「塩湯」は海鮮料理と海水風呂が楽しめる人気スポット！メニューやアクセスは？

大分県佐伯市の近く浅海井上浦町。そこには海水を沸かしたミネラルいっぱいのお風呂があります。湯上りはツルツルスベスベで美肌効果も抜群、更に新鮮な魚介料理も食べられるという一石二鳥の大人気のお風呂。人気の海鮮丼やアクセス方法、海水のお風呂についての詳細をたっぷりとご紹介します。

大分県佐伯にある塩湯は日本でも珍しい塩のお風呂です。お風呂のお湯は海底から海水をくみ上げて沸かしています。お風呂のお湯だけでなく佐伯湾からの潮風も心地よく、ミネラル不足の肌にはこの上ないミネラル補充になります。

海水を沸かしているので湯上りの若干のべとつきは否めませんがそれにも増す乾いた後のツルツルスベスベ感。驚くほど肌が若返ると評判で、美容効果を期待したい人にはぜひおすすめのお風呂です。

海水を沸かした塩湯は大分の最東端にある佐伯市にあります。佐伯市は佐伯湾に面した海のきれいな場所で大分県南部から宮崎県北部に至る海沿いのエリアは豊後水道で育った魚介類を満喫できる人気のスポットでもあります。

海から温泉の場所は目と鼻の先。露天風呂は海が目の前にあるという絶好のロケーションです。

海水を沸かしている塩湯は黒のタイルが張り巡らされた銭湯のような雰囲気満載の外観。シンプルに入り口には「ゆ」の暖簾が掛けられ、店の間には煉瓦で組まれた花壇があり、植物が植えられています。

佐伯の大自然と共存しているかのような気取りすぎないシンプルかつしっかりと手がかけられた雰囲気のあるお風呂。

日が落ちてライトアップされる時間帯になると塩湯の風景は柔らかい光が湯気が映し出され、何とも落ち着いた雰囲気になります。周囲には塩湯以外の余計な灯は一切なく、穴場的な雰囲気も満載。

旅の途中にも気軽に立ち寄れる雰囲気があり、ドライブやツーリング途中にも最適。ライトアップされたシンプルな「塩湯」の看板が目立ちます。

海水を沸かした塩湯の受付は隣接する食堂で済ませます。小さな脱衣所があり、レトロな鍵付きのロッカーも設備されています。

まるで掘っ立て小屋のような簡易な脱衣所でロッカーも脱衣棚は12個ほどしかありません。素朴な木製の湯舟は内湯と半露天風呂がひとつずつ、更にスチームサウナもあります。

内湯の浴槽の隣には佐伯湾の海水がそのまま注ぎ込まれた小さなお風呂があり、スチームサウナの中は木のぬくもりあふれる素朴なつくりです。

半露天風呂は風の強さによって窓を開けたり閉めたりして調節することができます。火照った体を覚ましてくれる丁度良い風が佐伯湾から吹いている時は、心地良く、いつまでも入っていられる感じです。

家族旅行のついでには家族風呂もおすすめです。家族水入らずで入れる海水を沸かしたお風呂は特別間満載。大人3人がゆったりと入れるくらいの広さがあります。

塩湯のお風呂に併設されている食事処はとにかく新鮮な魚介類がリーズナブルに食べられると人気！店内には生け簀があり、生きたままの新鮮な魚介類を調理してくれます。

器をはみ出さんばかりに盛られて提供される人気の海鮮丼の他にも美味しい魚介の定食やお刺身、新鮮な魚介を使った一品料理等が存分に堪能できる食事処です。

お風呂上がりのご飯もよし、腹ごしらえをしてからのお風呂もよし。混雑の様子を見ながらどちらも楽しむのがおすすめです。

メニューには日本酒やビールなどのアルコールもありますのでお風呂上がりの一杯と新鮮なお刺身の組み合わせもぜひおすすめです。

お茶やお水はセルフで店内にはこんなお茶目な看板もあります。看板に書かれた通り生け簀の魚介類をさばくところから始まるので注文からメニューが出てくるまでは非常に時間がかかります。塩湯に電車でアクセスする場合は余裕を持って訪れるのがおすすめです。くれぐれも生け簀には飛び込まないように！

塩湯で一番人気のメニュー、塩湯の顔といってもいいメニューの海鮮丼はエビ、ホタテ、カニ、佐伯名物のりゅうきゅう、きびなご、アジ、ウニ、いくらととにかく参ったか！と言わんばかりのボリューム。これだけ海鮮がのっているとなかなかご飯までたどりつきません。

そしてこのボリュームで1200円というリーズナブルな値段が多くのお客さんを虜にしている理由。海鮮が好きな人なら飛びつかずにはいられないコストパフォーマンスです。

生け簀の魚たちはどれもピチピチなので鮮度は抜群です。とろけるような美味しさを堪能できます。お風呂上がりにお腹を満たすには十分すぎるほどの贅沢な一品です。

ご飯の上に磯のかおりたっぷりの海苔がしかれ、その上にプリプリのウニ、そして更にイクラまでトッピングされる贅沢なうにイクラ丼。見た目の黒とオレンジと赤の組み合わせも食欲をそそります。ウニとイクラに目がない人にはぜひおすすめの贅沢などんぶりです。

見ただけでテンションが上がる輝くようなウニとイクラ。どちらもたっぷりのっているのにこれで1800円は安すぎです。思わずビールも飲みたくなるような美味しさです。他にも一品料理等メニューが沢山あるので2人で行った時には他のメニューも楽しみながらシェアして食べるのもありです。

うに丼は色鮮やかなウニでプリプリとした食感を楽しめます。卵と海苔を真ん中に落として好みで混ぜながら味わえば磯の香りがまろやかに口の中に広がります。海鮮丼のウニだけでは物足りない人はこちら！ぜひおすすめです。見た目にもテンションの上がるおすすめメニューです。

お味噌汁とちょっとした漬物が付け合わせについて値段は1500円。これも海鮮丼に負けずとも劣らないコストパフォーマンスです。口いっぱいにウニの旨味が広がり海風と相まってとにかく最高の味わいです。このセットだけで十分お腹いっぱいになるボリュームです。ぜひおすすめ！

夏季限定だけの赤うにめし2000円というメニューもあり、そちらは注文が入ってからウニの殻を割るというこだわり。更に赤ウニいくら付きというメニューもあり、2300円。どちらもちょっとお高めですがそれだけのボリュームはあります。

塩湯定食は海鮮丼と並ぶ塩湯の人気メニューです。お刺身がてんこ盛りで提供される定食はお刺身の他にアラ煮がついて1000円。あり得ないような値段で食べられる定食で、アラ煮の柔らかさも絶品です。上品な美味しさが堪能できるおすすめの定食です。思わずビールも進みそう。

琉球丼はマグロをはじめとする色々なお刺身が漬けになって提供されるどんぶりです。たっぷりの小葱とたっぷりの刻み海苔、そしてワサビがトッピングされた極上の一品。新鮮な魚の漬けもやっぱり美味しい！たっぷりと魚の旨味を堪能できるおすすめメニューです。

琉球丼は実は隠れた大分名物。時には卵の黄身が真ん中に落とされていることもあり、混ぜて食べるとこの上ない美味しさに。新鮮な魚たちは漬けにしても全く弾力が失われないので食べ応えは十分です。しょうゆベースのタレがかなり美味しく、癖になります。値段はみそ汁もついて1000円！

赤ウニが夏なら牡蠣は秋から冬にかけて登場するメニューです。これだけの牡蠣が盛られてたったの900円ってあり得ない値段。これはもうビールを飲むしかありません！さっぱりとレモンを振りかけていただけば口いっぱいにとろけるような牡蠣の旨味が広がります。お酒飲みの方にはお風呂上りにぜひおすすめの一品です。

人気の塩ソフトクリームは300円というお手頃な値段です。さっぱりとした味わいでさり気なく効いた塩味が美味しい一品です。混雑して海鮮丼が食べられない時でも塩ソフトクリームだけでも味わって帰りたいもの！一年を通してお風呂上りに美味しく食べられおすすめです。

シンプルなビジュアル。昔ながらの定番のソフトクリームですがその素朴さが塩湯の素朴なお風呂と相性抜群。老若男女誰もが安心して食べられるソフトクリームです。バリエーションはありませんが塩湯ならやっぱり塩ソフトクリームです。お風呂で火照った体を冷やすのにぜひ食べてください。

塩湯は地元の人はもちろん、家族や女子旅などで訪れる人も多いスポットです。塩分濃度の高いお風呂の他にも美味しい食事や絶景が楽しめる隠れた人気スポットでもあり、休みの日には行列ができ待ち時間が3時間ということも。そんな塩湯の詳細についてご紹介します。

塩湯にはお風呂と食事処があります。お風呂の営業時間は朝の10時から23時までとかなり夜遅くまで塩分濃度の高いお風呂を楽しむことができます。

食事処は11時から20時半まで。ゆっくり食事を愉しんでからでも十分にお風呂に入れる時間設定はなかなか粋です。夕日を拝みながら露天風呂を楽しむことも可能！どちらも水曜日が定休日です。

入浴料金は家族風呂が1時間で1500円、男女別の浴槽は大人500円で小人300円とかなり良心的です。

浴場には石鹸、シャンプー、リンスなどの備え付けもあり、鍵の付いたロッカーは無料で使うことができます。

店内は木調の落ち着いた空間で、小上がりが7席ほどあり、カウンター席やテーブル席などを合わせて全部で30席ほどの空間です。完全禁煙で個室などはありませんが、ゆったりと食事を楽しめるスペースになっています。海が見えるロケーションで子供の入店ももちろん可能です。

塩湯へのアクセスは車の場合、津久見ICから国道217号線を経由して佐伯方面は約20分。佐伯ICからは車で30分程です。

公共交通機関を利用する場合、JR日豊本線浅海井駅で下車後徒歩15分程。車だと国道217号線を佐伯市方面は車で約3分程です。

JR佐伯駅アクセスする場合は、佐伯駅から大浜方面の大分バスに乗り22分、「運動公園前」停留場で下車後、徒歩1分程になります。

塩湯の前には無料の駐車場があり、15台分の駐車スペースがあります。バイクや自転車なども停車できるようになっているのでツーリングや自転車旅行の際にも気軽に立ち寄ることができます。

九州以外から飛行機でアクセスする場合は福岡空港から福岡市営空港線で博多駅まで行きます。かかる時間は6分程。博多駅からはソニック号で約2時間かけて大分まで。大分からはJR豊本線に乗り約1時間ほどで浅海井駅に到着します。福岡空港からだと3時間ほどかかると思っておくと良いでしょう。

海水を沸かしたお風呂、塩湯から車で20分程の距離にある糀屋本店。実はここ知る人ぞ知る今や調味料の定番となっている塩麴の生みの親でもあるお店です。お店は糀を生業にしてから300年も続くという伝統ある老舗。ここのおかみさんが塩麴を見つけ出し世に広めたのです。

糀屋本店では美味しい甘酒を飲むことができます。自然な甘さと深みが体中にしみこんでいくような美味しさでとにかく他の甘酒とは比べ物にならないというほどの人気です。甘酒と言ってもアルコール分は一切入っていないので運転手さんでも楽しめるのが嬉しいポイントです。

500mlのペットボトルに入って「一夜恋」という名前で販売されています。通販でも手に入りますがせっかく近くまで来たのならぜひとも本店の甘酒を味わってみてはいかがでしょう。

夏は冷やして、冬はホットでとどちらの季節でも美味しくいただけます。大分県産の米ともち米を使用したおすすめの一本です。

営業時間は9時から17時までで、営業日は月曜から土曜まで。日曜祝日は不定休なので出かける前には電話で問い合わせると良さそうです。

アクセスは電車の場合、佐伯駅から車で約10分。車でアクセスする場合は佐伯ICから車で約10分程の距離になります。大分空港からのアクセスはバスで120分程です。

車でアクセスする場合は糀屋本店からちょっと手前に大手町駐車場がありますのでその②を利用するようにします。

いかがでしたでしょうか。お肌ツルツルの塩分濃度の高い塩湯。美味しいご飯と佐伯湾の絶景を楽しむ大分旅行はぜひおすすめです。大分ののんびりとした雰囲気と新鮮な魚介類は心も体もリフレッシュさせてくれます！家族で、友達と、もちろん恋人同士でも塩湯を楽しんでみてください。