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厳島神社の鳥居の魅力!歴史は?なぜ倒れない?写真を撮影に最適の時間は?

厳島神社の鳥居の魅力!歴史は?なぜ倒れない?写真を撮影に最適の時間は?
投稿日: 2017年5月7日最終更新日: 2020年9月6日

厳島神社といえば、海の上に立つ大きな鳥居が特徴。実はあの鳥居にはたくさんの秘密が隠されているんです。そこで今回は、厳島神社の鳥居について解説していきます。素朴な疑問から歴史まで知って、あの鳥居をもっともっと好きになるかも知れません。

広島厳島神社の大鳥居!謎や歴史を大解説見出し

広島県の観光名所といえば、海の上の神社・宮島の厳島神社ですよね。朱塗りの神社に白い砂浜、大きな舞台に、目の前に広がる広島の海。どこを切り取っても絵になるので、何度も足を運んでしまうという人も多いのではないでしょうか。

そんな厳島神社の中で、最も魅力的かつ神秘的な観光名所が、海の上にある大鳥居です。フェリー乗り場からでもしっかりと見える鳥居は、まさに厳島神社のランドマークといっていいでしょう。

そこで今回は、あの鳥居について解説していきます。歴史や由来から様々な謎まで。最後には写真を撮るおすすめの時間帯やおすすめの撮影場所にも触れていますので、写真が趣味な方もぜひ参考にしてくださいね。

厳島神社はどんな場所?歴史や由来をご説明見出し

まずはじめに、厳島神社がいったいどのような神社であるのか、その歴史や背景、お祀りされている神様たちなどを簡単におさらいし、厳島神社の魅力について深く知っていきましょう。

厳島神社の歴史

広島県の厳島神社は、平安時代の初めにできたといわれています。大きな契機となったのは武士の台頭。特に平家に愛された厳島神社は、平清盛の時代に大きな保護を受け、現在のような美しい姿となったといわれています。その後も時の権力者によって保護を受け、江戸時代には多くの観光客でにぎわうことになりました。

ちなみに現在でも厳島神社のランドマークである大鳥居は、平清盛によってつくられたともいわれており、平安時代にはすでにあったようです。また、現在見ることができる鳥居は平安時代当初のものではなく、8代目にあたります。

どんな神様が祀られているの?

厳島神社が海の上にあることからもわかるように、ここで祀られているのは海の神様です。日本神話にも登場する、三姉妹、イチキシマヒメノミコト、タゴリヒメノミコト、タギツヒメノミコトの三柱ですね。このうち、イチキシマヒメノミコトの名前を取って、厳島神社と呼ばれるようになったといわれています。

厳島神社へのアクセス方法見出し

では、さっそく厳島神社へとアクセスしてみましょう。みなさんご存知の通り厳島神社は広島県の「宮島」という島にあります。そのため、観光に行く際はフェリーに乗る必要があります。まずはこのフェリー乗り場までのアクセス情報をご案内します。

宮島行きのフェリーは、広島県廿日市市の宮島口桟橋から出向します。宮島口桟橋の最寄り駅は、JR「宮島口」駅、もしくは広島電鉄「広電宮島口」駅です。車で行く場合は、山陽自動車道「廿日市市」インターチェンジを利用しましょう。

広島県、厳島神社観光へ!世界遺産の迫力を満喫しよう!アクセスは? | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
広島県、厳島神社観光へ!世界遺産の迫力を満喫しよう!アクセスは? | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
広島県の厳島(いつくしま)は宮島、安芸の宮島とも呼ばれる人気の観光地。フェリーで渡るその宮島にあるのが広島県の世界遺産の厳島神社です。厳島神社は海に浮かぶ大鳥居が有名ですが、その他の見どころも満載で、おすすめ観光スポットやアクセス方法などを紹介していきます。

フェリー乗り場で駐車場も探しましょう見出し

宮島口桟橋からは随時フェリーが運航しています。行きの場合は、フェリーの進行方向を見れば、かなり早い段階から鳥居が見えてくるはずです。緑色の山を背景にした目立つ鳥居はやはり見逃せませんね。

フェリーに乗って10分ほどで宮島まで到着します。フェリーに車を乗せることもできますが、厳島神社には参拝客用の駐車場がありませんし、そもそも宮島内には観光客が利用できるパーキングスペースがほとんどありません。ホテルなどを予約していないのならば宮島口桟橋周辺で駐車場を探したほうがよさそうです。幸い周辺には合計で500台ほど駐車スペースがあるので、適当なところに駐車してしまいましょう。

厳島神社の鳥居の詳細データ見出し

さて、宮島に着いたら早速厳島神社の観光に入りましょう。まずはじめに、厳島神社の鳥居を見るうえで欠かせない、鳥居に関する詳しいデータや、覚えておきたい注意点などから説明していきます。

厳島神社の鳥居は、高さ16.6メートル。大きさは文句なしに日本一の大鳥居です。柱の周りだけでも10メートルと言いますから、大きさがわかりますよね。クスノキでできていますが、これほど大きいクスノキを探すのには20年の歳月がかかったといいます。ちなみに日本で二番目に大きい鳥居は気比神宮のものですが、10メートル少ししかありません。厳島神社の鳥居がいかに規格外であるかがわかりますよね。

鳥居鑑賞のエトセトラ

厳島神社とセットで語られることが多い鳥居ですが、神社の境内以外からでも見ることができるので、厳島神社の拝観料を払う必要はありません。ただ、神社からしか行けない場所もあるので、いい写真を撮りたいのであれば神社へ参拝するのもおすすめです。

海の上にある、というイメージの強い鳥居ですが、実は干潮時は周りの海が引くので、間近で見ることができるようになります。鳥居を見上げて、その大きさを感じてみてください。鳥居は塩水で痛み、いたるところに傷がついています。この傷にお金を差し込んでいる人がいますが、鳥居をさらに傷つける原因になってしまいますので、真似しないで下さいね。

厳島神社の鳥居の謎1.なぜ海の上?見出し

宗教施設のシンボルが海の上から出ているというのは、世界的にもかなり珍しいものです。厳島神社はなぜ、宮島の中ではなく海に突き出すような形で作られたのでしょうか。これには、宮島という島が大きくかかわっているんです。

現在は広島県を代表する観光地となっている宮島は、古代において神様が降臨された場所とされていたんです。神社を作る場所とはいえ、そんな神聖な場所を切り開くなんて恐れ多いことですよね。それでわざわざ海の上に神社や鳥居を作ったのだといわれています。

厳島神社の鳥居の謎2.倒れない理由見出し

干潮のときは鳥居に近づくことができます。もし機会があれば、よく鳥居の根元を観察してください。鳥居は3本づつ、合計6本の太い足を持っています。これで大波や風から倒れないようにしている…わけではないんです。というのも、この柱実は土の中に埋められていません。大地の上に「立っている」状態なんです。

宮島には、毎年のようにおおきな台風が上陸します。しかし、鳥居が倒れたという話は聞きませんよね。ただ土の上に立っている鳥居が、どうして強風や高波に耐えることができるのでしょう。

その秘密は、鳥居の重さにあります。鳥居の重さは60トン。その重さによって、激しい衝撃に耐えているんですね。そのほかにも、足元には杭が打たれていたり、衝撃を吸収できるように仕掛けが施されていたりと、様々な技術によって自重だけで支えることができるようになっているんです。平安時代から受け継がれてきたこの技術は、現在世界的に大きな注目を集めています。

厳島神社の鳥居の写真撮影おすすめスポット見出し

海の上に浮かぶ真っ赤な鳥居という、誰もを引き付けてやまない神秘的な光景が厳島神社にはあります。写真が趣味な人はもちろん、普段はカメラを使わないという人だって、厳島神社の鳥居を見れば写真が撮りたくなってきますよね。

そこで、ここからは厳島神社の大鳥居の写真を撮るときのベストスポットをご紹介していきます。いいアングルやベストな角度、いい時間がが思い浮かばないときは参考にしてみてくださいね。

フェリーの上から撮ってみましょう

最初にご紹介するベストポイントは、フェリーの上。宮島観光へ向かう途中、フェリーの中でぱちり、というわけですね。行きと帰りにチャンスがありますが、どちらかといえば行きがおすすめです。フェリーには「松大汽船」と「JR船」の2種類がありますが、JRのほうがより鳥居に近いコースを取ってくれます。

西松原もおすすめポイント

厳島神社の西に広がる「西松原」もおすすめ。名前の通り松が植えられた、静かな海岸通りです。西松原には石灯籠がたくさんあるので、灯篭と鳥居を一緒におさめるきれいな写真も簡単に撮れます。

鳥居が正面に!火焼前

鳥居のほぼ正面にある桟橋「火焼前(ひたさき)」は、迫力のある鳥居を真正面から撮ることができる定番スポットです。上の写真のようなアングルは、干潮時にしか撮ることができないので、狙っている人は時間帯にも注意して足を運びましょう。

厳島神社の鳥居写真撮影おすすめの時間帯!見出し

厳島神社の鳥居は、時間帯によって大きく表情を変えます。昼には真っ青な空をバックに立つ赤い鳥居の迫力が表現できますし、夜にはライトアップされた幻想的な光景をおさめることができるでしょう。夕暮れ時や朝方などにもその時間帯にしか撮れない写真が撮れるはずです。つまり、厳島神社の鳥居はいつ写真を撮っても絵になるというわけなんですね。

時間帯よりも注意しておきたいのが潮です。というのも、厳島神社はいつも海の上にあるわけではないんです。潮が引いている「干潮」のときには海は消え、砂浜の上に立っている鳥居が出現します。

つまり、満潮のときと干潮のときは、鳥居の周りの光景が全く違うんですね。海の上に鳥居がある、というのは確かに絵になる構図ですが、干潮のときには鳥居のすぐそばでカメラを構えることができます。鳥居の真下から撮影するなど、干潮のときにしか撮れない写真もあるでしょう。

満潮と干潮は、12時間に1回ずつやってきます。つまり、1日に2回干潮と満潮の時刻がやってくるというわけなんですね。決まった時間にやってくるわけではありませんが、新聞などでその日の満潮・干潮の時刻をしらべることができます。事前に調べておくといいでしょう。干潮時の浜は恐ろしく濡れています。普段海の下になっている部分に入るのなら、汚れてもいい、動きやすい格好で降りましょう。

神秘的な厳島神社の鳥居を楽しんで見出し

普通に見るだけでも、どこか神秘的な雰囲気に惹きつけられる厳島神社の鳥居。秘密や歴史などを知ると、なおさら魅力あるものに映りますよね。厳島神社へ観光に行かれる際は、鳥居を見て歴史や秘密を思い出してくださいね。

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広島県おすすめ観光スポット厳選20選!名所・絶景などをご紹介します! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
2つの世界遺産を持つ広島県では数々のおすすめ観光スポットがあります。世界遺産はもちろん、大自然に出会える絶景や、歴史を感じるスポットなど広島にきたら絶対に行ってほしい観光地をどんどん紹介していきます。広島観光を有意義なものにしましょう!

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