イギリス英語は訛りがあってかっこいい?アメリカとの違いや発音の仕方も!

2019年5月6日 (2019年5月8日最終更新)

イギリス英語は世界の多くの国々で公用語として採用されています。ここではイギリス英語が世界で話されるようになった背景やイギリス英語の特徴、アメリカ英語との違い、表現方法や単語などについて詳しく紹介しましょう。イギリス英語を学ぶ際の参考にしてください。

目次

  1. イギリス英語について詳しく知ろう!
  2. イギリスってどんな国?
  3. イギリス英語の特徴
  4. イギリス英語とアメリカ英語の違い
  5. イギリス英語には訛りがある?
  6. 旅行で役立つ!イギリス英語特有のフレーズ
  7. 丁寧で礼儀正しいイギリス英語をマスターしよう!

イギリス英語について詳しく知ろう!

英語を母国語としない人を含めると、英語は世界で17億人以上もの人が話している言語です。国や地域ごとに訛りやスタイルが異なりますが、大別するとイギリス英語とアメリカ英語になります。私たちが学校で習う英語はアメリカ英語です。それではイギリス英語とはどんな英語なのでしょうか。ここではその違いについて詳しく見てみましょう。

イギリスってどんな国?

イギリスはヨーロッパの北西部に位置する島国で、正式名称を「United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland(グレート・ブリテン及び北部アイルランド連合王国)」といいます。イギリスと呼ぶのは日本だけで、国際的にはUnited Kingdom (UK)やGreat Britain(GB)という呼ばれ方をします。

イギリスの地理

イギリスが上記のように長い国名を持っているのは、イギリスが4つの王国で形成された連合国だからです。グレートブリテン島の中部から南部にかけてイングランド、北部にスコットランド、西部にウェールズ、そしてびアイルランド島北東部の北アイルランドと4つの王国があります。イギリスの首都、ロンドンはイングランドにあります。

イギリスの歴史

イギリスの歴史を簡単に説明しましょう。イギリスは、グレートブリテン島にゲルマン系のアングロ・サクソン人が侵入し、7つの王国を作ったことにはじまります。その1つイングランドは武力や経済力をつけ、16世紀頃にはウェールズやスコットランドを併合します。

やがてイングランドがスコットランドを併合したり、アイルランドを植民地化したりと抗争が続き、1801年には現在に近い形でイギリスの国が形成されます。17世紀ごろから大航海時代がはじまり、18世紀の産業革命を経てイギリスはアジアやアフリカに植民地を作り、大英帝国を築きます。

第二次世界大戦後、アジアやアフリカの植民地は次々と独立し、イギリスの覇権力は弱まります。アメリカの台頭や不景気などもあり、現在イギリスはヨーロッパの中の一国に過ぎなくなっています。しかし英語を世界に広めた国であり、大国としての威厳を今もなお残しています。

イギリスが英語を話す国になったのはいつ?

ゲルマン系のアングロ・サクソン人がグレートブリテン島に侵入した際、持ち込んだ言語が英語の起源となっています。しかしイギリスは1066年にフランスのノルマン人による征服を受け、公用語がフランス語になります。一方で、庶民は古来からの古英語を話していました。

14世紀に起こったイギリスとフランスの間で起こった百年戦争で、フランス語は公用語としての地位を失います。イギリスはフランスを含め、ヨーロッパと断絶することになり、従来の古英語にフランス語やノルド語などが入り混じり、現在の英語の原型が作られました。

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イギリス英語の特徴

イギリス英語は世界の多くの国や地域で話されていて、それぞれ訛りや地域による違いはありますが、正しい発音や文法に従って丁寧に話されるのが特徴です。どちらかというと上品なイメージのあるイギリス英語ですが、それはイギリスの歴史や文化によるものといえるでしょう。ここではイギリス英語の特徴について詳しくみてみしょう。

発音や文法を正しく使い丁寧で礼儀正しい表現を好む

イギリスは古くから厳格な階級社会で、地位や身分によって訛りやスタイルが異なります。容認発音と言われるイギリス英語の基準となる発音は、通称クイーンズ・イングリッシュとも呼ばれていて、王室や上流階級が使っている発音とされています。

一般的にイギリス英語は、アメリカ英語に比べ基本に忠実で、正しい文法と発音にそって話すことが好まれます。

アメリカ英語は省略形が多くカジュアル

どちらかというと上品なイメージがあるイギリス英語ですが、それに比べるとアメリカ英語はカジュアルで省略した形が多いのが特徴です。アメリカ英語を使く人口は非常に多いので、地域や国ごとに訛りや異なったスタイルがあり、細かい発音や文法にこだわる必要がないからなのかもしれません。

英語が公用語の国のほとんどはイギリス英語を使用している

母国語以外に英語を公用語・準公用語としている国は世界中にたくさんあり、50近い国や地域にのぼります。それらの国々のほとんどがかつてイギリスの植民地だった国で、現在はイギリス連邦という国家連合体を形成しています。そこで公用語として使われている英語は、当然ながらアメリカ英語ではなくイギリス英語です。

イギリス英語を話す国

イギリス英語を話す国の多くが過去にイギリスの植民地となったりイギリスと深い関係があったりした国です。オーストラリア、ニュージーランドをはじめ、インド、シンガポール、マレーシア、香港などのアジアの国々、南アフリカや西アフリカなどの国々などです。

国の数でみるとイギリス英語を話す国のほうが、アメリカ英語を話す国より圧倒的に多いのですが、人口別にみると英語人口の8割以上がアメリカ英語を話しているという統計があります。

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イギリス英語とアメリカ英語の違い

イギリス英語とアメリカ英語では同じ英語でも文法や表現に多くの違いが見られます。単語の意味や時間の表現の鹿仕方、現在完了の使い方や「shall」の使い方、集合名詞の単数・複数形の使い方など、細かい点をあげていけばきりがありません。ここでは主な違いをいくつか紹介しましょう。

文法や表現の違い

イギリス英語とアメリカ英語の違いは、takeとhaveの使い方、現在完了形の使い方、needの否定形、getの過去分詞形など様々な違いがあります。しかし表現の違いは好みの違いでもあるので、それほど神経質にならなくてもいいでしょう。逆に使っても間違いではなく、意味を伝えることができます。

現在完了形

現在完了形とは過去から現在まである動作が続いていることを表す表現ですが、イギリス英語では現在完了形と過去形を使い分けるところを、アメリカ英語では過去形で表現されるのが多いのが特徴です。

「時計を失くした」という時、イギリス英語ではまだ見つかっていなければ、現在完了の「have lost」を、見つかっていれば過去形の「lost」を使います。一方、アメリカ英語ではどちらも過去形の「lost」を使うという違いがあります。

takeとhave

アメリカ英語の特徴の1つに「take」をよく使うという点があります。一例をあげると「イスに座る」をイギリス英語では「have a seat」ですが、アメリカ英語では「take a seat」となります。しかし、これは好みの違いで逆に使っても意味は通じますし、それほど気にすることはないでしょう。

時間の表現

曜日や時間などの表現に仕方もイギリス英語とアメリカ英語は違いがあります。特に日付を書く順番が異なるのが大きな違いです。イギリス英語は日・月・年の順で、それに対しアメリカ英語は月・日・年の順で書きます。月と日が反対になるのが特徴で、例えば「11/12/2020」とあったら、それが11月12日なのか、12月11日なのか迷うところです。

発音の違い

アメリカ英語とイギリス英語の発音の違いでもっとも顕著なのが「R」の発音です。アメリカ英語では「R」は舌を巻いてはっきりと発音するのに対し、イギリス英語ではそれほど強く発音しません。

また「T」の発音の違いも特徴があります。イギリス英語では母音に挟まれた「T」ははっきりと発音しますが、アメリカ英語では「D」に近い発音をします。一例をあげると、アメリカ英語では「water」は「ワラー」や「ワダー」に近い発音になります。

単語の違い

イギリス英語とアメリカ英語の違いは単語にもあります。同じ単語でも意味が異なるものや、同じ意味でも単語自体が異なるものなどがあります。これについては後ほど詳しく見ますが、例えば、公園にあるゴミ箱のことをアメリカ英語では「trash can」と呼ぶのに対し、イギリス英語では「litter bin」と呼びます。

スペルの違い

単語の違いは他にもあります。同じ意味で同じ単語を使っても、スペルが違うものがあります。例えば、イギリス英語で「our」とするところをアメリカ英語では「or」となります。

またイギリス英語では語尾が「re」ととするところをアメリカ英語では「er」となります。その他、イギリス英語とアメリカ英語ではそれぞれ「ce」と「se」、「ise」と「ize」の違いもあります。

イギリス英語には訛りがある?

日本でも標準語を話す人は少なく、地域によって訛りがみられます。それはイギリスも同じで、地域によって訛りや表現の違いがあります。また同じロンドンでも場所や社会的地位によって訛りがあります。ここではイギリスのどんな場所で訛りがあるのかまとめてみました。イギリス英語を学ぶ際の参考にしてください。

地方方言による差が大きい

日本語でも地域によって訛りがみられるように、イギリス英語もその地方独特の表現や訛りがあります。時には同じイギリス人でも会話が難しいことがあります。代表的なものとしては、ヨークシャー、リバプール、マンチェスター、グラスゴーなどがあり、発音から単語までまるで違い、まるで別の言語のように感じることがあります。

ロンドンにも独自の訛りがある

あまり知られていませんが、ロンドンの中でも場所によって訛りがあります。地域ごとにスラングなど独特な表現があります。一般的にはオックスフォードやケンブリッジなどの学術都市や、イングランド南西部はあまり訛りが見られないと言われています。旅行をしたら、そんな点にも気を付けてみましょう。

階級ごとにも違った英語の特徴がある

イギリスには今でも根強い階級制度があります。イギリスというと、クイーンズ・イングリッシュという美しい上品な英語をイメージしますが、これは基本的に上流階級の人々が使っている英語のことです。住む地域や職業、白人・黒人・インド人など民族や出身によって少しずつ訛りがあります。

旅行で役立つ!イギリス英語特有のフレーズ

ここからはイギリス英語に特徴的なフレーズや言葉を紹介しましょう。これらを使わなくても会話はできますが、少し使うことでイギリス人から親しみを持たれるかもしれません。私たちが学校で習うアメリカ英語との違いを比べてみるのもおもしろいでしょう。次に主なフレーズをあげて説明します。

Hiya!/Cheers!

イギリス人が「Hi!」とともによく使うのが「Hiya!」です。また「Cheers!」は「乾杯!」ではなく、軽い挨拶の意味で使います。いずれも「よっ!」「やっほー!」のような友人同士の軽い挨拶で使うので、ホテルやレストランなどでは「Good morning」や「Good afternoon」などを使いましょう。

Underground/The Tube

アメリカ英語では「underground」は「地下」意味ですが、イギリス英語では「地下鉄」という意味です。ロンドンを歩いていると、大きなサインを見かけることがよくあるでしょう。そして地下鉄は「tube」という愛称で呼ばれています。まさにチューブ(筒)の中を走る列車のように見えるからでしょうか。

Pharmacy/Chemist

アメリカ英語で薬局は「Drug store」ですが、イギリス英語では「Pharmacy」「Chemist」といいます。イギリス英語で「Drug」というと麻薬のことになってしまうので、注意しましょう。街ではよく「Pharmacy」という看板を見かけます。薬の他、化粧品や食品などいろいろ扱っています。

Ground floor

イギリス英語を使う国では、地上階のことを「Ground floor」といいます。日本でいう1階のことで、2階が「First floor」、つまり1階になるので注意してください。エレベーターでは表示があるので分かりやすいのですが、口頭で言われると何階になるのか慣れないと戸惑ってしまうことがよくあります。

Queue

「Queue」はイギリス英語では列という意味です。アメリカ英語では「Line」ですが、こちらはほとんど使われることはありません。イギリス人はきちっと決まりを守るので、列は乱さないようきちんと並びましょう。「列に並んでいますか」と聞きたいときは「Are you in the queue?」と言います。

Bill

レストランなので請求書が欲しいとき、アメリカ英語では「Check please!」と言いますが、イギリス英語では「Bill please!」となります。アメリカ英語で「Bill」というのは紙幣のことを指します。ちなみにイギリス英語では紙幣は「Note」といいます。表現が少しずつ違うので注意しましょう。

Trousers/Jumper/Trainers

イギリス英語では「Trousers」はズボン、「Jumper」はセーター、「Trainers」はスニーカーの意味です。アメリカ英語ではズボンは「Pants」、セータは「Sweater」、スニーカーは「Sneakers」です。日本語と似たような表現になので分かりやすいでしょう。イギリス英語で「Pants」と言うと、下着のことになるので注意してください。

Chips/Crisps

日本でもチップスというとポテトチップスを指しますが、イギリスでは「Chips」はフライドポテトのことを指します。イギリス名物の「フィッシュ&チップス」を思い浮かべると分かりやすいでしょう。イギリス英語でポテトチップスのことは「Crisps」といいます。アメリカ英語ではフライドポテトは「French fry」となります。

Darling/Love/Mate

「Darling」や「Love」という言葉は恋人同士に使われそうなイメージがありますが、イギリスでは親子の間など、もっと気軽に使います。男性同士では「Mate」という言葉もよく使います。いずれもカジュアルな表現なので、きちんとした場では「Madam」や「Miss」、「Sir」などが使われます。

Lovely

最後に紹介する言葉は「Lovely」です。日常会話で頻繁に登場する言葉で、「すてき」「かわいい」をはじめ、「嬉しい」「楽しい」など全てこの言葉で済んでしまうほどです。例えば、レストランで「味はどうですか?」と聞かれたら「Lovely!」と答えましょう。

「ありがとう」の代わりや人との別れ際など、いろいろな場面で使われるので、イギリスを訪れたらぜひ使ってみてください。

丁寧で礼儀正しいイギリス英語をマスターしよう!

イギリス英語の特徴や、イギリス英語とアメリカ英語の違いなどについてみてみました。イギリス英語とアメリカ英語は同じ英語でも表現や発音、単語などいろいろな面で違いが見られます。一般的にイギリス英語は正しい文法を使い礼儀正しいと言われています。機会があったらイギリス英語にも触れ、マスターしてください。

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Momoko

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