杭州小籠湯包は小籠包が自慢の人気店！本店への行き方やおすすめメニューは？

台湾で何を食べようか?と考えたとき、まず思い浮かぶのが小籠包です。台湾には、小籠包を食べられるお店がたくさんあります。中でも、日本にも店舗を構えている「鼎泰豊」が特に有名です。

しかし、今回ご紹介する「杭州小籠湯包」は、観光客だけでなく、地元の人も太鼓判を押す超おすすめのお店。お昼時には行列ができることもある人気店なのです。杭州小籠湯包には、いったいどんな魅力があるのでしょうか。

杭州小籠湯包は、台湾の台北市にあります。台北は台湾の首都で、経済と文化の中心地であるだけでなく、毎年多くの観光客が訪れる人気スポットでもあります。特に最近では、女子旅の目的地として高い人気を博しています。

台北には「中正紀念堂」や「故宮博物院」といった有名な観光スポットが多数あり、台湾の歴史に触れることができます。また、龍山寺などのパワースポットや足つぼマッサージなど、一度は行ってみたい場所もたくさんあります。

台北では、グルメやショッピングにも事欠きません。近代的な高層展望台の「台北101」などのランドマークはもちろん、夜市などのナイトスポットも充実しているので、一日中楽しめます。

台湾で食べたいグルメとしてトップ3に挙げられるのが、「牛肉麺」「豆漿」そして「小籠包」です。また、かき氷やタピオカドリンクといったスイーツも外せません。台北は、いろいろなお店を巡る食べ歩きが楽しい街でもあります。

杭州小籠湯包は、台北市内に2店舗あります。杭州小籠湯包に初めて行くなら、より本場の雰囲気が楽しめる本店がおすすめです。杭州小籠湯包本店への行き方は、台湾の地下鉄である「MRT」の利用が便利です。

MRTは、台北の主要な観光スポットへの行き方としてとても便利な交通手段です。路線ごとに色分けされていてビギナーにもわかりやすく、約5分間隔で列車が運行されているので、乗り換えで時間をロスすることも少なく、無駄がありません。

MRT「東門」駅からの行き方は、駅の3番出口から出て、「信義路」という大きな道路を左側に進みます。中正紀念堂の手前にある交差点を左折してしばらく直進すると、お店の看板が見えてきます。

MRT「中正紀念堂」駅からの行き方は、5番出口から「愛国東路」を中正紀念堂を左手に見ながら直進し、「杭州南路」の交差点を渡って左折し、直進です。どちらの行き方も、駅からは徒歩10分ほどで到着します。

杭州小籠湯包本店は杭州南路に面した間口の広いお店で、扉がなく、開放感のある造りになっています。テーブルや椅子は小さく、低めになっていて、店内には昔懐かしい屋台のような雰囲気が漂っています。

店内の壁紙には、杭州小籠湯包の開業当時の写真がプリントされていて、当時の様子をうかがい知ることができます。店内では厨房が大きなガラス越しに見え、職人さんが小籠包やいろいろな点心を作る様子を間近で見ているとワクワクしてきます。

杭州小籠湯包本店の営業時間は、日曜日から木曜日が11時から22時、金・土曜日が11時から23時となっています。ランチやディナーはもちろん、夜の飲み会の場としても楽しむことができます。

杭州小籠湯包本店での料理の注文方法は、とても簡単です。まず最初にレジに行き、注文票を受け取ります。メニューを見ながら注文票に必要な個数を自分で記入して、店員さんに渡せば注文完了です。

メニューの写真で1人前の個数、注文票で値段が確認できるので、初めてでも迷わず注文できます。メニューには日本語表記があり、主要食材も確認できるので、初めて行く方も安心して好きなものを注文しましょう。

杭州小籠湯包の人気メニューNo.1は、やはり小籠包です。店名の通り「小籠湯包」という商品名で販売されています。薄い皮に餡がたっぷりと詰まった、文句なしの一番人気メニュー。できたてアツアツをすぐにいただきましょう。

餡にしっかりめの味が付いていて、胡椒が少し効いているので、ピリッとした辛味が後を引く美味しさです。お肉がたっぷり入っているのに脂っぽくないので、一人前8個をペロリと食べてしまうことができます。

小籠包をそっとレンゲに載せたら、皮を少し破って、先に肉汁をいただきます。その後、生姜と醤油でいただくのが杭州小籠湯包のおすすめの食べ方ですが、お好みで酢を入れてももちろん美味しいです。

小籠包と並んで人気が高いのが、「蟹黄湯包」です。シンプルな小籠包に濃厚なカニ味噌を加えてあり、コクのある美味しさが味わえます。小籠包の美味しさにカニ味噌のコクが加わり、日本人の味覚にもマッチしています。

たっぷりの肉汁にカニ味噌の風味が溶け込んで、濃厚な味わいが美味しい大人向けの小籠包です。小籠包様子りも味が濃くなっていてビールによく合うので、おつまみとしてもおすすめのメニューです。

「杭州鮮蝦餃」は、もちもちプルプルの皮の中に、エビと筍が入った女性に人気のメニューです。半透明の皮にエビのオレンジ色が映えて、見るからに美味しそうです。4個入りなので、少しだけ食べたいという方にもぴったりです。

皮の中に入っているエビは、大きくぶつ切りになっているので、食べ応え十分。エビの食感と旨味を存分に感じることができます。エビ好きさんは迷わずこちらのメニューを注文しましょう。

「蝦仁焼売」は、少し厚めの皮でむきエビと豚肉を合わせた餡を包み、上にもエビを載せた贅沢なメニューです。エビのプリプリ食感と肉汁の旨みがダブルで味わえるお得な一品。

餡に被せるように巻かれた皮はもちもちしていて、くせになる味わいです。肉汁はさっぱりとしていて、飽きずに食べられます。見た目よりも食べ応えがあるので、何人かでシェアしても良いでしょう。

「三鮮鍋貼」も、小籠包と並ぶ人気メニューです。少し厚めの皮で、黄ニラ・エビ・豚もも肉から作った餡を包んでいます。皮に付いた焼き色が食欲をそそります。パリパリの皮の食感としっかりとした豚肉の旨味のハーモニーは絶妙です。

中の餡は生姜と胡椒が効いていて、独特の香りと風味があります。黄ニラの香りが強めで、お好きな人にはたまらない一品です。ボリューム満点なので、男性にもおすすめ。もちろんビールにもぴったりです。

「花素蒸餃」は、中身の餡が野菜のみのヘルシーな餃子です。チンゲン菜、椎茸、干し豆腐、春雨がたっぷりと入ったこちらのメニューは葉っぱの形をしていて、見た目もかわいらしいので要チェックです。

お肉を全く使っていないのに、とてもジューシーで旨味たっぷりの蒸し餃子は、特に女性に人気があります。旅行中は野菜不足に陥りがちなので、美味しく野菜を摂れるこちらのメニューがおすすめです。

「蟹黄豆腐煲」は、豆腐をカニ味噌たっぷりのスープで煮込んだ料理です。カニ味噌の濃厚な旨味の後に、豆腐の優しい甘みが口の中に広がります。土鍋で煮込まれているので、冷めにくく熱々の美味しさが長く楽しめます。

日本ではあまりなじみがありませんが、台湾では豆腐のカニ味噌煮込みはポピュラーな料理のようです。体も温まり、しっかりとした味付けでご飯のおかずにもなるおすすめのメニューです。

「麻辣臭豆腐」は、台湾の屋台グルメとしても有名な臭豆腐をアレンジしたメニューです。臭豆腐といえば、強烈な臭いが特徴のため、日本人にはハードルが高い食べ物ですが、杭州小籠湯包の臭豆腐はビギナーでも美味しく食べられます。

ピリ辛のスープでしっかりと煮込まれた臭豆腐は、独特の臭いが抑えられていて、マーボー豆腐のような感覚で美味しく食べることができます。台湾での臭豆腐デビューに、こちらのメニューを選んでみてはいかがでしょうか。

台湾の飲食店では、メインの料理の他に「小菜」と呼ばれる小皿料理を一緒に食べるのが一般的です。杭州小籠湯包にも常時10種類以上の小菜が置いてあり、好きなものを取って食べることができます。

野菜の炒め物やメンマ、煮込み料理など、季節によってもラインナップが変わる小菜は、野菜不足を補うのにも効果的です。一皿40元から50元とお手頃価格なので、いろいろな味を試してみてください。

杭州小籠湯包では、お水やビールなどのドリンク類、小籠包のタレなどはセルフサービスとなっています。注文を済ませたら、好きな調味料を取りに行き、準備を調えておきましょう。

お水はレジの横、ドリンクは厨房の前にあり、調味料は店内に数か所用意されています。醤油、お酢、生姜、ラー油などがセットされているので、お好きな量を取って使うことができます。お好みの配合でタレを作りましょう。

杭州小籠湯包ではお食事系の点心だけではなく、スイーツ系も充実しています。一番人気のメニューは「南瓜糕」で、かぼちゃを練り込んだ生地の中に芋餡が包まれています。真ん中にレーズンがちょこんと載っているのがアクセントです。

職人さんの技で、お花のような形に仕上げられた南瓜糕は見た目もかわいく、SNS映えしそうです。中の芋餡はタロイモを使用していて、甘さは控えめですがコクのある美味しさです。

「豆沙鍋餅」は、薄く伸ばした皮の中に、柔らかいこし餡をサンドしたスイーツです。上には香ばしいゴマが載っていて、パリパリとした食感も楽しめます。皮がとても薄いので、時間が経っても固くなることはありません。

香ばしい皮の中には、こし餡がぎっしりと詰まっています。優しい甘さは、疲れたときにもおすすめ。テイクアウトもできるので、ホテルなどでおやつにいただくのも良さそうです。

「麻糬豆沙包」は、もち米の香りがする薄くてモチモチの皮に、ちょうどいい甘さのこし餡とお餅が入ったスイーツです。サラサラとしたこし餡の食感がたまりません。

美味しい小籠包や餃子を堪能した後は、ほっとする甘さのこちらのメニューで締めるのがおすすめ。麻糬豆沙包は冷めると固くなってしまうので、できたてアツアツを頬張ってみてください。

大人気の杭州小籠湯包は、2014年に支店「民生東路店」をオープンしました。こちらのお店への行き方は、MRTを利用する場合は「中山國中」駅から南へ真っ直ぐ進み、徒歩5分ほどで到着します。

2号店への行き方は、バスを利用する方法もあります。バスでの行き方は、「西華飯店」駅がお店のすぐ近くにあるため、2号店を利用する際はMRTでの行き方よりもバスの方が便利です。

日本人の著名建築デザイナーである丹下憲孝さんが内装をデザインしたこちらの支店は、近代的で洗練された雰囲気。本店とはまた違ったロケーションが楽しめるお店となっています。

本店と同じメニューもたくさんありますが、チャーハンなど、本店にはないメニューもあります。こちらの2号店に行くときは、2号店限定のメニューを狙ってみてはいかがでしょうか。

杭州小籠湯包2号店の営業時間は、全曜日11時から21時となっています。こちらは本店よりも閉店時間が早いので、ご注意ください。

小籠包激戦区の台湾で、美味しいと評判を呼んでいる杭州小籠湯包は、地元の人にも愛される名店です。杭州小籠湯包本店はお昼時には待ちもできるほどの人気店ですが、小籠包は並んででも食べたい必食メニューです。MRTを使えば行き方も簡単なので、台湾を訪れた際にはぜひ杭州小籠湯包に立ち寄ってみてください。