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南島の景観は小笠原で随一の美しさ!上陸方法や見どころをご紹介!

南島の景観は小笠原で随一の美しさ!上陸方法や見どころをご紹介!
投稿日: 2019年3月27日最終更新日: 2020年10月8日

東京から約1,000kmほど離れた場所にある小笠原諸島。その小笠原諸島の中にある無人島の1つである南島は、小笠原の地元の人もおすすめすほどの絶景スポット。一度は見ておきたい南島の見どころや上陸ルール、アクセス方法など行くまでに知っておきたい情報をご紹介します。

南島とはどんな島?見出し

Photo by TAKA@P.P.R.S

東京都でありながら、まるで南国のリゾートのような旅を味わえる小笠原諸島。東京から約1,000km離れた場所に存在し、小さな島々から成り立っています。その中の1つである南島は無人島で、とても美しいと人気急上昇中のおすすめの島。2008年には「小笠原南島の沈水カルスト地形」として世界遺産にも登録されました。そんな小笠原諸島のご紹介です。

父島の南西にあり、見どころいっぱいの無人島

Photo by phaphapha

小笠原諸島にある無人島、南島は父島から船で数十分ほどの場所にあります。小笠原諸島の中でも一番の絶景と言われる程の美しさ。新東京百景の1つにも選ばれており、自然の美しさを肌身で感じることのできる見どころ豊富な人気観光スポットなのです。南島の自然や生き物を守るために、上陸方法や過ごし方にもいろいろとルールが定められています。

豊かな自然と、そこに生息する動植物以外は何もありませんが、その1つ1つがここでしか見られないとても貴重なもの。船に乗り、わざわざここまで足を運ぶ甲斐は充分にあります。無人島ならではの見どころがそこかしこにある、人気上昇中のおすすめ無人島なのです。

おすすめツアーがたくさん設定されているほど人気

Photo by fo.ol

小笠原諸島にある南島は、上陸方法や1日の上陸人数が決められているなど、自然を守るためのルールが多い島です。個人で南島に行くことは禁止されており、自由気ままに入ることはできませんが、その分南島へ行くためのツアーがたくさん用意されています。ツアーは当日、父島などでも申し込みできるものもあります。

無人島への知識が豊富な、自然ガイドと一緒に上陸するツアーは、心強く何かと安心感を持って楽しむことができます。南島を熟知しており、危険な場所や安全なルートなど、初めてではわからないことも、状況に合わせてアドバイスをしてもらうことができるのです。

小笠原諸島へ旅行に行こう!観光スポットやおすすめホテルを紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
小笠原諸島へ旅行に行こう!観光スポットやおすすめホテルを紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
島国である日本には、様々な場所に離島があり、中には観光地として愛されている離島も多くあります。小笠原諸島もそういった島の1つで、観光スポットや見所が豊富にあります。そこで小笠原諸島の魅力について、ピックアップしていきます。

南島への上陸方法・ルール見出し

Photo by yuukin

小笠原諸島にある、南島は世界遺産に登録されていることや、貴重な自然を守るためにも、上陸するにあたって守らなければならないルールが定められています。まず南島へ上陸する際に知っておきたい基本的なルールとしては、一日に上陸する人数は100人までということ。それを超えてしまうと、その日は南島に行くことはできません。

また、南島に上陸できる時間は1回に2時間までと決められています。いくら小さな島とはいえ、絶景を眺めたり散策をしているとあっという間ですが、美しく豊かな自然を守るためにも大切なことです。そして、島へ入る際は靴底を一度きれいにしなくてはなりません。

これは、父島に住む外来種や、貴重な陸貝を食害するプラナリアの卵などが、靴底について島に渡ってしまうのを防ぐためのルールとして制定されたものです。

東京都自然ガイドの同行が必要

Photo by fo.ol

小笠原諸島にある無人島、南島へは個人で行くことはできません。そのため、島に入れる資格をもった東京都認定の自然ガイドと一緒に行くルールとなっています。東京都認定の自然ガイドさんに一緒にいってもらうには、南島へいくツアーに参加することで可能になります。ツアーが空いていれば、当日の申込みでも参加することは可能です。

南島へのツアーの申込みは、小笠原諸島の中でも中心的役割を持つ、父島内の観光業者などで行うことが可能。父島の中でも小笠原観光だけが、南島への半日ツアーの当日受付をしているとのことなので、当日申込みたい人は小笠原観光への問い合わせがおすすめです。

東京都に認定された自然ガイドさんがいない場合は、残念ながら南島へ上陸することはできませんので、注意が必要です。

勝手に上陸できないので要注意

Photo by phaphapha

小笠原諸島の中でも随一の絶景を誇ると人気の南島。小笠原諸島へ観光に来たならば、ぜひとも足を延ばして南島の絶景を見たくなる気持ちも分かります。小笠原諸島に住む住民の人ですら、「小笠原へ来たのに南島へ行かないなんてもったいない!」と口をそろえていうほどです。ですが、南島を美しく保つためにも、決められたルールは守らねばなりません。

南島への上陸にあたっては、個人で勝手に行くことは禁止となっています。必ず、東京都に認定された自然ガイドと一緒に上陸することがルールとして定められています。危険な目に合わないためにも、ルールをしっかり守るようにしましょう。

また、南島は、認定の自然ガイドさんがいても上陸できない上陸禁止期間があります。これは主に冬季に行われ自然の回復をするために必要な期間であると制定されたルールです。

南島の見どころは?見出し

Photo by TAKA@P.P.R.S

小笠原諸島一の絶景を誇る見どころ豊富な人気の無人島南島。南島にしかない貴重な植物や生き物、風景がいたるところに広がっており、おすすめの見どころポイントが沢山あります。せっかく南島へ来たのだから、ここでしか見られないものは一目みておきたいもの。実際に南島へ行く前に知っておきたい、おすすめの見どころについてご紹介いたします。

コバルトブルー色をした風光明媚な扇池

Photo by phaphapha

小笠原諸島にある南島で、まず人気となっているおすすめ見どころといえば、扇池。池といっても、陸地のある場所に水が溜まった池ではなく、入り組んだ入り江となった海岸のことをいいます。この扇池がまた美しく、南島に訪れた人は皆一様にここで写真撮影をしてしまうほどの美しさ。扇池の見どころといったらまずはその海の色!

扇池のコバルトブルー色した海の色に、入り江の風景、そして後ろを振り返れば真っ白なサンゴ礁の砂浜。さんさんと輝く太陽の下、美しく穏やかな入り江で過ごす時間は、なんとも幻想的で、時が止まったかのようなゆったりとした時間が流れると言います。

Photo by shilo2006

小笠原諸島の無人島、南島の見どころの1つである扇池。この扇池と呼ばれる入江は、とても水の透明度が高く水の底が透き通ってみえるほど。そして、南島の特徴ともいうべき、もう1つの見どころは「ドリーネ」と呼ばれるくぼ地や、「ラピネ」と呼ばれるとがった岩。南島に来たら鑑賞してみて欲しいおすすめの風景です。

そもそも南島は石灰岩でできていて、氷河期時代に海水面が下がっていた時に作られた「カルスト地形」といわれる地形が、その後の海水面の上昇により冠水したものということで、「沈水カルスト地形」と呼ばれています。

自然が作り出すドリーネやラピエといった独特の風景に、自然の持つ力の凄さを感じさせられるひと時となることでしょう。

南島で注目したいポイント見出し

Photo by phaphapha

小笠原諸島一の絶景で人気の南島。一度はノヤギの食害により豊かな自然を壊されかけてしまいましたが、島への上陸ルールや、多くの人の協力、努力の甲斐があり、以前の豊かな状態へ徐々に戻ってきているといいます。そんな自然の宝庫である南島には、見ておくべき見どころポイントがたくさんあります。そのいくつかについてご紹介いたします。

ちなみに現在はノヤギは全て捕獲されたため、南島にはいません。鳥類や亀といった人間にほとんど危害を加えない小さく穏やかな生き物はいますが、中型から大型の動物はいないので、動物が怖いという方も安心して南島へ上陸することができます。

ヒロベソカタマイマイ

Photo by Wildcat Dunny

世界遺産ともなっている小笠原諸島にある南島には、ヒロベソカタマイマイの半化石が砂浜にいっぱい落ちています。ヒロベソカタマイマイは1,000年~2,000年前に絶滅したといわれる生き物で、南島の真っ白な砂浜に、真っ白なヒロベソカタマイマイの半化石が落ちている様子は、とても不思議な光景で思わず目が釘付けになってしまいます。

この南島の砂浜にたくさん落ちているヒロベソカタマイマイの半化石は、島から持ち帰ってはいけないルールとなっています。生命の連鎖を崩さないためにも大事なことなので、ルールは必ず守るように気をつけましょう。

ミズナギドリ

Photo by peterswaine2

小笠原諸島にある南島には鳥たちも生息しています。特に注目したい鳥は「ミズナギドリ」。このミズナギドリは、南島を営巣としていて、南島のあちことで見かけることができます。体長は30cm位から50cm位で、個体によって差はありますが、なかなか大きな姿をしています。全世界の多くの海で見かける外洋性の海鳥です。

この南島ではミズナギドリの他にも、カツオドリと呼ばれる海鳥も生息しています。その名前にもあるようにカツオの群れの上をよく飛んでいる海鳥として有名で、海の中に泳ぐトビウオなどを狙って勢いよく飛び込んでいく姿は面白いと人気の光景となっています。

亀の足跡

Photo by Kentaro Ohno

小笠原諸島にある南島には、他にも貴重な生き物がたくさんいます。中でも南島はアオウミガメが生息している場所として知られていて、亀の足跡をあちこちで見かけることができます。亀の足跡はまるでブルトーザーが通ったような線上の足跡なので、すぐに気づきます。また、先に紹介した扇池の砂間はアオウミガメの産卵場所ともなっています。

とても穏やかな性質を持つ人気のアオウミガメ。この南島の扇池の砂浜はアオウミガメの産卵場所ともなっていて、産まれた小さな赤ちゃんガメは扇池の海の中に向かって歩いていくそうですが、この砂浜の途中で命を落としてしまった小さなカメの姿を見かけることも。

せっかく卵からかえってもその9割は、大人になる前に海で捕食されてしまったり、海にたどり着けずに命を落としてしまうのだとか。

南島へ向かうツアー途中ではイルカに遭遇!見出し

Photo by TAKA@P.P.R.S

小笠原諸島にある南島に向かうツアーの最中には、イルカに遭遇することがあります。運がよければ、1回のみならず、行き帰りの往復で何回も会えることも。観光業者さんにもよりますが、ツアーの内容はいろんな種類があり、中でも南島への上陸と、イルカやクジラのウォッチ、そして美しい海を味わうシュノーケリングがついた人気のツアーもあります。

Photo by TAKA@P.P.R.S

小笠原諸島にある南島へアクセスする途中の海には、たくさんのイルカやクジラが泳いでいます。海がきれいで暖かく心地よい証拠です。ツアーの中にはアクセスの途中でも、イルカやクジラが現れたら船を止めて鑑賞の時間を設けてくれたり、一緒に泳がせてくれたりとサービスも様々。美しい海や島の絶景の他にイルカやクジラも見れるとあって大人気です。

イルカはとても人なっつこく、性格も穏やかで見ているこちらも心が思わず癒されてしまうほど。向こうから寄ってきてくれたりして、その姿にとても愛らしさを感じます。イルカをみると幸運だとも言われ、人間にとっても良いものの象徴として扱われてきました。

せっかく小笠原の海来たのだから、南島へアクセスするツアーを選ぶなら、島への行き帰りの最中に、イルカやクジラのウォッチがついたものを選ぶのをおすすめします。

南島へのアクセスと基本情報見出し

Photo by mattmangum

無人島である南島にはいったいどうやってアクセスしたらいいのか、内陸地で日常を送る人々にはなかなか想像しづらいものがあります。せっかく小笠原諸島に行くチャンスを手にいれたのなら、絶景とうたわれる人気スポットも南島へもぜひとも足を運びたいところ。本島から小笠原諸島、そして小笠原諸島から南島へのアクセスについてもご紹介致します。

小笠原諸島へのアクセス

Photo by TAKA@P.P.R.S

まず、小笠原諸島へアクセスするには船ないしフェリーを利用するしかありません。小笠原諸島へは飛行機が発着できるような空港がないためです。小笠原諸島へアクセスする船は2パターンあって、1つは定期船となっているおがさわら丸というフェリーに乗ること。もう1つは観光シーズンなどに運行されるにっぽん丸の利用といった方法があります。

Photo by phaphapha

本島にある東京都の竹芝桟橋から乗ることができ、小笠原諸島の父島へ寄港します。また定期船のフェリーであるおがさわら丸はスピードが速いわけではありませんので、出発してから小笠原諸島へある父島へは、24時間以上かかります。船の中には、眠れる場所や売店、シャワーなどもあるので、船に1泊するつもりで旅行日程を組むのをおすすめ致します。

南島への行き方

Photo by TAKA@P.P.R.S

小笠原諸島の父島へ無事についたら、南島へアクセスするために、東京都認定の自然ガイドさんがついたツアーに申し込まなければなりません。小笠原諸島へくるツアーの中に既に組み込まれている場合は必要ありませんが、ない場合は各自でツアーを探して申込みをします。父島から南島までは船で数十分程度となっています。

南島へ行くためのツアーは、半日のものや、1日がかりのものなどいろんな種類があります。「南島ツアー おおすすめ」などと検索するといろんなツアーが表示されてますので、ぜひお好みのものを探してみてください。

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南島を旅行する前に知っておきたい特徴・ポイントをご紹介しました!見出し

Photo by TAKA@P.P.R.S

東京都と思えないほどの、豊かな緑と海に囲まれた小笠原諸島。その中でも一度は足を運びたいという南島の魅力や上陸するためのルール、アクセス方法などについてご紹介いたしました。船での旅は時間はかかりますが、日常生活では味わえないゆっくりとした時間を味わうことができます。機会があればぜひ小笠原諸島へ足を運んでみて下さい。

投稿日: 2019年3月27日最終更新日: 2020年10月8日

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