神奈川の方言の特徴やフレーズをチェック！だべ・じゃんはどんな時に使うの？

横浜や中華街、江ノ島など関東でも観光名所の点在している「神奈川県」。神奈川県では昔から話されている方言が多くあることでも知られており、神奈川発祥の方言も種類があります。今回はそんな神奈川県で話されている方言の特徴や方言を一覧にまとめてご紹介していきます。

関東でも観光名所の多く点在している地域「神奈川県」。そんな神奈川県は特徴のある方言が多く、関東でも注目されている方言でもあります。告白フレーズや定番の方言など神奈川県ならではの言い回しが何種類かあります。

今回はそんな神奈川県の方言とはどういったものなのか、詳しくご紹介していきます。標準語とは少し違う特徴があるので、初めて聞く方は予め調べておきましょう。

神奈川の方言は、全国でもヤンキー語として知られています。神奈川県の方言の特徴は語尾になり「だべ」、「べ」、「だんべ」が有名な方言になり、神奈川県の方言一覧の中でも知名度の高い方言です。

なぜ神奈川県の方言がヤンキー語になったかと言うと、1980年代に発売された少年漫画「湘南爆走族」がきっかけと言われています。暴走族の話になり、登場する人物が神奈川の方言を話しています。

実は関東地方にも「西関東方言」、「東関東方言」と大きく分けて2種類あります。神奈川県は西関東方言に入っており、千葉県や東京都、山梨県、群馬県、埼玉県が同じ西関東方言となっています。

東関東方言は茨城県、栃木県となっています。茨城県、栃木県の方言と比べるとアクセントがそこまで強くありません。神奈川県の方言は同じ西関東方言を話す東京都や千葉県でも通じやすい方言となります。

神奈川県の方言で有名なのは「だべ」や「じゃん」になります。ですが、若い世代にはあまり浸透していない方言でもあり、若者の集まる横浜市など都会部分ではあまり聞かれない方言です。地域によってイントネーションなども変わっていきます。

川崎や横浜は神奈川県でも東京都に近いので、標準語を話す傾向があります。ですが、少し奥に入って神奈川県の自然を楽しめる地域では、まだ方言を話している場所もあります。

先ほども紹介した通り、神奈川県の方言は特徴があることで知られています。基本的に語尾、イントネーションに強い特徴が表れているので、事前に把握しておくのがおすすめです。

今回はそんな神奈川県の方言の特徴について詳しくご紹介していきます。神奈川の方言を話すにあたって、特徴を知ることは大切なことになるので、ぜひ目を通してみてください。

神奈川の方言で最大の特徴といえば、語尾になります。語尾は「べ」、「だべ」、「んだべ」、「じゃん」が代表的な方言となっており、地域によっては語尾に「ね～」、「～さ」、「か」がつくことも特徴的です。

神奈川の方言を使用する場合は「今日は暑いべ？」や「行くべし」、「きもっちぇ～さ～」という形になります。語尾の言い回しが多いのも神奈川の方言の特徴でもあるので、種類を把握しておくのがおすすめです。

神奈川の方言の特徴は、イントネーションにもあります。神奈川県はほぼ標準語と変わらないですが、方言だ、と気づかれるのは独特のイントネーションと言われています。関東でも神奈川県でしか言われない方言も多くあります。

神奈川の方言のイントネーションは、基本的に語尾が上がります。標準語だと真っすぐ発音する単語でも、語尾が上がっている場合は方言の特徴となっています。先ほど紹介した語尾も、強く語尾を上げる傾向があります。

神奈川県には今でもまだ話されている方言が多く、知っておくと会話に便利な方言が多くあります。方言一覧でも難しいフレーズがあり、神奈川県に引っ越し予定の方は知っておくのがおすすめです。

今回はそんな神奈川県で定番で話されている方言一覧をまとめてご紹介していきます。どれも有名な方言が多いので、初めに目を通しておくのがおすすめです。

神奈川の方言の中でも定番中の定番が「～だべ」になります。神奈川県では問いかけたり、確認したりするときに使用する方言でもあり「～するよね」や「そうでしょう」といった意味になります。

標準語では「明日花火大会行く？」を神奈川の方言にすると「明日花火大へ行くだべ？」となります。だべは、何か一緒に行動するときに使用される方言なので、日常会話でもよく使用されています。

先ほどの「～だべ」同様に神奈川の方言を代表するフレーズが「～じゃん」になります。神奈川の方言一覧でも有名なフレーズになり、「～じゃん」とは決まった意味がなく、語尾につくのが特徴的です。

神奈川の方言では「～じゃん」を使用する際に最後の最後に「ね」や「か」をつける場合もあります。例えば「遅いじゃんか」や「ダメじゃんね」などさまざまな言い回しがあるので注意しましょう。

神奈川の方言でも「～だべ」や「～じゃん」と同じように使用する方言になります。神奈川県に限らず全国で使用されている方言でもあるので馴染みやすいです。

神奈川では「昨日ちゃんと宿題やっとけって、言ったっしょ～」や「だってうち聞いた覚えないっしょ～」などと使用します。一覧の中でも意味がわかりやすい方言です。

関東地方でよく聞かれる方言になり、「かたす」は「片付ける」を意味しています。例えば「洗濯物を片付ける」は神奈川の方言だと「洗濯物をかたす」となります。

神奈川の方言で大人が子供に注意をしながら使用する場合は「部屋をかたしときなさい」となります。1度一覧から消えかかった方言ですが、今では東京でも使われるようになった方言です。

神奈川の方言の中でも、動詞として使用されるフレーズです。主に「～だから」、「～したら」という意味で使用されており、「したっけさ～急に相手が笑って、ビックリした」など会話の途中で使います。

神奈川以外でも通じる方言になります。したっけは、北海道でも別れの言葉として使用されている方言ですが、イントネーションが違うのでわかりやすいです。

神奈川で使用されている方言一覧でも、意味はわかりやすいですが聞きなれない言葉になります。「横入り」とは、行列に割り込まれた場合のことを言い「横入りされた」と表現されます。

神奈川県民の間では、あまり「割り込まれた」とは言わないので注意しましょう。若い世代にも定着されている方言になります。

神奈川県らしい方言になり、「こっちかし」とは「こちら側」という意味があります。神奈川県では日常会話でもよく使用されているので覚えておきましょう。

神奈川県では「こっち側が良い」という場合に「こっちかしが良い」となります。ちなみに「あちら側」を言いたい場合は「あっちかしが良い」となります。

関西地方でよく聞かれる方言になり、神奈川県でも言われています。神奈川県で「うち」は「私」を意味しており、自分の話をする際に「うち」を使用するのが多いです。

関東地方でも意外と使用する方が多いので、事前に把握しておくのがおすすめです。神奈川県で「うち」を使用するのは、女性限定となっているので注意しましょう。

神奈川県内の学校でよく聞かれる方言になります。方言一覧の中でも難しいフレーズになるので、神奈川県に引っ越し予定の家族連れの方は事前に覚えておくのがおすすめです。

神奈川の「Pパン」とは、ブルマーなど学校指定のパンツのことを言います。そのため、学校では必ず聞くことのある方言になり、先生からも当たり前のように使われます。

神奈川の方言でも語尾に使用されることが多く、子供から大人まで使用する方言です。神奈川の「けっぱぐる」とは「蹴っ飛ばす」や「やっつける」といった意味があります。

例えば「サッカーボールを蹴っ飛ばすぞ」は「サッカーボールをけっぱぐるぞ～」になります。また、「やっつけてやる」は「けっぱぐってやる～」のように使用し、語尾が伸びます。

神奈川の方言一覧の中でも、疑問形に使用されている方言になります。方言の「あんで？」は「なぜ？」という意味があります。告白された場合に理由を聞く際にも使用され、言い方がかわいいと言われています。

疑問形での「あんで？」はもちろん、神奈川県民の間では語尾でも使用されることが多いです。イントネーションは場合にもよりますが、柔らかく言うのがおすすめです。

神奈川県の方言一覧の中でも難しいと言われるフレーズになり、初めて聞く方は聞きなれない言葉に戸惑ってしまうかもしれません。方言の「あんきだ」とは「安心だ」という意味があります。

神奈川県でも北部で話されている方言になり、「子供が大きいので、安心だ」は「みんな、子供が大きいからあんきだ」ともなります。近所の会話でも使用されている方言です。

全国的にも珍しい方言になり、神奈川県民以外には伝わらない可能性もあるので注意しましょう。方言の「うんめろ」とは「たくさん」という意味があります。

例えば「たくさん食べなさい」を神奈川の方言にすると「うんめろくいなぁ」になります。主に年配の方が使用している方言でもあります。

神奈川県内でも秦野エリアで使用されている方言になります。「とっぽい」とは「かっこいい」という意味が含まれており、神奈川県内でも伝わらない可能性があるので注意しましょう。

ですが、「とっぽい」とは「かっこいい」とは別に「非常識」という意味もあるので注意しましょう。どちらの意味で使っているのかは、前後の話で把握しておきましょう。

関東地方でよく使用される方言になり、うざったいとは「ウザい」の変化形になります。神奈川県では人に使用するのではなく、虫など鬱陶しい感情の時に使用される方言です。

そのため、神奈川では「あの虫うざったくない？」などと使用されることが多いです。語尾の強弱によって、感情を伝えることができる方言でもあります。

神奈川の方言の中でも、伝わりやすい方言になります。「かったるい」とは「めんどくさい」という意味があります。全国的にも使用されているので、すぐ伝えられる感情です。

例えば「勉強するのがめんどくさい」を神奈川の方言にすると「勉強するのがかったるい」になります。神奈川では少し崩した言い方で「かったりいー」とも言われています。

神奈川県には女性が話すとかわいいと言われる方言が種類豊富にあります。通常でも使用できるフレーズが多く、会話の合間に方言を入れることができます。

今回は神奈川県の方言の中でも、かわいいと言われる一覧をまとめてご紹介していきます。神奈川県発祥の方言もあるので、ぜひ1度確認してみてください。

神奈川の方言でかわいいと言われる方言になり、うっちゃるは「捨てる」や「売りさばく」といった意味があります。神奈川県では「うっちゃる」よりも「うっちゃっとけ」がよく言われます。

県外の方が言うと、「売りさばく」のほうに意味合いを考える方もいるので注意しましょう。かわいい方言一覧の中でも、イントネーションがわかりやすい方言です。日常会話でも使用できるので、覚えておくのがおすすめです。

神奈川の方言一覧でもかわいい表現になり、関東地方では伝わりやすい方言となります。意味はそのままの「角」という意味になり、尖った部分を指します。さまざまな尖った部分を角っこというので、会話の中でよく出てきます。

同じ角でも「角っこ」というだけでかわいい表現になります。例えば「タンスの角に足の小指をぶつけて痛い」は「タンスの角っこに足の小指ぶつけて痛いの」になります。

神奈川県発祥の方言になり、「ちょこっと」とは「ちょっと」という意味になります。告白の際にも使用される場合がある方言になり、響きがとてもかわいい方言になります。

全国的にも聞き慣れている方言になるので、伝わりやすいことでも知られています。例えば「ちょっと好きだ」は「ちょこっと好きだ」となり、好きな人への告白でも使用できます。

神奈川でよく使用されている方言になり「くっちゃべる」は「しゃべる」という意味があります。くっちゃべるは上司や目上の方としゃべるというよりも、友達同士でしゃべるときに使用します。

例えば「しゃべっていたら、あっという間に時間が過ぎた」を神奈川の方言にすると「くっちゃべってたら、あっという間に時間が過ぎた」となります。ぜひ1度試してみてください。

神奈川県でよく聞かれる方言になります。神奈川では「ひゃっこい」を標準語では「冷たい」と表し、かき氷など冷たい食べ物を食べた際に出る方言になります。

神奈川の「ひゃっこい」は、食べた後に思った以上に冷たかった場合に出てしまう方言でもあります。そのため、イントネーションは勢いがよく「ひゃっこい！」となります。

神奈川の方言の中でも横浜弁とも呼ばれている方言になります。方言で「あるってくわ」は「歩く」を意味しており、この場合は「歩いてくるわ」となります。

イントネーションがかわいいと評判が高く、若い世代でも使用している方言になります。散歩を誘う際でも方言を使用することができ、語尾の強弱もつけることができます。

神奈川県の方言には、思わずきゅんとしてしまうような告白フレーズが何種類もあります。男らしい告白ができると人気を集めており、神奈川の方言の特徴を使用することができます。

今回はそんな神奈川の方言でおすすめの告白フレーズをご紹介していきます。思いを伝えたい相手がいる場合は、ぜひ参考にしてみてください。

男らしい告白と人気のあるフレーズになり、男性から女性へと告白する際におすすめです。方言で「俺と付き合うべ」は標準語で「俺と付き合うか」になります。

神奈川の方言で「～べ」は相手を誘う表現になるので、告白の際に有効です。神奈川県内でも湘南地区の方がよく利用する告白フレーズでもあります。男らしさを表したい方にもおすすめです。

神奈川ならではの方言なり、告白する場を設けるために誘うときに使用するのがおすすめです。先ほど紹介した通り、方言の「あるって」は「歩いて」を意味しています。

神奈川県民以外でも意味の通じる方言でもあるので、相手の方の出身地も気にせず誘うことができます。2人きりでの帰り道に告白を計画している方にもおすすめです。

神奈川県の方言一覧の中でも、神奈川県らしい告白のできるおすすめのフレーズになります。直接的に伝えていますが、言い回しや語尾の強弱によって緊張の気持ちも伝えることができます。

方言の「お前のこと好きだっつってんじゃん」は「お前のこと好きだって言ってんじゃん」となります。神奈川の方言特有の小さい「つ」を入れ、語尾には「じゃん」を使用するのがおすすめです。

女性から男性へ告白する際に、言い回しにもよりますがかわいいと評判の高いフレーズになります。方言の「やっぱし、うちのこと好きっしょ？」とは標準語で「やっぱり、私のこと好きでしょう？」となります。

やっぱしとは「やっぱり」の方言になります。標準語と大きく違いのない方言になっているので、神奈川県以外でも伝わりやすい告白のフレーズです。

神奈川の方言で「～じゃん」を使用する告白フレーズになります。うまく告白できないですが、自分の気持ちをやんわりと伝えたい方におすすめのフレーズになっています。

方言の「～だべ」よりもいたずらっぽく聞こえるフレーズになり、女性が言うとかわいい表現になります。友達以上、恋人未満の関係の方に伝えたい方はぜひ試してみてください。

日本では神奈川の方言を楽しめる漫画が数多く販売されています。日本ではもちろん、世界的に有名な漫画も神奈川県が舞台になっており、方言である「～だべ」や「～じゃん」が多用されています。

今回はそんな神奈川県を舞台をしたおすすめの漫画作品をご紹介していきます。神奈川の方言が全国に知れ渡るきっかけとなった作品もお伝えしていくので、ぜひ参考にしてみてください。

神奈川県の方言が全国に知れ渡ることになった有名な漫画作品が「湘南爆走族」になります。湘南爆走族とは高校生の単車チームをそのままタイトルにしており、神奈川の方言がヤンキー語と言われたきっかけでもあります。

主人公を含め登場する人物が神奈川の方言を話しており「～だべ」や「～じゃん」を含めたさまざまな方言を知ることができます。今でも多くのファンがいることで知られる作品になり、湘南爆走族はアニメにもなっています。

日本だけでなく、世界中で有名になった漫画「SLUM DUNK」。神奈川県が舞台となっているバスケットボールの漫画作品になり、1990年から1996年にかけて配信されていた漫画です。今ではアニメもあり、世界中から人気の高い漫画でもあります。

湘南爆走族と同様にSLUM DUNKでも神奈川県の方言を知ることができます。アニメではイントネーションや語尾の強弱も実際に聞くことができ「～だべ」の使い方も把握することができます。作品もおもしろいので、ぜひ参考にしてみてください。

関東でも多くの観光名所が点在しており、全国から観光客の訪れる「神奈川県」。神奈川県には神奈川県の文化を感じる方言が多く、今でも受け継がれています。地域によってイントネーションが少しずつ変わっていきますが、神奈川県発祥の方言もあります。ぜひ、神奈川県の方言を知りたい方は、この記事を参考にしてみてください。