スリランカってどんな国?
スリランカの正式名称は、スリランカ民主社会主義共和国です。インド南部のインド洋に浮かぶ、北海道よりも小さい65610キロ平方メートルの大きさを持つ島国です。熱帯雨林や乾燥した平原地帯、高地、砂浜のビーチなどがある国で、寺院などの世界遺産も存在しています。そんなスリランカについて詳しくご紹介させていただきます。
場所
スリランカは、インドの下にあります。場所的に、インドの先端の右下に涙を垂らしたようにポトッと存在しているので、その形からインドの涙・インドの真珠と言われています。
インド洋にあるスリランカは、日本から約10時間ほどの場所に位置しています。成田空港からコロンボへの直行便が運行されています。コロンボまで約6800キロメートルなので、ハワイまでの距離とあまり変わりません。
スリランカの場所は意外と知られていないのですが、インドの涙と覚えておけば、インドの下にあるということで忘れないでしょう。また成田空港をはじめ、札幌・羽田・中部・関西・福岡空港からもコロンボ(バンダラナイケ国際空港)まで行くことが可能です。以上、スリランカの場所をご紹介いたしました。
歴史
スリランカの歴史について、スリランカはかつて、イギリス・オランダ・ポルトガルの植民地でありました。1948年、イギリスからセイロンとして独立しました。
その後、世界初の女性首相のシリマヴォ・バンダラナイケによってスリランカ共和国になり、1978年になると現在の名前であるスリランカ民主社会主義共和国になったそうです。なお現在でも、スリランカの主な島を、旧国名のセイロン島と呼ばれています。
また、スリランカという意味は、光り輝くという意味だそうです。スリランカでは内戦が長い時代繰り返していましたが、現在では多くの観光客が訪れる国となりました。しかしながら2019年4月、イスラム過激派による残酷なテロが起きてしまいましたが、一刻も早く情勢が落ち着き、再び平和が訪れることを祈るばかりです。
観光スポット
スリランカで絶対に外せない観光スポットといえば「世界遺産シーギリヤロック」です。シーギリアロックの風景は、一度は写真等で見たことがあるのではないでしょうか。
シーギリアロックはジャングルの中の岩の上に宮殿の遺跡があり、その頂上からは、360度のパノラマビューの絶景がご覧頂けて、大変おすすめの観光スポットです。
また国民の7割が仏教徒のスリランカでは、寺院へも行く価値があります。「ダンブッラ石窟寺院」は、スリランカ内で最も保存状態が良い寺院として有名です。
寺院の中では、多くの仏像をご覧いただけます。岩山の天井からは神秘の水が湧き出ており、美しいです。世界遺産として1991年に登録されています。
アクセス
前述した通り、成田・札幌・羽田・中部・関西・福岡空港からもコロンボへ行くことができます。成田空港からコロンボまでは直行便で約9時間20分です。
シンガポール経由の場合、成田・羽田・中部・関西・福岡空港からシンガポールまでは約7時間、そこからコロンボの空港までは約3時間40分です。
マレーシアのクアラルンプール経由の場合、成田・関西空港からクアラルンプールまで約6時間40分、そこからコロンボまでは約3時間20分です。
タイのバンコク経由の場合、札幌からバンコクまで約7時間、そこからコロンボまでは約3時間20分です。その日の運行便にもよるので、事前に確認しましょう。
スリランカのビザ申請の基本・何日前から申請できるの?
続いては、スリランカビザの基本、何日前から申請が可能なのかについてご紹介いたします。スリランカのビザは、スリランカ在外公館で取得する方法、オンライン、アライバル(入国の際の提出)と取得方法が3種類あります。ビザの取得について、何日前からから申請は可能か、提出方法、観光ビザの条件などをまとめした。
提出方法は?
スリランカ在外公館でビザを取得する場合、東京都港区高輪にあるスリランカ大使館へ直接行って取得します。HPで営業時間・必要書類をしっかり確認して行きましょう。
オンラインビザ(ETA)の場合、WEB上で取得できるので仕事をしている方や、時間がない方におすすめです。また3種類の取得方法の中で最もお安い料金でビザを取得できます。
アライバルビザは、現地空港に到着後、取得するビザです。ETAよりも5ドルほど料金がお高いということと、混雑していたり、トラブルがある可能性があります。
上記3種類のビザがありますが、オンラインビザのETAが最も簡単で料金がお安く、おすすめの取得方法です。何日前から申請が可能なのかは、後ほどご紹介いたします。
観光ビザの条件
観光ビザの条件は、30日間以内の滞在で2回の入国が可能です。またビザを取得するためには、入国時に残存有効期間が6ヶ月以上のパスポートが必要です。
またコンファームされた帰国チケットを持っていること、滞在期間に応じた十分な滞在費用を持っていることが条件となります。
ETAで申請できるのはスリランカへ入国する90日前から
オンラインビザであるETAが申請できるのは、入国の何日前からでしょうか。ETAは、スリランカへ入国する90日前より取得が可能です。それ以上前からは申請不可能です。
1回目のスリランカ入国は、ETA発行から3ヶ月以内にしなければいけません。そのため何日前から申請しようか迷った時は、90日以内で早すぎず、遅すぎない方が無難です。
スリランカビザ申請をオンラインでする際に必要なもの
スリランカへ入国の何日前からETAの申請が可能か、上記でお伝え致しましたが、その際に必要なものをご紹介いたします。ETAをインターネットで申請する際に必要なものは、パスポート・連絡先メールアドレス・支払いに必要なクレジットカード・現地宿泊先情報です。下記で詳しくお伝え致します。
パスポート
オンラインでETAを取得する際、まず手元にパスポートが必要です。何故なら、旅券番号・発行日・有効期限、またパスポートに記載のお名前ローマ字を入力するからです。
そのためETAを取得するには、事前にパスポートを受理していることが前提です。もしETA取得後、パスポートを更新した際には、再度ETAを取り直しする必要があります。
メールアドレス
またオンライン上の申請のため、メールアドレスの登録も必要です。ETAが正常に取得されましたら、登録されたメールアドレスにメールが届くシステムとなっております。
そのため個人のメールアドレスを持っていないとETAの取得は不可なので、予めご承知おきください。メールアドレスであれば、パソコン・スマホ、どちらのアドレスでもOKです。
クレジットカード
ETAの料金は、オンライン上、クレジットカードで支払います。そのため申請時、クレジットカードの情報を入力しないといけないので、手元にカードを用意しましょう。
ETAの料金は、クレジットカード以外の支払いは受け付けていません。なお、カードの種類はVISAかMASTERのどちらかとなります。それ以外は対応しておりません。
現地宿泊先情報
スリランカで宿泊する住所を入力する必要があります。ホテルに宿泊する場合、ホテルの名前と所在地を確認・調べていただき、入力してください。
団体ツアーで利用の場合、何日前から宿泊ホテルが確定するか、不明な時があるかと思いますが、旅行会社に確認していただき、予定のホテルでも申請は可能です。
スリランカのオンラインビザ申請の手順
スリランカのオンラインビザ申請の手順について、お伝え致します。何日前からオンラインでETAが申請できるのか、上記でご紹介致しましたが、その手順についてまとめました。ETAはご出発の90日前より、パソコン・スマートフォン等、オンラインで気軽に申請ができるビザです。申請料金はビザの種類によっても異なります。
オンライン申請
スリランカオンラインサイトへアクセスをしたら「適応」をクリックしてください。すると利用条件が別のタブで開かれるので、同意しますという意味の「I Agree」を押します。
その後、左側の「Apply for an Individual」をクリックしていただくと、申請フォームの入力画面に変わります。申請フォームには、ローマ字で苗字氏名、生年月日や国籍、性別、パスポート情報、フライト情報、住所や現地宿泊情報等、必要事項に沿って入力します。
必要事項にはコメマークがついておりますので、付いていない箇所は入力する必要はありません。申請フォームを全て入力していただきましたら、質問の欄があり、スリランカで有効なビザを持っているかとの質問なので、持っていない場合、全てNOにチェックをしてください。そして画面下に「Confirm」とあるので、クリックします。
その後、確認画面が出るのでOKを押すと料金の支払い画面に進みます。VISAかMASTERカードのカード番号、発行年月日、名義人氏名等を入力します。
クレジットカード決済が正常に行われると、Succesefulと表示されます。そして、登録のメールアドレスに、ETAの申請を受理したとの通知が入ります。
承認されるとどうなる?
ETAが正常に承認されると、申請してから24時間以内にビザ発給のメールが届くシステムとなっております。そのため間違えてメールアドレスを登録してしまうと、届きません。
承認されたというメールは、英文です。日本語でないので不安に思うかもしれませんが、英文が分からない方はGoogle翻訳等で訳してみてください。
ETAの承認メールが届かない場合の対処法方
よくある質問で、ETAに申請をしたけれど、承認メールが届かない場合があるそうです。その場合、ETAのHP上の「状況をチェック」をクリックしてください。
そしてパスポート番号と国籍を入れると、承認されているかどうか表示されます。もし24時間以上たっても該当がないと表示される場合には、決済されていない証拠となります。
なお、承認メールについては特にその画面を持参したり、印刷する必要はありません。パスポートを提示するだけで、ETAを取得しているか判断できるからです。
しかしながら万が一現地でトラブルがあった場合のために、承認番号を控えておくか、すぐに提示ができるようスマホの画面等用意しておいた方が安心ではあります。
また、スリランカ入国の際は、前述した通り帰国便の航空券を所持していることが条件となっております。そのため係員によって税関で提示を求められることもあります。
その際、すぐに航空券を提示できないと怪しまれてしまうということもあるそうなので、帰国便の航空券も念の為すぐに出せるよう用意しておいた方が良いでしょう。
スリランカのビザ申請を現地空港でする場合
アライバルビザは現地空港到着後、税関へ行っていただきますが、その前にある「VISA on ARRIVAL」というカウンターで取得します。カウンターへ行って「ArrivalVisa Please」と伝えればOKなので、簡単です。ただ混雑していることもあるので、時間を食いたくない方は、やはり事前にETAを取得しておいた方が安心と言えるでしょう。
料金は?
アライバルビザの料金は、40アメリカドルです。(料金は変更となっている場合もあるので、その都度確認をお願いします。)カードでの支払いも可能です。
ビザの料金を支払っていただきましたら、レシートを受理します。入国審査の時にレシートは必要なので、捨てないように気をつけてください。
最初の入国から30日以内であれば2回目の入国が無料
スリランカのビザは、最初の入国から30日以内であれば、2回目の入国においてビザ代金が無料となっております。周遊プランなどの旅行では便利ではないでしょうか。
そのためもし、30日以内に2度スリランカへ入国することがある場合には、2回目、再度ビザの手続きはご不要なのでご注意ください。
結局どの取得方法がおすすめ?
3種類のスリランカビザ取得方法をお伝えいたしましたが、結局どの取得方法が良いのでしょうか。やはりインターネットで簡単に取れて事前に取得可能なETAがおすすめです。
アライバルビザの場合、事前に準備する必要もなく、現地空港到着後、お金を払えばOKなのですが、時間が無い時などは厄介に感じることもあるでしょう。その点ETAは、ご出発90日前から取得することができ、料金もアライバルビザと比較しリーズナブルです。
結論から言うと、スリランカへ行く際は、事前にインターネット上でETAを取得することをおすすめいたします。英文で分からないところがあれば、現在様々なサイトで日本語翻訳してくれている情報がありますので、参考にすることが可能です。やはり事前に取得しておくことが安心して渡航できて良いでしょう。
スリランカを渡航する際のビザ申請をまとめました!
いかがでしたか。今回は、スリランカのビザ申請は何日前から手続きできるのか、料金や方法を詳しく解説させていただきました。一見難しそうなスリランカのビザですが、しっかりと解説を読めば、意外と簡単に取得が出来ますので、初めての渡航の際には、当記事を参考にしてみてください。楽しいスリランカ旅行をお過ごしください。
RELATED
関連記事
RELATED
- コロンボ(スリランカ)のおすすめ観光スポット紹介!空港からのアクセスも!
インドの涙と表現される、南アジアの島国スリランカの首都コロンボは、自然豊かなスリランカの中心都市です。スリランカの玄関口で...
Mina
- スリランカ観光!人気のおすすめスポット17箇所を厳選ご紹介!
インド洋に浮かぶ小さい国「スリランカ」には、海や世界遺産、そして世界で有名な紅茶畑など数々の魅力あふれる観光スポットが点在...
mdn
- スリランカのアーユルヴェーダとは!心と体をリフレッシュ!おすすめ施設も紹介!
アーユルヴェーダという言葉、聞いたことはありますか?昨今のヨガブームでご存知の方もいるかと思います。昔アーユルヴェーダは生...
YaGoN
- スリランカ!時差ボケがないってホント?日本からの直行便!飛行時間は?
インド洋に浮かぶ国スリランカは、日本からけっこう遠いはずなのに時差ボケをあまり感じない、っていう話、ご存知でしょうか?海外...
Maria
- スリランカ!言語は英語?物価・通貨・気候は?旅行前に必要な情報!
スリランカはどのような国でどのような言語が話されているかご存知でしょうか。日本ではあまり馴染みがありませんが、世界的には人...
AyumiMK
- スリランカの治安!旅行で注意することは?楽しく観光をする為の心得!
インド洋に浮かぶ小さな島国、スリランカの治安についてみなさんどんなイメージをお持ちですか?東南アジアだからあまり治安が良く...
KotaTokunaga
- ジェフリー・バワのホテルをご紹介!スリランカの天才建築家のトロピカルな世界!
スリランカの天才建築家ジェフリー・バワ氏はトロピカル建築の第一人者として多くのホテル建築を手がけました。かの有名なアマンリ...
小鉄
- シーギリヤロックはスリランカの世界遺産!巨石の上の宮殿の遺跡は必見!
スリランカの観光スポットといえば、世界遺産のシーギリヤロックではないでしょうか。大空にそびえ立つ巨石の上の遺跡は、まるでラ...
neko master
- スリランカは紅茶大国!お土産に人気のブランドや種類など旅行前にチェック!
スリランカはかつてイギリスの植民地であったことから紅茶が栽培されており、インドや中国などにぐ生産量を誇っています。スリラン...
おもち