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淡路島の七福神めぐりはコレで完璧!まわる順番・所要時間・観光の見どころまとめ

淡路島の七福神めぐりはコレで完璧!まわる順番・所要時間・観光の見どころまとめ
投稿日: 2019年1月22日最終更新日: 2020年10月8日

淡路島には島を1艘の宝船に見たて、七福神を祀るお寺をまわる、淡路島七福神めぐりというものがあります。そこでどこのお寺にどんな七福神が祀られているのか、どのような接待があるのか、また七福神めぐりのツアーなどについて紹介します。

淡路島の七福神めぐりとは?見出し

Photo by k14

関西や京都、鎌倉など寺社が多いところには、七福神めぐりを行っているところがあります。中でも淡路島はその島の形を宝船に見たてることで、七福神めぐりをして淡路島を一周するというツアーが知られています。そこで淡路島の七福神めぐりについてその順番や見どころなどを紹介します。

七福神をお祀りする島内のお寺を巡るコース

Photo by zenjiro

淡路島七福神めぐりは、淡路島の中にある七福神を祀っているお寺を巡るツアーのことです。すべてをめぐると、7つの幸福が授かると言われており、淡路島を七福神が乗る1艘の宝船に見立てているのが特徴的と言えるでしょう。

淡路島七福神めぐりのご利益は?

Photo by Mixtribe Photo

淡路島はいわゆる国生み神話の中で、イザナギとイザナミが最初に作った島であると言われています。そのためパワースポットとして知られる場所も多く、淡路島の七福神めぐりは特に縁起がよく、ご利益があると古くから言われ、人気のツアーとなっています。それぞれのお寺で得られる7つの幸福が授かるというところも人気です。

淡路島へのアクセス見出し

Photo by PYONKO

それではまず、淡路島へのアクセスについて紹介しましょう。淡路島の中にはJRが通っていないため、近くまでJRなどで移動し、そこからバスや車を使ってアクセスするという方法になります。

まず、ルートをわかりやすくするために車でのアクセスから紹介します。淡路島の中には神戸明石鳴門自動道が中央に通っています。この自動車道は明石海峡大橋で本州と、大鳴門橋で四国とつながっており、島内に8ヶ所のICがあります。ですから行く予定のお寺に近いICで降りて移動することになります。

Photo by Hyougushi

公共交通機関、つまり高速バスを利用する場合も、神戸淡路鳴門自動車道を利用します。本州側からアクセスする場合は関西国際空港、大阪(梅田)、JR三ノ宮駅などからバスに乗り、四国側からアクセスする場合は徳島からやはりバスに乗ります。バスは今述べた8ヶ所のICのうちのいくつかに停車するので、やはり最寄りのバス停で下車するとよいわけです。

なお、公共交通機関を利用してアクセスする場合、淡路交通の島内路線バスを利用することもできます。こちらを利用すると島内間での乗り降りができるので、便利です。

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明石海峡大橋がある淡路島の北端から中央部に位置する淡路市。淡路島は花に関する公園がたくさんあり、デートや家族でドライブするには最適な魅力のあるスポットがたくさんです。本州四国連絡道路で、神戸と徳島が直結しており、ドライブに出かけるには非常に便利なところです。

淡路島の七福神めぐりの始め方見出し

Photo by Ryosuke Yagi

それではさっそく、淡路島の七福神めぐりを始めましょう。七福神めぐりは順番はないのですが、始めるのに当たり、用意しておく必要があるものがあります。何を用意すればよいのでしょうか。まずは最初のお寺で必要なものをゲットするところから七福神めぐりを開始します。

最初のお寺でハッピー券と宝印帳と宝船色紙をゲット!

Photo by Ryosuke Yagi

まず最初に参拝したお寺で、ハッピー券、宝印帳、宝船色紙をいただきます。この3つはどれも淡路島七福神の御朱印などをいただくためのものですが、集めるものが違い、さらには集めるための費用が違ってきます。もちろん複数を集めてもいいですし、どれか1つを集めてもかまいません。どの方法でもご利益は同じです。

淡路島七福神ハッピー券

Photo by kanonn

淡路島七福神ハッピー券は一枚の紙面になっているものです。最初のお寺で奉納金を納めるといただくことができます。このハッピー券を持って七福神めぐりのお寺を参拝すると、スタンプを捺してもらうことができます。このスタンプを全部集めると、最後のお寺で吉兆福笹をいただくことができます。

淡路島七福神宝印帳

Photo by Gaku@STUDIO-Freesia

ちゃんとした帳面で集めたいというならば、「淡路島七福神宝印帳」を授与していただきましょう。こちらは和綴じの冊子になっており、中に日付印を捺していただくようになっています。こちらも7ヶ所の日付印をいただくと吉兆福笹がいただけます。

淡路島七福神宝船色紙

Photo by Gaku@STUDIO-Freesia

宝船に乗った七福神の絵があしらわれた色紙に御朱印を集めるのが「淡路島七福神宝船色紙」です。こちらは色紙を授与していただき、それに御朱印を捺していただいて、7ヶ所をめぐり、最後に吉兆福笹をいただくという手順になります。御朱印をいただく初穂料が別に必要になります。

それぞれのお寺へ奉納金200円

Photo by Ryosuke Yagi

それぞれいただくものが違うのと同時に、そのために必要となる初穂料も違います。ハッピー券の場合は券そのものにはお金はかからないのですが、スタンプを捺していただくために奉納金が200円ずつかかります。一方宝印帳と色紙はそれそのものが有料です。

宝印帳は日付印の費用が300円、帳面が700円で合計2800円、色紙は色紙のみが1200円で御朱印の初穂料が500円となります。このように集めるものが違い、費用も違ってくるので、そのあたりのことも考えながら決めましょう。

淡路島の七福神めぐりの順番は?見出し

Photo by kuromeri

それでは、具体的に淡路島の七福神めぐりの方法を紹介します。まず気になるのはその順番ではないでしょうか。結論から言うと、淡路島の七福神めぐりは順番があるわけではないので、アクセスしやすいところから回るとよいということになります。観光などの予定も見つつ、順番を決めましょう。

Photo by kazue1984

また、車で回る方は問題ありませんが、公共交通機関を利用する場合は七福神めぐりのツアーもあるようです。タクシーなどで順番に回るというツアーなどもあるそうなので、こういったツアーを利用すると効率よく順番に回ることができるということで人気があるそうです。

神戸方面からの順番と所要時間

Photo by x768

まずは神戸方面、つまり本州側から回る場合のおすすめの順番から紹介します。神戸方面からは明石海峡大橋からアクセスすることになるため、まずは最も北にある八浄寺からスタートします。それから反時計回りに智禅寺、長林寺、護国寺、万福寺、覚住寺の順番で回り、最後に宝生寺というふうに回ると効率がよいでしょう。

神戸方面からの移動時間(約3時間)

Photo by Richard, enjoy my life!

神戸方面からアクセスする場合は、高速舞子バスターミナルやJR新神戸駅からの高速バスを利用します。中でも高速舞子バスターミナルは、最寄駅である「舞子」駅が新快速の停車駅ということもあって、アクセスがよいのでおすすめです。

最初にアクセスする八浄寺は舞子駅からバスに乗り「佐野小学校前」で下車すると到着となります。つまり高速バスに乗らなくてもアクセスできるのです。

徳島方面からの順番と所要時間

Photo by 海爾渥 / Hairworm

一方、徳島方面からアクセスする場合は、JR「鳴門」駅に移動し、そこからバスに乗ります。今度は神戸方面からとは逆に最も南に位置する護国寺からスタートし、前と同様に反時計回りの順番でめぐります。万福寺、覚住寺、宝生寺、八浄寺、智禅寺、長林寺の順番になります。

徳島方面からの移動時間(約3時間)

Photo by Stephen Wheeler

徳島方面からの場合は鳴門駅からバスに乗ることになります。護国寺はバス縦貫線で「御陵」バス停で下車することになります。車の場合は「西淡三原」ICが最寄りとなります。

なお、淡路島七福神めぐりはある程度観光をしつつ回っても1日で回れますが、ハッピー券などに印をいただくためには拝観時間に間に合わせる必要があります。ですから1日で回る場合は拝観時間スタートと同時に出発するくらいの時間配分にするのがおすすめです。

淡路島の七福神めぐりそれぞれのお寺のご利益は?見出し

Photo by torne (where's my lens cap?)

それでは淡路島の七福神めぐりでめぐるお寺を紹介していきましょう。これらのお寺は七福神がいるということでご利益はもちろんですが、由緒あるお寺ということで観光客なども多く訪れます。また、前述したように順番に回るツアーなどもあり、それらを利用して訪れる方も多いようです。

八浄寺

Photo by masato_photo

八浄寺は先ほども述べたように、本州方面からアクセスする場合は最も北にあり、最初にアクセスしやすいお寺です。しかも淡路島七福神めぐりの総本山と言われており、なかなか立派なお寺でもあります。

応永年間(1394年から1428年まで)に心了法師が阿弥陀如来を造立したことに始まり、延宝年間(1673年から81年まで)に八幡神社の別当寺だった平松山八幡寺と合併し、八浄寺となりました。

身・心の裕福を授けるみ寺

Photo by tiseb

八浄寺には大黒天が祀られており、そのもっている袋から裕福な人生があふれ出すと言われています。ふくろは「福労」に通じ、みんなの苦労をいとわず、積み重ねてためているのだそうです。そして右手の打出の小槌で「よこしまな心」などの「邪悪な心」を打ち払い、心身の裕福を授けてくれます。

大黒天(裕福の神様)

Photo by nyanchew

大黒天はヒンドゥー教のシヴァ神が密教の伝来とともに日本に伝わったもので、軍神・戦闘神、そして富貴爵禄の神とされました。中でも財福の神として名高い神で、特に神道の大国主と習合することで食物、財福をつかさどる神として知られるようになりました。

一般的には二俵の米俵に乗り、福袋と打出の小槌を持つ、微笑をたたえた長者のような姿であらわされます。その姿とご利益で人気が高い七福神の神様の1人です。

宝生寺

Photo by tiseb

宝生寺は740年、聖武天皇の勅命によって行基が自分で刻んだ地蔵菩薩を安置したことに始まります。この地蔵菩薩は「日限地蔵尊」と呼ばれ、多くの信仰を集めてきました。駐車場から石段と坂があり、小さい車であれば坂の方からあがることもできるので、足が弱い方などはそのようにして参拝することもできます。

達者で長寿を授ける御寺

Photo by Ryosuke Yagi

宝生寺は寿老人が祀られており、長寿のご利益があるお寺として知られています。中でも境内にある長寿橋は傾斜がきついのですが、この橋を渡ると10年長生きができると言われており、参拝者はもちろん、観光で訪れる方もこの橋を必ず渡ると言われています。

寿老人 (長寿の神)

Photo by nyanchew

寿老人はもともとは中国の伝説上の人物で、道教の神でした。頭が長く、酒を好み、長寿の神様として知られています。手に持っているひょうたんには不死の薬が入っており、同じく手に持っている桃は若さのシンボルとされ、「西遊記」の中では孫悟空が桃を取り、元気を取り戻すという話が出てきます。

智禅寺

Photo by Yuichiro Haga

智禅寺はもともと仏法有縁の道場として開かれたお寺だと言われています。詳しい由緒は不明なのですが、1351年の銘がある大般若経を寺宝として持っており、本尊の大日如来像、脇侍の地蔵菩薩像、そしてその厨子は古いものであろうと言われています。また本堂背後にある宝篋印塔も歴史を感じさせるものです。

良妻・賢母の道を授けるみ寺

Photo by yoppy

智禅寺は弁財天を祀っており、芸術や芸能、文学や弁舌などの才に関わる神様だと言われています。音楽に和音と不協和音があるように、発する言葉一言一言が他人を勇気づけも傷つけもするということから、言葉一つ一つに他人への思いやりを込めるということを意味しています。

弁財天(知恵の神)

Photo by cytech

弁財天はヒンドゥー教の女神サラスヴァティーが仏教に取りこまれたもので、吉祥天などとも習合し、また市杵嶋姫命とも同一視されています。琵琶を持ち、それを演奏するような音楽神としての姿であらわされます。そのため、音楽や芸術、知恵をつかさどる神、また財宝神としての位置づけもなされています。

長林寺

Photo by izunavi

長林寺は737年、行基がこの地に七堂伽藍を創建して、十一面観音菩薩像を安置したことに始まるお寺です。901年には太宰府に赴く菅原道真が御堂に参拝したという記録もあります。その後いったんは衰退したものの文明年間(1469年から1487年)に本高上人により淡路西国三十三霊場が草創されました。

大望成就を授けるみ寺

Photo by gadgetdude

長林寺は福禄寿を祀るお寺で、福(子孫繁栄)、禄(財産)、寿(健康長寿)を授けるお寺として知られています。境内の福禄寿像は淡路島特産のいぶし瓦でできており、これを見に観光に来る方もいるそうです。菅原道真が立ち寄った時に「都を志す」と誓願したことから、このあたりを「都志」と呼ぶようになったと言われます。

福禄寿 (大望の神)

Photo by gadgetdude

福禄寿は道教で強く願われる3つの願い(三徳)、福(子孫繁栄、特に実子に恵まれること)、禄(財産)、寿(健康長寿)を具現化したものと言われます。背は低いのですが頭が長く、長いひげを生やしており経巻を結んだ杖を持ち、鶴を伴っています。福禄人と呼ばれることもあります。

護国寺

Photo by L_e_n

護国寺は行教上人が開創したお寺と言われています。行教は三輪宗および真言宗を学んだ僧侶で、869年に宇佐八幡宮に参詣し、2年あまりをこの地で過ごしたと言われています。本尊は大日如来坐像で、その慈愛に満ちた姿は千年にも及ぶ歴史をしのばせるものと言われています。

家庭円満・和合を授けるみ寺

Photo by casek

護国寺は布袋尊を祀るお寺です。布袋尊は七福神の中で唯一実在の人物であるとされており、左右の大きな耳たぶは他人の話を聞き分け、言ってはいけないことをためておいたために大きくなったそうです。そのことから仲良く暮らす人間の理想の姿をあらわしたものとされています。

布袋尊 (和合の神)

Photo by Hyougushi

布袋尊は中国唐末の明州に実在した伝統的な仏僧とされています。常に袋を背負っており、布袋の図のような太鼓腹で、寺に住まずあちこち泊り歩いていたそうです。この袋にはなまぐさものでもかまわず施しを受けて入れていたことから「堪忍袋」とも言われます。さまざまな逸話があり、弥勒菩薩の化身であるという伝聞も広まりました。

万福寺

Photo by sota-k

万福寺は宝亀年間(770年から781年)に淳仁天皇の御陵と、その母である当麻夫人の墓守を勤める僧侶の宿坊として創建されました。後に応永年間(1394年から1428年)になり、この地に館を構えた賀集氏により再興され、現在に至ります。本尊の大日如来像を二対合祀する須弥檀は、非常に貴重な様式とされ、観光スポットになっています。

幸せの釣り方授けるみ寺

Photo by shinji_w

万福寺は恵美酒神(えびす)を祀ります。左手に持つ鯛は「めでたい」につながり、「芽が出る」ということで何かよくなる兆しを釣り上げるものと言われるようになりました。叶えたい希望や望みに向かい努力することを一筋の釣り竿の糸のように一筋に生き抜く姿をあらわしています。

恵美酒神 (律儀の神)

Photo by Mixtribe Photo

えびすは唯一の日本古来の福の神とされています。狩衣姿で右手に釣り竿を、左脇に鯛を抱える姿で、古くから漁業の神として信仰を集めていました。えびすは海の向こうからやって来る神であり、平安時代末期になると商業の神として祀るようになり、現在に至っています。

覚住寺

Photo by L_e_n

覚住寺は592年、推古天皇の時代に、有名な聖徳太子の詔勅によって創建された寺だと言われています。淡路島の中でも最古の寺院の1つとされており、往時には七堂伽藍を備えた広大な寺領を持ち、多くの塔頭があり、その威容を誇っていたお寺だそうです。

勇気と決断を授けるみ寺

Photo by Richard, enjoy my life!

覚住寺は毘沙門天を祀っています。毘沙門天は仏教の四天王に数えられる武神多聞天で、江戸時代以降になると特に勝負ごとのご利益があるとして多くの信仰を集めました。金のよろいで悪行煩悩や魔をよせつけず、清く正しく力強く生きる力を授けてくれるものだと言われます。

毘沙門天 (勇気の神)

Photo by Satoshi Kobayashi

毘沙門天は仏教の天部の仏神で、単独の場合は毘沙門天、四天王の一尊とする場合は多聞天と呼ばれるのが通例です。日本では甲冑をつけた唐代の武将風の姿で、邪鬼と呼ばれる鬼の上に乗り、宝棒と呼ばれる棍棒と宝塔を手に持っています。福の神として中世ごろからは恵比寿・大黒天にならぶ人気を誇るようになり、室町末期から七福神の一尊となりました。

>淡路島の七福神めぐり授かる幸福と参拝記念品と吉兆福笹見出し

Photo by moriakimitsuru

淡路島の七福神めぐりは、ツアーなども企画される人気の観光となっていますが、何といってもそれぞれの場所をめぐり、幸福を授かり、参拝の記念品などをいただくことができるというのがツアー参加者の目的の一つと言えるでしょう。どのような記念品がいただけるのか紹介します。

授かる幸福と参拝記念品

Photo by Mixtribe Photo

七福神めぐりのお寺については先に紹介しましたが、それぞれのお寺で授かることができる幸福と参拝の際にいただくことができる参拝記念品を次に紹介していきます。そしてそれらを集めた上でいただけるのが吉兆福笹ということになります。これをいただくために全部を回るようなツアーが企画されるのです。

八浄寺

Photo by Paul Davidson

八浄寺では授かる幸福は「心身の裕福」です。いただくことができる参拝記念品は菜の花の種と八浄寺と大黒天が描かれたマッチです。このマッチにはハイという素直な心、スミマセンという反省の心、オカゲサマという謙虚の心、ワタシガシマスという奉仕の心、アリガトウという感謝の心という日常五心が書かれています。

宝生寺

Photo by hide10

宝生寺で授かる幸福は「達者で長寿」です。いただくことができる参拝記念品は寿老人が描かれたはがきです。このはがきは2枚入っており、片方には寿老人心得五か条、もう片方にはボケないための五か条が書かれています。角を立てず丸く暮らすこと、そして感謝を忘れず元気に暮らすことを推奨しているのです。

智禅寺

Photo by sayo-tsu

智禅寺で授かる幸福は「良妻賢母の道」です。いただくことができる参拝記念品は扇です。この扇には表側に弁財天の持つ琵琶と「ひく琵琶の妙なる音にも似たるかな 福を喜ぶ諸人の声」という和歌が、裏側には般若心経が描かれています。扇というのが弁財天らしく、人気だそうです。

長林寺

Photo by yto

長林寺で授かる幸福は「大望成就」です。いただくことができる参拝記念品はメモ帳です。メモ帳と言っても表紙に福禄寿と鶴と亀、そして「気は長く、心は丸く、腹立てず、人は大きく、己は小さく」という長林寺の教えが、字をその形にアレンジしたもので記されています。

護国寺

Photo by Norisa1

護国寺で授かる幸福は「家庭円満」です。いただくことができる参拝記念品はポケットティッシュです。このポケットティッシュには「笑門来福」と「おんにこにこはらたてまいぞやそわか」という文字、そしてちょっとアートな雰囲気に描かれた布袋様の姿が描かれた紙が入っています。

万福寺

Photo by Richard, enjoy my life!

万福寺で授かる幸福は「幸せの釣り方」です。いただくことができる参拝記念品は鉛筆です。鉛筆と鉛筆が入った袋には「淡路島恵美酒太神万福寺七難即滅七福即生」という言葉が入っており、鉛筆の方にはこの文字が側面に刻印されています。

覚住寺

Photo by carlosalvesuy

覚住寺で授かる幸福は「勇気と決断」です。いただくことができる参拝記念品は木製のお箸です。このお箸は一見するとふつうの割りばしのように見えるのですが、入っている袋に「福寿延命箸」と書かれており、長寿のご利益が期待できる箸ということになります。

吉兆福笹って何?

Photo by Mixtribe Photo

吉兆福笹というのは、笹の枝に七福神の絵のついた飾り物と「祝 淡路島七福神めぐり」と書かれた札がついているものです。その名の通り、いただいたこの笹を飾ると七福神の持つ幸福がやって来るということで、縁起のよい飾り物ということになります。

どうしたら頂ける?

Photo by Gaku@STUDIO-Freesia

この吉兆福笹はどうしたらいただけるのでしょうか。先に述べたように、この福笹をいただくためには最初のお寺でハッピー券、宝印帳、宝船色紙をいただく必要があります。これに御朱印やスタンプ、日付印などをもらいながら参拝し、7か寺すべてを揃えます。

先ほど触れたように、ハッピー券、宝印帳、宝船色紙はそれぞれ必要とする値段が違います。またいただくものも御朱印や日付印、スタンプなどそれぞれ違うのですが、ご利益は一緒だとされています。吉兆福笹をいただくためには、最初のお寺でこれをいただくこと、そして御朱印などを忘れずにいただくようにしましょう。

淡路島の淡路島七福神まつりってどんなお祭り?見出し

Photo by HIRAOKA,Yasunobu

淡路島七福神めぐりに関係するもので、淡路島七福神まつりというお祭りがあります。この時はふだんの参拝ツアーの方や御朱印めぐりをする方はもちろん、観光客もたくさんやってきます。淡路島七福神まつりではそれぞれのお寺で「お接待」があるので、そのあたりを紹介しましょう。

毎年旧正月に福ふく万杯の楽しい接待

Photo by 小飞虹

淡路島七福神まつりが行われるのは毎年旧正月の3が日です。この開催期間中に七福神のお寺をめぐるとそれぞれのお寺で福ふく万杯という楽しいお接待を受けることができます。ツアーの方はもちろんですが、観光でこの時を狙ってくる方や、御朱印めぐりの方なども訪れ、にぎわいます。

それぞれのお寺へ奉納金500円

Photo by G4GTi

この淡路島七福神まつりの時にお接待を受けるためには、それぞれのお寺で奉納金が必要です。奉納金を納めることでお接待が受けられるわけです。お接待の内容については次にお寺ごとに述べますが、お寺によりそれぞれ違うので、そのあたりも楽しみに参加してみてください。

開催時期は?

Photo by IQRemix

今述べたように、淡路島七福神まつりの開催時期は毎年旧正月の3が日と決まっています。2018年は2月16日から18日までで、ちょうど金曜日から日曜日の週末にかかりました。2019年は2月5日からということで、3日間となると5日から7日まで、曜日でいうと火曜日から木曜日にあたると推測されます。

福ふく万杯のお接待内容~八浄寺~

Photo by L_e_n

では、それぞれのお寺でのお接待の内容について紹介しましょう。八浄寺では、先ほど紹介したように奉納金を払うと御祈祷と御法話をしていただき、それから参拝記念品をいただくことができます。七福神まつりの時も面白い法話が聞けるそうで、観光客なども多く訪れます。
 

福ふく万杯の接待内容

Photo by Richard, enjoy my life!

八浄寺の福ふく万杯の接待内容は、先ほど参拝記念品のところで紹介した幸せ3倍マッチと幸せ実る花の種をいただくことができます。加えてコーヒーを出していただけるので、ゆっくり一休みしながら時間を過ごすことができます。

福ふく万杯のお接待内容~宝生寺~

Photo by つんつん

宝生寺は長生きのご利益があるお寺として知られており、先ほど紹介したように境内の長寿橋を渡ると寿命が10年のびると言います。さらに参拝の帰りにお茶をいただくことができるのですが、このお茶を飲むとさらに10年寿命がのびるのだそうです。奉納金を納めるとそのあたりの御説法をしていただけます。

福ふく万杯の接待内容

Photo by Christopher Hsia

宝生寺の福ふく万杯のお接待の内容は、教化ミニ短冊とミニろうそくをいただくことができます。ふだんの参拝記念品のハガキも生きる指針として知っておきたいものですが、このミニ短冊やミニろうそくも使い道がありそうで、長寿の心構えをまとめているものと考えられるのではないでしょうか。

福ふく万杯のお接待内容~智禅寺~

Photo by F 5.6

智禅寺でも奉納金を支払うこどて、弁財天にまつわる法話などを聞くことができます。弁財天は先ほど紹介したように芸術や芸能、学問の才のご利益があると言われており、それに関した法話を聞くことができるということで関心を持つ参拝客が多く見られるようです。

福ふく万杯の接待内容

Photo by AmarettoGinger

智禅寺の福ふく万杯の接待内容ですが、お線香とお灯明消しうちわがご接待されます。お灯明を消すときは口で吹き消してはいけないことになっているので、このお灯明消しうちわはいろいろなお寺に参拝するときにも便利に使えるものとなりそうです。

福ふく万杯のお接待内容~長林寺~

Photo by hooverho

長林寺でも奉納金を支払うと、福禄寿などに関する法話を聞くことができます。このお寺では中央の護摩壇から龍が出てくるのだそうで、住職の右肩に龍がついているなどの話が聞けるとされており、観光客や御朱印めぐりの方にも人気が高いそうです。

福ふく万杯の接待内容

Photo by sayo-tsu

長林寺の福ふく万杯のお接待は、福あめとメモ帳がいただけます。このメモ帳は先ほど紹介した福禄寿の絵が描かれたものなので、福ふく万杯の時には、ふだんの参拝記念品に加えて福あめがいただけるということになります。ぜひとも福禄寿の長寿にあやかりたいものです。

福ふく万杯のお接待内容~護国寺~

Photo by Norisa1

護国寺は布袋を祀るお寺ということで、境内のあちこちに布袋がいるのが観光客にも人気となっています。御朱印の授与所などにも触ることができる布袋様がいるので、ぜひなでてみましょう。奉納金を納めると、法話を聞くことができ、観光客などもよく聞いていくとのことです。

福ふく万杯の接待内容

Photo by MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)

護国寺の福ふく万杯のお接待の内容は、福の紙と布袋せんべいです。福の紙というのは先ほど参拝記念品で紹介したポケットティッシュのことなので、それに追加して布袋せんべいというおせんべいがいただけるということになります。ぜひ布袋様のほっこり雰囲気を味わいましょう。

福ふく万杯のお接待内容~万福寺~

Photo by JaggyBoss

万福寺は淡路島七福神めぐりの中では最も南に位置しているお寺です。こちらも本堂などあちこちににこやかな恵美酒様がいて、実際に触れることができますので、ぜひなでてご利益をいただきましょう。こちらも奉納金を納めると御祈祷と御説法をしていただくことができます。

福ふく万杯の接待内容

Photo by khws4v1

万福寺の福ふく万杯のお接待内容は、先ほど紹介した参拝記念品である鉛筆と、あぶらとり紙をいただくことができます。あぶらとり紙はお寺などのお接待としては少し珍しいのではないでしょうか。ちなみに万福寺には七福神をかたどった七福みくじもあるので、もし興味があるなら授与していただくのもおすすめです。

福ふく万杯のお接待内容~覚住寺~

Photo by nyanchew

聖徳太子により創建されたという、淡路島でも最古の寺院の一つである覚住寺では、一家の大黒柱の父親が家族を守り仁王立ちする姿を毘沙門天に例えています。奉納金を納めると御祈祷と御説法をいただくことができます。座布団には毘沙門天のお使いのムカデが描かれているのだそうです。

福ふく万杯の接待内容

Photo by is_kyoto_jp

覚住寺の福ふく万杯のお接待の内容は、先ほど参拝記念品として紹介した福箸と、お菓子の接待となっています。ツアーの方はもちろんですが、御朱印めぐりや七福神めぐり、観光客の方もここまで複数のお寺を回っているでしょうから、お菓子はちょっと一息入れるのにおすすめかもしれません。

厄落とし祈願神事

Photo by inazakira

ところで、淡路島七福神めぐりをする時に厄年を迎えるという方もいるのではないでしょうか。いずれも数え年で男性は25歳、42歳、60歳、女性は19歳、33歳、37歳の前後3年間が厄年とされますが、七福神では厄除け祈願もおこなっています。

特に2月1日から2月7日の1週間は年の変わり目の節分会の時期ということで、「厄落とし祈願神事」を行っています。厄年に当たる方はこの時期を狙っていくことで、厄除け祈願をしてみるのはいかがでしょうか。

淡路島の七福神めぐりの基本情報見出し

Photo by hemiolia

最後に淡路島の七福神めぐりの基本情報について簡単にまとめておきましょう。七福神めぐりそのものは一年中いつでも可能なのですが、あえて時期を選ぶとすると年明けから旧正月の淡路島七福神まつりの時期がおすすめです。

実は先ほど、吉兆福笹について触れたのですが、あの福笹には秘密があります。福笹についている箱の中に福券が入っています。この福券を持って二度目の七福神めぐりをすると、今度はその年の干支があしらわれた色紙をいただくことができるからです。ぜひこちらも色紙もいただきましょう。

それぞれのお寺へのアクセス方法

Photo by tanshikijyoryu-shochu.or.jp

それぞれのお寺は車で回る分にはさほどアクセスは大変ではありません。しかし最初に述べたように、公共交通機関を利用すると、バスなどの時間もあり、1日で回るのは厳しい可能性があります。途中で観光をしたり、御朱印もいただくとなるとますます時間が厳しくなります。

Photo by tanshikijyoryu-shochu.or.jp

そういった方のために、淡路島七福神ツアーというものが旅行会社などで企画されています。このツアーに参加すると、最寄駅などからバスを使い、お寺を7つ全部回り、吉兆福笹をいただくということが1日でできるようになっています。またタクシーで回るツアーもありますので、この辺りを調べて利用するのもおすすめです。

各お寺に駐車場はあるの?

Photo by papatomom

すでに企画されているツアーに参加する場合はいいですが、自分の車で回る場合は駐車場が気になります。結論から言うと、それぞれのお寺にはきちんと駐車場があります。収容台数も25台前後から50台停められるところが多く、駐車場に停められないということはあまり考えなくてよいでしょう。

Photo by TAKA@P.P.R.S

また、これらのお寺は参拝だけであればいつでもできるのですが、七福神めぐりをし、御朱印などをいただくという場合は8時から17時までというのが目安の時間となっています。もちろん七福神めぐりは1日で終わらせなければならないわけではありませんが、もし1日で済ませるつもりならば、御朱印などをいただく時間を考え、余裕を持たせましょう。

淡路島七福神めぐり運気アップ!福をたくさん頂こう見出し

Photo by othree

淡路島という島を1艘の宝船に見立てて七福神めぐりをする淡路島七福神めぐりは、それぞれのお寺で接待を受けることができ、さらには記念品をいただくこともできるということで、人気の高いツアーとなっています。初めての方でも楽しく参加できますので、興味のある方はぜひ参加してみてください。

投稿日: 2019年1月22日最終更新日: 2020年10月8日

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