ポルトガル旅行の際には時差やサマータイムに注意しましょう
ヨーロッパの最西端にあるポルトガルは「7つの丘の街」とも呼ばれているほど、丘に囲まれた地形で美しい町並みが広がります。
カラフルな建物や異国情緒あふれる雰囲気がとても素敵なスポットとなります。ポルトガルの首都はリスボンです。
リスボンの他にも第二の都市でもあるポルトや、リゾートスポットも充実しているのでシーズンに合わせて観光スポットを楽しみましょう。
またポルトガルでは15の世界遺産があり、素晴らしい修道院のバターリャ、トーマル、アルコバサ等が有名となっています。
魅力的な観光スポットが充実しているポルトガルへ観光をする際の、チェックしておきたい時差やサマータイムやフライト時間についてまとめてご紹介させていただきます。
ポルトガルの基本情報
ポルトガル観光をする前に知っておきたいポルトガルの基本情報を事前にチェックしておくのがおすすめです。
ヨーロッパの最西端にあるポルトガルの地理や歴史やポルトガルの公用語や通貨等、観光をする際に必要な情報を把握しておきましょう。
ポルトガルの正式名称はポルトガル共和国です。人口は約1037万人で、日本の人口の10分の1の人々が暮らしています。
ポルトガルの人々はとても交友的な性格の方がとても多いです。ポルトガルの基本情報を参考に観光の前に把握しておきましょう。
ポルトガルの地理
まず初めにポルトガルの国の面積は約9万198平方キロメートルを保有していて日本の国の面積と比較をしてもポルトガルの面積は4分の1の広さとなります。
ポルトガルの国はヨーロッパの最西端にあります。南北に長い国土の地形となっていて、大西洋の海に面した場所です。
スペインとの国境に丘陵性山地があり、山と海に囲まれています。また内陸部は夏と冬の気温差がとても激しいです。海岸部の北西は雨が多く、南部の内陸部は乾燥しています。
北部の川はドウロ川、南部はグアディアナ川が太平洋へと流れます。ポルトガルは自然に囲まれたスポットとなりますので観光にもおすすめです。
ポルトガルの歴史
続いてポルトガルは大航海時代が盛んだった海洋国の歴史があります。大航海時代にはたくさんの宣教師が海を越え、たくさんの国へと布教活動へと訪れていました。
そこから1549年にはカトリック布教の為にイエズス海の修道士ザビエルがポルトガルが日本に来航したのは日本の歴史でも有名な話です。ポルトガルの歴史上の古代公海上時代には7つの海を制覇したと言われています。
日本の歴史にも大きく影響したポルトガルは昔から馴染みの深い関係です。また日本で日常で使われているパンやコップやボタン等も実はポルトガル語となっています。
またポルトガルの多くの人はカトリック教徒が圧倒的に多いのも特徴的です。ポルトガルの歴史には日本人としてもとても興味深いです。
ポルトガルの言語
続いてポルトガルの言語は基本のポルトガル語が公用語となっています。またヨーロッパ圏の国なのでポルトガルでも英語が通じます。
またポルトガルの観光の際には都市部にアクセスする事も多いです。その際には都市部や観光スポットにいるポルトガル人のほとんどが英語が通じます。
またポルトガルでは英語は外国語となっていますので、流暢に会話ができる人はごくわずかとなります。少しの会話や単語で伝わる程度と覚えておきましょう。
また日本語はほぼポルトガル人には理解ができません。ポルトガル観光の際には「ありがとう」や「こんにちは」程度のあいさつのポルトガル語は覚えておくようにしましょう。
ポルトガルの通貨
続いてポルトガルの通貨はヨーロッパの国の多くで使用されているユーロとなります。現代のレートで約1ユーロ日本円で約123円となります。
ポルトガルで取扱してい紙幣は5ユーロから500ユーロの6種類と、硬貨は1セントから2ユーロまでの8種類の通貨が使用されています。
またポルトガルではほとんどの商品に23%の税金(IVA)が付いています。旅行中にきちんと手続きをすれば最大16%の税金が戻ってくるのでチェックしておきましょう。
その中でもホテル代や飲食代の税金は還付されないので注意しておきましょう。ショッピングをする際には税金が戻ってくるのかを確認するのがおすすめです。
ポルトガルの治安
続いてポルトガル観光の際にはポルトガルの治安についても把握しておく必要があります。ポルトガル人の特徴でもある優しくて陽気な性格の方が多い反面、スリや置き引き等の軽犯罪に注意しなければいけない場合があります。
ポルトガル人でもごくわずかではありますが、一部の軽犯罪が観光の際には気を付けないといけません。
都市エリアや観光スポットでの被害も年々多くなっている様で、特に両替後を狙った犯罪も多いので注意が必要となります。
またポルトガル内での多い犯罪では車上狙いが多発しています。ポルトガルでレンタカーを利用する際には充分に注意しておきましょう。
ポルトガルの時差の計算方法
続いてポルトガルの時差について分かりやすい日本との時差計算を紹介します。日本とポルトガルの気になる時差やタイムゾーンについて解説させていただきます。
また注意しておきたいのはポルトガル国内でも多少の時差が生じてしまいます。日本全国では時差がありませんが、ポルトガルでは場所によっては時差をチェックしなければいけません。
日本とポルトガルの各スポットを比較をした時差をピックアップしてみますのでチェックしておきましょう。
ポルトガルのタイムゾーン
まず初めにポルトガルのタイムゾーンについてチェックしておきましょう。ポルトガルの時間帯の標準時、協定世界時(UTC)が基本となります。
また海外旅行の際に時差を調べると英語で「WET」と表記されているのが、協定世界時(UTC)となります。
日本ではこの協定世界時(WET)は西ヨーロッパ時間と呼ばれる事もありますので把握しておきましょう。
日本とポルトガルの時差
続いて日本とポルトガルの時差はサマータイム時であれば8時間の時差となりますので覚えておきましょう。
日本の方が時間が早く進んでいるので、日本が朝9時の場合はポルトガルの時間は深夜1時の計算となります。
またサマータイムではない冬時間になれば日本とポルトガルの時差は9時間となります。日本が朝9時の場合はポルトガルの時間は深夜12時の計算です。
サマータイム時期については後々ご紹介しますので、旅行前には必ず確認をしてサマータイムか冬時間なのかを確認しておきましょう。
日本とアゾーレス諸島の時差
続いてポルトガルのアゾーレス諸島はポルトガル本土と1時間の時差があります。ポルトガルの国内だからと言って時差が一緒と言う訳ではありません。
アゾーレス諸島はポルトガルの首都リスボンから西岸から更に西方向へ1400キロ~1800キロにある9つの島の火山群島となります。
ポルトガルのアゾーレス諸島はポルトガル本土よりも1時間遅い時差となりますので、日本とアゾーレス諸島の時差はサマータイムだと9時間で冬時間だと10時間になります。
もし日本からポルトガルの本土、更にアゾーレス諸島に向かうのであれ1時間の時差がある事を把握してアクセスの際には時間に注意する必要があります。
日本とマデイラ諸島の時差
続いてポルトガルの北大西洋上に位置するポルトガル領土の諸島のマディラ諸島の時差についてご紹介します。
ポルトガルの首都リスボンからは南西に約1000キロに位置するマディラ諸島は日本の奄美大島と同じ大きさの島となります。
ヨーロッパの中でもリゾートアイランドとして人気も高く、観光客が集まるスポットとなります。ポルトガル本土からの観光客よりもイギリスやドイツなどの海外観光客が多く飛行機の直通便も出ています。
日本とマディラ諸島の時差はサマータイムだと8時間の時差となります。冬時間だと9時間の時差となりますのでポルトガル本土と同じ時差として計算しましょう。
ポルトガルにサマータイムはある?
続いてポルトガルのサマータイムについてチェックしておきましょう。上記でもご紹介しましたがポルトガルにはサマータイムが設けられています。
ポルトガルのサマータイムが始まるのは毎年3月の最後の日曜日から10月の最後の日曜日の深夜1時までとなります。
サマータイムの期間は約7カ月になります。サマータイムが終われば冬時間に切り替わりますので覚えておきましょう。
サマータイムの時差の計算方法
続いてポルトガルのサマータイムの時差の計算方法をチェックしてみましょう。ポルトガルのサマータイム期間は日本との時差は8時間となります。
ポルトガルの時差計算の際に覚えておくポイント1つ目はサマータイムの時差は8時間、冬時間は9時間の時差である事を把握しておきましょう。
次に覚えておくポイント2つ目はポルトガルの時間よりも日本の方が時間が進んでいる事です。日本時間で朝10時の場合は、ポルトガルのサマータイムシーズンは午前2時で冬時間であれば午前1時の計算となります。
サマータイムのおすすめのイベント
続いてポルトガルのサマータイムには色んなイベントが開催されています。3月末から10月末までの7カ月の期間は旅行に訪れるのはおすすめです。
サマータイムが本格的に始まる4月には3日の祝祭日があります。その年によっては4連休になる事もあります。
また6月も同様で祝日が多くなります。サマータイム中だけでも祝祭日が10日間もあり、街は賑やかなイベントが開催される事もあります。
また注意点として美術館や博物館が祝祭日には休館日となる場合がありますので、旅行の際には祝日に定休日を設けている施設等は下調べしておきましょう。
日本からポルトガルへのフライト
続いて日本からポルトガルへ旅行をする際に飛行機でのアクセスについてご紹介させていただきます。
ポルトガルへの旅行の際に旅行会社を通して計画するのであれば、航空券やホテルの手配を任せておけば不安な方はとても安心です。
海外旅行に何度か訪れている方は自分で航空券やホテルの手配をするのは費用も安く済みますのでおすすめです。
日本からのポルトガルのフライト時間や気になるフライト料金等合わせてチェックしてみましょう。
直行便はある?
まず初めに日本からポルトガルまでの飛行機の直行便は残念ながらありません。日本からポルトガルの玄関口でもある首都の「リスボン国際空港」までは経由便を利用してアクセスする方法となります。
経由便を利用してポルトガルのにアクセスする際にはヨーロッパ圏の他の国の都市から経由をしてポルトガルにアクセスが一般的となります。
直行便のフライトがないのでポルトガルのお隣の国のスペインから経由便を利用して訪れるのがおすすめです。
その他にもヨーロッパの中でもドイツのフランクフルトやフランスのパリも乗り継ぎの便が充実していますので、利用がしやすくなっています。
日本からのフライト時間
続いて日本からポルトガルに訪れる際の経由便を利用したフライト時間についてチェックしておきましょう。
ロシアのモスクワ経由してポルトガルにアクセスする場合は乗り継ぎ3時間を含めて約19時間15分のフライト時間となります。
その他にはドバイ経由であれば乗り継ぎ便2時間25分を含みフライト時間は23時間や、トルコのイスタンブール経由であれば乗り継ぎ5時間を含め22時間程のフライト時間となります。
日本からのフライト料金
続いて日本からポルトガルに訪れる際の気になるフライト料金はロシアのモスクワ経由であれば料金片道で約60308円からとなります。
その他にはドバイ経由であれば片道約99140円から、トルコのイスタンブール経由であれば約110000円程のフライト料金が必要となります。
フライト料金はシーズンにもよって大きく料金の変動があります。長期休暇が取れる場合は経由する国も含め観光するのがおすすめです。
日本からポルトガルへ行くのおすすめ航空会社
続いてポルトガルまで訪れる際には日本からヨーロッパ各国の航空会社を経由してアクセスをする方法となります。
おすすめの各国の航空会社を利用してポルトガルに訪れる際の経由地とポルトガルの時差もまとめてチェックしてみましょう。
今回KLMオランダ航空とドバイのエミレーツ航空とモスクワのアエロフロートロシア航空の3社を参考にご紹介させていただきます。
KLMオランダ航空
まず初めにオランダ経由のKLMオランダ航空は日本からフライトでアムステルダムまでは12時間5分でアクセスができます。
そこからはオランダの格安航空の「トランサヴィア航空」でポルトガルのリスボンまで乗り継ぎができます。
乗り継ぎが1時間30分程となります、アムステルダムからリスボンまでのフライト時間は約3時間となります。
経由地のアムステルダムとポルトガルの時差
経由地のアムステルダムとポルトガルの時差は1時間の時差があります。1時間アムステルダムが進んでいる計算となります。
アムステルダムが朝の10時の場合はポルトガルは朝の9時となりますので、乗り継ぎをする場合には1時間の時差に注意しておきましょう。
エミレーツ航空
続いてアラブ首長国連邦のドバイを経由してポルトガルにアクセスする場合にはエミレーツ航空がおすすめです。
ドバイのエミレーツ航空を経由する場合は乗り継ぎ便2時間25分を含めた23時間のフライト時間となります。
ポルトガルに旅行をする際には主な経由地のドバイを利用する方もとても多いので参考にしておきましょう。
経由地のドバイとポルトガルの時差
続いて経由地でもあるドバイとポルトガルの時差についてチェックしておきましょう。まず日本とドバイの時差は5時間となります。
ドバイにはサマータイムが設けられていないので、日本と同様に年間通して同じ時間での計算となります。
日本が朝の10時の場合はドバイが朝5時となり、ポルトガルは午前2時で冬時間だと午前1時になります。
ドバイとポルトガルの時差はサマータイムシーズンの場合は3時間、冬時間の場合は4時間の時差となります。
アエロフロートロシア航空
最後にロシアのモスクワ経由でアクセスが出来るアエロフロートロシア航空の利用がおすすめです。
日本からモスクワにアクセスをしてから、ポルトガルのリスボンまでのフライト時間は乗り継ぎ便2時間を含めて19時間15分となります。
オランダ経由やドバイ経由よりも1番リーズナブルな価格で利用が出来ます。ポルトガル旅行の際には参考にしてみましょう。
経由地のモスクワとポルトガルの時差
経由地のモスクワは日本との時差は6時間となります。モスクワも同様にサマータイムがない国となります。
ポルトガルがサマータイムの期間の場合はモスクワとの時差は2時間で、冬時間の場合は3時間の時差となります。
モスクワが朝10時の場合ポルトガルの時間はサマータイム中は朝8時となり、冬時間の場合は7時となります。
時差ボケ防止のおすすめ対策
最後に日本からポルトガル旅行の際には時差ボケに注意をして訪れるようにしましょう。フライト時間や時差が重なって時差ボケになる事があります。
ポルトガルにアクセスする場合には直通便がないので、経由時間もあり就寝時間も少なくなる場合があります。
ポルトガルの観光を快適に楽しむためにはフライト時間を大切に有効活用する事がポイントとなります。
ポルトガルの旅行前には時差ボケを起こさない様に対象方法も含めてチェックしておきましょう。
夜間のフライトで映画を観て徹夜をしない
まず初めに日本から経由先の空港までは夜間のフライト中は映画や楽しい会話で盛り上がって徹夜をしない様にしましょう。
日本から出発をして直行便を含めたフライト時間が20時間かかる場合があります。例えば夜22時に日本から出発した場合は、ポルトガルに到着するのが時差8時間の計算で朝10時到着となります。
フライト時間中は少しテンションが上がってしまう場合もありますが、しっかり就寝をしなければポルトガル観光ができなくなってしまいます。
経由便を利用するので、更に睡眠時間は日本から出発するフライト時間で休息しなければ休む間がないので注意しておきましょう。
食事のコントロールで体内時計を調整する
続いて時差ボケにならないための対策方法として食事でのコントロールが大切となります。フライト中の就寝も大切ですが、体内時計を合わせる為には食事でのコントロールもおすすめです。
人間の体は食事で体内時計の調整をする事が出来ます。フライト時間とポルトガルの時差を含め、体内時計は大幅に調整しにくい場合があります。
1番のおすすめは旅行前から現地時間に合わせた食事時間に合わすのがおすすめとなります。旅行前日まで仕事の方もいますので、その場合は無理のない程度で食事コントロールを行ういましょう。
また食事コントロールをする際には1番おすすめなのが朝食となります。フライト中の機内食を食べる際には時間を見ながら食べる様にしましょう。
スマホの時計を現地時間と合わせる
最後に時差ボケ対策としてお手持ちのスマートフォンや腕時計の時間を現地時間に合わせるのがおすすめです。
経由便を利用する場合は経由地の時差も含めて把握しておく必要があります。例えばスマートフォンはポルトガル時間に合わせて、腕時計は経由地の時間に合わせて使い分けしてみるのが便利です。
日本から経由地までに時間を調整してポルトガル時間を把握してけば、時差ボケ対策に役立ちます。
ポルトガル時間に合わせてから、睡眠や食事を取るようにすれば体内時計もポルトガルの時間に合わせやすくなります。長時間のフライトとなりますので、体調管理をしっかりとしておきましょう。
時差に対処してポルトガル観光を楽しもう!
日本からポルトガルに観光で訪れる際には時差が通常でも9時間でサマータイムだと8時間の時差がありますので時差ボケには注意しておきましょう。
観光する時期がサマータイムに当たるのか、冬時間なのかを事前に確認しておきましょう。時差が大きい分対策をして楽しい観光を楽しみましょう。
また日本からポルトガルまでは残念ながら直行便がないので、経由便を利用しましょう。ヨーロッパ圏での経由便を利用するのであれば、他のヨーロッパ旅行と合わせてポルトガルに訪れてみるのもおすすめです。
長期休暇で旅行を楽しむなら、ゴールデンウイークやサマーシーズンはとても航空料金も割高になってしまいますが素敵な観光の思い出を作りましょう。
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