鳥取の「みたき園」で自然とランチを満喫!
鳥取の智頭は自然豊かな風景が魅力のエリアで、アウトドアアクティビティや田舎暮らし体験も盛んに行われています。今回は、そんな智頭の自然を満喫できるスポット「みたき園」をご紹介します。
自然に癒されるみたき園の敷地内をご案内しながら、みたき園で楽しみたいおすすめランチメニューやカフェの情報、そしてアクセス方法もご紹介していきます。
鳥取のみたき園とは?
みたき園は、鳥取県八頭郡智頭町の山合いにある食事処です。広い敷地内には趣のある古民家が点在し、それぞれの場所でランチを楽しむことができます。
創業から40年余り経つみたき園には、山から流れる小川のせせらぎや野鳥のさえずりが響き渡ります。また、園内のあちこちには季節の山野草が花を咲かせ、四季折々に表情を変える自然の風景はいつ訪れても美しいと人気です。
鳥取駅から車で一時間以上かかる山奥にある
みたき園のある智頭町は鳥取市の南に位置し、南側と東側は岡山県との県境にあります。智頭町の周囲は中国山脈が連なり、その山々の間を縫って芦津渓谷が流れています。智頭町は町の面積の9割以上が山林という緑深い町で、自然を満喫するにはおすすめの場所です。
みたき園は、鳥取市の中心部にあるJR鳥取駅から車で1時間余りのアクセスです。山合いにあるためもちろん近くに駅はなく、決してアクセスが便利な立地とは言えないものの、それでもみたき園の料理や自然の風景を楽しみにたくさんの人が訪れています。
店舗近くでとれた山菜を利用した料理が人気
みたき園で提供される料理は、ヘルシーな山菜料理が中心です。近くの野山の恵みを、朝露が乾かないうちに採るのが美味しさのポイントなのだそうです。
スーパーではなかなか見かけない山菜も多く、一口ごとに新鮮な味わいが楽しめるみたき園の山菜料理。鳥取の山ならではの食材を活かしたランチが楽しめるところがみたき園の魅力のひとつです。
鳥取のみたき園が人気の理由は?
鳥取の中心部から1時間余りも離れた、ひっそりとした山合いに位置するみたき園。アクセスが便利な街中にあるわけではないのに、連日たくさんの人が訪れるほど人気となっている理由はどこにあるのでしょうか。ここからは、多くの人を魅了してやまないみたき園の人気の理由を探っていきましょう。
山小屋で自然を楽しみながら食事ができる
みたき園は敷地全体が山の中にあり、敷地内に点在する古民家はどの場所も自然に囲まれています。茅葺き屋根に古道具が置かれた古民家や、夏に人気の川床、板張りの大広間にテーブルがたくさん置かれたロッジ風のインテリアにしつらえた古民家など、どの場所も非日常が味わえる空間となっています。
みたき園では、どの建物からも自然たっぷりの森の風景を眺めることができます。また、園内を流れる小川のせせらぎや野鳥のさえずりも耳に心地良く、食事を楽しみながらのんびりと一日を過ごしたくなる空間が人気のポイントです。
園内が散策できるくらい広い
みたき園を訪れたら、ぜひ食事だけでなく敷地全体を散策してみてはいかがでしょうか。古民家が点在するみたき園の敷地内は、まるで昔話に出てくる集落のようです。
積み上げられた椎茸の原木や、古民家の軒下に吊るしてある大根やほおずき、そして敷地内で思い思いに過ごすたくさんのチャボなど、昔ながらの懐かしさ溢れる風景は写真に収めたくなります。
夏には園内を流れる川で籠に入ったラムネが冷やされ、料金をお皿に入れると購入することができます。また、スイカやキュウリも冷やされていたり、川の中に造られたいけすではヤマメが元気よく泳いでいます。
どの料理も手間がかかっていておいしい
みたき園のランチは山菜をふんだんに使ったメニューがたくさん登場します。毎朝作るというこんにゃくの田楽や、わらび入りの手作り豆腐など、手間暇かけて丁寧に作ったメニューの数々は一口ずつじっくりと味わいたくなります。
また、みたき園の料理からは、地元で採れた食材を無駄なく大切にいただくという先人の知恵や工夫も感じられます。智頭の伝統的な郷土料理も味わうことができ、自然の食べ物とじっくり向き合う時間を過ごすことができます。
鳥取のみたき園のおすすめランチメニュー・料金は?
鳥取の山合いにあるみたき園では、どんな料理がいただけるのでしょうか。ここからは、みたき園のおすすめランチメニューをご紹介します。
みたき園のランチはコース料理がメインになっています。盛り付けも美しく、おもてなしの心が感じられる料理の数々をぜひ五感で楽しんでみましょう。
山菜うどんセット 1,000円
軽めのランチを楽しみたい時におすすめなのが「山菜うどんセット」です。山菜うどんセットは、山菜ときのこの天ぷらが乗ったうどん、炊き込みご飯、こんにゃくの田楽、漬物のセットとなっています。
無垢の板をトレーの代わりにし、木の葉を飾りにあしらって登場する山菜うどんセット。風情あるテーブルセッティングや景色と相まって、贅沢な雰囲気たっぷりです。
朝採れたばかりの山菜の天ぷらに優しい味の出汁、椎茸の旨味をたっぷり吸いこんだ炊き込みご飯、そして手作りのこんにゃくや漬物。自然の美味しさが体に染み渡るようなメニューです。山菜うどんセットの料金は1000円です。
山野草摘草しゃぶしゃぶ 1,000円
みたき園で春に味わいたいおすすめメニューは「山野草摘草しゃぶしゃぶ」です。山で採れたたっぷりの野菜ならぬ野草と手作り豆腐を、しゃぶしゃぶしていただく料理です。
青々とした新鮮な野草をたっぷりいただいて、自然のパワーをチャージ。デトックス効果も期待できそうです。そして手作り豆腐は、刻んだわらびが入っているみたき園こだわりのメニューのひとつです。
お肉や魚がなくても大満足の山野草摘草しゃぶしゃぶ。単品メニューになるので、他の一品メニューと組み合わせてオーダーするのがおすすめです。山野草摘草しゃぶしゃぶの料金は1000円です。
竹 2,500円
みたき園のランチコースは「竹コース」、「杉コース」、「桧コース」の3種類があり、これらのコース料理のみ予約が必要となっています。
まずご紹介する竹コースは、山菜を中心としたメニューで構成されています。竹コースの料金は2500円となっています。なお、飲み物は別料金です。
季節の山菜は酢味噌や塩漬けなどで味わったり、天ぷらにして塩でいただいたりとシンプルに素材の味を楽しめます。
そして、毎日手作りするというこんにゃくやわらび入りの豆腐、そして手絞りのおからなど、手間暇かけた昔ながらの和食メニューは、みたき園ならではの贅沢なごちそうです。
また、干し大根と高野豆腐の炊き合わせやよもぎ餅入りの茶碗蒸しも、素朴ながら優しい味わい。ヘルシーなメニューが続く山菜料理の竹コースですが、炊き込みご飯がお櫃で提供されてお代わりがたっぷりできることもあり、ボリュームは十分です。
杉 3,700円
真ん中の料金設定のコースは「杉コース」です。杉コースは竹コースよりもメニューの数が多く、竹コースのメニューに加えて旬の川魚とデザートがいただけるところがポイントです。
杉コースで提供される川魚メニューは、焼き魚と洗いです。焼き魚はヤマメに串を刺して全体をこんがりと焼き、山椒味噌をつけていただきます。骨も柔らかいので、頭から豪快にかぶりついてみましょう。
洗いはニジマスをいただきます。新鮮なニジマスはしっかりとした歯応えで、川魚特有の臭みも感じられません。生姜と一緒にいただくとさらにさっぱりとした味わいに。
デザートは、季節の味覚を練り込んだ羊羹です。春には桜風味、秋には抹茶風味の羊羹で、つるんとした寒天の食感も舌に心地良く感じられます。
ちなみに、杉コースでは登場しませんが、デザートは羊羹の他にも一品メニューに揃っています。みたき園名物と言われるみたらし団子のほか、とちの実を石臼で挽いて作ったきなこ餅や、よもぎととち餅が入ったぜんざいもおすすめです。
みたらし団子の料金は一皿250円、きなこ餅とぜんざいの料金はそれぞれ500円となっています。気になる人はぜひお試しを。
桧 5,500円
料金5500円の桧コースは、まさに特別なひとときを過ごしたい時におすすめのコースです。メニュー数が最も多い桧コースは、杉コースのメニューに加えて食前酒、ジビエ、季節の一品がラインナップしています。
桧コースでしか味わえない気になるジビエメニューは、キジやイノシシの肉の燻製が主となっています。あっさりとしたヘルシーなメニューが多い中、しっかりした味わいの肉料理は良いアクセントに。もちろん燻製もみたき園の自家製です。
また、季節ごとに替わる一品メニューは、春には山野草のしゃぶしゃぶ、夏は氷豆腐、秋はきのこたっぷりの雪鍋となり、季節ごとに訪れたくなる楽しみなメニューです。
鳥取のみたき園はランチの後にカフェでゆっくり
美味しいランチの後は、コーヒーやお茶で一服したいという人も多いのではないでしょうか。また、遠方から訪れた人にとっては、食事を済ませてすぐに帰ってしまうのはもったいないもの。
みたき園では、ランチの後もゆっくり過ごすことができる空間が用意されています。その一つがカフェ。みたき園の敷地内には建物がいくつか点在していますが、そのうちの1棟はカフェになっているのです。
近くにカフェ「小鳥のCafe クインス」がある
みたき園の大満足の山菜ランチを楽しんだ後もお楽しみはまだまだあります。敷地内にあるカフェ「小鳥のカフェクインス」は、木の温もりが心地良いナチュラルでおしゃれな空間でコーヒーやスイーツを楽しむことができます。
小鳥のカフェクインスの店内は、席に面した壁が全面ガラス張りになっていて、みたき園の緑豊かな森の風景と天空の滝を眺めながらゆっくり過ごせると人気です。席は長いテーブルに横並びになっていて、おひとり様でも居心地良く過ごせます。
なお、小鳥のカフェクインスはみたき園とは別の店舗となっているので、カフェのみ利用することも可能です。
気まぐれケーキ 300円
小鳥のカフェクインスのスイーツメニューのひとつは「気まぐれケーキ」です。いわゆる日替わりケーキで、子どもの頃にお母さんが作ってくれたような懐かしい味を再現しているのだとか。
気まぐれケーキのメニューは、しっとりした口当たりのベイクドチーズケーキや黒ごまチーズケーキなどです。シンプルでライトなチーズケーキには、日替わりでフルーツのソースがかかっています。料金はいずれも300円です。
こっこプリン 300円
小鳥のカフェクインスのスイーツメニューは、「こっこプリン」もおすすめです。こっこプリンの材料となっている卵は、みたき園で飼育されているチャボからいただくこともあるのだそう。
産みたて新鮮な卵で作ったこっこプリンは、チャボの元気をもらえるような優しい味わいです。こっこプリンの料金は300円となっています。
鳥取のみたき園のアクセス・営業時間は?
鳥取を訪れたらぜひ足を延ばしたい、魅力溢れるみたき園。気になるアクセス方法や営業時間をチェックしておきましょう。
みたき園の周辺は、ドライブやツーリングのコースとしても人気です。駐車場も広々としているので、ドライブの休憩にもおすすめです。
アクセスは?
みたき園へのアクセスは車が便利です。鳥取方面からのアクセスは、姫路鳥取道の智頭ICから国道373号線を進み、「郷原」交差点を右折して芦津渓谷方面へ向かいます。神戸方面からのアクセスは、同じく姫路鳥取道を利用し智頭南ICで一般道へ降ります。
電車でアクセスする場合は、鳥取駅から50分の場所にある因美線の智頭駅が最寄り駅です。智頭駅からはタクシーで20分ほどなので利用がおすすめです。
営業時間は?
山合いにあるみたき園は、冬には雪も降るため冬季は休業となります。毎年4月1日から12月第1日曜までの営業となっていますのでご注意下さい。
みたき園の営業時間は10時から16時までで、食事ができる時間帯は11時30分から14時までです。なお、小鳥のカフェクインスの営業時間は10時から16時30分までで、ラストオーダーは16時となっています。
住所 | 鳥取県八頭郡智頭町葦津707 |
電話番号 | 0858-75-3665 |
鳥取のみたき園でおいしい山菜料理を食べよう!
鳥取の智頭で人気の「みたき園」をご紹介しました。旬の山菜や手作り料理がたっぷり味わえるみたき園は、緑豊かな自然の風景もまた御馳走です。鳥取でドライブを楽しむなら、ぜひ智頭のみたき園まで足を延ばしてみてはいかがでしょうか。もちろん食後には、小鳥のカフェクインスのコーヒーやスイーツもお忘れなく。
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