伊丹空港のアクセス方法を紹介！モノレール・バス・車などおすすめの行き方は？

かつては国際空港として混雑していた伊丹空港は、国内線の空港となった今も利用客が多く賑わいを見せています。関西のどこからでもアクセスが良く、車やバス、モノレールなどでアクセスすることができます。そこで、関西の各地から伊丹空港までのアクセス方法や料金などの情報をお届けしますので、おすすめのアクセス方法を見つける参考にしてください。

「伊丹空港」とは「大阪国際空港」の通称です。「伊丹」とは兵庫県伊丹市のことですが、かつて「伊丹空港」や「伊丹飛行場」と呼ばれていたために伊丹の地名だけが残って伊丹空港と呼ばれています。実際の空港は、伊丹市だけでなく大阪府豊中市、大阪府池田市にもまたがっています。

伊丹空港は関西国際空港が開港するまでは国際空港として世界各国をつないでいました。関西国際空港の開港後は国内線専用の空港になりましたが、空港法により「大阪国際空港」が正式名になっています。伊丹空港は関西国際空港、神戸空港とともに関西三空港とされていますが、国内線の旅客数と着陸回数は三空港の中で一番多いです。

大阪駅や京都駅、なんば駅など関西の主要な駅から伊丹空港までを結ぶのが空港リムジンバスです。リムジンバスは乗り場から空港まで乗り換える必要がなく、スムーズに空港まで到着することができます。高速道路を利用して行くので乗車料金に反映されていますが、伊丹空港へのアクセス方法の中では一番手軽に空港に到着できる方法です。

空港リムジンバスは発車本数も多いので、バス乗り場で長い時間待たなければならないということもありません。大きな荷物を持っている場合は、荷物室に入れてくれますので、座席まで持って行く必要もありません。料金の目安は、空港から一番近い新大阪駅からは500円、一番遠い姫路駅からは2,160円です。

大阪駅方面から伊丹空港へはリムジンバスが乗り換えなしで便利です。乗り場は「ホテル阪神」、「新阪急ホテル」、「ハービス大阪」、「大阪マルビル」4ヶ所あります。本数が一番多いのは「大阪マルビル」です。どの乗り場からでも料金は大人640円、小児は320円で所要時間は30分です。大阪駅方面からは電車とモノレールでもアクセスできます。

大阪駅方面から阪急梅田駅に向かい、宝塚線の蛍池駅を目指します。梅田から蛍池までは急行に乗った場合、13分です。阪急蛍池からモノレールの蛍池まではすぐです。そこから大阪空港までは1駅、3分で到着します。梅田駅からは450円、所要時間35分で到着しますので、より安くアクセスしたい場合は、この方法が一番おすすめです。

なんば方面から伊丹空港へ行くにはリムジンバスでアクセスする方法と、地下鉄とモノレールを利用する方法があります。伊丹空港行のリムジンバスの乗り場は「JR難波」と「なんば駅前」とがありますが、JR駅前のOCATは朝6時台から8時台までしか運行していませんので、なんば駅前から乗車してください。

地下鉄御堂筋線なんば駅の6、7番出口を地上に出て高速道路脇の「ホテル一栄」の前に乗り場があります。所要時間は25分、料金は640円です。電車とモノレールのアクセス方法は御堂筋線で梅田に向かった後は阪急梅田駅から蛍池に向かいモノレールに乗る方法で、大阪駅からと同じです。なんばから梅田までの料金は230円で所要時間は約9分です。

天王寺・あべの方面から伊丹空港へ行くには、空港行のリムジンバスが一番早くて料金も安いです。乗り場は地下鉄御堂筋線天王寺駅の14番出口を出てすぐ「アポロビル」の前です。所要時間は約30分、料金は640円です。天王寺駅からは地下鉄で梅田まで行き、阪急梅田から蛍池に向かい、そこからモノレールで空港へ向かう方法もあります。

天王寺方面から伊丹空港へ電車でアクセスする別の方法は、天王寺から地下鉄御堂筋線「千里中央」行に乗り、終着駅からモノレールに乗り換える行き方です。地下鉄の江坂から先は「北大阪急行」に切り替わりますので少し乗車料金がかかりますが、道路が混雑している時には時間通りにアクセスできる方法です。料金はモノレールと合わせて790円です。

関西国際空港は国際線も国内線も利用できる空港で、たくさんの人で混雑しています。中には時間などの関係で関西国際空港から伊丹空港へ移動して乗り継ぎをする人もいますので、そういう場合には関西国際空港から伊丹空港まで速やかに移動できる方法を見つける必要かあります。一番手軽に移動できる手段は、やはりリムジンバスを利用する方法でしょう。

リムジンバスの乗り場は第1ターミナル、第2ターミナル、どちらにもありますので、大阪空港行に乗車してください。所要時間は約1時間15分、料金は1,950円です。他にもアクセス方法はありますが、おしゃれな特急電車「ラピート」に乗ってみたい場合は乗車料金920円と特急料金510円が必要になります。終着駅のなんばからはリムジンバスが便利です。

神戸から伊丹空港へのアクセス方法には大きく分けて2つの方法があります。一つは神戸三宮駅からリムジンバスを利用する方法と、阪急の神戸三宮駅から蛍池駅まで移動して、そこからモノレールを利用してアクセスする方法です。リムジンバスはJR三ノ宮駅、阪急阪神の各「神戸三宮」駅からすぐのところにある交通センタービルの西側から乗車します。

神戸三宮発のリムジンバスの料金は1,050円、所要時間は約40分です。電車とモノレールでのアクセス方法は、阪急の神戸三宮から阪急神戸線の梅田行に乗り十三駅で下車します。そこで阪急宝塚線に乗り換え、雲雀丘花屋敷行に乗り蛍池で下車してモノレールに乗り換えます。神戸三宮から伊丹空港までの料金は570円、所要時間は約46分です。

京都駅方面から伊丹空港へ行くには、リムジンバスを利用するのが一番便利です。バスは一本で行けるので、京都から伊丹空港間など、距離がある場合の移動に大きな荷物を持って移動する必要がありません。京都駅から空港行のバスに乗るには、八条口の乗り場まで行きましょう。アバンティ専門店街から西へ約100メートル先のところにあります。

京都駅から空港までのバス料金は1,310円、所要時間は約50分です。また電車でのアクセス方法は、京都駅から新快速で大阪まで行きます。その後は大阪駅から空港までの電車でのアクセスと同じです。京都駅から大阪駅までは560円、阪急梅田から蛍池までは220円、モノレールが200円の計980円、所要時間は約70分です。

新大阪から伊丹空港へのアクセスは、リムジンバスが一番早くて料金も安くおすすめです。リムジンバスの乗り場は新大阪駅1階正面口の1番乗り場です。所要時間は25分、料金は500円です。次に、バスよりも料金は高くなりますが、道路の混雑には関係なく確実に到着できる電車とモノレールを利用してのアクセス方法を紹介します。

電車で新大阪から伊丹空港へ行くには、地下鉄御堂筋線の千里中央行きに乗車します。そこで終点の千里中央駅で下車しモノレールに乗り換えます。新大阪から千里中央までの料金は300円、所要時間は14分です。千里中央駅からモノレールの駅までは徒歩5分。空港までのモノレールの料金は330円、所要時間は約16分です。

伊丹空港は高速道路の出入り口が近いので、自家用車でのアクセスもしやすいです。大阪市内からは阪神高速の大阪空港出口を出て大阪府道10号を走るとすぐに空港に到着です。吹田JCTからは中国自動車道の中国豊中出口を出て、国道176号を5分で空港に到着します。宝塚三田方面からは中国自動車道の中国池田出口を出て、大阪府道を5分走ると到着です。

運転してきた人が搭乗する場合、または送迎に来て長時間車を離れる場合は駐車場に車を入れなければなりません。伊丹空港の駐車場は24時間利用可能で2,543台の車を収容することができます。あらかじめ駐車場を利用することがわかっていても予約をすることはできません。料金は通常期と多客期とで異なってきますので、あらかじめ確認しておきましょう。

タクシーで伊丹空港へ移動する方法は、一人だと料金が高くなってしまいますが、3、4人いれば、かえって安くなる場合があります。道路が混雑していなければ、楽に移動できる方法です。タクシーの料金は神戸三宮方面からは約7,400円、京都駅からは約14,000円、大阪梅田からは約4,150円の乗車料金になります。

なんばから伊丹空港までは約5,500円、天王寺からは約7,030円です。新大阪駅方面からは約3,620円で約18分でアクセスできますので、タクシーで行くなら新大阪駅からが最短で料金も安く行くことができます。タクシーは道路の混雑状況によって料金や時間が大きく異なってきますので、利用する前に道路の混雑状況を確認しておくことが大切です。

伊丹空港にはいろいろなタイプのレストランやショップがあります。朝の搭乗前に朝食をサッと食べられるお店や軽食やスイーツを食べられるお店、お土産をテイクアウトできるお店などがあります。その中からおすすめを3点、ご紹介します。搭乗前のひととき、同行の方やお見送りの方と一緒に立ち寄ってみてはいかがでしょう。

「ル・パン神戸北野」はホテル ラ・スイート神戸ハーバーランドの直営店です。ゴージャスな店内で食べる焼き立てパンと食事メニューは好評です。パンはテイクアウトも可能です。他にもホテルクォリティーのアフタヌーンセットはおすすめです。また伊丹空港限定のお土産として、銘酒「灘五郎」の酒粕を利用したベイクドチーズケーキも販売しています。

宅配でおなじみの「ピザーラ」のピザが1人でも食べられるお店です。ピザは1ピースから注文することができます。その他にもフォカッチャサンドやパスタ、パンケーキなどのメニューがリーズナブルな価格で提供されています。おかわり自由のドリンクバーは、ドリンクだけの利用も可能です。パンケーキ以外の全てのメニューがテイクアウトできます。

17番搭乗口の前にある小さなたこやきのお店です。搭乗前に小腹を満たすのにぴったり。中がふわふわトロトロのネギマヨソースたこ焼きはビールによく合います。もちろんビールも一緒に販売しています。たこ焼きはテイクアウトもできますので、待合の座席などでも食べることができます。

大阪のデパートや駅などに店舗がある「551蓬莱」の豚まんは大阪名物と言われている人気商品です。「551蓬莱」では手作りの様子をガラス越しに見れる実演販売が人気でもあります。伊丹空港店はテイクアウトのみですが、実演販売を楽しみながらアツアツの豚まんを購入して待合場所などで食べることができます。お土産にする場合はチルド商品が便利です。

「伊丹スカイパーク」は伊丹空港に発着する飛行機を目の前にすることができるスポットです。飛行機が大好きな子どもたちにもおすすめで、写真を撮るにも最適な場所がいっぱいあります。公園内にはいくつかの丘があり「大空の丘」からは滑走路から飛び立つ迫力がある飛行機の姿を間近に見ることができます。夜の飛行機もおすすめです。

迷路やローラー滑り台、ジャングルジムなどの遊具もあるので、子どもたちも飽きることなく楽しめます。春には「つつじの丘」に1万4千本のつつじが咲いて目を楽しませてくれます。伊丹空港から伊丹スカイパークへのアクセスは市バス乗り場9番から「神津・阪急伊丹経由JR伊丹行き」に乗車して「伊丹スカイパーク上須古」で下車するとすぐです。

伊丹空港は国内便だけの空港ですが、関西のどこからもアクセスがしやすい空港です。リムジンバスを使うと楽に移動することができますが、電車とモノレールを利用すると、場所によっては安く早く行けることがあります。伊丹空港に行く場合は出発する場所や道路の混雑事情なども考慮して、最適な移動方法はどのアクセス法なのかを考えるようにしましょう。