京都の六盛特集！スフレから美味しい手桶弁当やランチもご紹介！

京都では老舗京料理のお店として長い間人気を誇る「六盛（ろくせい）」は、ランチメニューの「手桶弁当」で有名です。「手桶弁当」は社名にもなっているように、お店の顔とも言える美味しいお弁当なのですが、他にスフレも人気となっていて連日行列が絶えない状況なんです。そんな京都の人気店「六盛」について詳しくご紹介しますね。

「六盛」は京都の平安神宮西側の琵琶湖疏水（そすい）沿いにたたずむ料亭です。周辺には京都市立美術館や京都国立近代美術館などもあるので、京都散策と合わせて利用するのに比較的便利なロケーションとなっています。創業は明治32年と、京都では格式のある老舗料亭の1つと言えるでしょう。

「六盛」の近くを流れる琵琶湖疏水では、四季折々の美しい風景が眺められます。美味しいランチを優雅にゆったりと楽しんだり、結婚式にも利用できるので、大事な方々へのとっておきのおもてなしにもぴったりです。京都の観光スポットとして有名な南禅寺には「六盛」からちょっと足を伸ばせば訪れることもできますよ。

京都の「六盛」の人気メニューは「手桶弁当」とスフレですが、スフレは「六盛」の中にあるカフェスペース「六盛スフレ・カフェコーナー茶庭」で提供されています。かつては「スフレ専門店六盛茶庭」として、現在の「六盛」とは別の場所で営業をしていましたが、2015年10月にこちらへ移転して営業を行っています。

「六盛」の店内に入って左側がスフレ・カフェコーナーの「茶庭」。こちらにもお座敷の席があるので、ゆったりとお茶を楽しみたい方は靴を脱いでくつろげるお座敷席がおすすめです。ちなみにカウンター席もありますが、人気店だけに待ち時間を覚悟の上で訪れた方が良いお店なので、お好みの席ではないかもしれませんがご了承くださいね。

伝統的な京料理とともに、新しいメニューの提案にも積極的な「六盛」。先代の社長考案の「手桶弁当」は、現在も人気のランチとなっています。ランチは「手桶弁当」や、手桶料理を含む季節のコース料理の提供となり、夜は季節ごとに旬の素材を使用した本格的な京の懐石料理のみ。四季折々の美味しいお料理をゆっくりと味わってくださいね。

夜の懐石料理は16時からとなっていて、すべて個室での提供となります。メニューには「長久」「平安」「福寿」「聚楽」と4種類あり、お値段は10,000円から30,000円（税抜）となっています。月ごとに献立が変わるので、季節によっていろいろな味が楽しめるところが魅力。

京都の「六盛」といえば「手桶弁当」というほど人気のランチメニューですが、その魅力は美味しい旬の食材、彩りの良さやヘルシーさ、ランチにほど良い分量といったところですね。桶作りの人間国宝である名匠が作った白木の桶に、四季折々の素材を繊細な味つけで仕上げ、美しく盛りつけてあります。

手桶の中には焼き物、和え物、向付け、たき合わせ、八寸など、美味しい旬の食材が彩り良く少しずつ詰められ、手軽に京料理が味わえるようになっています。そしてご飯は季節により変化をもたせ、汁椀も添えられます。さらに「手桶弁当」に1品から2品、単品のメニューをちょっと贅沢にプラスすることもできますよ。（追加料金有）

「六盛」店内にあるスフレ・カフェコーナー「茶庭」で提供中のスフレも「手桶弁当」と同様に大人気となっています。そのため、席につけるまでの待ち時間も覚悟が必要ですが、スフレはオーダーを受けてから焼かれるので、提供されるまでにも時間がかかるんですね。でも待ち時間も納得の美味しいスフレなんですよ。

ココットから大きく膨らんだスタイルが独特で、きのこのようなかわいらしさ。卵黄の生地にメレンゲを混ぜてあるのでふっくらと膨らんでいますが、出来上がりから時間が経って冷めるとしぼんできてしまいます。スフレを撮影するのもいいですが、焼きたての美味しいうちにぜひ食べてみてくださいね。

スフレはふっくらと膨らんでいますが、中は空洞などということはなく、繊細でふわふわの生地がしっかり詰まっています。でも空気をたっぷり含んだ生地なので、美味しいうちに食べ切ろうと思ったらあっという間に食べ切れちゃいます。食べ終わる時間より待ち時間の方が長いのですが、「六盛」のスフレはそれも惜しくないほどのクオリティです。

京都の「六盛」のスフレには、現在定番の種類が6種類と「今月のスフレ」が2種類ラインナップされています。「バニラ」「ショコラ」「抹茶」「フロマージュ」「ハニー&ココナッツ」「くるみ&アーモンド」そして、旬の素材を使った月替わりのスフレが提供されます。バニラスフレのみ、紅茶か珈琲とのセットメニューにできますよ。

スフレの上面やココットと接している面は、中味のふわふわ感と違ってサクサクしていて焼き菓子のような食感。食べる時はスフレの真ん中に軽く穴を開けて、添えられているソースを流し込んで食べるんですよ。熱々でふわふわのスフレとソースのコンビネーションがたまりません。

「六盛」の人気のスフレの中でも特に人気が高い「バニラ」は、バニラビーンズが香り高く、上品な味わいです。「ショコラ」は濃厚なチョコレートソースに加えて、スフレ生地にもチョコチップ入り。「抹茶」は抹茶のクリームにあんこが加えられているのがポイントです。「フロマージュ」のソースにはパルメザンとクリームチーズが使われ、さっぱりとした味わい。

京都の「六盛」のスフレはオーダーされてから焼いているので、出来たてが運ばれてきます。かわいらしいスフレは撮影しておきたくなりますが、ふわふわの食感や温かみのある味わいは早めに食べておかないと、もったいない美味しさです。まずはスフレの真ん中に穴を開けてソースを流し込んだら、とにかく味わいつつ、サッと頂きましょう。

「六盛」のスフレは焼き上がるまでに20分くらいかかっていますが、美味しく食べるための時間としては、10分もかけないのがおすすめだとか。スイーツはゆっくり、じっくり味わいたいという方には、ちょっともったいないと感じられるかもしれませんが、それが京都で一番美味しいという評判も高い「六盛」のスフレのおすすめの食べ方です。

「手桶弁当」や懐石料理の「六盛」では、ランチタイムは予約がなくてもお食事ができますが、人気店なのでできれば予約をおすすめします。夜の懐石料理は予約が必要なのでご注意を。スフレ・カフェコーナーのメニューは、お食事を提供する「六盛」ではオーダーできないので、スフレも味わいたい時には「茶庭」へも立ち寄ってくださいね。ちなみに「茶庭」は予約制ではありません。

カフェコーナーの「茶庭」は予約制ではないため、特に入店できるまでの待ち時間が長いと言われています。カウンター席だと、おひとり様のお客さんが先に通してもらえる可能性が高いのだとか。誰かと一緒に行くより1人で訪れた方が、少しだけ入店待ちの時間が短縮できるかもしれないという話ですよ。

「六盛」は、いくつかの京都の観光スポットや文化施設からも近い場所にあります。電車の場合は烏丸線「丸太町」からタクシーで5分ほど。東西線なら「東山駅」下車で徒歩10分です。四条河原町からバス（201または203系統「東山二条」下車）で15分程度。三条京阪駅からはバス（5系統「京都会館美術館前」下車）で10分ほどです。

「六盛」の近くには平安神宮（岡崎公園）も。永観堂や南禅寺からも遠くない場所にあるので、京都以外から観光で訪れる方にも立ち寄りやすいロケーションです。閑静な疎水沿いなので周辺も優雅な雰囲気で、ゆっくりとお食事を楽しむのにぴったりですよ。ただし、観光でお越しの際は予定が決まっていたら早めに予約を入れておきましょう。

京都の老舗「六盛」はお料理もスフレも、女子にとっては見た目にもとても魅力的ですよね。老舗ならではの美味しい京料理を「手桶弁当」で気軽に味わって、デザートに絶品スフレを楽しむだけでも、京都を訪れておく価値がありますよ。美しい風景も眺められる、ちょっと贅沢な「六盛」にぜひ訪れてみてくださいね。