岡山の方言は語尾に特徴があってかわいい！すごいや好きはどのような言い回しに？

日本全国様々な地域で方言はしゃべられています。その方言もテレビなどで紹介され出すと、その地域では普通に使っている言葉が、他の地域では全く分からない言葉として使わていると知ります。

今回の岡山の方言は、語尾に特徴があり、かわいいと言われたり、怖い方言だといわれたりもします。では実際にどのようなものがあるのでしょうか？特徴的な語尾や「すごい」、「好き」などの比較しやすい言葉も方言でご紹介致しましょう。

では初めて岡山の方言を聞いた方は、どのような印象を持たれるのでしょうか？一般的には女の子がしゃべる岡山の方言は「かわいい」と言われます。方言で話す女の子はかなりかわいいと男性受けがいいのも特徴です。その中でも岡山の方言は断トツでかわいいと言われます。

また岡山の方言が怖いと言う方もいるようです。お隣の広島の方言も怖いが、それ以上に岡山の方言は怖いとも言われます。地元岡山から離れて帰省した方も、岡山の方言はきついと感じるようです。

とっても興味が湧いてくる岡山の方言。では実際にかわいいと怖いに焦点を当てて、いくつか方言を紹介してみましょう。

またお笑いコンビの千鳥が使っている「クセがすごいんじゃ」の言葉が岡山の方言です。そしてお子さんが見ている人気アニメ妖怪ウォッチに出てくる、こまさんが使っているのも岡山の方言です。

岡山の方言の特徴の一つとして、連母音が出てきた場合はその2つをつなげて発音すると言うものがあります。例えば、甘い「amai」は、あめーとなり、長い「nagai」は、なげぇーとなります。語尾の2つの母音がつながってのばされて発音されます。

その為女の子が、「早く」を「はよぉー」と言ったりするとき、キュンと来る男性陣も多いのではないでしょうか。

また「～している」と現在進行形の言葉が「～ょーる」と使われます。これは「読んでいる」が「よみょーる」、「遊んでいる」が「あそびょーる」などになります。とってもかわいく聞こえる岡山の方言です。

しかし岡山の方言が怖いと感じる方は、岡山の方言で発せられた言葉が、標準語で聞こえた場合にとっても怖い表現として聞こえるものがあるためです。

例えば、言葉を伸ばす特徴のある岡山の方言では、「早くしなさい」と言う言葉が「はよしね～や」（早よ死ね～や）に聞こえる場合があったり、また語尾やイントネーションの違いからきつく聞こえる場合があるようです。

しかしどれも少し岡山の方言を知っておけば、しっかりとした意味を理解できるのでそれほど怖いと感じることも少ないでしょう。

では岡山の方言を詳しく解説いたします。語尾に特徴のある岡山の方言で、途中の言葉ものばして発音されることが多い方言。

先ず語尾に付く言葉をいくつか紹介し、岡山の方言ののばして発音する言葉もいくつか知っておきましょう。

岡山の方言の最大の特徴は語尾に「じゃ」をつけるところです。「そうだよ」は「そうじゃ」になり、「嫌だ」は「嫌じゃ」、「欲しい」は「いるんじゃ」と変わります。

かわいいと言われる一方で、昔話で出てくるおじいさんおばあさんが話している言葉の様だとも言われます。

この「嫌じゃ」はお笑いコンビの千鳥が言っている言葉で、全国的に有名になっている岡山の方言のひとつです。このコンビはよく「～じゃー」と言っているのを耳にします。

またもう一つ語尾につく言葉として、「が」や「がん」があります。とっても変わったものが語尾につきますが、こちらは「～じゃないか」「～だよ」として使われます。まだピンときません。

「手洗いは？）と言う答えに「いましょぉーるがん」や、「もういいじゃないか！』は「もうええがん」、や「起きるがー」などと言う風にも使われます。

そして岡山の方言のもう一つの特徴の音を伸ばすのは、連母音の場合音が伸びるだけのものもあれば、言葉が変わってのばして発音する場合もあります。

「あなた」は「おめー」となり、「早く」は「はよー」となります。おんなのこからおめーと言われると少しぎょっとしますが、これが岡山の方言の「あなた」のことと覚えておきましょう。また優しく言われるとかわいい表現やおっとりした表現にも聞こえます。

では岡山の方言の特徴的な「すごい」の言い方を見てみましょう。「すごい」は日本全国で色んな方言があるほど、方言の代表的な言葉になります。

北海道や東北地方では「なまら・わや」になり、山形では「すこだま」、関東では「べらぼう・まっさか」ではないでしょうか。大阪では「めっちゃ」、九州では「ばり・でぇじ」などと言われる方言に変わります。

すごいは岡山の方言で「もんげぇ」となります。これはアニメのキャラクターがいつも言っている可愛いイメージが付いています。実は妖怪ウォッチのキャラクターは岡山の方言を話していたようです。

この妖怪ウォッチのキャラクターコマさんがアニメ内で連呼する「もんげー」は岡山県内でもさほど使われる割合が少なかった「もんげー」です。しかしアニメ効果で有名になり、岡山の公式のキャッチコピーに「もんげー」が加わっています。

このすごいを意味する、もんげーはアニメのキャラクターと一緒に知れ渡っていますので、とってもかわいい岡山の方言として日本全国に知られています。

岡山の方言で「すごい」を意味する言葉にぼっけぇがあります。他府県の人は全く聞いたことない方もいるのではないでしょうか。実は「もんげー」よりも岡山では使われている「すごい」の方言で、ぼけぇの方が岡山県民が普通に使っている言葉になります。

またこのぼっけぇは、ボケと悪口にも聞こえてしまいがちなので、怖い表現ともとられることがあります。本当は強調するための言葉で「すごい」や「ものすごい」などの意味になります。

でえれぇもまた、もんげぇよりも岡山ではよく使われる「すごい」の方言です。でえれぇは主に男性が小さい時に使っていたという方もいます。岡山のその地域によってもこの「すごい」の使用頻度は少し変わって来るようです。また年齢や性別によっても使用頻度は違ってきます。

岡山の方言のこの「ぶち」という言葉はこれだけでは意味の無い言葉です。これは強調する言葉で、例えば、「ぶち」と「しばく」とつなげて、「ぶっしゃく」（ぶんなぐる）ということになります。

他には「おめぇ、ぶちえらそうじゃね」と言われると少しぎょっとしますが、これは心配をしている言葉で「大丈夫？体しんどいの？」と聞いている意味になります。

方言のきつい岡山では、その人のイントネーションや表情をしっかり見極めて会話を進めた方がいいようです。

では女子が言うととてもかわいい言葉に聞こえる、岡山の方言をいくつかご紹介いたします。全く意味の分からない単語や何となくわかるのかなという物もあります。

しかしかわいいお子さんや女の子から言われたらどんな言葉も方言が可愛く聞こえるもの、そんな時はその意味もしっかりと理解していればなおさらいいでしょう。

まったく意味の分からない言葉ではないでしょうか。「ふうがわりい」は岡山の方言で「恥ずかしい」の意味になります。

例えば、「あなたといると恥ずかしい」となると「「あんたといるとふうがわるいんじゃ」になります。とってもかわいい表現です。

「あんご」は「あんごう」などと発音しますが、これは岡山の方言で「バカ」と言う意味になります。バカと言われると少しきつい印象を行けますが、「このあんごーが！」と言われるとなんだかほっこりとしてきます。

しかし岡山県民にとっては喧嘩の上等文句ですので注意も必要です。言い方が優しければ可愛げのある方言になります。

この「あんご」は本当に怒っている方は「おおあんごう」という使われ方をします。千鳥も「おお～じゃな」と「おお」を付けて強調して話をしてる時があります。

またよく分からない表現になりますが「にがる」です。こちらはお腹が苦しく痛むと言う意味になります。

使い方は、「はらーにがるー」や「はらーにがって」などと使われます。腹痛を訴えていますので注意してみてあげましょう。

「きょーる」は岡山の代表的な伸ばす方言です。こちらは「来ている」と言う意味になります。普段の会話でも普通に使われる言葉です。

これと似た方言に「みょーる」見ているや、「たびょーる」食べている、などもかわいい方言になっています。

最後にかわいい岡山の方言は「なんしょん」です。こちらは分かりやすいですが「何をしているの」と言っています。

また年配の方になると「なにゅーしょんなら」などと語尾が変化してきます。岡山の中でも少しずつ変化のある方言になります。

では岡山の方言の中には、意味は普通なのにとっても怖い風に聞こえてしますフレーズがあります。全く悪意を持って言っていないので、その言葉の意味をしっかりと分かっていれば平気です。

少し強いイントネーションでしゃべられるので、岡山弁が怖いと感じる言葉がいくつかあります。すこしだけご紹介いたします。

「はよしね～や」は先ほども出てきましたが、「早く死ね～や」に聞こえてしまいます。これは全くの誤解で、岡山県民同士の会話の中から漏れ聞こえて来ても、ぞっとする言葉です。

これは「早くしなさい」の意味です。少し怒った口調で言いがちなフレーズですので少し恐怖を感じることもあるでしょう。

「ぶっしゃく」は先ほど「ぶち」の所で出てきましたが、岡山で有名な「ぶち」と「しばく」をつなげた言葉になります。

岡山の方言でとっても分かりにくく、しかし知っていないとちょっと危険な言葉になります。怖いことが起こらないようにこの言葉を聞いたら注意しましょう。

「あんた」は言葉の通り、相手のことをいます。他府県では少し相手もさげすむような言い方の「あんた」ですが、岡山では純粋にあなたという意味になります。

「相手の家」と言う時は「あんたかた」といい、相手の事を指す言葉になります。年長者に使っても問題ない言葉になります。

岡山の方言では「おまえ」は「おめぇ」と変化します。ちょっと乱暴な怖い表現になってしまいます。

これは岡山の連母音はつなげて伸ばして表現するに当てはまりますので、「omae」がおめーになってしまいました。

では最後は、岡山の女子に言われるとキュンと来るセリフを見てみましょう。方言で好きと告白されると、可愛さが倍増すると言われます。

岡山の特徴ある方言も、1つ好きと言うセリフの中に入れば、とってもかわいい言葉になります。相手の好きと言う気持ちをしっかりとキャッチできるようにしてみましょう。

「ぼっけぇ好きじゃけぇ」は、「ものすごく好きです」という意味になります。ぼっけぇが、ものすごくと好きを強調しています。

好きという言葉がしっかりと入っていますので、分かりやすい岡山のかわいい方言になっています。

「なーなー、ぶちかっこええな」は、「なーなー」が、呼びかけの「ねーねー」に当たります。そして「ぶち」とありますので、かっこいいを強調して、「ねぇねぇ、とってもかっこいいね」と言っています。

これもおっとりとしたイントネーションのなか言われたら、とってもかわいい表現ではないでしょうか。相手が自分に好意を持ってくれていることをしっかり理解できます。

「今日うちと一緒にいのーや」はちょっと肝心なところが分かりにくいフレーズです。「今日私と一緒に帰ろう」と言っています。

「いのーや」が帰ろうとなります。しっかり意味を知っていれば、ここから恋へ発展していくチャンスです！

高校時代に聞きたい1フレーズではないでしょうか。青春真っ只中の中高生にありそうなフレーズです。

「うちらーよーうつっとるよなー？」は何となく分かりましたか？こちらは「私たちよく似合ってるね」、「お似合いだね」という意味になります。この次の言葉を期待しているフレーズです。びしっと相手に気持ちを伝えるチャンスです！

これもしっかりと意味をキャッチして適切な言葉を返してみましょう。語尾が伸びている特徴的な岡山の方言です。好きともとれる表現です。しっかり意味を理解しておきましょう。

いかがでしたか？岡山には独特な方言がたくさんあります。しかしその方言を少し知っておくと、初めて聞いた時にもびっくりすることなく会話を進めて行くことができます。また岡山で気になる子ができたときは会話の中から相手の好きを、聞き出してしっかりと意味を理解してみましょう。