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山梨・恵林寺へ観光!御朱印や拝観料は?武田信玄の菩提寺として有名!

山梨・恵林寺へ観光!御朱印や拝観料は?武田信玄の菩提寺として有名!
投稿日: 2017年5月2日最終更新日: 2020年9月6日

恵林寺は山梨県甲州市にある武田信玄の菩提寺として有名な寺院です。武田信玄は知ってるけど恵林寺はよく知らないという方、山梨県甲州市の恵林寺にはここにしかない魅力がたくさんあります。武田信玄との関わりや拝観料や御朱印、宝物館や見どころなど詳しくご紹介していきます。

武田信玄の菩提寺として有名な恵林寺見出し

恵林寺(えりんじ)は山梨県甲州市にある寺院です。甲斐百八霊場の札所にも指定されています。元徳2年(1330年)、二階堂貞藤(二階堂道蘊)に招かれた高僧の夢窓疎石によって開山されました。応仁の乱で荒廃しましたが、武田信玄が岐阜の高僧であった快川紹喜を招き、菩提寺に定めたことにより再建されました。

武田信玄の没後、織田信長率いる織田勢に反した武田家家臣を快川紹喜が恵林寺の三門に匿ったことで怒りを買い、織田勢による全山焼き打ちに遭い焼失しました。本能寺の変による織田信長の死後、徳川家康によって再建されています。

菩提寺の素敵な庭園には、意外なものが!

菩提寺(ぼだいじ)とは先祖代々の墓があり、位牌を納めている寺院のことです。菩提という名前には、死後の冥福、煩悩のない安らかな悟り、という願いが込められています。山梨県甲州市にあるこちらの恵林寺のほかに、徳川歴代将軍の15人中6人が眠る寛永寺や増上寺も有名な菩提寺です。

戦国時代の武将、武田信玄とは見出し

武田信玄とは甲斐の虎と呼ばれた戦国時代の武将です。武力だけでなく知力も兼ね備えており、70回以上もの合戦で敗北はわずか3回のみ。織田信長に「武田軍の強さは天下一」と言わせるほどの戦上手でした。そのなかでも越後の龍と呼ばれた上杉謙信と計5回行った川中島の戦いはとても有名で武田信玄を語るには絶対に外せない合戦です。

織田信長を討つべく領地を拡大していましたが、天正元年(1573年)の三方ヶ原の戦いで病状が悪化。甲斐への帰路の途中、53歳で生涯を閉じました。武田信玄が軍旗に記していた孫氏の「風林火山」という言葉は現在でも武田信玄の代名詞として用いられています。

恵林寺の御朱印と御朱印帳をチェック!見出し

恵林寺の御朱印はこちらです。御朱印として書かれている「武田不動尊」とは、明王殿に安置されている不動明王像のことです。御朱印は拝観料などを納める受付でもらうことができます。御朱印集めにもぜひ山梨県甲州市の恵林寺を訪れてみてください。

恵林寺の御朱印帳はこちらです。武田信玄の代名詞である「風林火山」の文字を大きく描き、色も武田信玄をイメージして作られています。色は赤の他にも緑、紫、黄色がありお好みで選べるようになっています。また白黒のシンプルな御朱印帳もあり、御朱印同様拝観料を納める受付で購入することができます。

恵林寺の拝観時間と拝観料は?見出し

山梨県甲州市にある恵林寺の拝観時間は午前8時30分から午後4時30分までとなっています。年中無休で拝観することが可能です。恵林寺の拝観料は大人で300円、恵林寺内にある信玄公宝物館は別途500円が必要です。恵林寺と宝物館の共通券の場合の拝観料は大人で700円となっています。

恵林寺へのバスや車でのアクセス方法見出し

電車の場合は山梨県甲州市にあるJR塩山駅の南口から西沢渓谷行のバスに乗車し、恵林寺前で下車してください。1日4本から5本ほどしかバスが運行されていないので時間にご注意ください。車の場合は中央自動車道勝沼インターから国道20号線を大和・大月方面へ向かいます。無料の大型駐車場もあるので時間を気にせず楽しむことができます。

恵林寺と武田信玄の深い繋がり見出し

恵林寺は開山後、武田信玄が師事していた高僧の快川紹喜の入山によって寺院の価値が高まったとされています。武田信玄はその恵林寺に寄付をし菩提寺に定めました。「死を3年の間秘匿」という武田信玄の遺言を守り、死後3年経った天正4年(1576年)に跡継ぎの武田勝頼を喪主とした葬儀がこの恵林寺で盛大に行われました。

恵林寺境内にある五輪塔と宝篋印塔は、寛文12年(1672年)武田信玄の百回忌に建立されたものです。武田信玄公墓所の裏には武田家家臣の70にも及ぶ墓が並んでいます。今でも武田信玄の命日である4月12日には毎年供養が行われています。

恵林寺のおすすめの見どころを紹介!見出し

恵林寺がどんな寺院かわかったところで、次はおすすめの見どころをご紹介します。恵林寺には文化財や武田信玄に関するものがたくさんあります。歴史に興味のない方も恵林寺に行けば一気に武田信玄通になれるかも。観光に行かれる際の参考にしてみてください。

恵林寺の門の一つ「四脚門」見出し

四脚門は国の重要文化財に指定されています。恵林寺の入り口である黒門と言われている総門から入り、参道を進むと見えてきます。別名で総門は黒門、四脚門は赤門と呼ばれています。四脚門の上部にある大きな額には恵林寺の山号である「乾徳山」の文字が書かれています。

悲劇の場所「三門」見出し

三門は悟りに入るための三つの門、空門、無相門、無願門を表しており、こちらは山梨県の指定文化財になっています。快川紹喜が武田家家臣を匿い立てこもり、約80人もの武将や僧侶などが焼き打ちに遭い焼死したのがこの場所です。三門の両サイドには快川紹喜の遺偈が掲げられています。

「安禅不必須山水 滅却心頭火自涼」(あんぜんかならずしもさんすいをもちいず しんとうめっきゃくすればひもおのずからすずし)と書かれています。この遺偈には「どのような苦難や困難に遭遇しても、心の持ち方一つで、苦難や困難を感じなくなる」という意味があります。現在でも語り継がれる有名なフレーズです。

風林火山が見たいなら「庫裡」見出し

恵林寺の庫裡は寺院のなかではめずらしいとされる、日本有数の大庫裡です。徳川家康によって再建された庫裡は明治38年(1905年)に火災によって焼失してしまい、現在の庫裡は同年明治38年に再建されたものです。戦時中には約150人の小学生が寄宿生活を行った場所です。

庫裡の入り口正面には「風林火山」の屏風が立てられています。風林火山は武田信玄の軍旗に記されていたとされており、疾きこと風の如く、徐かなること林の如く、侵掠すること火の如く、動かざること山の如しという意味があるのではないかと考えられています。

武田不動尊がある「明王殿」見出し

明王殿には武田不動尊と呼ばれている不動明王像と二童子像が安置されており、この像は山梨県の指定文化財になっています。この武田不動尊は武田信玄が京から仏師を招き、自ら対面して模刻させたといわれている等身大の不動明王像です。生前に制作されたものであるため信玄生不動とも呼ばれています。

また武田信玄は自らの頭髪を用いた漆を武田不動尊の胸部に自らの手で刷毛で塗りこめたともいわれています。武田不動尊の内部は空洞になっており、底は漆塗りの底板が張られていることから像内の空洞には納入品を納めているのはないかと考えられています。

滅多に見れない「武田信玄公墓所」見出し

武田信玄公墓所は明王殿の裏側にあります。どちらも元亀4年(1573年)4月12日に亡くなった武田信玄の墓です。山梨県の指定史跡になっており、現在では聖域として祀られています。またこの武田信玄公墓所の後ろには武田家家臣の約70もの墓が並んでいます。

武田信玄公墓所は一般公開されておらず、月命日の12日のみ特別公開されています。武田信玄の命日である4月12日には毎年「快川国師・信玄公海歳忌」という名の供養が行われており、同日にはお祭り行事や露店も開かれています。またその時期には武田家家臣の名前や肖像画などを記した「武田24将」ののぼりが掲げられています。

武田信玄を知りたいなら「信玄公宝物館」見出し

信玄公宝物館は恵林寺内にある歴史博物館です。昭和44年(1969年)に山梨県出身者の寄付によって設立されました。信玄公宝物館では武田信玄にまつわる遺宝、秘宝などを公開しており、山梨県で唯一の文部大臣登録となっています。信玄公宝物館は恵林寺の敷地内にありますが、拝観料は大人で別途500円が必要です。

信玄公宝物館では武田信玄の遺品である国指定の重文来国長の太刀や軍配団扇、甲冑など400点にも及ぶ工芸品や歴史資料などが展示されています。絵画では武田信玄が書いたとされている渡唐天神画像や武田24将にまつわるものもあります。武田信玄好き、歴史好きにはたまらない宝物館になっています。

京都の名園「恵林寺庭園」見出し

恵林寺庭園は「名勝」という国の文化財に指定されている庭園です。恵林寺を開山した夢窓疎石によって作られた庭園で、京都嵯峨野の天龍寺、嵐山の西芳寺(苔寺)庭園とともに、夢窓疎石の代表作といわれており非常に有名な庭園です。ここでは四季折々の風景を楽しむことができます。

恵林寺庭園も織田勢の焼き打ちの際に焼失してしまいましたが、その後の再建で徳川家家臣の柳沢吉保によって改修された部分が多くなっています。上部に枯山水、下部に心字池という配置になっており、その美しさは傑作です。写真を撮影したり、のんびり散歩する方も多い庭園です。

武田信玄の菩提寺、恵林寺へ行こう見出し

いかがでしたか?山梨県甲州市にある恵林寺は武田信玄や武田家家臣だけではなく、多くの戦国武将と関わりのある寺院です。四季折々の風景や歴史も楽しめる恵林寺、ぜひ参拝してみてください。

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投稿日: 2017年5月2日最終更新日: 2020年9月6日

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