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今もなお爆発している岡本太郎の作品
岡本太郎といえば「芸術は爆発だ!」のフレーズが有名な芸術家。1996年に84歳で亡くなってはいますが今もなお彼のエネルギッシュな作品は日本中の至るところで観ることができます。記念館はもちろん、思わぬところで岡本太郎作品に出合えることも!岡本太郎作品に出合えるおすすめの場所とアクセス方法、作品についても解説します。
岡本太郎作品のおすすめスポット1「岡本太郎記念館」
岡本太郎を知ることができる一番のスポットは東京表参道にある岡本太郎記念館。ここは岡本太郎が亡くなるまでアトリエ兼住居として使っていた場所で、その一部をオープンにして岡本太郎の沢山の作品が観られるようになっています。岡本太郎という人物を知るにも最適なスポット。岡本太郎初心者はまずはここからがおすすめ。
岡本太郎記念館の庭には彼の作品が無造作に置かれています。自由に触ったり色々な角度から作品を楽しむことができる人気の場所で子供と一緒に訪れても楽しめます。沢山の植物たちの中に点在する彼の作品は生き生きとしていて、屋内で観る作品とは一味も二味も違って見えます。
岡本太郎記念館の開館時間は10時から18時まで。休館日は火曜日と年末年始です。観覧料金は一般が620円、小学生310円ですがインターネット特別割引券を利用すると大人520円、小学生210円になります。
アクセスは地下鉄の銀座線、千代田線、半蔵門線の裏参道駅から徒歩8分程です。都営バスの場合、「南青山六丁目」停留場下車後徒歩2分程。
住所 | 東京都港区南青山6-1-19 |
電話番号 | 03-3406-0801 |
岡本太郎記念館の作品と解説1:犬の植木鉢
岡本太郎の有名な作品、犬の植木鉢は背中に3か所穴が開いていて植物を植えることができる彫刻作品。1963年の岡本太郎の作品で大きさとしては250×200×200cmあり、素材はセラミックでできています。
ミニチュア版は100×70×30ミリでポリストーン素材で作られたものが3780円でも販売されています。
岡本太郎記念館の作品と解説2:午後の日
岡本太郎の1967年の作品、有名な午後の日。のんびりほっこりとした雰囲気が伝わってくるようです。似ている作品に1975年に制作された「若い夢」もあります。2つの作品は鼻の形と顔の丸みで区別がつきます。
「午後の日」は岡本太郎氏の墓のモチーフにもなったもの。型をとって沢山作っているので全国に同じような作品があるのだとか。
こちらも75×75×70ミリのミニチュア版が3780円で販売されています。宇宙人的で可愛いデザインで素材はポリストーンです。
岡本太郎記念館の作品と解説3:太陽の塔
岡本太郎の最も有名で代表的な作品ともいえる有名な太陽の塔。1970年に大阪万博のために制作された作品。本物は135×80×80cmあります。西洋のものとも和のものともいえないすべての美の概念を吹き飛ばす太陽の塔。
ベランダから様子をうかがっているような展示の仕方が何ともお茶目で目をひきます。晴れた日の青空にたたずむ姿は絶景です。
岡本太郎作品のおすすめスポット2「川崎市岡本太郎美術館」
岡本太郎作品をたっぷりみられるもう一つのスポットが神奈川県にある川崎市岡本太郎美術館。神奈川県出身の有名な岡本太郎が川崎市に寄贈した約1800点の作品を収蔵しています。絵画はもちろんですが彫刻や家具も展示されていて記念撮影できるスポットもありおすすめです。
岡本太郎美術館の営業時間は9時から17時で入館は16時半までです。休館日は月曜日、祝日の翌日、年末年始。アクセスはJR南武線・湘南新宿ライン、横須賀線、東急東横線、目黒線の武蔵小杉駅北口1番乗り場から市営バスに乗り、「市民ミュージアム前」停留所下車。JR南武線の武蔵中原駅から徒歩15分程。
住所 | 神奈川県川崎市中原区等々力1-2 |
電話番号 | 044-754-4500 |
岡本太郎美術館の作品と解説1:母の塔
アクセス便利な岡本太郎美術館のシンボルともいえる有名な母の塔。「大地に深く根ざした巨木のたくましさ」と「豊かなでふくよかな母のやさしさ」、そして「天空に向かって燃え盛る永遠の生命」をイメージして制作された原型を元に再現したものです。
塔の先端部分から完成させ、押し上げていくという独特の工法で作られた母の塔。外装部分は光らせるのではなく、輝かせるというイメージを再現。季節や時間の変化によってゆっくりと表情を変える母の塔は必見です。原型が再作されたのは1971年。高さは30mあります。
岡本太郎美術館の作品と解説2:座ることを拒否する椅子
岡本太郎らしい面白いネーミングの有名な「座ることを拒否する椅子」は腰かける部分に大きな穴が開いていたり、ちょっとした突起があったり、ごつごつとしていたりとゆったりとくつろぐことを許しません。
生活感や想像力を打ち出す椅子、精神的にも肉体的にも人間と対等の顔をする椅子を作ったという岡本太郎が生活の中に笑いを取り入れた作品です。
岡本太郎作品のおすすめスポット3「星野リゾート奥入瀬渓流ホテル」
青森の人気観光スポット奥入瀬。秋には見事な紅葉と渓流の絶景を楽しむことができます。有名な岡本太郎作品のある場所は景勝地奥入瀬にある人気リゾートホテル、奥入瀬渓流ホテルの吹き抜けのラウンジ。「森の神話」と「河神」を観ることができます。更に西館にはもうひとつこれらの作品とついになる作品が展示されている場所もあります。
岡本太郎は生前東北をこよなく愛していて、奥入瀬渓流ホテルも何度も訪れているのだそう。奥入瀬渓流ホテルにある3つの作品はどれも東北の奥深い森にぴったりとマッチしています。冬には作品のひとつ、暖炉に火がともり何とも言えない時間を過ごすことができます。
アクセスは青森空港、新青森駅、青森駅、八戸駅からいずれも車で1時間半ほど。十和田ICからも約1時間半。八戸駅と新青森駅と青森空港からは無料のシャトルバスも運行しています。周辺には十和田湖や八甲田山など自然を満喫できるスポットが沢山。ぜひおすすめです。
星野リゾート奥入瀬渓流ホテルの作品と解説:森の神話
岡本太郎の森の神話は巨大ながらも威圧感を微塵も感じさせない温かみがあります。人間の生命には根源に燃え続けている何かがあるとしています。火は人間の根源であり、生と死の象徴でもあることをダイナミックに表現した作品が森の神話です。作品は1995年にアルミ合金で制作されたとされています。
岡本太郎作品のおすすめスポット4「渋谷駅」
東京のターミナル駅の一つであるアクセスはとても便利な渋谷駅にも有名な岡本太郎の作品、「明日の神話」があります。渋谷駅の銀座線、東急井の頭線に乗り換えるマークシティの通路に大きく掲げられていて渋谷駅を利用したことのある人ならだれもが自然と目にする存在。縦は5.5m、横は30mほどある巨大な壁画は迫力満点です。
渋谷駅の作品と解説:明日の神話
有名な「明日の神話」は原爆が炸裂する悲劇の瞬間を描いたものとされていて岡本太郎の代表作品の一つです。単なる被害者の絵ではなく、人間の中にある残酷な悲劇さえも乗り越える強さ、その先に必ず明日へつながる神話があるという熱いメッセージが込められている作品です。ぜひ渋谷駅を利用の際は足を止めてメッセージを感じてみてください!
住所 | 東京都渋谷区道玄坂2-1-1 |
電話番号 | 03-5458-5143 |
岡本太郎作品のおすすめスポット5「数寄屋橋公園」
東京の中心地、銀座にある数寄屋橋公園にも岡本太郎作品が展示してある場所があります。都会の真ん中のオアシス的な存在の数寄屋橋公園に散歩がてら岡本太郎作品をふらりと観に行ってみてはいかがでしょう。
アクセスは東急プラザやソニービル近くで、最寄り駅は東京メトロ銀座駅。丸ノ内線側のC2出口から向かうとわかりやすい場所です。地下鉄丸ノ内線「銀座駅」からすぐ。日比谷線・銀座線「銀座駅」から徒歩3分、JR「有楽町駅」から徒歩3分です。
数寄屋橋公園の作品と解説:若い時計台
1966年に建立された岡本太郎の「若い時計台」。全長は8m程の岡本太郎の有名な時計台のオブジェです。情熱をほとばしらせて生きる人間本来の姿を表現した作品。コンクリートとアルミニウムで作られています。胴の部分にあるツノのような物は夜になると色々な色に光りだします。これから伸びていく日本、東京の姿の象徴だとされています。
住所 | 東京都中央区銀座5-1-1 |
電話番号 | 03-3543-0211 |
岡本太郎作品のおすすめスポット6「NHKスタジオパーク」
渋谷の観光スポットの一つでもあるNHKスタジオパーク。スタジオ内を見学もでき、中では岡本太郎の作品を鑑賞することもできます。土日は公開番組なども行っているので、NHK見学と合わせて岡本太郎の作品を楽しむのがおすすめです。他にも様々な展示やイベント、最新技術による映像上映なども楽しめます。
NHKスタジオパークの会館時間は10時から18時です。入館料は一般が200円。休館日は毎月第3月曜日と12月25日から31時までです。
アクセスは渋谷駅、原宿駅、明治神宮前駅から徒歩12分程です。周辺には様々な観光スポットや商業施設が立ち並んでいるので東京観光の場所としてもおすすめです。
NHKスタジオパークの作品と解説:天に舞う
もともとはNHKの物故職員の異例のために作られた岡本太郎作品である「天に舞う」。制作は1974年とされています。男女が天井の世界に美しく舞う姿が表現されています。色とりどりの美しい曲線が2人を取り巻く作品。作品のある場所はNHKスタジオパークのロビーです。
住所 | 東京都渋谷区神南2-2-1 NHKスタジオパーク |
電話番号 | 03-3485-8034 |
岡本太郎作品のおすすめスポット7「東京国立近代美術館」
東京国立近代美術館では5点の岡本太郎作品を所蔵しています。しかし常設はしていないので作品を鑑賞するのにはタイミングが必要です。年に4回ほど展示替えをするときにMOMATコレクション展を開き、そこで岡本太郎作品を展示することがあるようです。HPなどをマメにチェックしておくことが必要。
開館時間は10時から17時で金曜と土曜は夜間も開館していて、月曜日は閉館しています。観覧料金は一般が500円、大学生が250円で高校生以下は無料です。17時からの割引もあります。
アクセスは東京メトロ東西線の竹橋駅1b出口から徒歩3分、東京メトロ東西線・半蔵門線・都営新宿線の九段下駅4番出口、半蔵門線・都営新宿線・三田線の神保町駅1A出口から各徒歩15分ほど。
東京国立近代美術館の作品と解説:コントルポアン他
アクセスも便利な東京国立欣治美術館に所蔵されている岡本太郎の作品は「コントルポアン」「反世界」「燃える人」「夜明け」「遊ぶ」の5点。「コントルポアン」は1935年の作品ですが戦災により消失し1954年に再制作されています。「夜明け」は戦後の美術界に対する批判的絵画ともいわれている岡本太郎の作品でサイズは150cm×200cm。
住所 | 東京都千代田区北の丸公園3-1 |
電話番号 | 03-3214-2561 |
岡本太郎作品のおすすめスポット8「彫刻の森美術館」
箱根にある彫刻の森美術館。箱根の雄大な自然を楽しめる野外美術館として有名です。庭園には近代から現代を代表するアーティストたちの作品が120点ほど展示されています。広い庭園を散歩しながらゆっくりとダイナミックな作品を鑑賞できるおすすめの場所で、岡本太郎の作品も楽しめます。
開館時間は9時から17時まで。入館料金は大人1600円、高校生・大学生は1200円、小中学生は800円です。インターネットには100円の割引券があります。
アクセスは電車の場合小田原駅から箱根湯本駅、そこから箱根登山鉄道で彫刻の森駅下車後、徒歩2分です。バスの場合、小田原駅から箱根湯本駅、そこから箱根登山バス、伊豆箱根バスで「二の平入口」停留所下車後徒歩5分。箱根登山観光施設めぐりバス「彫刻の森美術館」停留所下車すぐ。
彫刻の森美術館の作品と解説:樹人
岡本太郎の「樹人」は1971年に制作された岡本太郎の作品。芸術は爆発だ!の岡本太郎の言葉に象徴される岡本自身の拡張し続ける自己の芸術へのエネルギーが表現されている作品です。箱根の大自然の中にあるのがピッタリな強烈なパワーとエネルギーを感じる作品です。強化プラスチックによって作られた作品のサイズは360×280×310cm。
住所 | 神奈川県箱根町ニノ平1121 |
電話番号 | 0460-82-1161 |
岡本太郎作品のおすすめスポット9「岡本かの子文学碑」
岡本太郎の母、岡本かの子の記念碑は二子神社の境内に建てられています。この場所は歌人で小説家であった岡本かの子が愛した玉川のほとりにあり、アクセスは東急田園都市線の二子新地駅から徒歩3分程のところにあります。「誇り」は母を想って岡本太郎が1962年に制作した作品と解説できます。
住所 | 神奈川県川崎市高津区二子1-4-1 |
電話番号 | ー |
岡本太郎作品のおすすめスポット10「ふなばしアンデルセン公園」
シンボルマークの風車が目印のふなばしアンデルセン公園。広い敷地内にはアスレチックやサイクリング、ふれあい公園などがあり、家族連れで一日たっぷり遊ぶことができます。
1年を通して様々なイベントも開かれています。開園時間は9時半から16時。月曜日が休演日です。入園料金は一般が900円、高校生600円、小中学生は200円、幼児100円です。
アクセスはそれぞれのゲートごとに最寄りの駅が違いますが最もアクセスが便利なのは北ゲートは新京成線の三崎駅からバスで15分、セコメディック病院行の「アンデルセン公園」停留所下車後徒歩1分です。
ふなばしアンデルセン公園の作品と解説:平和を呼ぶ
岡本太郎の1988年の作品である「平和を呼ぶ」は子供たちのレジャースポットにぴったりのモニュメント。船橋市の平和都市宣言を記念するシンボルとして制作された作品です。太陽が柔らかく優しい表情が特徴で曲線で作られた柔らかい印象の作品。緑の中に溶け込むシルバーが魅力です。
住所 | 千葉県船橋市金堀町525番 |
電話番号 | 047-457-6627 |
岡本太郎作品に出会える場所で
いかがでしたでしょうか。有名な岡本太郎作品は日本全国色々なところにあります。生命のエネルギーを感じる岡本太郎作品を観に、ふらりと出かけてみてはいかがでしょう。今まで行ったことのないアクセスも便利な場所、思わず素通りしていた場所、ちょっと立ち止まるだけで岡本太郎の世界へ引き込まれること間違いありません。ぜひ解説も参考に。
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