丸亀製麺の天丼はたれが美味しい隠れメニュー！注文方法や値段は？

丸亀製麺は焼き鳥の店を運営していた株式会社トリドールが運営する讃岐うどん専門店です。興味深いのは店名に「丸亀」とありますが、本拠地が丸亀市ではないどころか、丸亀市に店舗が存在したことはないことです。丸亀製麺の創業者の実父が香川県坂出市の出身で、創業者自身も讃岐うどんに造詣が深く、隣の丸亀市の名前を採用したとのことです。

丸亀製麺の創業者は当時、消費者の層も広く低価格でへルーシーにもかかわらず、うどんの巨大なチェーン店がないことに目をつけ、2000年に1号店をオープンして様子を見、その年後半から一気に店舗数を増やしていきました。2009年にはライバルの「はなまるうどん」を抜き、2018年3月現在国内の全47都道府県や海外を含め1000店舗を展開しています。

丸亀製麺は2011年5月沖縄に店舗をオープンしたことにより全国47都道府県に店舗を持つにいたりました。そして2018年3月に海外を含め1000店舗に達しました。丸亀製麺は2018年12月現在海外13か国に213店舗展開しています。最も多いのが中国本土の68店舗で、インドネシアの43店舗、台湾の29店舗が続きます。アメリカ、ロシアにも展開しています。

丸亀製麺がこれだけ店舗を展開できる人気店になった要因は、本場の香川県の讃岐うどん店と同様の方式をとったからです。さすがにネギは裏の畑で獲ってきてくださいとは言わないまでも、お客様が自由にトッピングやサイドメニューを取れるようにしたのです。うどんの頼み方も本場讃岐うどん店と同じようにうどんの種類や温かいか冷たいかを注文します。

丸亀製麺では、都会ではともすれば面倒くさいと思われるセルフサービスを逆手に取り、お客様が楽しめるエンターテイメントに変えました。丸亀製麺では自分の好みのスタイルのうどんを注文でき、美味しい天ぷらを自由に選択でき、様々なトッピングも選べて、ネギや天かすやたれや出汁は無料というパラダイスです。

丸亀製麺のセルフサービスによる注文方法の詳細です。レーンを順番に進んでいきます。頼み方はまず「うどんの種類」「並・大・得」「冷たい・温かい」を係の人に伝えます。うどんを受け取ったら、天ぷらとおむすびコーナーへ進みます。好みの天ぷら、おむすびを皿に盛ります。その後会計に進みます。「薬味」「お冷」「お茶」などを取り席に座ります。

席におはし・七味・だししょうゆ・だしソースがあります。「釜玉うどん」と「おろし醤油うどん」は、席にあるだし醤油をかけます。「釜揚げうどん」はつけ汁がついてきます。「ぶっかけうどん」はだしをかけて出てきます。だしソースは天ぷらにかけます。「かけうどん」は自分でうどん出汁をかけます。食事が終わったら返却口に食器を返します。

「丸亀製麺は丸亀市に1号店をオープンし全国展開した本場讃岐うどん店」というイメージがありますが前に述べましたように丸亀市に店舗は存在しません。1号店は加古川市です。しかし丸亀製麺の讃岐うどんへのこだわりは半端ではありません。うどんの作り方からうどんの頼み方等の運営まで本場讃岐うどん店の良さを凝縮したパッケージになっています。

丸亀製麺の全店舗には製麺機があり打ち立てゆでたての美味しいうどんを提供しています。そしてオープンキッチンにしてうどんや天ぷらなどの製造過程を見せていますので新鮮、茹でたて、揚げたて感が伝わります。お客様はその前を順次進んで、好みのうどんや天ぷら等を選びます。これらは本場の讃岐うどん店さながらで、むしろ進化しています。

丸亀製麺のメインメニューには天丼はありません。うどんのトッピングである天ぷらが絡んでいることは想像がつきますが、どのような頼み方をしてどのように天丼にするのでしょうか。自分でご飯を持って来て天丼にすることを丸亀製麺が容認することはないです。尤も天ぷらの持ち帰りはできますから家で美味しい天丼にするのは可能ですが。

丸亀製麺の天丼が隠れメニューなのは看板のうどんではないからです。メニューにあるのはすべて各種うどんです。しかしサイドメニューに天ぷらとおにぎりがあります。つまり丸亀製麺はご飯を作っているのです。ご飯を注文して天丼にしようとする人が現れるのは想像がつきます。しかし丸亀製麺が大々的に天丼をメニューとして表に出すわけにはいきません。

丸亀製麺はうどんとともにトッピングである天ぷらも美味しいと評判であるため、その天ぷらをご飯にのせる天丼のニーズが生まれるのはやむを得ないことです。しかし看板であるうどんと対抗するご飯が表に出ると丸亀製麺のコンセプトが揺らぎます。そこで丸亀製麺は様々な工夫を凝らして天丼に対応しています。巧みな天丼へのアプローチをご紹介します。

天ぷらを持ち帰りして自分で天丼を作ってもいいのですが、店内での裏メニュー天丼が人気なのは、まず丸亀製麺が揚げたての天ぷらにこだわりがあることです。持ち帰りは冷めてしまうので一時は持ち帰りできませんでしたが今は揚げたての食感がでるよう工夫し持ち帰りを可能にしています。そして最大の人気の秘密は天丼用に出される美味しい「たれ」です。

天ぷらを持ち帰って天丼を作る場合、ご飯はあってもなかなか美味しい天だれは作れません。丸亀製麺の店内で裏メニューの天丼を食べたいと思う要因の一つが、揚げたて天ぷらのほかに美味しいたれの存在です。そして天丼に相性のいいトッピングのネギなども気軽に利用できることでしょう。

それでは丸亀製麺で表メニューにもない天丼はどのような頼み方をするのでしょうか。トッピングの天ぷらを自分で選びたいでしょうから天丼という完成品が提供されることはないと想像がつきますので、あとはご飯と美味しい天丼のたれをどのような頼み方をするかになります。丸亀製麺はあまり目立たないように巧みにご飯とたれの提供方法を考えました。

「天丼用ごはん」は大根おろし、温泉玉子、明太子等の有料の「トッピング・その他」の中にひっそり存在します。130円です。ホームページにも「トッピング・その他」の中にあります。このさりげない表示で丸亀製麺でも天丼が食べられるとわかります。ひっそりとした表示はご飯がうどんと同じ主食のためあまり目立つと丸亀製麺のテーマが薄れるからです。

それでは天丼の頼み方ですが、まずうどんの注文口で「天丼用ごはん」を注文します。天丼用ごはんにも大と中があり大は50円増しです。ここで丼入りご飯をもらえます。丸亀製麺の店にもよりますが、同時に天丼に必要な美味しい「天だれ」の瓶も一緒に借ります。会計時に借りる場合や、別コーナーに置いてあって、そこで天だれをかける場合もあります。

天丼用ごはんをもらって次に進めば天ぷらコーナーがあります。好みの天ぷらはいったんコーナーに置いてある皿にのせるのがおすすめです。直接ごはんの上にのせてもいいのですが、会計後にご飯の上にネギをのせて天だれをかけ、天ぷらをのせて、さらに天だれをかけて天丼にする食べ方もおすすめなので、いったん皿にのせます。

天ぷらは定番の野菜かき揚げやエビ天の他に、元は焼き鳥屋を営んでた丸亀製麺が生み出した「かしわ天」もあります。「かしわ」は鶏の関西での表現です。一般的にもも肉を使うところですが、こだわりでムネ肉を使っています。むね肉を丸亀製麺特製の「漬けだれ」に漬け込み、絶妙のタイミングで揚げた逸品です。天丼としても美味しいのでおすすめです。

丸亀製麺では冷めるという理由で持ち帰りをしていなかったほど揚げたてにこだわりますので、好みの天ぷらが品切れでしたら頼めば揚げてくれます。逆に品切れの天ぷらがねらい目でおすすめです。うどんのトッピングの明太子や温泉玉子をのせるのもユニークな天丼になります。天ぷらや有料トッピングを取り会計に進み、薬味コーナーで、ネギをのせます。

次に「天だれ」の頼み方です。丸亀製麺の店によって提供方法が違いますので、天丼用ごはんをもらう時や、会計の時に「天だれは？」と確認しましょう。自分用に借りられた時は席について天ぷらとトッピングをご飯の上にのせてたれを好みの量かけます。薬味コーナー等に天だれがあるときは先にそこで天ぷらと薬味をご飯の上にのせてたれをかけます。

天丼用ごはんの頼み方と同様たれの頼み方にも隠れメニュー的な雰囲気が漂っています。例えば「天丼用ごはんはこちら！」とか「天だれはこちら！」等の案内ポップのようなものはありません。天丼用の「天だれ」は瓶に入っているのですが聞かなけばわからないと覚悟する必要があります。勇気をもって聞くのが丸亀製麺での天丼の頼み方です。

丸亀製麺の天丼のおすすめは定番の「エビ天」と「野菜かき揚げ」ですが、ユニークで、やみつきになるのが「かしわ天」と「半熟玉子天」。「かしわ天」は元は焼き鳥屋だった丸亀製麺が威信をかけて開発した逸品です。結構美味しいので一度は試してみる価値があります。ちなみに丸亀製麺での人気上位は「野菜かき揚げ」「かしわ天」「ちくわ天」です。

丸亀製麺では季節限定や地域限定の様々な天ぷらを提供していますが、天丼になくてはならないのが「エビ天」です。他のネタの上に斜めにのせることでボリューム感のある天丼ができます。中には「エビ天」を2個以上のせてエビ天丼にする人もいます。席にはだししょうゆ、だしソースがあり色々試して美味しい自分好みを探してみるのもおすすめです。

丸亀製麺の天ぷらで一番人気は値段も手ごろでボリュームのある「野菜かき揚げ」です。丸亀製麺の天ぷらはうどんのだしに合うように、衣も多めでかたくあげられています。そのためたっぷりのたれをかけるのが美味しい食べ方でおすすめです。かけうどん用のだしをかけてお茶漬けのようにいただくという美味しい食べ方もあり、どんどん選択肢が広がります。

丸亀製麺でのきわめつけの天丼の頼み方・作り方があります。天丼用ごはん（130円）を注文するだけです。天だれの頼み方は前述しました。うどんだけの「かけうどん」（無料のうどんだし等をかける）が290円ですから最強コスパになります。他のファストフードで勝てるのはマクドナルドの100円ハンバーガー1個と、100円回転ずしで1皿ぐらいです。

130円の天丼の作り方をご紹介します。天丼用ご飯を注文して天ぷらコーナーをスルーし会計に進みます。天だれを忘れずに借ります。その後薬味コーナーに行き無料のネギと天かすをのせます。そこで天だれをかけるか、席について借りた天だれをかけます。これで天丼の出来あがりです。「かけうどん」に使うだしをかけてお茶漬けにするのもおすすめです。

天ぷらを持ち帰りして、お家で丸亀製麺の天丼を作るという発想は当然生まれます。少し冷えますが、スーパーのお惣菜との勝負になります。おそらく丸亀製粉の天ぷらはスーパーより揚げたてに近いと思われます。さらに単品でも安いですが、お持ち帰りで5個買うとお得で、美味しい天だれがついてくれば、スーパーのお惣菜に勝る天丼が作れます。

お持ち帰りは、消費税アップ後の軽減税率でも有利ですが、丸亀製麺の天ぷらのお持ち帰りも、店舗で食べるよりお得です。混雑時や回転率のことを考えると、テーブルを使わずに、天ぷらを買っていただけるお客様は、丸亀製麺にとって歓迎すべきお客様です。若干の割引をしても大丈夫です。「天だれ」も持ち帰りできます。天ぷらの持ち帰りはおすすめです。

丸亀製麺での持ち帰りの天ぷらは、どの価格でも5個600円です。（割引方法は変わる場合もあります。）どの天ぷらも平均単価120円になります。当然一番単価の高いエビ天（150円）を5個注文する人が多いことが予想されますが、エビ好きか、多くの人で分けない限り、この選択はないと思われます。5個以上で30%引きというケースもあります。

丸亀製麵の天ぷらとスーパーの総菜との違いは、揚げたて以外では「たれ」になります。揚げたてかどうかは、持ち帰りの時間によってスーパーとの差がなくなりますが、たれがあるかどうかは大きな違いになります。従って丸亀製麺の天ぷらはスーパーのお惣菜と差別化するためかは定かではありませんが、丁寧に「たれ」を提供していますのでおすすめです。

天丼を店内で食べる場合は、天だれは容器に入ったものを貸す形で提供されています。ある量を渡してしまうと、未使用分が廃棄され効率が悪いことになります。しかし持ち帰りで天丼を作る場合はその限りではありません。持ち帰った人が再利用でき、スーパーのお惣菜との差別化になります。そこで丸亀製麺は天だれをソースカップで提供しています。

「クーポンを使ってお得に！」というと紙のクーポン券を思い浮かべますが、最近はほとんどがスマホです。従って刻々と変わる様々なクーポンをリアルに受け取ることができます。自分に最適なクーポンが出るのを待って使うのがおすすめです。丸亀製麺では特定の天ぷらやトッピングが無料や値引きのクーポンがありますので、お得な天丼が作れます。

それでは丸亀製麺のクーポンを得るにはどうすればいいのでしょうか。それは丸亀製麺のホームページを見ればわかります。店舗検索やメニューにならんで公式アプリというボタンがあります。スマホで丸亀製麺を検索して「公式アプリ」をクリックすればクーポンをゲットすることができます。スタンプをためることもできます。スタンプをためて新たなクーポンをゲットするのもおすすめです。

クーポンはスマホでクーポン画面を出しその画面にあるQRコードを表示し、丸亀製麺のレジで読ませることにより利用しますので、アプリはスマホで登録します。ネット検索で丸亀製麺を検索し、その中の「公式アプリ」をクリックし、AppleかGoogleかを選びインストールボタンを押します。インストール完了後「開く」ボタンを押してアプリに入ります。

性別、生年月日、職業などを入れれば、丸亀製麺の様々なお得情報、キャンペーン情報が出ますが一番下に出ている「クーポン」ボタンを押すとクーポンが出てきます。そして「クーポンを使う」というところを押すとQRコードがでますので、これをレジで読ませて無料や割引などのサービスを受けます。レシートのQRコードを読めばスタンプもたまります。

丸亀製麺では天丼用の天ぷらだけでなく、温泉玉子や明太子、大根おろし等の「その他有料トッピング」や無料の天かす、ネギ、うどん出汁やたれ、だし醤油、だしソースを駆使すると様々な天丼以外のカスタム丼が作れます。「その他有料トッピング」は丸亀製麺の店舗によってあるもの、ないものがありますが、あるものだけでも結構楽しめます。

ネギメンたま丼とは何でしょうか。メンは同じ炭水化物の「うどん」ではないと想像できます。トッピングで「メン」で始まるのは明太子です。店によってない場合があります。「たま」は玉子ですが、丸亀製麺で玉子といえば生玉子と温泉玉子と半熟玉子天があります。好みによりますが明太子に生卵＋ネギにだし醤油が美味しい食べ方の一つでおすすめです。

ネギメンたま丼を作る場合の注文方法です。まずうどん注文口で「天丼用のごはん」を注文します。そして有料トッピングコーナーで生卵と明太子を取ります。そして会計に進みます。会計が済んだのち無料トッピングコーナーでネギを取り席につきます。ご飯に明太子と生卵をのせてネギを振りかけて席にあるだし醤油をかけて完成です。

その他の天丼用ごはんを使って作れるカスタム丼をご紹介します。まず先ほどのネギメン玉丼の派生です。生卵の代わりに温泉玉子をのせ、ネギだけでなく無料の天かすものせます。そしてかけるのはうどん出汁がおすすめです。うどん出汁は「かけそば」用のだしで無料で「だしサーバー」で提供しているのが標準です。だし醤油でもいいでしょう。

また茶漬けにするのもおすすめの美味しい食べ方です。天丼用ごはんのかわりに梅干しを使うために梅のおにぎりを取ります。つまりうどん注文口では何も頼まないという裏技的頼み方です。そして会計をして、無料のネギと天かすをたっぷりかけて、「かけうどん」用のうどん出汁をかけます。料金は「天丼用ごはん」のみの注文と同じ130円也です。

丸亀製麺というとうどんですが、うどんは軽すぎてランチの選択肢から外している人も少なくないのではないでしょうか。しかしご心配いりません。天丼用ごはんが注文できて種類豊富で揚げたての天ぷらや有料、無料のトッピングがありますので、自分好みの天丼をつくることができます。100円から500円のランチとしてマクドナルド、回転ずしに並びます。