上海と日本の時差は1時間！飛行時間も確認して観光の予定を立てよう！

広大な中国の中でも、上海は日本にとって最も近くて親しみやすい都市の1つです。歴史のある街と近代的なビル群が混在する魅力的な上海へ観光旅行をしたいと考えている人も多いのではないでしょうか。そんな場合の中国と日本の時差や飛行時間はどのぐらいあるのでしょうか。

ここではそんな上海と日本の時差について、観光で上海を訪れる場合の時差や飛行時間の計算方法、サマータイムなどの情報を交えながら紹介します。

上海と日本の時差は1時間で、日本の方が1時間早く進んでいます。具体的には、上海が午前9時の時、日本は午前10時です。

上海は、イギリスのグリニッジを中心としたUTCと呼ばれる協定世界時から、計算上8時間進んでいるため、｢UTC+8｣と表示されます。同様に日本の場合は、｢UTC+9｣という表示になります。

上海は、中国でも最も魅力的な港湾都市であると同時に、世界各国との交易が盛んな国際都市でもあります。

そんな上海を観光する場合に知っておくと便利な、上海と日本の時差や計算方法、飛行時間、サマータイムなどの有無などについて、詳しく説明していきましょう。

それでは具体的に時差情報と計算方法について説明しましょう。日本と上海を含めた中国の時差は1時間です。

夏を中心に実施されるサマータイムは、上海を含む中国では実施されていません。日本でも、過去に実施されたことがありますが、現在では行われていません。

中国は広大な国ですが、公式にはすべて北京時間を採用しており、上海を含むどの地域でも同一のタイムゾーンとなります。つまり、中国全土のどの地域でも日本との時差は1時間ということになります。

ただし、最西端の新疆ウイグル自治区のみは、北京時間より2時間遅いウルムチ時間を使用することが多いようです。

サマータイムはアメリカでは｢day light saving time｣、直訳すると｢日光節約時間｣とも呼ばれ、1時間程度のサマータイムを実施している国は、欧米を中心に多々見られます。

サマータイムは、夏の時期に太陽が出ている時間を有効に使う目的で使用されていますが、中国では、日本同様サマータイムを実施していません。

それでは次に、中国(上海)及び日本と世界主要都市の時差とその計算方法を、都市別に詳しくチェックしみましょう。

世界各国の中でも大国であるアメリカやカナダは、国の中にもいくつもの異なるタイムゾーンがあり、それぞれ地域によって時差があります。

上海とシンガポールの時差はありません。シンガポールは上海よりかなり西側に位置し、経度では、タイやマレーシアと同じタイムゾーンに位置していますが、シンガポールのみ、上海や香港と同じタイムゾーンに属しています。

その理由は、シンガポールが経済的な競合都市である香港に対抗して、香港マーケットのオープン時間に後れを取らないため、香港と同一タイムゾーンにしたという、シンガポール独自の方針によるものです。

上海とロシア･モスクワとの時差は5時間あります。勿論モスクワより上海時間の方が早く進んでおり、上海が午前10時の時、モスクワは早朝の5時となります。ちなみに、広いロシアの中でも最東端に位置するウラジオストックは上海より2時間進んでおり、モスクワとの時差は7時間もあります。

モスクワは、協定世界時から3時間進んでいるため、｢UTC+3｣と表示されます。また、日本とモスクワの時差は計算上6時間となります。

英国には協定世界時の基準となるグリニッジがあるため、ロンドンは協定世界時が｢UTC+0｣と表示され、計算上、上海との時差が8時間となります。

上海の方が8時間早く進んでいるため、例えばロンドンが午前8時の時、上海は午後4時となります。ちなみに、ロンドンと日本に時差は9時間です。

上海とシドニーの時差は通常2時間で、シドニーの方が2時間早く進んでいます。具体的には、上海が午前9時の場合、シドニーが午前11時となります。ただし、南半球のシドニーでは、10月初旬から4月初旬までサマータイムが実施され、その期間中は上海との時差が3時間となります。

上海とニューヨークの時差は13時間あり、上海の方が13時間早く進んでいるため、上海が午前10時の時、ニューヨークは前夜の午後9時となります。ちなみに、地域によって時差の異なるアメリカの中で、最も西側に位置するロサンゼルスと上海の時差は16時間となります。

アメリカの東海岸にあるニューヨークは｢UTCー5｣と表示され、協定世界時より5時間遅れています。

日本から上海までは、日本各地の空港から種々の航空会社の飛行機が運行しており、それぞれ飛行時間が異なります。

日本から上海までは、西側の地域ほど短い飛行時間で済みます。最も東の新千歳空港と西側の福岡空港からでは、飛行時間に2時間近くの開きがあります。

羽田空港から上海･浦東国際空港までの飛行時間は約3時間30分となります。また、浦東国際空港から羽田空港までの飛行時間は約2時間30分となります。

行きと帰りの飛行時間が1時間ほど違うのは、行きは偏西風に逆らって飛行し、帰りは偏西風に乗って飛行できるからです。この区間は、ピーチ、春秋航空、上海航空、日本航空、全日空、吉祥航空、中国東方航空、計7社の飛行機が運行しています。また、上海･虹橋国際空港にも4社の航空便が飛んでいます。

成田国際空港から上海･浦東国際空港までの飛行時間は約3時間40分となり、浦東国際空港から成田までは、偏西風の影響により、1時間ほど短い飛行時間となります。

成田国際空港から浦東国際空港までは、日本航空、全日空始め、中国東方航空、中国国際航空、春秋航空など、9社の飛行機が運行しています。

大阪の関西国際空港から上海までの飛行時間は約2時間50分で、帰りは2時間前後の飛行時間となります。

関西国際空港からも、成田同様、ピーチアビエーションを含む9社の飛行機が運行しています。

名古屋の中部国際空港から上海までの飛行時間は約3時間で、帰りは2時間強の飛行時間となります。

中部国際空港から上海へは、日本航空、中国東方航空、中国国際航空、中国南方航空、春秋航空、吉祥航空の6社の航空便が飛んでいます。

日本列島の西側にある福岡空港から上海･浦東国際空港までは、約2時間という最も短い飛行時間でアクセスすることができます。上海から福岡までは、便にもよりますが、1時間45分程度で帰ってこられます。

福岡空港･上海･浦東国際空港間を飛ぶ航空便の航空会社は中国東方航空、日本航空、全日空となります。

那覇空港から上海･浦東国際空港までの飛行時間は、約2時間20分となります。沖縄は日本の西南に位置するため、福岡に比べると上海までの距離は少し遠くなります。上海から那覇へは2時間弱で帰ってこられます。那覇空港･浦東国際空港間を飛ぶのは、中国東方航空と吉祥航空の2社の航空便となります。

北海道･千歳空港から上海･浦東国際空港までの飛行時間は、4時間15分という最も長い時間となります。千歳空港から浦東国際空港までは、3時間15分程度で帰ってこられます。

また、千歳空港･上海･浦東国際空港間のフライト便を運航している航空会社は、春秋航空と吉祥航空となります。

航空会社には、フルサービスを提供するレガシーキャリアと格安が売り物のLCCがあります。どちらの航空会社を選ぶかは、選ぶ人の価値観によって変わってきますが、どちらの飛行機にもそれぞれの楽しみ方があります。日本から上海に向かう機内で快適に過ごす方法について説明してみましょう。

日本の空港から上海の空港までの飛行時間は短時間とは言え、機内ではラフな服装でリラックスしたいものです。中には、スーツ姿で搭乗するサラリーマンの姿を見かけることも多々ありますが、飛行機の中ぐらいはポロシャツなどの気楽な服装で過ごすことをおすすめします。

一般的に飛行機の機内は冷房が効いていて少し寒いことが多いため、カーディガンなど、上に羽織れるものを用意しておいた方がよいでしょう。

また、機内は乾燥しているため、マスクを持参すると便利です。女性の場合は、お肌のケア用品を持参するとよいでしょう。

レガシーキャリアの飛行機の機内では、座席前のモニターで映画やミュージック、ゲームなどのエンターテインメントを楽しむことができます。映画を1本見終わる内に、3時間程度の飛行なら、すぐ目的地に着いてしまいます。

レガシーキャリアの機内では、食事のサービス時にアルコール類も用意されます。また、ブランケットなどを頼むこともできるため、機内ではリラックスしながら快適なフライトが楽しめます。

一方、LCCと呼ばれる格安航空便では、映画や音楽の配信サービスがないため、本や雑誌などを自身で用意しておいた方が良いでしょう。また、食事のサービスもありませんので、食事はフライト前に空港で済ますか、空港の保安検査場を通過した後に、売店で購入することをおすすめします。ただし、アルコール類の機内持ち込みはできません。

機内で入国カードが配られたら、忘れない内にすぐ記入しておけば、到着後に慌てることなく入国審査が受けられます。

日本人の場合は15日以内の滞在ならばビザが不要で、入国カードとパスポートがあれば審査が通ります。

中国の海の玄関とも言える上海は、日本人観光客にとって大変親しみやすく魅力的な街です。上海を観光する場合に、前もって時差や飛行時間などを知っておくと、より快適な観光旅行を楽しむことができます。

ここではそんな中国･上海と日本の時差について、飛行時間の計算やサマータイムなどの情報を取り入れながら説明してみました。