ロードバイクにおすすめの輪行袋を紹介!
輪行袋を使うとロードバイクの行動範囲が一気に広がり、より遠くまで行けるようになります。車や電車で輪行すると旅に出かけるような興奮が生まれ、初めての輪行でも楽しく行けるでしょう。
そこでロードバイクにおすすめの輪行袋、更にその選び方についても詳しく紹介します。この記事を参考にロードバイクの行動範囲を広げ、新しい道との出会いを楽しんで下さい。
輪行袋とは?
まずは輪行袋について説明します。「輪行」とは車や飛行機などの公共交通機関で自転車を運ぶ事で、輪行袋はそのための袋という意味です。
特にロードバイクだと輪行袋は必需品とまで言われており、絶景ポイントでも有名な観光名所でも行ける事から、「自転車に翼が生える」とも表現されるようです。
輪行袋の使い方
輪行袋を使うには、交通機関の定めた「利用規定」に基づく必要があります。ここでは列車での輪行を例に、輪行袋の使い方を説明しましょう。
まず自宅から最寄りの駅までロードバイクで向かい、駅前で輪行袋にパッキングしてから列車に乗ります。目的の駅に到着したら輪行袋からロードバイクを取り出し、目的地に向けてのサイクリング開始です。
このように輪行袋を使う事で目的地までのアクセス時間を短縮できるので、日帰りで行けなかった場所でも簡単に行けるようになります。
輪行袋の選び方
輪行袋をよく考えずに買ってしまうと、実際に使って後悔してしまうケースが多々見られます。「サイズが合わない」「使い勝手が悪い」などの理由で輪行袋が使われなくなる事は珍しくありません。
このような後悔が起きないように、輪行袋を購入する際はポイントを重視しながら購入して下さい。輪行袋の選び方に関するポイントを紹介します。
持ち運びに適したサイズを選ぶ
輪行袋選びでまず大切なのはサイズです。持ち運びなど移動手段に適したサイズの輪行袋を選ぶ必要があります。
移動手段ごとに適したサイズの選び方は以下の通りです。車で移動するならコンパクトさより手間を重視、電車で移動するなら手荷物規定に準じたサイズを選んだ方がいいでしょう。電車が混雑している場合はコンパクトさを重視した方が持ち運びやすくなります。
多少混雑している電車でも邪魔にならず、改札からホームまでの距離が長くても持ち運びやすいというメリットがあります。
入れ方や入れやすさで選ぶ
輪行袋にロードバイクを入れるのは、初心者だと意外に苦労します。できるだけ手間がかからず入れやすいなど、入れ方にこだわるのも輪行袋選びでは重要です。
ホイールバッグや伸縮性の有無によって、ロードバイクの入れやすさはグッと変化します。フレームとタイヤを固定する必要がないのでスムーズに収納できたり、引っ張る事で収納しやすくなる点が魅力的です。
汚れが目立たない色や機能の輪行袋を選ぶ
好きな色を選びたい人も多いですが、輪行袋の色は持ち歩く上で重要になります。ロードバイクと一緒にチェーンも収納するので、輪行袋にチェーンのオイルが染み込んでしまう場合があるからです。
特にパステルカラーだとシミが目立ってしまうので、輪行袋の見た目を気にする人なら黒など濃い色を選ぶといいでしょう。それでも気になる人にはチェーンカバーを付けるとシミが見えなくなるのでおすすめです。
輪行袋のタイプを選ぶ
輪行袋には大きく分けて2種類のタイプがあり、ロードバイクの入れ方によってどのタイプが必要か変わってきます。これは輪行袋選びで重要なポイントになるので、是非覚えておいて下さい。
使うシチュエーションによっても必要なタイプは変わるので、2種類の輪行袋から目的に合ったものを選んで使いましょう。
前輪を外すタイプの輪行袋
一番入れ方が簡単なのが前輪を外すタイプの輪行袋です。ロードバイクの収納の手間を省けますが、持ち歩く際のサイズも大きくなってしまうため、公共交通機関への持ち込みは原則ルール違反となります。
自家用車での持ち込みにのみ使える事には注意が必要です。また後輪はチェーンのギアとの接続により、時間がかかる事や手が汚れる事が難点として挙げられます。
両輪を外すタイプの輪行袋
前輪・後輪両方を外して入れるタイプの輪行袋には、横型収納と縦型収納の2種類があります。サイズと手間がいらない分、前輪のみのタイプより入れ方の簡単さと持ち歩きやすさに優れています。
横型収納は縦型収納と比べて手間が少ないものの、若干かさばるのが難点です。混雑している場所を通る時には不便に感じるかもしれません。自分で使いやすいと感じる方を選びましょう。
輪行袋のおすすめメーカー
日本では多くのメーカーが輪行袋を手掛けています。軽くて使いやすいのはもちろん、環境に配慮して自然に優しい素材で作られている製品が多いのも魅力的です。
ここでは数ある輪行袋メーカーの中から、特におすすめの3社を紹介します。それぞれどのような製品作りを行っているのか、参考にしながら見ていきましょう。
mont-bell(モンベル)
1975年に日本で設立した登山用品メーカーがモンベルです。機能美、そして軽量と迅速を商品開発コンセプトとし、登山用品やアウトドアグッズを多く手掛けています。
ロードバイクや輪行袋もその1つであり、2014年に開発・販売をスタートしました。自然環境を守るという目的での保護活動や、バリアフリー実現といった社会活動も行っています。
OSTRICH(オーストリッチ)
アズマ産業株式会社のサイクル用品ブランドであり、国産の自転車用バッグメーカーでもあります。輪行袋を作っているメーカーとしては老舗であり、自転車好きなら誰でも知っていると言われる程人気は高いようです。
オーストリッチでは裁断から出荷までの作業を一貫して自社で行い、新しいサイクルライフの提案に挑み続けています。全ては「より良い製品作り」という信念のためです。
BIKOT(ビコット)
京都の自転車専門店「きゅうべえ」によるオリジナルブランドです。和柄のデザインを活かしたポップな雰囲気、簡単に折りたためるコンパクト性から人気があります。
ビコットの輪行袋には折りたたみアシスト機能が付いており、それば輪行袋のデザインにそのまま描かれています。デザインに沿って折りたたんでいけば、正しい折りたたみ方をマスターできるでしょう。
前輪を外す輪行袋:初心者におすすめ<3選>
まずは前輪を外して入れるタイプの輪行袋3選を紹介します。簡単に使えて収納もしやすいので、人気が高いモデルばかりです。
「一度輪行に行ってみたい」と気軽に使いたい場合でも、すぐに持ち運びできるでしょう。どこでも使える便利なアイテムです。
タイオガ コクーン ポーチタイプ
「簡単に収納できる輪行袋が欲しい」という人におすすめなのが、タイオガ コクーン ポーチタイプです。収納が簡単で持ち運びやすく、3,600円前後と値段も張らないので一度輪行に行ってみたいという人でも試しやすいです。
ただし3辺の合計サイズが250cmを超えてしまい、利用規定に引っ掛かってしまいます。この点には注意が必要です。
オーストリッチ 超速FIVE輪行袋
初心者でも簡単に使えて、耐久性に優れた輪行袋が欲しい人におすすめです。入れ方は前輪を外して袋内部のホイールバッグに入れるだけで完了です。耐久性にも優れるので、サドルにくっつけて運ぶだけと、持ち運びやすさにも優れます。
車移動はもちろん、混雑していない電車に乗る時でも簡単に使えるので人気があります。輪行袋1つで初心者でも気軽に旅行を楽しめるでしょう。
ドッペルギャンガー マルチユースキャリングバッグ
豊富な使い方が魅力的な前輪を外すタイプの輪行袋です。前輪を外せるだけでなく、タイヤを外さずにそのまま移動したり、前後輪両方外しての収納も可能になっています。
自転車の補完カバーとしても使えるので、まさに万能アイテムと言えるでしょう。どこでも使える輪行袋が欲しいという人は優先的に購入して下さい。
横置きタイプ輪行袋:軽くて持ち運びに便利<3選>
続いては横置きタイプの輪行袋、軽くて持ち運びに便利なモデル3選から紹介します。輪行袋は少しでも軽い方が負担にならないので、ロードバイクの持ち運びもしやすくなります。
強度が若干弱いという難点がありますが、縦横両方に対応したタイプもあるので、総合的な使い勝手は充分良好と言えるでしょう。
ポケットイン ロードバイク用輪行袋
重量がたった200gと、圧倒的な軽さが目立つ横型収納輪行袋です。ロードバイク本体の重量を考えるなら、少しでも軽い方が負担にならずに済みます。
輪行時の持ち運び距離が長い場合、負担は少しでも軽い方が長持ちするので使ってみましょう。若干強度が弱いという欠点こそありますが、とにかく軽くて持ち運びしやすい輪行袋が欲しい人に人気です。
サンワダイレクト ロードバイク/クロスバイク用輪行袋
縦横自在に使える2wayタイプの輪行袋です。本来は横型収納タイプですが、エンド器具を使う事で縦型にも対応できるようになります。
重量は276gと軽量設計であり、持ち運びも簡単です。軽い分強度が若干弱いですが、状況に応じて縦横両方に使い分けられる点は大変便利です。どちらも使いたい人は是非購入しましょう。
グランジ キャリー 輪行袋
入れ方にこだわっており、ホイールバッグ付きで収納が簡単な輪行袋です。ホイールバッグによりフレームとタイヤを縛る手間を省き、収納にかかる時間を短縮しています。
フレームとタイヤの固定作業は初心者だとつまづきやすいですが、工程を省いて使いやすくしている点は魅力的です。使いやすさを重視した輪行袋としては特に人気が強く、おすすめされています。
横置きタイプ輪行袋:素早く簡単に収納<3選>
続いては収納が簡単な横置きタイプ輪行袋3選を紹介します。入れ方はシートなどを被せるだけで、特にポーチなどが付属している場合は収納に時間を取らないので便利です。
電車など公共交通機関での持ち運びにも便利なので、移動時間もかなり短縮できるでしょう。使わない時はコンパクトにしまっておける点も特徴です。
モンベル コンパクトリンコウバッグ
小さいので入れ方が簡単、電車など公共機関での移動や持ち運びに最適な輪行袋です。使い方は筒状のシートを折りたたんだロードバイクに被せるだけなので、いつでも素早く簡単に収納できます。
内側のポケットがそのまま収納ケースとして使えるポケッタブルデザインで、使わない時はコンパクトにまとめてしまっておけます。
タイオガ ロードポッド HP
エンドホルダーいらずの横置きタイプ輪行袋です。入れ方は前後輪を外してからホイールポケットに入れ、そのまま収納するようになっています。
コンパクトな収納ポーチが付属しており、サドルレールにセットしておけばいつでも簡単に取り出せるので便利です。軽量化のために薄くて強い70デニールを素材に使っており、取り回しが良くなっています。
ポケットイン 超軽量輪行袋
標準サイズのロードバイク(560mm)まで収納可能な輪行袋で、軽量を重視した設計により約200gという超軽量仕様に仕上がりました。収納サイズは小さく持ち運びも簡単なので、持ち運びに便利です。
輪行袋としては最軽量クラスであり、「小さすぎてボトルゲージでは逆に収まりが悪い」とまで言われているようです。
縦置きタイプ輪行袋:初心者からベテランにまで高い人気<3選>
ここからは縦置きタイプ輪行袋についての紹介です。まずは初心者からベテランまで、幅広い利用者から高い人気を誇るモデル3選を紹介します。
ロードバイクの利点を引き出せるように極限まで軽くしたり、厚手の生地で作ったりと、設計に対するこだわりも特徴です。
ドッペルギャンガー コンパクト輪行袋
電車など公共交通機関用として、持ち運び可能な輪行袋が欲しい人におすすめです。2,300円前後と安い値段ですが、軽くて防水機能付きなのでかなり使えます。
ロードバイクの利点を最大限引き出せるように、極限までコンパクトに仕上げた設計が特徴です。底面には破れにくいPVCコーティングの生地を採用、展開時の大きさにも配慮しています。
オーストリッチ 輪行袋 ロード320
袋の中にホイールバッグが付いているため、固定の手間がいらず入れ方に負担をかけない縦型輪行袋です。収納力や携帯性などバランス良く作られているので、初心者からベテランまで人気の高いアイテムです。
生地は少し厚手になっているので、袋へのダメージを心配したくない人でも安心でしょう。リアエンド金具が付属しているのもお得であり、これだけでも輪行ができるようになります。
タイオガ フレックス ポッド
伸縮性のある生地で作られているので、収納が簡単になる輪行袋として強くおすすめされています。縦型タイプだと収納に時間がかかりがちですが、フレックスポッドなら初心者でも簡単に収納可能です。
入れ方は前後輪を外したロードバイクに被せ、ジッパーを引き上げるだけです。よりスムーズに収納できるようにストレッチナイロンを採用、袋にも負担をかけません。
縦置きタイプ輪行袋:入れ方は被せるだけ<3選>
続いては収納が簡単な縦置きタイプ輪行袋3選を紹介します。入れ方はロードバイクにカバーを被せるだけで、ジッパーを操作する必要もない事から、収納の手間を省きたい人にもおすすめです。
このタイプの輪行袋は折りたたむとコンパクトサイズになる事から持ち運びも簡単なので、長距離を走る際の負担を軽減できます。
モンベル 輪行バッグ
前後輪を外してから収納する縦置きタイプの輪行袋です。見た目は一般的な輪行袋ですが、被せて縛るだけでロードバイクを簡単に収納できるのが便利です。
入れ方は筒状になったシートをたたんだ自転車に被せるだけなので、簡単に収納できます。収納する際のジッパー操作も不要で、収納する手間から解放されたい人におすすめの輪行袋です。
オーストリッチ 輪行袋 L-100
とにかく軽い輪行袋を探している人におすすめのモデルです。オーストリッチが販売する輪行袋の中では一番人気があり、235gと極めて軽量化されている事もあり、袋単体で持っても苦になりません。
折りたたむとボトルゲージに入ってしまう程のコンパクトサイズなので、持ち運びも簡単です。長距離を走る際にもおすすめで、途中で疲れてしまった時などでも安心してサイクリングできます。
オーストリッチ 輪行袋 ロード220
L-100と同じく、オーストリッチが販売している輪行袋の人気モデルです。こちらも縦置き型で、中の仕切りによってフレームとタイヤを分けて収納できるのが大きな特徴です。
中仕切りを設けていると袋が重くなりがちですが、ロード220は軽量化を意識した設計のお陰で、持っていても苦になりません。
逆さタイプ輪行袋:ハンドルを切らずに収納<2選>
最後に紹介するのは逆さタイプ輪行袋2選です。ハンドルを切らずに収納するフルオープンタイプもあり、快適に持ち運びするための工夫がなされています。
デザインに加えて設計もシンプルであり、使いやすさやロードバイクとの相性にもこだわりを感じられるモデルが多いです。
マルト RK-02M
女性や初心者でも簡単に乗れる「直感型輪行袋」であり、自転車の出し入れも簡単なフルオープンタイプです。ハンドルを切らずに収納するという入れ方が便利で、輪行時のバランスも安定化が図られています。
持ち運びの際は半分に折って輪行袋のベルトを締め、ボトルゲージに収納する事が可能です。5色のカラーバリエーションも相まって、コンパクトにまとまる輪行袋として人気が高いです。
プレミア かんたん輪行袋
「あまり聞かない」という声も多いですが、口コミなど評価が高いメーカーの輪行袋です。その名の通り設計が簡単で、輪行袋の内側にあるホイールポケットに外した前後輪を収納するだけで完了です。
ただし、フレームとホイールを縛って固定しないと持ち運び時が不安定になる点には注意しましょう。お手軽・迅速・簡単の3つのメリットが目を引く、シンプルなデザインの輪行袋です。
縦置きタイプとのセット購入がおすすめなパーツ
ここでは縦置きタイプの輪行袋とのセット購入がおすすめなパーツを紹介します。ロードバイクにはリムブレーキ車とディスクブレーキ車の2種類あり、種類によって必要なパーツが少し変わってきます。
チェーンカバーやフレームカバーは共通ですが、金具に関しては車種によって異なるようです。自分のロードバイクに適切なパーツを揃えましょう。
リムブレーキ車でのおすすめパーツ
リムブレーキ車におすすめのパーツはリアエンド金具、スプロケットカバー、フロントエンド金具です。このうちリアエンド金具とスプロケットカバーは必須とされています。傷や汚れが蓄積していくとロードバイクが動かなくなってしまう事も考えられるので、カバーパーツを優先的に購入して下さい。
ディスクブレーキ車でのおすすめパーツ
ディスクブレーキ車におすすめのパーツはリアエンドスタンド、スプロケット&ローターカバー、パッドスペーサーです。一番の違いがスプロケット&ローターカバーであり、スプロケットとローターの保護に合計3つ必要となります。ブレーキの効きを上げるためのパッドスペーサーも必須と言えるでしょう。
輪行袋で電車輪行する際のポイント
輪行袋などのセットを揃えたら、ロードバイクで出かける前に輪行する際のポイントをチェックしておきましょう。今回は電車輪行する際のポイントについて説明します。
組み立て・解体する場所には人通りが少なく、床のキレイな場所を選ぶようにしましょう。家で出し入れの練習をしておくとスムーズに収納できます。乗車位置は他の乗客の迷惑にならないように、先頭か最後尾に乗るのが基本です。
服装は最低限の常識範囲内であればセーフですが、帰り道は汗や臭いが目立たないようにデオドランドシートなどで拭き取ってから乗車して下さい。
輪行袋で快適なロードバイク旅行!
おすすめで人気の輪行袋を紹介してきました。輪行袋の多くはデザインが良く、入れ方が簡単と機能性にも優れており、人気が高いモデルばかりです。
皆さんも自分の目的に合った輪行袋を見つけ、快適なロードバイク旅行を贈れるようにして下さい。
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