スペイサイドモルトウイスキーはどんなお酒?特徴や飲み方もご紹介!

2019年6月19日 (2019年6月19日最終更新)

スペイサイドモルトウイスキーはウイスキー好きの間では有名なウイスキー。実は初心者でも飲みやすいバランスの取れたウイスキーでもあります。気になるスペイサイドモルトウイスキーについて、その特徴や飲み方、有名な蒸留所などたっぷりとご紹介します。

目次

  1. スペイサイドモルトウイスキーを大特集!
  2. スペイサイドモルトウイスキーとは?
  3. スペイサイドモルトウイスキーの特徴
  4. スペイサイドモルトウイスキーのおすすめ代表的銘柄
  5. スペイサイドモルトウイスキーの注目の銘柄
  6. スペイサイドモルトウイスキーが作られる主な蒸留所
  7. スペイサイドモルトウイスキーの飲み方
  8. 初心者にもおすすめなスペイサイドモルトウイスキーを飲もう!

スペイサイドモルトウイスキーを大特集!

皆さんはスペイサイドモルトウイスキーをご存知でしょうか。ウイスキー好きなら誰もが知るスペイサイドモルト。ウイスキーに詳しくない方でも一度は聞いたことがある響きではないでしょうか。ウイスキーを語る上では決して避けては通れないスペイサイドモルトウイスキーについて大特集します。ウイスキーに興味のある方は必見!

スペイサイドモルトウイスキーとは?

ウイスキーは産地によって大きくその味わいが違うお酒と言われています。数年前に朝の連続テレビ小説でも日本のウイスキーの歴史を題材にしたマッサンが放送され、日本にウイスキーブームを起こしたことは記憶に新しいのではないでしょうか。日本でも蒸留所のあるウイスキーですが、スペイサイドモルトウイスキーとは一体どんなウイスキーなのでしょう。

スペイサイドとは?

そもそもスペイサイドとは何を指した言葉なのか、そこから説明を始めましょう。スペイサイドとはスコットランドの地域の名前です。スコットランドはグレートブリテン及び北アイルランド連合王国のひとつ。

スペイサイドはそんなスコットランドのハイランドというエリアの一部の地域を指しています。面積にすると東京都と同じくらいの広さしかない地域に実に多くの蒸留所が密集して存在していて、その数は54か所と言われています。

蒸留所がスペイ川流域に集中している理由

スペイサイドには全長170km以上もあるスペイ川という大きな川が流れています。スコットランドでも最も急流とされている河川で、スペイサイドの蒸留所はこのスペイ川に沿って存在しています。

この狭いエリアに蒸留所が密集して存在しているのには国の歴史的な背景が大きく関係しています。1707年、スコットランド王国とイングランド王国が連合王国になった頃、国は財源を確保するためにもともとスコットランドで盛んに作られていたウイスキーの増税を決定します。

その増税額はそれまでの約15倍という金額で、この増税を逃れるため、ウイスキーの生産者たちは国の最北に近いハイランド地方のスペイサイドに身を隠し、ウイスキーの製造を続け、結果として特定の地域に沢山の蒸留所が存在することになったのです。

密造していた場所

ハイランド地方のスペイサイドにはグランピアンという険しい山脈が連なっていて、周囲から隠れてウイスキーを作るのには最高の立地でした。

役人の目を逃れるために蒸留したウイスキーを木樽に隠し保管したことでそれまで無色透明だったウイスキーが現在の琥珀色になり、ほんのりと木の香りが漂うようになったといわれています。

環境面の良さ

ウイスキー作りに欠かせないのは良質な水と湿気のある土地。スペイサイドにはその両方の条件が見事に揃っていました。グランピアンズ山脈から湧き出る湧水はとても豊富で、しっとりと湿った土地はウイスキーを木樽で保管するには最適な環境でした。

夏でもひんやりとした空気をまとったスペイサイドはウイスキーの樽を乾燥から守り、芳醇な香りを閉じ込めてくれるのです。

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スペイサイドモルトウイスキーの特徴

そんな苦しい歴史的背景の産物ともいえるスペイサイドモルトウイスキー。自然の力との共同作業ともいえるスペイサイドモルトウイスキーとは一体どんなウイスキーなのでしょうか。ウイスキー好きの間で絶大なる人気を誇るスペイサイドモルトウイスキー。まだスペイモルトウイスキーを飲んだことがない方にその特徴をご紹介しましょう。

どんな味?

スペイサイドモルトウイスキーは口当たりがとてもマイルドです。一般的に高級なウイスキーは癖が強いものが多い中、スペイサイドの高級ウイスキーはとても飲みやすく、甘みと辛みのバランスなどもとても整っています。スペイサイドの北に行けば行くほどよりスモーキーな味わいになるのも特徴です。

どんな香り?

スペイサイドモルトウイスキーは花のような香り、若草のような青々しい香り、華やかでフルーティーといった言葉で表現されます。

一般的にエステル香といわれ、甘いウイスキーが多いのも特徴です。特にスペイサイドの東に行くほどその甘さは増す傾向にあると言われています。

スペイサイドモルトウイスキーのおすすめ代表的銘柄

スペイサイドモルトウイスキーについて大体のことが分かったところで早速おすすめの代表的な銘柄をご紹介していきましょう。54か所もの蒸留所で作られているスペイサイドモルトウイスキーの銘柄は挙げればきりがないほどの多さなのですが、その中でも世界的に有名な3つのブランドをご紹介します。

グレンフィディック

2013年までシングルモルトウイスキーで世界最大の売り上げを誇っていた銘柄です。現在でも世界第2位のシングルモルトウイスキーとして有名で伝統的な製法で作られる洋ナシのようなフルーティーな味わいが魅力的です。代表的なのはグレンフィディック12年のライム色のボトルに入ったウイスキーです。

グレンリベット

グレンリベットは警戒で飲みやすい柑橘系のスペイサイドモルトウイスキー。オレンジの皮を絞ったようなビターな味わいが甘すぎず魅力的です。静かな谷という意味のある銘柄は2014年以降、世界のシングルモルトウイスキーの売り上げで第1位の世界的にも有名な銘柄です。代表的なウイスキーはグレンリベット12年。

グレンエルギン

グレンエルギンはまるではちみつのような甘さが特徴的なスペイサイドモルトウイスキーです。甘さに加えて柑橘系のほのかな香りが広がり、絶妙なコクと心地よい味わいを堪能できます。絶妙な味のハーモニーがたまらなく癖になる銘柄で代表的なお酒はグレンエルギン12年です。

スペイサイドモルトウイスキーの注目の銘柄

世界的に有名なスペイサイドモルトウイスキー以外にも一部の地域やマニアの間で注目を浴びているスペイサイドモルトウイスキーもあります。そんなちょっとマニアックなスペイサイドモルトウイスキーもぜひおすすめです。日本でも手に入るものの中からいくつかご紹介していきます。

ベンリアック

ベンリアックは必ずしも有名な銘柄ではありませんが、とても評価が高いスペイサイドウイスキーです。創業1898年の蒸留所は2度も操業停止をやむなくされています。焼いたリンゴのような濃厚な甘みが特徴でとても飲みやすい銘柄です。

シリーズの中でも有名なのはベンリアック12年シェリーフッドで2011年の世界的な品評会、IWSCでカテゴリー最高賞を受賞しています。

カーデュ

カーデュはシングルモルトとして出回る量が少ないので有名銘柄と比べると見かけることはとても少ないのですが、有名なジョニーウォーカーの原酒としてスペインでは絶大な人気を誇るウイスキーです。黒い岩という意味を持つ蒸留所でカーデュ18年は6000円ほどで、アマゾンなどでも販売されています。

カーデュ12年はラムレーズンのような香りが特徴で後から青リンゴやナシのようなフルーティーな香りも追いかけてきます。酸味を感じつつしっかりビターが主体となった味わいは特徴的です。

ストラスアイラ

ストラスアイラは1786年創業というハイランド地方で最古の蒸留所で作られているウイスキーです。スペイサイドモルトウイスキーの特徴でもある特有のフルーティーでフローラルな香り、樽熟成由来のドライな味わいが特徴的です。シングルモルトとして出回る量はそれほど多くないのですがシーバスリーガルの原酒としても使用されています。

スペイサイドモルトウイスキーが作られる主な蒸留所

スペイサイドは実は細かく7つの地区に分けられています。スペイサイドモルトウイスキーの54か所の蒸留所はそのどの地区にも存在していて、スペイサイドエリア内のあちこちに点在しています。その中から日本でも比較的有名な蒸留所をいくつかご紹介していきましょう。

ザ・グレンリベット蒸溜所

ザ・グレンリベット蒸溜所は静かなる谷という意味をもつ銘柄の蒸留所で、長いウイスキー密造時代に終止符をうった蒸留所としても名を知られています。

1823年に酒税法が改正され、翌年1824年委政府公認の蒸留所ライセンスを最も早く獲得したのがこのザ・グレンリベット蒸溜所です。「すべてのシングルモルトはここから始まった」という謳い文句も有名です。

グレンフィディック蒸溜所

グレンフィディックは鹿の谷という意味の蒸留所。創業は1887年でもともとは貧相な中古蒸留所でしたが、現在は蒸留で使うポットスチルがスコットランド最多といわれるほど大きな蒸留所になりました。蒸留器を維持する技術者を終身雇用し、ウイスキーはカリブのラム樽やアメリカのバーボン樽、スペインのシェリー樽などのオーク樽で熟成されています。

マッカラン蒸溜所

日本での人気で言えばナンバーワンのスペイサイドモルトウイスキーのマッカラン。世界の売り上げも第3位という有名なウイスキーで、蒸留所はスペイサイド最小のポットスチルを使って行われています。熟成樽はほぼすべてがスパニッシュオークのシェリー樽を使っていて、近年価格が高くなっているシェリー樽にこだわる数少ない蒸留所です。

グレンファークラス蒸溜所

グレンファークラス蒸溜所は緑の草の生い茂る谷間という意味を持つ蒸留所です。家族経営を続ける数少ない蒸留所でシェリー樽にこだわりがありますがシェリー樽以外にもホワイトオーク樽も使用しています。代表的なウイスキーはグレンファークラス12年で味わい深いウイスキー。ぜひおすすめです。

ベンリアック蒸溜所

ベンリアック蒸留所は灰色がかった山という意味のある銘柄のスペイサイドモルトウイスキーです。かつてはシングルモルトウイスキーを出さずにブレンデッドウイスキーの元酒として利用されていました。

が2004年以降にシングルモルトとして独自ブランドのウイスキーを出すようになりました。甘い麦芽と熟した果実のような味わいのウイスキーを生産している蒸留所です。

ロングモーン蒸溜所

ロングモーン蒸留所は成人の地という意味をもち、修道院のチャペル跡地といわれています。ニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政孝が1919年委ウイスキー作りの修業をさせてもらった蒸留所のひとつで日本のウイスキーの原点ともいえる場所です。代表的なウイスキーはロングモーン16年です。

グレンロセス蒸溜所

グレンロセス蒸留所はジェームズとジョンのグラント兄弟が建てた蒸留所です。イタリアではシングルモルトといえばグレングラントといわれるくらいの銘柄でイタリアでは売り上げナンバーワンのシングルモルトウイスキーです。

長くシーバスリーガルの原酒の一つとして蒸留を行っていましたが2006年にイタリアのカンパリ社の所有となっています。代表的なウイスキーはグレングラント10年です。

スペイサイドモルトウイスキーの飲み方

スペイサイドウイスキーは一体どうやって飲むのが美味しいのでしょうか。通常のオンザロックやストレートの飲み方以外にもおすすめの飲み方をいくつかご紹介します。スペイサイドウイスキー独特の風味や味わいを楽しめる飲み方もあるのでぜひチャレンジしてください。

トワイス・アップ

トワイス・アップとはウイスキーと水を1:1の割合で割った水割りです。水割りといわずにトワイス・アップというのがポイント!ウイスキーの香りと味を楽しむための最良のウイスキーの飲み方なので覚えておくと良いでしょう。氷は入れないで水とウイスキーだけで割ります。ブレンダーもこの方法で香りを確かめます。

ウイスキーフロート

ウイスキーフロートは氷が2~3個入ったタンブラーに水を7分目まで入れて、そこにウイスキーを静かに注ぎ、水の上にウイスキーを浮かべるという飲み方です。一杯でストレートのウイスキーから水割りまでの変化が楽しめる飲み方で、ウイスキーを注ぐ時に慎重に注ぐのがポイントです。

オン・ザ・ロック

オン・ザ・ロックは大きめの氷を2つほどロックグラスに入れ、ウイスキーを注ぐ飲み方です。氷はロックアイスがおすすめでクラッシュドアイスを使うことで水割りの間隔も楽しめます。氷を入れるとウイスキーの香りが感じにくくなるので、冷たいのど越しを優先させたい時におすすめの飲み方です。

ストレート

ストレートグラスにウイスキーを注いでそのまま飲む定番の飲み方です。シングルは30mlでダブルは60mlというのがお店の目安です。チェイサーを用意して交互に飲んで楽しむのがおすすめの飲み方です。ウイスキーの香りや味をがつんと感じながら酔いたい時におすすめの飲み方です。

ハイボール

最近はとても人気のある飲み方がハイボールです。氷が2~3個入ったタンブラーにウイスキーを注いでソーダで割る飲み方で好みでレモン・ビールを絞りかけることもあります。かつて日本でも大流行した飲み方ですが最近も若い人の間で人気になっています。ビール代わりにもぜひおすすめです。

ウイスキートゥデイ

ウイスキートゥデイは70℃ほどのお湯をウイスキーの倍ぐらいの量注ぎ、ホットウイスキーにして楽しむ飲み方です。好みの量の八蜜を入れて軽くステアするのが定番。ウイスキーの香りとハチミツの甘みが一日の疲れをいやしてくれる飲み方。寒い日や疲れている時にはおすすめですが、ウイスキーの独特の香りはなくなります。

初心者にもおすすめなスペイサイドモルトウイスキーを飲もう!

いかがでしたでしょうか。ウイスキー好きが好むスペイサイドモルトウイスキーはウイスキー初心者でも飲みやすいバランスのとれたフルーティーな香りが特徴です。熟成された樽の香りや甘さを感じながらぜひ味わってみてください。ウイスキーの色々な飲み方で夜の一杯を楽しんでみてはいかがでしょう。

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この記事のライター
nyaokaka

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