釈迦ヶ岳の登山ルートや登山口へのアクセスをリサーチ!
かつて都が置かれていた奈良には、百人一首にも詠まれた「天香久山」や「若草山」、そして「吉野山」といった山々があり、奈良の長い歴史を見守ってきました。
今回は、そんな奈良にある山々の中から釈迦ヶ岳をご紹介します。古くから登山ルートが開かれていたという釈迦ヶ岳の見どころをご紹介しながら、登山口へのアクセス方法や周辺の駐車場の情報もお伝えします。
釈迦ヶ岳はどんな特徴をもっている山なの?
釈迦ヶ岳は、奈良県南部を縦断する大峰山系に属する山です。標高は1800mで、奈良県南部の中では代表的な山です。
釈迦ヶ岳は日本二百名山のひとつにも数えられ、奈良県内の数ある登山コースの中でも高い人気を誇る山となっています。
釈迦ヶ岳登山のおすすめシーズンは、4月から11月までとなっています。夏は山頂付近でも気温が30度を超えることもあり、半袖での登山がおすすめです。
冬の間は雪が降ることもありますが、気温が0度を下回ることはあまりなく、スノーシューで登山も可能です。また、霧氷をまとった釈迦如来像を見られることも。
クマが出没
山深く豊かな自然に囲まれた釈迦ヶ岳は、野生動物にとって居心地の良い環境が整っています。野鳥やシカのような可愛らしい野生動物が見られるのは登山の楽しみのひとつですが、クマも出没するところは困りものです。
時にはクマが登山ルートを横断して、ルートを塞がれてしまうことも。釈迦ヶ岳へ登山する時は、クマよけの鈴やラジオ、クマ撃退スプレーなどを持参し、グループでの登山がおすすめです。
抜群の見晴らし
標高1800mを誇る釈迦ヶ岳の山頂は、遮るもののないパノラマ風景が広がっています。雲海や四季折々で表情を変える奈良の山々の姿は、ゆっくりと眺めたい絶景です。
釈迦ヶ岳の山頂からは、北側に奈良県の最高峰である標高1915mの八経ヶ岳がそびえ、天気の良い日には遥か東に熊野灘を望むこともできます。
伝説
釈迦ヶ岳には、その名の通り釈迦如来像が鎮座しています。現在の釈迦如来像は2代目で、初代の釈迦如来像は大正13年に建立されたそうです。
初代の釈迦如来像には伝説が残されています。一体どうやって、この大きな釈迦如来像を山頂まで運んだかというと、一人の男性が担いで登ったというのがその伝説です。
その男性とは、「オニ雅」と呼ばれていた岡田雅行さん。大峯開山以来の強力(ごうりき)と称されるオニ雅は、身長188cm、体重120kgという恵まれた体格の持ち主だったそうです。
釈迦ヶ岳は古くから山岳信仰の対象とされてきたため、他にも数々の伝説が語り継がれています。
釈迦ヶ岳山頂付近の鞍部には「深仙の宿」と呼ばれる場所があり、かつて役行者が瞑想や儀式を行い、仙人や神々が訪れたと言われています。
深仙の宿の近くには、水が湧き出す岩場があります。これは役行者がお経を収めた場所と言われていて、そこから滴る水は「香精水」と呼ばれ、万病治癒の霊水と伝えられています。
釈迦ヶ岳の大峯奥駈道の一部はユネスコ世界遺産に登録されている
釈迦ヶ岳の登山ルート上にある「大峯奥駈道」は、「紀伊山地の霊場と参詣道」という名称でユネスコ世界文化遺産に登録されています。
「紀伊山地の霊場と参詣道」は、2004年に登録が認められましたが、道が世界遺産に登録されたのは日本初なのだそうです。
「紀伊山地の霊場と参詣道」は、和歌山県、奈良県、三重県にある吉野大峰、熊野三山、高野山という3ヶ所の霊場と、熊野参詣道、大峯奥駈道、高野山町石道という3本の参詣道から成っています。
古い歴史を持つ奈良の大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)
大峯奥駈道は奈良の吉野山と熊野三山を結ぶ道です。今でこそ登山ルートとして歩きやすく整備されているものの、昔は熊野古道の中でも最も険しいルートとされていました。
その歴史は奈良時代まで遡り、奈良時代に修験道を開いた役行者(えんのぎょうじゃ)が開拓した道であるといわれています。
奥駈とは、修験道の修業の中では重要な位置を占める大切な修業です。岩や峰、滝に神仏の存在を感じて祈りを捧げるというものです。
釈迦ヶ岳へ登る場合の歴史が長いルートは?
釈迦ヶ岳山頂へのアクセスするための登山ルートはいくつかあります。難易度や歩行距離に応じて、最適なルートを選びましょう。
せっかく釈迦ヶ岳へ登るなら、世界遺産にも登録されるほどの歴史を持つ登山ルートを歩いてみたいという人も多いのではないでしょうか。
平安時代から開かれているルート「下北山村側の前鬼口コース」
前鬼口コースは、釈迦ヶ岳の東側にある下北山村の前鬼林道登山口からスタートし、釈迦ヶ岳の南にある大日岳を巻いて釈迦ヶ岳山頂を目指すルートです。
前鬼林道登山口から釈迦ヶ岳山頂まではおよそ6kmの道のりです。小仲坊まで車でアクセスし、そこから歩いた場合は山頂までおよそ4kmです。
前鬼口コースは、山頂付近は急な登りがあるものの特別な難所はありません。ただ行程が往復12kmにもなるので、健脚の中級登山者向けルートと言えます。
前鬼口コースは、平安時代から修験者が歩いていたという歴史の長いルートです。ルート上には、修行の名残りが至る所に見受けられます。
例えば、ルートの脇にある「二つ岩」と呼ばれる背の高い岩は、不動明王の眷属である矜羯羅童子(こんがらどうじ)と制多迦童子(せいたかどうじ)の姿であると言われ、当時はここで祈りを捧げていたのだとか。
大日岳を越えると、やがて一面に笹原が広がる「太古の辻」へと出ます。この稜線は、仙人が住む世界とされる神聖な場所なのだとか。太古の辻は視界が開けていて、絶景が見渡せるポイントでもあります。
そして、山頂手前から釈迦ヶ岳の東側に目をやると、山腹に五百羅漢が見えます。大きな岩塔が無数に立ち並ぶさまは、古くからたくさんの修験者が訪れたことを物語っています。
釈迦ヶ岳へ登る場合の最短ルートは?
釈迦ヶ岳の前鬼口コースは往復12kmのやや長めの登山ルートでした。古くから修験者が厳しい修行のために行き来していた釈迦ヶ岳ですが、行程の短い登山ルートはあるでしょうか。
釈迦ヶ岳の登山ルートの中で、最も行程が短いルートが「太尾登山口コース」になります。登山口から釈迦ヶ岳山頂までは片道4kmの行程です。
初心者に向いているルート「太尾登山口コース」
太尾登山口コースは、釈迦ヶ岳の西側から山頂へアプローチするルートです。太尾登山口コースの入口には、「大峯奥駈道」と書かれた標識が立っています。
太尾登山口コースは登山口地点の標高が1305mと高く、登り始めから山頂までの標高差が少ないので初心者でも負担なく登山が楽しめます。
登山道の序盤は、白ツツジのシロヤシオやシャクナゲが登山道を彩ります。見頃は5月から6月となっています。道はなだらかな上り坂で、所々平坦な場所もあり歩きやすいです。
太尾登山口ルートは、危険な箇所や迷いやすいポイントに標識が立っているので道迷いの心配は少ないです。釈迦ヶ岳の矢印が示す方向へひたすら進んでいきましょう。
標高1600m付近の笹に囲まれた登山道を越えると、「古田ノ森」と呼ばれる場所へ出ます。森とはいうものの鬱蒼とした森ではなく、木立に囲まれた広場といった雰囲気です。眺望も良く、休憩におすすめのポイントです。
古田ノ森からさらに登山道を進むと、「千丈平」と呼ばれる平地があります。千丈平はテント場として整備されたエリアで、大日岳などの縦走登山や釈迦ヶ岳の御来光を拝む登山客に人気の拠点となっています。
千丈平には水場もあります。「かくし水」と呼ばれる水場はテント場から少し上った場所にあり、冷たい水がいつも流れています。千丈平にはシカもたくさんやって来て、癒されるひとときを過ごせます。
千丈平を過ぎると、その先は急な上り坂です。前鬼口コースのルートとも合流し、いよいよ釈迦如来像と絶景が待つ山頂へ到着です。
釈迦ヶ岳の見どころ
釈迦ヶ岳は奈良県内でも人気の登山コースです。ここでは、そんな釈迦ヶ岳周辺の見どころをご紹介します。
世界遺産にも登録されている釈迦ヶ岳の長い登山道やその周辺には、たくさんの見どころがあります。かつてたくさんの修験者が訪れた釈迦ヶ岳の伝説や自然に触れてみてはいかがでしょうか。
幻の奇勝【石ヤ塔(いしやとう)】
前鬼登山口コース側の池鄉川のほとりに、「石ヤ塔」と呼ばれる巨大な奇岩があります。高さ100m近くにもなる岩の塔は、自然に出来たとは思えない神秘的な姿です。
梅雨の時期には石ヤ塔一帯が霧に覆われ、水墨画のような幻想的な風景が見られます。また、秋の紅葉シーズンもたくさんのカメラマンが訪れます。
石ヤ塔は展望スポットから眺めるだけでなく、クライマーたちの間で人気のコースにもなっています。石ヤ塔の頂上は畳半畳分ほどのスペースがあり、眼下には大峰山系の山々の絶景が広がります。
石ヤ塔までのアクセスは、国道169号線の池郷交差点から国道425号線へ入り、石ヤ塔の案内看板に従って進むと展望スポットへと到着します。
途中の林道には尖った石がたくさん落ちていたり路面が陥没していたりと、悪路の箇所もあります。また道幅も狭いので、車の走行には注意しましょう。
約5台の駐車場がある【前鬼・不動七重の滝】
前鬼口コースの小仲坊へ向かう林道から、「前鬼・不動七重の滝」という大きな滝を見ることができます。前鬼・不動七重の滝は総落差160mと、奈良県はもちろん関西でも有名な滝です。前鬼・不動七重の滝は日本の滝百選にも選ばれています。
前鬼・不動七重の滝の周辺には森林浴歩道や展望所が設けられ、散策しながら前鬼・不動七重の滝の壮観な眺めを楽しむことができます。
林道の脇や展望所には駐車場にできるスペースもあります。新緑や紅葉の美しいシーズンにはたくさんのカメラマンで賑わっています。滝を訪れるカワセミやホタルも見どころのひとつです。
不思議なパワーがある【明神池】
前鬼登山口からさらに国道169号線を南へ進むと、池原ダムの先に「明神池」が広がっています。明神池は、奈良県にある天然の池の中では最大と言われています。
明神池は、池そのものが御神体とされ古くから信仰の対象とされてきたそうです。そのため、明神池にまつわる七不思議も脈々と語り継がれています。
明神池の七不思議1【入る谷無し出る沢無しなのに決して涸れず】
明神池の周囲は小高い山に囲まれています。明神池には水が注ぎ込む谷や川がないにも関わらず、池の水が涸れたことは一度もないのだとか。
ある時は、大雨でもないのに池の水が増水し、明神池のほとりにある池神社が浸水するという不思議な現象も起こりました。下北山村の人々は、悪いことが起こる前触れではないかと心配したそうです。
明神池の七不思議2【池神社と明神池の間の道も聖域】
現在では、明神池と池神社拝殿との間には国道425号線が通っています。しかし昔は、明神池は国道425号線が通る場所にまで広がっていたと考えられています。
国道425号線は御神体の上に造られたことになるため、この道で不敬な行いをすると災いが起こるという言い伝えがあります。池神社の前を車で通る時は、一礼して通過するのがおすすめです。
明神池の七不思議3【明神池に石を投げると雷雨になる】
明神池は御神体として崇敬されている存在です。ですから、池に石や木の枝を投げこんだり、池の水を汚したりといったいたずらをすると、例えそれまで晴れていたとしても突然雷と共に大雨が降るのだそうです。
また、雨が降らなかったとしても、その後投げた人が転んで怪我をするといった災難に遭うと言われています。
明神池の七不思議4【池の鯉や亀を捕まえると災いが起こる】
明神池には鯉や亀が生息していますが、神聖な明神池で魚釣りをするのはご法度とされてきました。今まで明神池の鯉を釣ったり食べたりした人もいましたが、その人達は病気や事故といった災難に遭ったそうです。
釣り上げた鯉を後て放したとしても、釣りをすること自体が御神体を傷つけることになるため、神聖な明神池では魚釣りをしないようにしましょう。
明神池の七不思議5【御神木を切ると祟りがある】
明神池の周囲は神域であり、そこに生えている草木は全て神聖なものとされています。神域の木を伐採した者は、その場で気を失って100年の眠りにつくと言われています。
明神池を囲んでいる遊歩道沿いにも木が茂っていますが、池側の木は切ってはいけないことになっているそうです。ですから、倒木もそのままにしてあるのだそうです。
明神池の七不思議6【浮木様が現れる】
その昔、池神社には「矢立の杉」と呼ばれる御神木があったそうです。その杉の木を大阪城の建材にするため、豊臣秀吉の命を受けた者が伐採を試みますが、何度斧を入れても次の日には木くずが御神木に戻るのだそうです。
しかし、その木くずを焼いてしまうと、とうとう矢立の杉は切り倒されてしまいます。その倒木は明神池に浮かび、「浮木様」と呼ばれています。
浮木様は、普段は明神池に沈んでいて見ることができませんが、何らかの一大事が起こる予兆として浮かび上がり、池をぐるぐると回ることがあるそうです。
また、浮木様の上に亀が乗っていることがありますが、これは神様が亀に姿を変えて遊びにいらしているのだと言われています。
明神池の七不思議7【龍神が立ち昇る】
明神池の水面は水の流れがないためいつも穏やかですが、ごくまれに突然波立つことがあるそうです。ある時は水柱が高く上がったり、またある時は水面が急に濁って真っ赤に染まったり、池の鯉が慌てて逃げ出したりという現象が起こるのだとか。
村人たちの間では、それは明神池に住む龍神の仕業であると言われています。明神池の中央に白い大蛇が現れたのを見た村人もいるそうです。
釈迦ヶ岳にある宿泊施設&山小屋
釈迦ヶ岳は奈良の名だたる山々が連なる大峰山系の中にあるため、遠方からアクセスする人にとっては日帰り登山が難しい場合もあります。
日程に余裕がある場合は、釈迦ヶ岳登山に便利な宿泊施設を利用して、ゆっくり釈迦ヶ岳登山を楽しんだり周辺の山を縦走したりするのもおすすめです。
一般の人も宿泊できる【小仲坊】
前鬼登山口からアクセス便利な「小仲坊」は、元々は修験者のための宿坊として営業していた宿泊施設です。小仲坊の歴史は古く、役行者の弟子となった前鬼の子どもの一人である「五鬼助」が開いた宿坊であると伝えられています。
現在の当主は61代目という伝統ある小仲坊は、今では修験者だけでなく一般の人も宿泊できるようになっています。1泊2食付きのプランまたは素泊まりプランがありますが、いずれも予約が必要です。
住所 | 奈良県吉野郡下北山村前鬼30 |
電話番号 | 07468-5-2210(土日)、072-834-1074(平日) |
近くにテント場もある【深仙小屋】
前鬼口コースから大日岳を過ぎ、急な登りに差し掛かる前の標高1500mほどの地点に「深仙小屋」と呼ばれる山小屋があります。
深仙小屋は避難小屋として設置されていて、悪天候の時には助かる山小屋です。小屋の中は焚火ができるかまどがありますが、火の扱いには注意しましょう。寝具は用意されていないので、深仙小屋を利用する予定なら寝袋を持参するのがおすすめです。
深仙小屋の前は広場になっていて、テントを張ることもできます。大日岳との縦走や大峯奥駈道踏破などのロングトレイルには頼もしい存在の山小屋です。
釈迦ヶ岳へのアクセス情報
釈迦ヶ岳へアクセスするには車がおすすめです。ここでは、釈迦ヶ岳への車でのアクセス方法をご紹介します。
なお、釈迦ヶ岳周辺の道沿いにはガソリンスタンドやお店があまりないため、市街地でガソリンの補給や食料の調達をしておくのがおすすめです。
太尾登山口までのアクセス
太尾登山口へアクセスするには、南阪奈道路葛城ICから五條方面へ向かいます。国道168号線を南に進み、関西電力長殿発電所を過ぎて十津川に架かる橋を2回渡ったら左折し、旭川沿いの細い道に入ります。
旭川沿いの道には、途中にあさひキャンプ場や旭ダムがあります。道幅が細い上に片側が崖になっているので、走行には注意しましょう。
国道168号線の分岐から駐車場までの旭川沿いの道のりはおよそ19kmです。アクセスにはやや時間がかかりますが、慌てずに進みましょう。
小仲坊までのアクセス
宿泊施設の小仲坊は、前鬼口ルートの登山口として知られています。前鬼林道ゲートを登山口として歩くこともできますが、小仲坊の近くまで車でのアクセスが可能なため、小仲坊を前鬼口ルートの登山口とする登山客も多いです。
小仲坊までのアクセスは、南阪奈道路葛城ICから国道169号線を南下し、「大峯奥駈道・前鬼登山口10km」の標識で右折し側道に入ります。ここが前鬼林道ゲートで、公衆トイレと売店があります。
前鬼林道ゲートからさらに奥へと車でアクセスします。沢伝いに山道を進み、不動の湯や不動七重滝展望所を通過すると駐車場があります。
車でアクセスできるのはこの駐車場までとなります。駐車場に車を停めたら、細い一本道を徒歩で進むと小仲坊へアクセスすることができます。
釈迦ヶ岳の駐車場情報
釈迦ヶ岳の登山口には駐車場があり、車でアクセスしやすくなっています。前鬼登山口の駐車場は舗装されていて、およそ20台程度駐車できるスペースがあります。
太尾登山口にある駐車場も、およそ20台駐車できるくらいの広々としたスペースがあります。駐車場内にはトイレと登山ポストがあります。
どちらの駐車場も、ラインが引いておらず区画分けされていないので、譲り合って駐車場を利用しましょう。駐車場の料金は無料です。
初心者にもやさしいルートがある釈迦ヶ岳は山ガールにもおすすめ!
奈良県南部にそびえる名峰「釈迦ヶ岳」をご紹介しました。世界遺産にも指定されている歴史の長い登山道や、不思議な伝説が残るスポットなど、釈迦ヶ岳登山は見どころたっぷりです。かつて釈迦ヶ岳を歩いた修験者たちに思いを馳せながら、清らかな気持ちで釈迦ヶ岳の山行を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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