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ラガービールとは?エールビールとの違いや味・価格も知っておこう!

ラガービールとは?エールビールとの違いや味・価格も知っておこう!
投稿日: 2019年10月17日最終更新日: 2020年10月8日

ラガービールは日本人が日常的によく飲んでいるビールの種類です。普段何気なくゴクゴク飲んでいるビールについてあなたはどれだけ詳しく知っているでしょうか。ビールの種類や価格、味の違いなどラガービールとエールビールを比べながら詳しくご紹介します。

美味しいラガービールをもっと知りたい!見出し

Photo by yto

暑い夏にキンキンに冷えた生ビールは何物にも代えがたい美味しさがあるものです。私たち日本人が良く飲んでいるビールはラガービールと言われるビール。日本で販売されているメジャーな缶ビールはほとんどがラガービールに分類されます。そんな飲み馴染みのある美味しいラガービールについて詳しく説明していきます。

ラガービールとは見出し

Photo byamiera06

よく聞くラガービールという響き、私たちが普段知らず知らずのうちに飲んでいるビールはラガービールに分類されるビールです。では一体ラガービールとはどんなビールをいうのでしょうか。普段何気なく美味しいと飲んでいるラガービールを詳しく紹介していきます。

下面発酵で醸造されるビールのスタイル

Photo bytookapic

ラガービールとは下面発酵で作られるビールのスタイルを言います。もともとビールは麦汁にホップを加えて煮沸し、底に酵母を加えて発酵させて製造するアルコールです。発酵とはすなわち酵母と言われる菌が糖を食べ、アルコールと炭酸ガスに分解する行程のこと。

下面発酵とは発酵が進むと酵母はどんどんタンクの下に進んでいくのが特徴です。中世以降始まった作り方で低温でゆっくり発酵させ、その後長期間熟成させるのが特徴です。

「ラガービール=熱処理されたビール」は勘違い!生ビールもある!

Photo byviganhajdari

日本では熱処理をしたビールの名称にラガーがつけられることが多くあります。しかしラガービールとはもともとは下面発酵酵母を使用し、熟成させたビールのことを指すので、熱処理の有無とは無関係であることは覚えておくと良いでしょう。

生ビールとは日本では熱処理を一切加えずにろ過によって酵母を取り除いただけのビールを指します。熱処理とはいわゆる酵母の働きを止めたり、醸造の工程で混入した雑菌の活動を可能な範囲止める作業で、一般的には賞味期限が長いとされています。

ラガービールでも熱処理を加えていないものは沢山あり、というより今や缶ビールのほとんどは生ビールで、熱処理を加えているビールの方が珍しい位です。熱処理を加えているビールとしてサッポロラガー、キリンクラシックラガー、アサヒスタウトがあります。

ピルスナーとは?最も多く飲まれているビールの味や特徴を知っておこう! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
ピルスナーとは?最も多く飲まれているビールの味や特徴を知っておこう! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
ピルスナーは日本でも良く飲まれているビールの種類で、とても人気があります。今更聞けないピルスナービールとは一体どんなビールか、またピルスナービールの種類にはどんなものがあるのか、さらにピルスナービールにピッタリの料理はどんなものがあるのかなどご紹介します。

ビールの発酵方法は3種類見出し

Photo byPatternPictures

ここでビールの発酵方法についてもう少し詳しく説明していきましょう。ビールは発酵の違いによって大きく3種類に分けることができます。いずれのビールも皆さん一度はどこかで耳にしたことがある名前のビールでしょう。3つの種類の違いを詳しく説明していきます。

ラガービール

Photo byKaz

今回ご紹介している生ビールもあるラガービールは先ほども説明した通り、下面発酵で造られるビールです。冷蔵技術が発達してからメジャーになった造り方なので歴史は比較的新しく、長い熟成期間があるのが特徴です。低温で発酵が行われるので雑菌が繁殖しにくく、製造管理がしやすいというメリットがあります。

一定の品質を保ったビールを大量生産するのに向いているので、ある時期からは大手のビールメーカーのほとんどが下面発酵のラガービールを製造しています。ラガービールの中にはピルスナーやシュバルツ、ボックなどの細かい分類もあります。

エールビール

Photo bystux

エールビールは常温や高温で発酵が行われるため比較的古くから造られてきた上面発酵のビールです。酵母が麦汁の表面に浮き上がってくるので上面発酵と呼ばれ、短期間で発酵し、熟成期間もラガービールより短いのが特徴です。エールビールの中にはペールエール、IPA、スタウトなどがあります。

自然発酵ビール

ちょっと特別な発酵を行うビールに自然発酵ビールという種類があります。人工的敵に培養された酵母ではなく、自然界に存在する野生の酵母を使って発酵させて造るビールで、現在はあまり多くは造られていません。自然発酵ビールの代表的な銘柄にベルギーのランビッグ、日本ではいわて蔵ビールがあります。

ラガービールとエールビールの違いは?見出し

Photo byPexels

発酵の違いによってビールは3種類あることを説明してきましたが、現在多く製造されている生ビールもあるラガービールと昔ながらのエールビールにはどんな違いがあるのでしょうか。2種類のビールの違いを歴史、発酵温度、発酵期間、味、価格といった5つの観点で説明していきましょう。

歴史の違い

Photo byklickblick

そもそもビールの誕生については諸説ありはっきりとしたことは言えないのですが、ある説によれば始まりは紀元前8000~4000年までさかのぼると言われています。つまり、文明の始まりと共に古くから親しまれてきた飲み物なのです。

そんな中、ホップを原料としたエールビールが造られるようになったのは15世紀ごろにオランダからイングランドに伝わった頃とされています。それまではホップの代わりにハーブや香辛料を使ってホップの代わりにしていて、主食である食パンと一緒に飲む重要な飲み物をエールと呼んでいたようです。

一方生ビールもあるラガービールは15世紀頃に低温で発酵が進む事例が発見され、天然の氷とビールを洞窟で春まで貯蔵する方法が生まれます。この時、低温で貯蔵した方がマイルドな味わいであることが分かり、それがラガービールの原型となります。その後

発酵温度の違い

Photo bystevepb

ラガービールとエールビールは発酵させる温度が違います。ラガービールの発酵温度は0~15℃くらいと低く、一方のエールビールは20~25℃と高い温度で発酵させます。発酵温度が違うということは活動する菌の種類や活動量が違い、当然それぞれの味わいにも違いが出てきます。

発酵期間の違い

Photo bytigerlily713

低温で発酵させるラガービールと高温で発酵させるエールビールでは発酵の期間も違ってきます。ラガービールは低温でゆっくり7~10日ほどかけて発酵を行い、その後1か月ほど熟成させて造られます。一方のエールビールは3~4日かけて発酵させ、その後2週間熟成させて完成です。

味の違い

Photo byPublicDomainPictures

発酵温度と発酵期間の違う2種類のビールは当然味にも違いが出てきます。世界中で愛されているラガービールはのど越しが良くすっきりと爽快な味わいが特徴です。

ゴクゴク飲めるのが人気で、雑味のない味わいは淡麗辛口と表現されます。どんな料理にも合わせやすく、5℃前後にしっかり冷やして飲むのとさらにのど越しも良くなります。

一方エールビールの方は濃厚な味わいが特徴で、芳醇旨口などと表現されます。飲みごたえがあり、味わい深いのでチーズなどのおつまみと合わせてゆっくりと楽しむのがおすすめです。最近はクラフトビールとしてエールビールも多く販売されていて、飲み比べなども楽しいビールです。

価格の違い

Photo bynattanan23

エールビールとラガービールの価格の違いとしては、エールビールの方が若干高めの傾向にあります。エールビールはこだわり抜いて造られていることが多く、特別なビールとして最近は扱われているようです。エールビールはラガービールに比べ、価格の幅も大きくなっています。

ラガービールの代表的な種類見出し

Photo by is_kyoto_jp

先ほど少しご紹介しましたが、生ビールもあるラガービールにはいくつか種類があります。有名なピルスナーをはじめ色々な国で生まれたラガービールについて詳しく紹介していきましょう。色も味わいも様々なラガービールは色々な種類を飲み比べてみるのもおすすめです。

世界中に最も普及しているビールスタイル【ピルスナー】

Photo by omoon

世界中に最も普及しているビールスタイルのピルスナーは1842年にチェコのピルゼンという町で誕生したことから名前が付いたビールです。美しい黄金色、白くきめ細やかな泡、上品な苦みと香りが絶品で、雑味のないクリアな味がします。日本でも最も飲まれているタイプのビールがピルスナーです。

黒色のラガービール【シュバルツ】

ドイツ発祥のシュバルツはドイツ語で黒という意味があります。ラガー特有の軽やかさで焙煎したコーヒーのような香りがするのが特徴です。甘みと苦みのバランスが良く、口当たりもちょうど良い漢字です。見た目の黒色がインパクトのあるすっきりと飲める黒ビールがシュバルツです。

ドルトムント発祥のラガービール【ドルトムンダー】

ドルトムンダーは北ドイツの工業地帯ドルトムント発祥のビールです。20世紀初めには120か所もビール醸造所があったと言われるドイツ最大のビール生産都市ドルトムント生まれのドルトムンダーは透き通った淡い色とホップとモルトのバランスが特徴的です。ホップの香りや苦みは弱めで口当たりがよくマイルドでドライな味わいがします。

アメリカ合衆国発祥のラガービール【アメリカンラガー】

アメリカ合衆国発祥のラガービール、アメリカンラガーは世界各国で飲まれているラガービールです。麦芽の風味やホップの苦みは弱く、癖がなくさっぱりとした味わいが特徴です。炭酸も強めなので夏の暑い日に爽やかなのど越しが楽しめます。日本の発泡酒に近い味わいです。

オーストリア発祥のラガービール【ウインナーラガー】

オーストラリアのウィーン発祥のラガービール、ウィンナーラガーは低いオンでで焙煎乾燥されたウィンナーモルトを使用していて、赤身がかかった色合いが特徴です。わずかに焼き立てのパンのような香りがして、モルトとホップのバランス、程よい苦みも絶品です。見た目に似合わずすっきりとした味わいで万人うけするラガービールです。

ドイツ発祥の高アルコール・ラガービール【ドッペルボック】

ドッペルボックとはドイツ発祥の高アルコールのラガービールです。モルトの甘みや香りが強いのが特徴で色には淡い色から濃い色まで幅があります。ホップの香りが芳醇で独特の美味しさです。わずかにトーストの香りがします。アルコール度数は6~8%で8~10℃くらいお温度で飲むのが最適な冬にもおすすめのラガービールです。

ラガービールのおすすめ6選見出し

Photo byAlexas_Fotos

色々な種類や生ビールもあるラガービールですが、日本でも良く飲まれているおすすめをご紹介しましょう。

日頃スーパーなどに置かれている一般的なラガービールですが、おすすめのポイントと価格をご紹介します。

サントリー【ザ・プレミアム・モルツ】

Photo by shibainu

日本でも人気のあるラガービールのザ・プレミアム・モルツはラガービールのピルスナータイプの生ビールです。

華やかなポップの香りが漂い、ちょっと特別な日に飲みたい1本。瓶ビールは特別な日に飲みたい高級感あふれる1本です。

おすすめポイント

Photo by omoon

おすすめのポイントは独特な苦みや深い味藍が苦手な人でも美味しく飲める点。高品質なアロマホップと二条大麦などとことんこだわった素材を使用しているのもポイントで味にうるさいグルメな人も納得できる1本に仕上がっています。アロマホップやh通常のビールの2倍を使用し、ビール本来の旨さが感じられます。

商品データ

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ザ・プレミアム・モルツの価格は瓶ビールが1本当たり338円、缶ビールは500mlが230円ほどです。

原材料は麦芽とホップでアルコール度数は5.5%です。100ml当たりのカロリーは47キロカロリーです。

アサヒ【スーパードライ】

Photo by yto

アサヒスーパードライは発売当初日本のビール業界に衝撃を与えたラガービールの生ビールです。

洗練されたクリアな味で辛口のすっきりとした味わいが特徴で2011年にはビール界のオスカー賞BIIAで金賞を受賞しています。

おすすめポイント

Photo by ketou-daisuki

アサヒスーパードライのおすすめポイントは他にはない硬質な酸味と絶妙な爽快感です。しっかり苦みがあり、もちろんキレがあるのもポイントです。

味の濃い料理にもピッタリで、香りも強すぎないのでホップの香りが苦手な人でも安心して飲めるのもおすすめです。

商品データ

Photo by MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)

アサヒスーパードライの瓶ビールの価格はケースで購入すると1本当たり314円です。原材料には黒麦芽が使用され、ホップ、米、コーンスターチが使われています。

アサヒスーパードライのアルコール度数は5%でエネルギーは100ml当たり42キロカロリーです。

キリン【ラガービール】

Photo by Hyougushi

キリンラガービールは明治時代から続く老舗メーカーの生ビールです。世界的にも評価が高く、ホップを効かせた痛快な刺激がたまりません。

2010年に改良されて以降、より美味しさが増し田と評判で、常にストックしておきたいビールです。

おすすめポイント

Photo byFree-Photos

おすすめのポイントはキレのある味わいとホップの苦みをしっかりと残していること、さらに端正で軽快な味わいもおすすめです。

どんな食事にもピッタリとはまる味わいで何を飲むか迷った時にもとりあえず選んでおけば間違いありません。

商品データ

Photo byFree-Photos

キリンラガービールの原材料は麦芽、ホップ、米、コーンスターチでアルコール度数は5%、100mlのエネルギーは42キロカロリーです。

キリンラガービールの瓶の価格は1本当たり351円で、大瓶(633ml)、中瓶(500ml)、小瓶(334ml)、500ml缶、350ml缶などの種類があります。

ラーデベルガー【ピルスナー】

ラーデベルガーのピルスナーはドイツ国民から愛されているビールで一躍有名になったラガービールです。

歴代のドイツ国王も愛飲したと言われていて、王室ご用達のビールとしても名を知られています。

おすすめポイント

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ラーデベルガーのピルスナーのおすすめポイントはキリっとした苦みに上質なコクが加わって、口に含むとふわっとしたホップの香りが漂うことです。

ビールの色もきれいな黄金色なのでお気に入りのビールグラスに入れて色を楽しみながら飲むのもおすすめです。

商品データ

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ラーデベルガーのピルスナーの価格は1瓶あたり321円で販売されています。ソーセージなどと合わせて食べるのがベストです。

ラーデベルガーのピルスナーの原材料は麦芽、ホップだけ。白色が上品な330ml缶も販売されています。

アンハイザー・ブッシュ・インベブ【ステラ・アルトワ】

Photo bytykejones

アンハイザー・ブッシュ・インベブのステラ・アルトワはベルギー国内で輸出量ナンバーワンを誇るプレミアムなラガービールです。

淡い金色が特徴で若草のようなさわやかな香りが特徴的で瓶もグリーンでとっても爽やかな印象です。

おすすめポイント

Photo byrawpixel

おすすめのポイントはピルスナータイプできりっとした苦みが万人受けし、世界80か国以上で愛されているラガービールであることです。

また、多めのホップを使っているので、さわやかでキレのある味わいがし、日本人にも向いています。

商品データ

Photo byrunextreme

ベルギーのアンハイザー・ブッシュ・インベブのステラ・アルトワの価格は1本当たり336円ほどです。

原材料は麦芽、ホップ、コーン、酸化防止剤、苦味料、香料で、アルコール度数は5%あります。

シュレンケルラ【ラオホビア・メルツェン】

Photo bySocialButterflyMMG

シュレンケルラのラオホビア・メルツェンはユネスコ世界遺産に指定されているドイツ南部のハンベルグで製造されているラガービールです。

真っ黒な燻製ビールでブナの木を燃料にして1日以上燻したモルトを使って醸造しています。ホップを加える工程から麦芽煮沸まで9時間前後を要し、完成までに2か月かかります。

おすすめポイント

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おすすめのポイントはグラスに注いだ時のスモーキーな香りとクリーミーな泡立ちで、他とは違う楽しみがあります。

味は真っ黒な見た目に似合わず、柔らかな口当たりと後から追いかけてくる苦みがポイントです。チーズやオリーブのおつまみとの相性も抜群でぜひおすすめです。

商品データ

Photo bySkitterphoto

通販サイトで販売されているシュレンケルラのラオホビア・メルツェンは1本当たり500mlで652円ほどの価格で販売されています。

シュレンケルラのラオホビア・メルツェンの原材料は麦芽とホップのみです。アルコール度数は5.1%です。

ラガービールについて詳しく知って美味しく飲もう!見出し

Photo byRepublica

いかがでしたでしょうか。ラガービールとエールビールの違いや人気のラガービールについて詳しくご紹介してきました。1年中ビールを楽しむ現代では色々な種類のビールを料理に合わせて楽しむのもおすすめです。普段何気なく飲んでいるラガービールも歴史や作り方などを知ってさらに美味しく楽しんでみてはいかがでしょう。

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投稿日: 2019年10月17日最終更新日: 2020年10月8日

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