立ち寄ってみましょう。

ここまで渋谷にある本格的なイタリア郷土料理が堪能できるイタリアンバー「アウレリオ」について紹介してきましたがいかがでしょうか。大本さんの厳選したワインに、鈴木さんが創り出すイタリア料理、大人な雰囲気な内観に、そして明るい大本さんやスタッフが人気なバーです。渋谷に来た際には訪れてみることをおすすめします。