ドイツワインの特徴や品種をチェック!贅沢な高級品やお土産におすすめのものも!

2019年5月6日 (2019年5月7日最終更新)

ドイツと言えばビールが有名ですが、実はワインの生産地としても有名です。ワインの生産が盛んなヨーロッパの中でも北限の地であるドイツでは、魅力あふれるワインが数多く作られています。この記事ではドイツワインの魅力をたっぷりとご紹介します。

目次

  1. ドイツで生産されるワインの特徴や品種を知ろう
  2. ドイツワインの魅力
  3. ドイツワインを理解する必須用語
  4. ドイツワインのおすすめ
  5. ドイツワインの甘さの分類
  6. ドイツワインの生産地による特徴
  7. お土産を購入する場合ドイツワインで知っておきたい基礎知識をまとめました!

ドイツで生産されるワインの特徴や品種を知ろう

ドイツワインの生産地は、主に中心部から南部にかけて広がっています。10を超える生産エリアがあり、それぞれの地域でワインの特徴も異なります。

今回は、ドイツワインについてもっと深く知れるよう、ドイツワインの品種・産地からおすすめの高級品・お土産にいたるまで、お役立ち情報を余すことなくお伝えします。

ドイツワインの魅力

まずはドイツワインの魅力について見ていきましょう。ヨーロッパにはフランスやイタリアといった有名なワインの産地が集まっており、品種や味わいも様々です。

ワイン造りに適した気候や環境条件は国・地域によって違うため、ドイツではドイツならではの美味しいワインを飲むことができます。また、ドイツ旅行のお土産にワインを買って帰るのも良いでしょう。

世界一美しいとも評される酸味と口当たりの良さ

北緯50度あたりに位置するドイツは、その冷涼な気候と豊かな自然環境によってブドウの果実がゆっくりと時間かけて熟します。

それにより世界一とも称されるほど美味しい酸味になります。ほどよいスッキリとした酸味とブドウの果実の甘さが抜群のバランスになり、ワインを飲んだ時の口当たりが驚くほど良いのが魅力です。

特に白ワインが有名なドイツ。辛口から甘口まで様々な種類がありますが、近年は品質を重視する生産者や新進気鋭の若手生産者などにより、辛口のワインの生産が盛んになっています。

日照量を最大限に確保する工夫

ブドウ品種の栽培にあたって大切になるのは、気候など以外に日照時間も含まれます。ドイツは北緯50度付近にあり、南ヨーロッパに比べると日照時間が短いことでも知られます。

そこで、ブドウの栽培に必要な日照量を十分に確保するため、生産者たちは地形や場所を厳選してブドウ畑を作っていきました。

ライン川やモーゼル川といった川沿いの南向き斜面にブドウ畑の多くが作られ、昼間は川からの照り返しにより太陽の光を取り込み、夜間は日中に暖められた川の熱を利用することによって適した温度を保っています。

Original高級ワイン有名ランキング!世界中で人気の高い銘柄を厳選して紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
高級ワインの有名銘柄をランキング形式でご紹介します。世界中には高級銘柄といわれるワインがいく...

ドイツワインを理解する必須用語

続いて、ドイツワインよく知るために理解しておくべき用語をご紹介します。これらの用語を知らずして、ワインの良さを理解することはできません。

これらを理解しておけば、ワインを選ぶ時やお土産として選ぶ際に品種やワインの種類などの情報を参考にして、自分の求めるワインを探すことができます。

1:品種

1つ目の用語は「品種」です。品種とはブドウの種類のこと指し、高緯度に位置するドイツでは白ブドウが主に生産されています。赤ワイン用のブドウ品種も生産はされていますが、白ブドウの品種が圧倒的に多いのが現状です。

栽培が難しいとされるドイツの最高高級品種「リースリング」、最も多く栽培されている交配品種「ミュラー・トゥルガウ」など、様々な品種があります。なお、高級白ワインのほとんどはリースリングで、世界的に高い人気を得ています。

ドイツは冷涼な地域なので、寒さに強いブドウを作るため交配品種も多く作られているのも特徴です。様々な工夫によって美味しいワインが生産されているのです。

2:ワインの種類

2つ目の用語は「ワインの種類」です。ドイツワインの種類は豊富にあり、リーズナブルなものから高級品までピンからキリまで揃っています。

ドイツワインは大きく「地域指定優良ワイン」と「テーブルワイン」という2つの種類に分類されています。

「地域指定優良ワイン」は、指定地域で生産され厳しい検査基準を合格したワインです。一方「テーブルワイン」は、リーズナブルな価格帯で、食前酒としてや日常的に飲むワインのことです。

3:単位

3つ目の用語は「単位」です。ドイツワインにはエクスレというブドウの成熟度を計る単位が使われます。水と果汁の比重差を数値化し、ブドウ果汁の糖度を計算しています。

このエクスレという単位に基づいて、13の特定生産地域で生産されたワインの等級を区分しています。

4:等級

4つ目の用語は「等級」です。ドイツワインは大きく2つの種類に分類されると前述しましたが、さらに細かく最高級ワイン・上質ワイン・地酒・テーブルワインという4段階に分かれています。

これらは産地と糖度によって等級が決められています。最高級ワインは上記のエクスレを基に6つの等級に分けられ、ドイツワイン法の厳格な基準に従って選定されています。

2000年から新たに導入された、「クラシック」と「セレクション」という辛口ワインの品質等級も覚えておきましょう。QbAクラスのワインを分類する等級で、リーズナブルなものがクラシック、単一畑から造られる最上級のものがセレクションです。

5:生産者

5つ目の用語は「生産者」です。ドイツの各生産地には、有名な生産者が数多くいます。品種や等級などでワインを選ぶのはもちろん一つの方法ですが、生産者に注目してワイン選びをしてみるのもまた違ったおすすめの方法です。

ザール地方のエゴン・ミュラー、ラインガウ地区のゲオルグ・ブロイヤー、ラインヘッセン地方のケラーなど、ドイツワインの名生産者が揃います。

6:料理

最後に紹介するのは、混同しやすい名前です。ドイツにはアイスバイン(Eisbein)とアイスヴァイン(Eiswein)という非常に似通った名前のものがあります。

アイスバイン(Eisbein)とは豚のすね肉を塩漬けにし、野菜やハーブなどと一緒に煮込んだドイツの伝統料理です。

一方アイスヴァイン(Eiswein)とは、マイナス8度以下に凍らせたブドウの果実から作った甘口のワインです。ワインと料理を混同しやすいですが、伝統料理のアイスバイン(Eisbein)を食べながらドイツワインを合わせて飲むのも一つの楽しみ方です。

ドイツワインのおすすめ

ドイツワインの特徴や理解すべき用語を抑えたところで、続いてはおすすめのドイツワインをご紹介します。

最高級ワインからリーズナブルなワインまで様々なワインがあり、お土産に買うにも迷ってしまうこと必至です。そこで、おすすめのワインを4つピックアップするので、ぜひお土産購入の参考にしてみてください。

シュヴァルツェ・カッツ

まず1つ目に紹介するおすすめのワインは「シュヴァルツェ・カッツ」です。日本でも美味しいと知られるモーゼル産のドイツワインで、黒猫が描かれたエチケットが特徴です。この黒猫は、モーゼルのツェル村に伝わる黒猫にまつわる伝説に由来しています。

気になるワインの味は、白ブドウの果実本来の自然な甘さとしっかりした酸味が感じられ、フルーティーな味わいです。ドイツワインを初めて飲む人へのお土産にもおすすめです。

リープフラウミルヒ

2つ目に紹介するおすすめのワインは「リープフラウミルヒ」です。ドイツ語で「聖母の乳」という意味を持ち、飲みやすい甘口の白ワインです。

ラインラントが主な産地で大量に生産されており、ドイツで定番人気のワインのひとつです。甘口ワインなので、ドイツワイン初心者にもおすすめ。

カルタワイン

3つ目に紹介するおすすめのワインは「カルタワイン」です。ドイツ屈指の名産地であるラインガウで生産される、リースリング100%の辛口ワインです。

独自で厳しい基準を設けており、品質の良さと美味しさはワイン愛好家のお墨付きです。上質なワインは、お土産としても喜ばれること間違いなしです。

アスマンホイザー

4つ目に紹介するおすすめのワインは「アスマンホイザー」です。名産地であるラインガウ地域で採れたピノ・ノワールを使用した赤ワインです。

ドイツワインと言えば白ワインが定番ですが、こちらの赤ワインも芳醇な香りと果実の甘み・酸味のバランスが抜群でおすすめです。自分用のお土産にいかがでしょうか。

ドイツワインの甘さの分類

ドイツワイン選びの際は、甘さの等級が重要なポイントとなります。Q.m.P.という最高級の「生産地限定格付け上質ワイン」に分類されたワインは、さらにブドウ果実の成熟度合いによって6等級に分けられます

ここでは、6つに区分された甘さの等級を詳しく見ていきます。ワインをお土産として購入する時には、この区分を目安にお気に入りを見つけると良いでしょう。

トロッケンベーレンアウスレーゼ(最高級)

「トロッケンベーレンアウスレーゼ」は最高級ワインの中で最も糖度が高く、過熟ブドウまたは貴腐ブドウを使った極上の甘さが特徴です。

貴腐ワインとも呼ばれ、ボトリティス・シネレアという貴腐菌が付着した果実を、水分が蒸発した干しブドウ状態にして作るワインです。

アイスヴァイン

「アイスヴァイン」は凍ったブドウ果実で作られる2番目に糖度の高い甘口ワインです。通常の収穫時期を超えて翌年まで木に実をつけたまま放置し、冬の間に凍ったブドウを収穫して作られます。

なお、理解すべき用語として記述した通り、アイスバイン(Eisbein)とアイスヴァイン(Eiswein)はよく似た名前ですが全くの別物なので注意しましょう。

ベーレンアウスレーゼ

「ベーレンアウスレーゼ」は、完熟した実のみを一粒一粒丁寧に摘み、選りすぐりのブドウで作られた3番目に糖度が高いワインです。芳醇な香りとコクのある甘さが特徴です。

同じブドウでもこうして摘み取りの時期を遅らせてより熟成させることで、糖度の違うワインを作ることができるのです。

アウスレーゼ

「アウスレーゼ」は、「ベーレンアウスレーゼ」よりも若干糖度は低いものの、よく熟した果実を選りすぐって作られています。

やや甘口や甘口といったちょうど良い甘さが楽しめるワインです。甘すぎず辛口すぎない丁度良いバランスのワインと言えます。

シュペトレーゼ

「シュペトレーゼ」は、通常の収穫時期よりも1週間以上の遅摘みのブドウを使用した、甘口と辛口がマイルドに感じるワインです。

各生産地の基準糖度をクリアしたブドウの果実のみを使って作られます。濃度は高いですが、すべてのワインが甘口というわけではありません。

カビネット

6段階の等級の中では最も糖度が低いワインです。糖度が低いと言っても、甘さと酸味のバランスが抜群で、食事との相性も良い飲みやすいワインが多いです。

生産者ごとに違う味わいが楽しめ、値段もリーズナブルなことからドイツ土産としても気軽に買って帰ることができます。

ドイツワインの生産地による特徴

ドイツはワインの生産地が各地に広がっています。特にドイツ中部や南部はワイン作りが盛んで、最高級のワインを含め、数多くのワインが生産されています。こ

ここではドイツワインの主な生産地を8箇所ご紹介します。生産地の特徴を知ることは、ドイツワインを知る上でも外せないポイントです。

フランケン

フランケンは辛口ワインにこだわってブドウを収穫・生産してきた地域です。ドイツは1980年代に甘口ワインが大量に生産されるようになりましたが、フランケンそれ以前から一貫して良質な辛口ワインを作っています。

山や渓谷に囲まれた豊かな自然環境に恵まれ、マイン川やその支流流域、ドイツの代表品種の一つである「シルヴァーナー」や「ミュラー・トゥルガウ」といった白ブドウを栽培しています。

ラインガウ

ラインガウは、ライン川とマイン川の分岐点エリアの北側に位置する生産地です。小さな地域でありながら、ドイツワイン屈指の名産地として知られます。

ブドウ栽培に適した環境が揃い、ドイツにおいて最高品質の「リースリング」が生産されています。

モーゼル

モーゼルはドイツで最も古くからある生産地です。モーゼル川とその支流にあたるザール川・ルーヴァー川の流域に広がる地域です。

スレート土壌の急斜面から、高品質の「リースリング」が生産されます。辛口ながらフルーティーな果実の香りと味が特徴です。

バーデン

バーデンはワイン生産地の中で最南端のエリアにある生産地です。ライン川沿いに南北約400kmに長く連なり、異なる気候や土壌によって様々なワインが作られています。

ピノ・ノワールといったフランスのブドウ品種も栽培されており、特に「シュペートブルグンダー」は世界的に高評価を得ている赤ワインです。

ファルツ

ファルツは、フランス・アルザス地方の北に広がる生産地です。ドイツで2番目に大きな生産地であり、最も温暖なエリアです。

リースリングの栽培が盛んですが、赤ワインの生産も盛り上がってきており、多様なワインが楽しめる地域です。

ラインヘッセ

ラインヘッセンはドイツ最大のワイン生産地です。なだらかな丘陵地帯が広がり、甘口ワインの「リープフラウミルヒ」を大量に生産しています。

また「リースリング」、「シルヴァーナー」、「シュペートブルグンダー」といった、辛口ワインや赤ワインなど様々なワインを生産している注目のエリアです。

ナーエ

ナーエは、ナーエ川流域にある生産地です。ラインヘッセンとモーゼルに挟まれた比較的小さな地域にブドウ畑が広がっています。

「リースリング」を中心に、黒ブドウの「シュペートブルグンダー」や交配品種の「ミュラー・トゥルガウ」などの生産でも知られます。

ミッテルライン

ミッテルラインは、ライン川の中流域に広がる生産地です。ライン川の豊富な水量により、ワイン造りに適した気温・湿度が確保されています。

スレート土壌で「リースリング」など白ワインの品種を主に栽培していますが、赤ワインの「シュペートブルグンダー」も有名です。

お土産を購入する場合ドイツワインで知っておきたい基礎知識をまとめました!

いかがでしょうか。ドイツワインは種類も豊富で高級ワインからリーズナブルなワインまでバラエティ豊かです。ドイツ旅行から帰る時の土産としてもピッタリです。

ドイツワインは白ワインが有名なので、今回の記事でご紹介した品種・生産地などの情報を基にお土産選びをしてみてはいかがでしょう。

関連記事

関連するキーワード

Original
この記事のライター
Suzy

TravelNoteの公式SNSをフォロー

公式SNSではおすすめの特集記事やトレンドを発信中!こちらもチェックしよう!

Instagram logoInstagramをフォローLine友達登録する